さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


さわやかでまえむきな人間になりたい男が
好きな「文化」を語る。
そんなブログです。from 2004yaer。

ファンレター&苦情はこちら pinkcoatpiter@gmail.com



再生の朝

rocklyric.jp

この目に映るもの 留まることなく

僕の目の前を通り過ぎて

いつか見たものは 消えてしまうから

目を閉じた

 

何も残らない

何も残したくない

今日は僕の、そしてこのブログの「再生の朝」でした。

人格ラヂオの「証拠」は、新宿の中古屋に売ってしまって、もうありません。

mp3音源も・・・。

そして人格ラヂオも、もう・・・。くだらない理由で・・。

 

新しい家に引越しをしたのは、もう1週間くらい前ですが、家のネットが繋がったのが、今日でした。なので、「再生の朝」です。

ネットは再生しましたが、肝心の僕はまだ再生していません。

 

社会人的な価値が無くなってしまったこと。

まだ、過去のことが忘れられないこと。

それでもすべてを断ち切りたいということも、考えている。

どうしようも無い、人間です。

 

こんなどうしようもない自分から、ブログがなくなったら、本当にただのクズです。

それに気づきました。

そして、もう自分にはなくすものが何もないから、怖がる必要など無い。

たとえ、本名で検索して、ここが引っかかっても、問題ないのです。

 

ただ、このブログにプライベートなことを書くのはやめにします。

このブログは、「文化」について。自分の好きなものについて書くところにします。

しかし、やはり文化にはその人の精神性がつきまとうもので、少しおかしなものを書いてしまうかもしれません。が、尊敬する大槻ケンヂ様が「キチガイが物を書いたり、音楽をやったりすることこそ価値がある」と仰っていたので、「そうなんだ。じゃあ僕もありのままの自分を書いてしまおう」と思ったのです。

あくまで、文化においてです。

 

僕のクローゼットな日常は、愛しいけどもう誰もアクセスしていない墓場のようなSNSですが、そこだけではなく、内省的(ねむいだるいつらいながのしね等)な日記は他で始めますね。

 

ネットが繋がったので、いろいろ可能性が広がりました。

おピアノ(名前『東京で自費で買った電子P』)とMac Book Pro(名前:Piter Pinkcoat)を駆使して、音源を作ったり。

ただし、マイクもなく、ソフトもガレージバンドだけというアレな環境なので、それをなんとかするために、やはり仕事です。

仕事仕事仕事!お金お金お金!

あーあ

最近「あーあ」とよく心の中でつぶやきます。

ほんとうに「あーあ」と思うようなことばかり。

あーあ、グチはやめようといったのに。あーあ。

 

今日は雨ですが、傘がありません。

「傘がないけど、濡れていけばいいや♪ 雨は冷たいけど〜濡れていたいの〜(森高千里様の超名曲『雨』です)

今日は、止みそうなにないです。

外に出ても、、ずぶ濡れ、、、ずぶ濡れのこころが更に、、、濡れて濡れて。。今、、、心が・・・。

みたいにどうしてもなっちゃいます(>_<)

 

求職活動のついでにまたブログをガンガン更新しますのでよろしくお願いします。

 

おわり

 

 

【僕の原点】いつか、彼のように気高い音楽をやりたい THE DIVINE COMEDY

今日はこの「山」でのぼくの最後の夜になるかもしれません。

そして明日は違う家で、新しい生活が始まるのです。

それを記念して、ここ数日、ずっと書きたかったことを書きます。

 

僕の誇りは汚されて、いつしか地に落ち、光が見えず、血に迷う毎日でした。

 

しかし、最近久々に彼の音楽を聴いて、忘れていた熱い気持ちが心に蘇ってきました。

それは、momusでも同じでしたが、彼はそれよりも、深く深く入り込んできました。

彼の名は、The Divine Comey ニール・ハノンという北アイルランド出身の英国人の一人ユニット。

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麗しき英国の紳士ニール・ハノン公。僕からは遠い遠い、神のような存在に感じる人。ちなみに父親は牧師なので貴族階級ではない。

しかし、彼の音楽こそ、その存在こそ、貴族的であり、そこが魅力なのです。

 

彼は、日本では殆ど人気が無いと思う。

90年代のアルバム「Casanova」はソニーレコードから日本版が出ていた。それを僕は買った。

 

Casanova

Casanova

 

 おそらく、これが出会いのアルバムだったと思う。

なぜ、最初に聴いたのか、きっけかはわからないが、この時は「クラシック音楽と、ロックが融合された音楽はないか」と探していた時期だった。そういうものはどうしてもメタルかプログレにたどり着いてしまう。

そんな中で、彼に出会ったのだと思う。momusの時と同じように「僕の音楽だ」と思ったのだ。

 

日本で人気がないニール・ハノン 

彼の音楽が好きだ、という人に実際出会うことは殆どなかった。ネット上においても。だからこのブログには書かなかった。

みんなディヴァイン・コメディなんて好きじゃないだろう、と思っていたから。

そして、非常に驚いたことに、日本に「The Divine comedy」のwikipediaは無い。

もちろん、ダンテの「神曲」のページはある。

 

誰も作ろうとしなかったのだ。誰も彼に対してそれほどの愛着を持たなかった。

おお!哀れなニール・ハノン。日本で愛されない、ニール・ハノン。レディオヘッドの100万分の1くらいの知名度しかないニール・ハノン!

