さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


さわやかでまえむきな人間になりたい男が
好きな「文化」を語る。
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橘いずみ(現:榊いずみ)高校時代からリアルタイムで聴いていた思い出のアルバム達をレビューします

僕が、高校生の時、もう今から20年以上も経ってしまいましたが、その頃にとても好きだったアーティスト、橘いずみ、現在は結婚をして榊いずみとして活動をしています、そのアルバム達をレビューします。

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高校生の時、僕は一人暮らしからスタートをして、その後姉妹と暮らすようになりました。高校の時は、今にして思うととても幸せな時だったと思い返します。最悪だった小学校途中からはじまった長距離バス通学がなくなり、自転車で学校まで行けるようになった、吹奏楽部に引き続き入り、指揮者として実質3学年で活動をした。友達も、そこでできて、クラスでもそのうちに打ち解けていました。そんなに悩むことなどなかったはずです。

が、僕はずっと悩んでいました。そして今でも同じように同じことに、悩んでいます。そういう事はみんなそうなのかもしれない。でも僕は違うのです。普通の人と。橘いずみの歌の世界に、救いを求めていたのかな、と気づきました。

 

彼女の声は、いつも泣きそうな声をしている、というのがはじめの印象でした。 

君なら大丈夫だよ(1992)

君なら大丈夫だよ

君なら大丈夫だよ

 

 この頃、中学生のころから引き続きラジオをよく聴いていました。ニッポン放送。長野でも聴くことができました。チャンネルは1242。FMは聴取できず、AMが主体でした。が、なぜかニッポン放送が好きでした。そこで橘いずみのデビュー曲「君なら大丈夫だよ」が流れていました。この曲は、明るいタイトルのよう、でも「君なら大丈夫だよ」と他人に言われている曲なのです。だから悲しい曲なのかなあ、と解釈しました。声が泣きそうだからです。でも、そうとは限らないような気もしていました。この時はラジオで聴いただけでした。アルバムは、その後に買いました。

君なら大丈夫だよ そんな言葉に揺れて

笑って応えるけど 何もかもに潰されそう

 どんなに打ちのめされても(1993)

どんなに打ちのめされても

どんなに打ちのめされても

 

このアルバムに入っている「失格」


橘いずみ 失格(ロングバージョン)

彼女の代表曲といってもいいでしょう。

www.kasi-time.com

はじめて聴いたのはラジオでした。印象に残ったのは、早口で今まで女性の歌手では聴いたことのないような、焦燥感に溢れたリアリズムに溢れた皮肉で、誰かを責め立てているような歌詞です。「車ではねられた人を見過ごしたことがあるかい?」「社長の意見が必ずしもが正しく思えない」「誰かの喋る言葉で心なんて弾まない」「明るく元気だけが取り柄の女になれない」「車にはねられた人を見過ごした事があるかい」「酷い仕打ちに泣いたとしてもしても夜はゲラゲラテレビ漬け」という言葉が続き、こうきます。

あなたは失格 

そうはっきり言われたい

生きる資格がないなんて憧れてた生き方

センセーショナル、という古い言葉になりますが、この曲はそう語られていました。ラジオでも、衝撃の曲だと。同じソニー電気グルーヴピエール瀧が「夜の渋谷で待つのは好きじゃないの」(『失格』の歌詞からです)なんてソニーのパーティーで会った橘いずみに話しかけた、なんてオールナイトニッポンで言っていた記憶があります。

そして、この曲でゴールデンの歌番組にも出ていました。たしかフジテレビで古舘伊知郎が司会の番組でした。そこで、はじめて橘いずみをテレビで見ることができました。彼女がこの曲を笑顔で歌っているのをみて、また衝撃を受けました。その後も笑顔で歌っていました。そんな曲なんだ、と思いました。人間っていろいろなパターンがあるんだな、と。しかしこの曲が持っている力は、相当なものです。こんな曲を作る人は、後に表れなかったからです。

このアルバムは、その後のアルバムのほうがよかったので、余り聴いていませんが、1曲目の「打ちのめされて」 はアメリカンロックの面持ちがあり、この時は意外な一面を感じました。80年代っぽい香りがするのはプロデューサーの影響だと思います。

太陽が見てるから(1994)

太陽が見てるから

太陽が見てるから

 

 

もう覚えていないのですが、この「太陽が見てるから」からリアルタイムでアルバムを買いだしたと思います。先行シングルの「バニラ」ミュージックステーションに出たのを覚えています。リハーサルでこの曲を聴いたタモリが「なんでこんな曲を作ったの?」と聴き、橘いずみ「ばかやろう!って言いたかったんです(笑)」言ったのを覚えています。

 

www.youtube.com

「バニラ」は「失格」の延長線上にあるような曲に思われていますが、全く別の曲です。「失格」では感じられなかった、女性としての向きが見えています。ひたすら鬱屈をした女が、相手にたいして不満を吐き出します。甘くてとろけるけど、かならず溶けるアイスクリームのような心「私」にたいしても、関心をもってくれない。ほんとうにごめんなさい。どこか愛することに罪を感じているような節もあります。なぜいけないのでしょうか。わるいことではないはずなのに。でも、ほんとうにごめんなさい。自分をかけあわせていそうですが、僕にはそういう経験がいっさいありません><