 

彼の音楽が「日本で」ほとんど人気がないのか、一度も来日公演すらないのか。

その理由は英語のWikipediaを見てよくわかった。

The Divine Comedy (band) - Wikipedia

The Divine Comedy are an orchestral pop band from Northern Ireland formed in 1989 and fronted by Neil Hannon.

 オーケストラル・ポップ

なんのことか、よくわからないとも思う。そんな音楽をやっている人は日本にいないから。そこには「イギリスのロック大好き」な人たちが必ず好きなギターサウンドは、味付け程度、脇役、アコースティックのバッキングに使われる程度。

ほら、もう興味ないでしょう。だから日本で人気が出なかった。ロック=ギター みんな病気のように一つの概念に捕らわれている。

 

そしてそのニールの歌声。

低く、しかし表情豊か。声を張り上げることはあっても、上品で、スカしている。

そう、気障なのだ。キザったらしい嫌味なボーカル。それを大袈裟なオーケストラに乗せて「ポップ」に表現する。かっこいい。ロックなんだ。

高い声で、悲痛と現状の悲観を叫ぶようなボーカルとは対照的だから・・受けない。 

そしてボーカルを支えるのは、金管木管、弦楽器、そして分厚いコーラス、ピアノ。そしてギターはちょびっと!脇役!やっぱり興味ないでしょう。

 

僕はもっと彼に近づきたい。コンサートに行きたい。関わったオペラのような舞台にも行ってみたい。 

彼の音楽を聴いていると、「こんな音楽をやってみたい」と思ってしまう。

でも、できない。壮大なバジェットがかかるから。彼の全盛期にはどのくらいの予算がかけられていたんだろう。日本より小国とはいえども、大英帝国。作人にかける予算は

、違うのかもしれない。それを証拠に近年の作品は少し予算が削られているような気がする。

 

彼の音楽は常に気高く誇り高く、そして鮮やかだ。そして美しい。

他の人には到達できない、煌めきがそこにある。なんでだろう。僕にはそのように感じる。それは、かつてないほど、器楽との同期を経ているからかもしれない。生楽器の楽器の音は、全て生楽器で録音されているからか。それは大きいかもしれない。

 

自分との世界観の違い

そして、そこで奏でられる自分の世界観の違い。

自分とは程遠い、理想の世界。英国人ニールが、英国人の理想のような、映画のような生活。

パブで女性に声をかけ、ふられて、やけになり、また酒をあおり、そして女に声をかけられる。そんな毎晩がつづき、ふとベットで犬のカエルの鳴き声に目覚める。すべては夢だった。みたいな!

そう、サウンドトラック。これは「人間ニール・ハノン」という映画のサウンドトラックなんだ。

 

うらやましい。

その全てが。

だからこそ、そんな状況からは、遠くはなれたいる自分には、支えであり、誇りになっているのです。

 

彼の音楽について、具体的に紹介したいけれども、ベストアルバムがあるので、それをお聴きになれば良いと思います。

 

A Secret History: the Best of

A Secret History: the Best of

 

そして、よくないことなのかもしれませんが、全曲Youtubeで見られます

www.youtube.com

おすすめは3曲めの「Generation Sex」とにかく華麗なオーケストラ、ハープがよくわからない世界を大袈裟に演出して、ボーカルは最高にスカしてます!ティンパニとか最高です。なんだかわからないのですが、ポップです。間奏のストリングスは映画のサウンドトラックの如きなのですが、どんどん、大袈裟になっていって、「どうなるんだろう」という間に終わる!よくわからない曲です!

www.youtube.com

4曲めの「Becoming More Like Alfie」も最高です!インチキギャング映画の主題歌みたいな、カッコイイ曲です!

www.youtube.com

なんとこの曲がブレイクのきっかけだったとか!

なんとへんなくになんでしょう!イギリス!

シングルでリリースされて、そのカップリングでこのベストに入っている「Your Daddy's Car」も良い曲です!バッキングはピチカートとチェンバロです!バロックかよ〜通奏低音まで入ってますが、歌はニール様節です!

 

 

 

そして

僕の一番好きな曲も、このベストに入っています。

「Promnade 」というアルバムに入っている「Tonight we fly」という曲です。

マイケル・ナイマンからの影響が感じられる、高速のピアノと弦による同音連打をバックにニールさまが優雅に歌います。てってけてってけというスネアドラムの音がたまらないです。英国臭いのです。異様に。

高らかな決意と、そして現実からの逃避(Fly)の夢、すごく切なくて、凄くかっこいい曲です。

www.youtube.com

 英語はできないのですが、Google翻訳をもとに意訳してみました。

今夜 僕らは飛ぶんだ。

家を、通りを、木の上を

犬を通りすぎれば、影から吠えるだろう

それでも風のように通り抜ける

 

今夜 僕らは飛ぶんだ

煙突の上、天窓と屋根の上を

そしていつも探してる

幸せを見つけることはすごく難しい

 

医者を超えて、戦士を超えて

農夫を超えて、ギャンブラーを超えて

教師を超えて、作家の上を超えて

弁護士を超え、ダンサーを超え

盗賊を超えて

建築労働者と破壊者を超えて!

 

今夜僕らは飛ぶんだ

山たちと海と砂浜を超えて

 

まだ見知らぬ人友とは会えないまま

そしていつか私たしは死ぬのだ。

嗚呼!僕達は失望していない、そして悲しくない!

何も失くしていないんだ!

この人生は最高のものだったのだから!!

 

僕は新しい一歩を踏み出します。

それは、失われた誇りを取り戻すための一歩です。

なくしたものを、全て取り返したい。

それはなくしたものではなく、得られなかったものを得るためです。

 

それは遠い道のりだろうけど

僕は絶対に、自分を貫きます。

僕の心にはまだ誇りが残っている。こんな状況でも。

僕の右手と左手は、まだ残っています。

それだけが希望なのです。

 

いつか、ニール・ハノンのような完璧な音楽を作りたい。

 

その日まで、よろしくお願いします。

まえむき 

【ヴィジュアル系】僕の原点の中の原点 LUNA SEA「LUNA SEA」(1991)

最近もいろいろひどいことがありましたが、新しい日々への一歩ということで、明るく考えるようにしました。

何があっても、僕は変わらないのです。ずっと変わらない。

あの時には戻れない。誤ちさえ戻せない。

 

今日は、僕の中の原点の中の原点である「LUNA SEA」の1stアルバム「LUNA SEA」を普通にレビューしたいと思い、書きます。

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出ました〜伝説の「ス〜」のジャケ写

またここに載せてしまって、パクられたらどうしよう〜〜!!

まあ、画像をネタに「ス〜」を使われた、ただそれだけのことだったのです。

それだけのことですが、何故かLUNA SEAとは全く関係の無いヴィジュアル系ネ申バンド「BAISER」のレビューで触れられてますので、ご参考にしてくださいね。

その後、その方からは謝罪のメッセージをいただきました。

だからもう消そうかな〜なんて。でも誤ちは戻せない・・・。

maemuki.hatenablog.com

 

LUNA SEAと僕の関わりは下記記事について、タラタラ書いてますので

ダラダラ読んでくれたら嬉しいのですが。

maemuki.hatenablog.com

 僕が初めて買ったCDは、ユニコーンの「踊る亀ヤプシ」と松任谷由実の「天国のドア」だったような気がします。(ちなみに初めて買った「レコード」は小泉今日子の「スターダスト・メモリー」でした。)

そして、その次がこの「LUNA SEA」をエクスタシーレコードに直接注文をして買ったのです。ど田舎の中学にしては大胆だと思うのです!「エクスタシーとの最初の繋がりができた・・」と勘違いしていた痛い中学生だったのです!

でも90年代前半の話ですよ〜もうアルバムが出て結構経っていましたが、まだデビュー前でした。中学生の時です。高1の時に「IMAGE」が出たのを覚えています。

高校の時のクラスメイトに「IMAGE」を貸して聞いてもらったところ「パッとしないね」「売れないな」とか言われていたのですが、その後の「揺れて揺れて革命」で、高校全体が揺れた時、彼らも「揺れて揺れて今こころが」と叫ぶように歌っていました。それを見た僕は「ちびまる子ちゃん」の野口ちゃんのごとく、ほくそ笑んだのです。「フッ・・・フフフッッッ・・いまさら・・・クククっ」みたいに。

https://www.instagram.com/p/BRYKcvgDQzj/

 

「売れなかった、知名度がなかったバンドが売れていくまで」を実際に時の流れとともに体感できた事。その時は嬉しかったのですが、後々に他のバンドでもその体験がどんどん続いていって「もうついていけない」と思いました。

でも、それもLUNA SEAが初の体験でした。。。感慨深いです。

そんな中で、次第に醒めてしまったことも過去に書きましたが、ここはあえて、やはり思い出が深い、出会いの作品、このアルバムをレビューします!過去に「好きだった」と書いたけど、レビューとかは書いていないバンドが沢山あるので、これからは書いていきます。

 

1.FATE 作曲:SUGIZO/作詞:RYUICHI

 

この曲の出だしを聴いたときのショックを未だに忘れられません。

フェイ!考えていたものと、全く違った曲調だったからです。フェイ!でガシャガシャ!そしてなんだかポップ!よくわかんないけどポップ!一緒に歌える〜フェイ!

そしてガシャガシャ!ガシャガシャです!あれーこんなにガシャガシャしてる音楽きいたことないよおおフェイ!

エクスタシーの概念」を打ち砕かれました!中学生には衝撃的でした・・。

「エクスタシーの概念」とはもちろんXです。この時はZi:KILLもLADIS ROOMもよく知らなかったらだと思います。Xとは違う。今になっては当たり前のことですが。

また、その概念とは音楽的なものではなく、彼らの模倣、彼らに近い人、そういう価値観では選ばれていない、ただ単に「面白い」と思ったものが選ばれていたものだと、後年に気づきました。それこそ、エクスタシーの概念!

この曲長さは1分半!瞬速終了!その分なんだか残ります。こころの中に深く入り込んでそして傷をつけて消えていきました。そして・・狂って痛い・・・

 

2.TIME IS DEAD 作曲:J/作詞:RYUICHI

 

衝撃のフェイ!から、軽やかに始まるこの曲。この曲のリズム、この頃にはなかった言葉ですが音楽は「完全にヴィジュアル系」です。今聞くとです。非常にノリやすく、速くなく、遅くもない。そして2人のギターの個性がわかりやすい曲です。

イヤフォンでたまに右と左を間違えるのですが、この曲で気づきます。右がSUGIZOで左がINORAN。「ギター2人の個性が違う」というのは、定番ではありますが、ここまで明確に分けたのはLUNA SEAが元祖だったのではないかと。

サビの「Time is dead Word is dead」というコーラスは「Time is dead warning dead」とSUGIZOさんがつい最近まで勘違いしてたと仰ってました。最近の発言ということは・・・つまりLUNA SEAにあったWARNING的な物が終結したということを意味してるのでは…。冗談です。

 

3.SANDY TIME  作曲:INORAN/作詞:RYUICHI

 

LUNA SEAの作品の魅力とは、その異世界感だと思うのです。「月的狂気」なんて言われてますが、僕はLUNASY、というより、「月の海」と、そのまま捉えていました。凄く素敵だと思います。月にある海・・・月はいつでも存在している。でも見られない時もある。幻想に満ちあふれている。この曲は砂の世界を表現していますが、極限までに乾いた世界で狂っていく動物たち。ヒトは月では生きられない。

きっと月の砂漠の風景なんだと思います。このアルバム、LUNA SEAで作られている世界は全て月での世界なのかな〜と思っていたことを思い出しました。

幻想とはかけはなれた生活にいる中で、「幻想」なんて言葉を忘れていた自分に気づきました。

 

4.BRANCH ROAD  作曲:SUGIZO/作詞:RYUICHI

 

セクロスソングとのことです。

しかし、それにしてはわかり易すぎる。といってもレーベルの先輩の「SEX SEX SEX」には叶いません。

淡々と欲望と、その失いが奏でられていきます。それは望まぬ結末になってしまった。

そんな悲劇的な曲と感じました。ここで出て来る「男」は全てを手に入れながらも、まだ渇望している、そんな自分に絶望している姿が見えます。血まみれの花びらに止められたその心は永遠に枝から別れるのです。せつないですね・・・。ちょっとよくわからないけど。

 

5.SHADE 作曲:J/作詞:J、RYUICHI

 

テケテケテケテケブーン 

ッてッてッてッてッて ブーブー

でおなじみの名曲です!そして

こ・の・く・る・し・み・を・く・れ・て・や・る ア~ン!

ここをカバーしたくてたまらなかったバンドマンが後を絶たなかったことが想像できます。こまかい音符に言葉をひとつずつ乗せていく!かっこいい〜そしてダーク・・・。僕もその一人でしたが、こういう系統のバンドを組むことは挫折しました。

一時期はSUGIZOさまに憧れて「バイオリンを始めたい」と親に言って「いいわよ仕方ない・・」と悲しそうに言われてしまったので、悪いと思って諦めたほど(ピアノも習っていたので)にLUNA SEAに傾倒していたのにー。

 

ッてッてッてッてッて ブーブー ッてッてッてッてッて ブーブー

久々に聴くとかっこいいです!ルナ・シー。(当時縦読みの新聞ではこの表記でした

ヴィジュアル系聴きたいなあ〜でも最近の曲よく知らないなー」とおっさん臭いことをときたま(ときたまって死語ですかね)思うのですが、なんだLUNA SEAのこのアルバムを聴けばよかったんだと・・気づきました・・・涙・・・

 

6.BLUE TRANSPARENCY 限りなく 透明に 近い ブルー 作曲:INORAN/作詞:RYUICHI

 

でました〜村上龍芥川賞

よく村上春樹と混同されるのですが、村上春樹大先生は芥川賞候補になったけど、受賞はしていないのです〜そしてノーベル賞候補になったかも明かされていないのに、「ハルキスト」が勝手にノーベル賞発表の日に受賞を信じて居酒屋に終結しているという、複雑な人なので好きです!

 

あーすみません、また話がそれました。

限りなく透明に近いブルー」ですが、やはり難解を極めるようでいて、純粋な気持ちに立ち返って読んでみると、わかりやすい歌詞だと思います。

それはRYUさまのボーカルスタイルに表れています。

「冷めた 目つき /カンジョウナイヒルガリィィ

聴いたかたならわかりますが、Aメロのこの部分は、「冷めた目つき」の声は低く、「カンジョウナイヒルガリィィ」の部分は、激情的なシャウト誤魔が炸裂しています。これがAメロ部分はつづいて、Bメロ、サビでは「正気を取り戻した」かのように歌われます。とてもポップで、「メジャー以降」の広がりも感じさせます。

RYUICHIが「正気を取り戻した」件については、議論が別れるところです。僕的には「IMAGE」で狂気をもちつつも、正常へ目指し、「EDEN」で開き直り、そして「MOTHER」で偉大なる母へと・・・そして・・・愛、それは「LOVE」の世界へ・・・ソロアルバム200万枚の伝説・・・

「正気」と「狂気」が交錯して、その後の歴史を考えると、とても興味深い曲だと思います。

 この曲のギターのイントロのカッティング「テケテン テテテテン」がしびれます。「あーヴィジュアル系」と思います。LUNA SEAヴィジュアル系、本人たちが「俺たちはヴィジュアル系」と言っていた記憶はありませんが、やはり「彼らの音楽はヴィジュアル系というものに均されてしまった」ということです。ギターのカッティングだけで「その香り」がするなんて。貴重なのです。

ちなみに村上龍氏の作品は、高校時代に図書館の図書館で借りた「芥川賞選集」に入っていたので読みました。感想はよく覚えてないです。高校生には難しすぎました。僕は当時、林真理子さんに傾倒をしていたような少年でしたから。 

 

7.THE SLAIN 作曲:J/作詞:RYUICHI

 

インタールード的な曲です。しかしタイトルはThe Slain・・・意味はヴィジュアル系的に言うと「殺サレタ…」になりますね。

このアルバムのクレジットの最後にひっそりと「NO Synthesizer」という文字がありました。

シンセなんてつかってねーからな!という事なのです。いいですね〜パンク。

今でなんか反骨心あるバンドが「俺たはHALFSynthesizer!シンセなかたまーにしか使ってねーからな」!みたいな粋がりを見せてくれたら・・・と思いたいところですがそんな馬鹿なバンドはいそうなにないですね。

他の曲はおちついたムードのギター、ベース、ドラム、歌、そしてヴァイオリン。全て生です。それはわかるとして、このような、ノイズが挿入されているような、幻想的な効果音が使われそうな曲でも使っていない、ということを言いたかったのでしょう。時計の音もシンセサイザーではなく、「サンプリング」だと思います。「サンプリング」はシンセサイザーではありません!きっとそうです!

この曲はムードです。ムードこそが全てです。そのムードのまま次の曲へ引きずり込まれます!

 8.CHESS  作曲:SUGIZO/作詞:RYUICHI 

 

「前の曲終わらないな 時計の音が・・」と初めてきいた時は思いました。

でも歌詞は歌い終わってるのに、そしてノイズを経て・・突然始まる!ベースの音!スティックのタンタン!それから「タンタンタンタンタン」ヴィジュアル系特有の裏拍も全てスネアをぶつけるしかもハイテンポで!かっこいいです!

そして。RYUさまの変幻自在というか、変声自在というかの混乱を見せつけるボーカル。そして、「死  ね ばぁ!」トゥトゥウォッシン!死ねばの衝撃。後々のヴィジュアル系でも「死ね」という言葉は沢山使われてきました。そして過去に音楽にもあったのですが、これほどまでにリズム的に刻まれた「死ねば」はこれだけです!しねばいいのに!ごめんなさい!

そして、なぜか「東京ドームでのライブ」を思わせてしまうようなサビの広がり。後々にあるヴィジュアル系バンドが自分達の新曲のデモを聴いた時に「この曲を聴いた時に、東京ドームまでこの曲を歌っている自分達が見えた」と言ってました。僕もこの時に思ったのです。自分の曲ではないけど・・。彼らは東京ドームまで行ける!数年後本当に東京ドームでワンマンコンサートを開催すると聴いた時に、東京ドームで「死ねば」が聴けるのか!と思いました。

ちなみに、その「東京ドームが見えたバンド」は、まだ実現していないようです。が、継続中です。どのバンドか、書きません。あえて書くなら「まきりゅさんサイコー」です。

しかし、この曲の本当の魅力的なところは、サビの直後にやってくる「今までにありえなかったような煌めきの瞬間」です。 

 「・・・夢の中・・抱き合った・・・足の無い・・二人が・・」

と、光が舞い込むような華麗なツインギターの高速アルペジオに乗せられます!ここは美しいです!今までの「お化粧系」にはなかった手法のように思えます。この界隈はどうしてもメタルの影響が多いのですが、メタルとは対極のNEW WAVEの貴公子、JAPANのデヴィット・シルヴィアンに憧れていたSUGIZO様によって、その呪縛から時離れた瞬間がここです!そしてRYUさまの「わ、ら、うぅぅぅぅ」という断然・・・

「CHESS」は凄い曲だと思います!なんとなく伝わりましたか?もう聴いているので「もういいよ」と思われうかもしれません!

そして最後の狂気の宴のあとの突然の遮断!クリーンギター2台のみによる、ループ的なフレーズ・・・美しいです!美しい。。。

 

9.MOON 作曲:SUGIZO/作詞:RYUICHI

後に「IMAGE」にてカバーされたこの曲ですが。。。おそろしいまでのポテンシャルを秘めた「バラード」です。この界隈のバラードといえば、X様の「ENDLESS RAIN」が終わらない涙のように止まらない状況です。今もそうですが、「幻想社会におけるバラード」でこの曲に叶うものは無いと思います。

3拍子で、淡々と進む曲ですが、この時点で、「ポップアイコン」の筆頭に立った将来が見える曲だと思っていました。

SUGIZOさまの「テッテケテッテケ」という白い感じのミュートとディレイのかかったアルペジオ、さぞかしギターソロはお得意の速弾きがくりだせさるのかと思いきや。

 

wikipediaにて、この曲について杉様が「(MOONで)一番納得できた演奏は1996年真冬の野外の時」だっとの記載がありました。

ここは、安易で容易で申し訳ないですが、その動画のURLを貼って・・しまいます!

1996年12月23日 会場は横浜スタジアム。さむそうです。。

MOON - LUNA SEA 「真冬の野外」 - YouTube

「この風景に一番似合う曲を」ということで始まりました。

音数の少ない曲は、こういう大規模会場に合うと思います。それは音響学的なものではなくて、心理的なもの、普段使わない聴覚が視覚と相まって、広がるからだと思います。

「月」はこの時、見えていたのでしょうか。この時ではない「月」、または「生中継の月」を大型モニターで映し出すようなことは、ここでは行われてはないようです。

そしてこの歌詞にでてくる月は、とても遠いものに感じます。

歌声は届かない あなたまでは と終始歌われる。届かない声とわかってはいても。

 

SUGIZOのギターは音符で多くを語らず、ギターのロングトーンだけ語ります。

CDでもそうでしたが、アルバムでもそうでした。実際にはチョーキングやビブラートなど、生の演奏の様子が伝わってきます。気分の高揚も伝わってきます。届かない叫びが、ギターから聴こえてくるような演奏だと感じました。「この時の演奏が一番納得できた」という発言は、バンド全体のことだったのか、自分のギターだったのか、それともこのギターソロの部分だったのかはわかりません。

僕はギターソロの部分だと思っています。

 

10.PRECIOUS... 作曲:J/作詞:RYUICHI

 

J様による最初から最後まで定番となった名曲中の名曲です!

何度この曲を聴いたことか。みなさんも聴いているかと思います。「年齢を重ねた分あなたたちより沢山聴いている」と言う自信はありません。しかし、「あなた達より昔に聴いている」ことは確かなのです。もしかしたら、僕は「あなたたち」のお父さんくらいの年齢かもしれないのです。ああ、よくわかりません。ごめんなさい。

 

この曲はイントロからしてAマイナーのアップテンポ!「トゥエイ!トゥエイ!」で心を掴まれます。そして「やる気のある」デデデデというバックに載せられて叫ばれる、悔心に満ちた哀しい言葉たち!

攻撃的ですが、Bメロから。。このサビを聴いたときの気持ちをまだ忘れていません。

すごくせつないメロディです。なぜかはわかりませんが、多感だった時期だからか、泣いてしまったような気がします。

まさかエクスタシーのバンドで泣けるなんて。

 

そして数十年たった今、その歌詞が身に染みるのです。

「あの頃には帰れない」

「あの頃には戻せない」

「誤ちさえ帰せない」

バックがギターになってこのメロディのなった時に、中学生の涙がこぼれ落ちました。

なぜなんだろう。僕はその時「あの頃」だった。それは今の自分の「あの頃」なのです。「あの頃」の自分が、「あの頃の自分がどうなるか」わからなかった・・・けど、もしかしたら、予兆はしていたのかもしれないです。後悔する人生になってしまうかもと。わかりません。でも、自分がそう思うのだから、そうなのだと思います。

なんという、再会。過去の自分と。

夢のような現実からは覚めてしまって、全てのことがあの頃の自分に戻ってしまった。

届きはしないけれど、あのころに自分に会いたい。

「あの言葉を伝えたい」

あの頃の自分に。

「あの頃に戻れない、と思うような人間になってしまうかもしれないけど、僕はまだ生きているよ」と。でも、あの頃には、もう戻れないのです。

 

終わりです。

【テレビの感想】カルテット 第8回 2017年3月7日 カルテットから離れます。

 

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今日の放送は、見ないつもりでした。

20時ごろに、自堕落な気持ちが大きくなって「寝てしまおう」と思ったのです。

そして、寝てしまいました。部屋の電気も消して、灯油ストーブも消して、万全の寝る体制。そしてテレビも消しました。「カルテット」のことも少し思い出しました。

もう「カルテット」はいいや。だって「カルテット」から離れてしまうから。

 

そして私は眠りに入りました。最近はすずめちゃん並によく寝ます。

しかし、その後目覚めました。

時間は22時半でした。

まだやっている時間なのに、「もうやっていないだろう」と思って、チャンネル6を入れたのですが、やはりやっていませんでした。

野球の中継が延長していた、と気づきました。

ということは観ることになります。なんだかこわいです。

 

 

カルテットから離れることが決まった。

要するに、軽井沢から近い今住んでいる「別荘」から離れることが決まりました。軽井沢に近い別荘に住んでいて、クラシック好き。そして・・・無職。今日は「彼らは無職なんだ」と気づいた放送でした。今更ですが。レストランでの演奏など、仕事とはみなされていないのです。

そして家森さん。家森さんが何か雑誌を見ていて、それをみた世吹さんが「家森さんバイトみつかりましたか」と言いました。

その雑誌が何か、みなさん世吹さんのセリフで「バイト募集の雑誌かな」と思ったでしょう。僕は、表紙に書かれていた「インプ」という言葉を見逃しませんでした。

 

それは、この間、このブログのファンの方から頂いた「スターバックスのチケット」を利用しようとして行った「イオン佐久平店」の中にあるスターバックスでチケットを使った「桜クリームフラペチーノ」を飲んでいたときです。

https://www.instagram.com/p/BRKmnMOD33A/

ブログのファンのかたから頂いたスターバックスチケットで「さくらクリームフラペチーノ」を飲みました!桜的な何かが散りばめられていて、凄く美味しかったですー!ありがたいー #スターバックス

スターバックスの外のイオンの入り口に「雑誌」ではなくその「フリーペーパー:インプ」を見つけたのです。そして、席を立って、その雑誌を取りに行きました。ドラマでは表紙は青でしたが、僕がみたのは赤でした。

僕も彼らと同じように「別荘住まい」で「無職」なのです。哀しい共通点です。

 

しかし、僕はこの生活から逃げる機会を得ました。しかしまだ仕事は決まっていません。今日は世吹さんが宅建の資格を活かして「就職」していました。

 

「世吹さん」

と冒頭に、別府さんが言ったのが頭からなぜか離れませんでした。

別府さんは、他の人にも苗字にさんづけしていたかと思います。だからこそ「巻真紀問題」にも拘った。

「もしかしたら今日は世吹さんの回かも」なんて思ってました。

そうしたらそうなのかな、と思わせる場面もありましたね。

フランツ・リストハンガリー出身の凄い作曲家で、ピアノの超絶技巧で有名な人で、僕は大好きです)の演奏会のチケットを「同い年」の同僚(実際は良い感じのおじいちゃん)からもらって、真紀さんと別府さんに渡して、二人がそれを行くのを考えて、そして妄想していた。幸せな別府さんと世吹さん。夢の中での。

 

その時に流れた曲はフランツ・リストの「慰め」です


www.youtube.com

 

愛の夢第3番」と混同されがちですが、別の曲です。

この場面で「なぐさめ」なんて、残酷ですね。しかし、その後「なぐさめ」はその彼に対して、表れました。

 

あと2回なんですね。来週が最終章の全編で、最終回が後編。

そういえば、今日の放送のエキストラ出演を申し込んで蹴られたわけですが、一瞬写ったホール(リストの演奏会)が大賀ホールだったかどうか、わかりません。あそこはもっと素敵なエントランスだったような気がします。わかりません。

 

なんだか自分の話ばかりしてしまい、すみません。

でも、僕はカルテットからは離れてしまう。

来週からは、もう終わったドラマ「真田丸」のふもとで「カルテット」を観るのです。さようなら、カルテット。僕はこの山から出るのです。幻想のような毎日、僕にとっては悪夢のような毎日が終わるのです。

辺境の地でも仲間と暮らして音楽に没頭する、彼らが本当に羨ましかった。

自分と似たような境遇にいる彼らが「いつも見ているような景色」でドラマを演じている。

こういうことが味わえたことはありがたいです。

 

来週もドラマは見ますが、もしかしたらネット設備がまだ出来ていないかもしれません。それでも、今度は山ではなくて、街なので、ネットカフェがあるのです。歩いて5分くらいのところに〜!佐久平のネットカフェに親に送ってもらうようなことはもう無くなるのです。

あーほんとうに私信ばかりですが、僕のような状況の人が他にいないので、「わりと貴重だけどどうでもいい話」だと思っていただければ、幸いです。

終わりです。

【テレビの感想】「奪い愛、冬」の予想もつかなかった・・程のつまらなさ!

「奪い愛、冬」について、世間がどう思っているのか、わかりません。

でも、最終回を、いや、その前くらいから、あまりにつまらなくて、イライラしました。ドロキュンだぁ?なーにがドロきゅんだぁ〜!ばかやろー!

 

全てが予測通りの展開。「次はこう来るのかな」と適当に予想していたら、その通りのことが繰り広げられて、「あら、まさかまた次はこうかな」と思っていたら、またその通りに展開していく!悪夢のよう!なんだこれは〜

「昼ドラを意識している」とのことでした。

だから「昼ドラみたいなんだ〜無職の時によく見てたから、楽しみだな〜昼ドラ面白かったな〜真珠夫人とか牡丹と薔薇とか。はるちゃんとか!なつかしいな〜でも最近みてないなーまた無職なのにーっていうかもう昼ドラやってなかったーー坂上忍が威張っているクソ番組の時間になってたー」

とか考えてしまうのです。だから、期待していたのに・・・

 

脚本は「嫁がブス」ということを売りにした大物テレビマン鈴木おさむさん。過去にドラマの脚本もやっているようですが、大ヒットと言えるものはなく、その作品に漂う芳醇な「お金の薫り」に一瞬期待したのですが、やはり「なんとなく受けそうだからてきとうにやってみたよどう美幸いいでしょ」「サイコー!ごはんおいしー」みたいな感じでしたよ。

 

全部全部、全部が今までみたことあるような、陳腐などろどろばかりです!

たとえば倉科カナ演じる光を憎んだ3人組女がLINEで終結されて集まるのです。「何をやるのかな」と思ったら、硯で墨を擦りだします。「彼女の大切なもの・・それは母親」とか誰かが言い出して、光の母親が営んでいる貧乏くさい食堂に、「この家の娘は淫乱です」みたいな事を書いた紙を店の外側に張り尽くすのです。

なんて・・・・衝撃的な・・・・までに・・・つまらないんでしょう。

このあと光がかけつけて、撤去を手伝い、母が「私はこんなことでは負けない」と貧乏くさい食堂で、光を励まします。このドラマで貧乏くさい場面はここだけだったので、印象に残っているのです。他はありえない金持ちの生活が描かれていました。

やはりテレビマンは儲かるのでしょうか。

 

あれ、「奪い愛、冬」の話でしたね。

これは愛という言葉あるように、ラブ・ストーリーなのです。

主役は倉科カナ演じる光で、この人を中心に「奪い愛」が始まるのですが、光とイケメン大谷涼平さんがくっついたりはなれたり、くっついたりはなれたり、そして光を好きな三浦翔平(ジュノンボーイのバーニング)がその度にくるったり、そして初ヒール役で話題を集めた水野美紀さん。この人たちが中心です。

 

倉科カナが「しんさん・・・」と涙をする場面で必ず流れる「冬のソナタ」みたいな音楽がかかります。あきらかに意識してます。「冬ソナファン」に見てほしいのでしょうか。その頃の冬ソナファンは23時にはもう起きていないと思います。「あ、そろそろ来るぞ」

と思っていると「しんさん・・・」タラララ〜♪みたいな。

ジュノン翔平くんは、激しい嫉妬心からか頭がおかしくなった、頭がおかしくなったような演技を全力しています。目をひん剥いて、どこを見ているかわからないような目をして、物にあたったりします。バーーン!そしてぎゃー!!わかりやすーい!純粋!結局、なんでそんなに光に固執するのか、見えなかったです。でも、なんとか自分をおかしく見せようとするそのことに固執していることはよく伝わったのです。

それでいいんでしょうか・・

 

そして「逃げるは恥だが、役に立つ」(逃げ恥とは略しません)でブレイクした、韓国からの逆輸入俳優、R・オータニさんですが、この方、このドラマで演技していたのでしょうか?いつも同じようなセリフと同じような表情で、そういう役だったのかもしれません。見せ所はシャワーシーン。ある意味昼ドラっぽいと思います。なんだか可愛そうです。大谷亮平という名のお人形・・・。そういえば「逃げるは恥だが、役に立つ」もあんまり大したことない役だったような。間のCMがほうが目立ってましたね。

 

そして水飲み器さん、まちがえた水野美紀さん。初ヒールとのことで「まかせて」って感じでした。確かにすごかったです。でも、そんなに怖くなかったのです。その前のクールで水野美紀さんが出演した「黒い十人の女」での、「空気の読めない売れないアングラ女優」の役のほうが怖かったです。あれは本当に怖かったです。「遙かなるサンフランシスコ」という全く意味がわからない劇の上映のために命をかけて、そして不倫。よくわからない。よくわからない方がこわいのです。よくわかるこわさより、よくわからない、というほうがとってもこわい、そして魅力的なのです。

 

全体的にこのドラマは、「わかりやすすぎ」たのです。全てが予測された動きで、それが予測された結果を呼び込む。脚本家の「鈴木おさむ」さんはこのドラマで何がしたかったのでしょうか。もしかして、続編、または映画化、そして本にして出版してウハウハ。浅い浅い考えしかみえないのです。

 

「誰も予想もしなかった結末」との煽りがあったような最終回ですが、もちろん予測できました。

「これは!」と思ったのは、ジュノンの翔平さんにセクシーに迫る元AKB48チームBの秋元才加さんです。すごく、すごく気持ち悪かった・・・ほんとに・・・

秋元才加さんはインタビューで「翔平くんのファンに申し訳ない」と言ってましたが、むしろ「翔平くんに申し訳ない」と言ったほうが好感度が上がったのではないでしょうか。すごくトラウマです。さやかのセクシーな指のうごき・・・さやかのさそった目・・・まるで・・・ケモノ!ケモノです!ジュノン君かわいそう><

 

脇役といえば、翔平くんをひたむきに愛するダレノガレ明美。特筆すべきこともなく、普通の役でした。ドラマの撮影は大変だったと思います。そして連続ドラマに出られたことは良かったことだと思いますが、こういうつまらない役をやっている彼女が可愛そうで、こっちの現実のほうが残酷だと考えてしまいます。

おそらく「潜在的ライバル&漢字カタカナ名前系」のトリンドル玲奈が見せた「黒い十人の女」のBBA(ババア)強烈連呼にはとうてい及ばない、哀しい現実です。美しい愛の物語なのに、BBA連発に負けるなんて。。

 

そして最終回は、別に病気にならなくても常にいつも死にそうな顔をしていた「しんさん」が亡くなるという、フツーの結末でした。

そして水飲み器さん演じる蘭の足・・・しんさんを話さない理由になっていたその足の怪我は・・・嘘だったのです!まさか!そんな!しょうげきーー

なわけないでしょう。本当に勘弁してほしいです。もしかして、なめられているんでしょうか?と思ってしまいました。こんなもんじゃ満足しません!

 

昼ドラを意識するなら「たわしコロッケ」「財布ステーキ」くらいのことをやってほしいのです!全てが自然に流れていったドラマだったので、ある意味癒やされました。

これは皮肉ではありません。僕の貴重な時間を奪った、あなたへの愛。。。です。

 

いい加減腹たってきたのでおわりにします!!