もうたくさんもうたくさんもうたくさん。エコーで響き渡る叫び。まさに、ばかやろうです。

この曲のアルバムを代表する曲のひとつが「太陽」です。

ねえどうかあなた死なないで なんでもいいから生きていて

この強烈な、でも優しい歌いだしから始まります。いわゆるバラード、壮大なバラードなのかもしれません。しかしこの曲はそのような括りには囚われない、生きることの苦しさ、そして素晴らしさ、愛すること、などの人間としての渇望が、込められています。サビの歌詞、「もしも飛べたら、あなたの空を隅から隅まで飛び回りたい」このように、謳われているもの。すべてを見られているもの、そのものの言葉は、この曲の歌詞にはでてきません。でも、タイトル、そしてアルバムのタイトルには、あります。

「太陽が見てるから」太陽はいつも自分を見ている。いつも空にある。曇った時、見ることができないときも、太陽はいつも自分を見ている。見ているから。太陽だけは。

そんなことを、いつも感じて聴いていました。僕の「太陽」はいまだにみつからないけど。太陽は見ているから。そう思います。

 

このアルバムでもうひとつ外せない曲、それはやはり「サルの歌」です。

シングルとしてもリリースされたこの曲は、いまでも僕の心のきえないものになってしまいました。


Izumi Tachibana - Saru no uta

 

淋しくなんかないんだよって 泣いてるのが子供

淋しい つぶやいて 涙隠す大人 

 

孤独が好き 一人が好き それは強がり

壁を作って 気取ってみても

私はここ 忘れないでと 叫んでいたよ

愛されたいと 思っていた 本当は 

 今でも、橘いずみの曲を毎日聴く、ということはあまりなくなりました。

でも、ずっと心にこの歌詞が残っています。いまもずっと同じことを思っているからdす。僕はあれから、いろんな人と出会いました。大切なつながりもできました。でも、ほんとうの「太陽」といえる人には、まだ出会えていません。何もかわっていない。高校生の頃から、そう気づいてしまうから、彼女のうたを聴くということは、本当は辛いのです。

話が前後してしまいますが、進学のために上京後、橘いずみのコンサートを渋谷公会堂で見ることができました。席は2階席の一番うしろでした。でも僕は「太陽」と「サルの歌」を生で聴いて、圧倒されてしまいました。部屋でひとりでいる時のように、泣きはしなかったかどうか。正直覚えていません。圧倒された、その事だけは覚えています。この動画は「ミュージックフェア」のもので、これはリアルタイムで見た記憶があります。こんな生々しい歌が、テレビで聴けることはもうない、と思います。僕にとっては、そうです。他の情念系アーティストと彼女は違う、と僕は思います。

こぼれおちるもの(1994) 

こぼれおちるもの

こぼれおちるもの

 

 ドラマ「この愛に生きて」(主演は安田成美と岸谷五朗)の主題歌になった「永遠のパズル」がヒットをして、一躍橘いずみはメジャーになった、と感じたことがありました。クラスで「永遠のパズル」が話題になっていたのです。たしか「中島みゆきみたいな曲だったね」みたいな感想でした。まあ、そうかなーと思います。早口でまくしたてた後に「でも、できない!」と叫ぶところは、やはり壮絶です。うたいあげるところは中島みゆきのようと思われても仕方ないかな、と思いました。

そしてこのアルバムは、強制送還された山奥の別荘になぜかありました。僕のものではないと思います。父が買ったのでしょうか?謎です。「橘いずみ好き」というのは、親も知っていました。また聴いてみて、「この曲が聴きたかった」という曲がありました。それは「砂場の太平洋」と言う曲です。

風に吹かれて 真夜中のホームで

ひとりぼっちの東京 涙が止まらない

 

薄暗い部屋の壁にもたれ 一晩中歌を聴いた

街の灯り消えていく中 私を照らす光探してる

 この曲のこの部分が、ずっと頭から離れなかった、のです。ひとりで、くちずさんでいました。橘いずみの曲のはずでしたが、どの曲がわからなかった。そんなことを、長野の山奥の別荘でひとりで聴いて、まっくらな部屋で、聴いてしまいました。なんて、おかしいんだろう。笑えないけど。別荘なので、大音響で、聴けました。おかしくて。涙が止まらなかった。

そしてラストを飾るタイトル曲「こぼれおちるもの」

すくっても すくっても こぼれおちてしまう

あの時、この曲をどんな気持ちで聴いていたんだろう。今になって、今になって、よくわかるようになってしまった。そんなことにも気づいてしまいました。すくってもすくっても砂のように、いろんなものが、こぼれおちてしまった。そんな繰り返しだけの人生だった、と自省しました。そうです。自省です。もうこぼおちないように、すればいい。でも、砂はこぼれおちてしまう時もある。すくってもすくっても。こぼれおちて、しまう。のかもしれません。

十字架とコイン(1995)

十字架とコイン

十字架とコイン

 

 ロックテイストが強くなったアルバムです。ライブ活動が盛んになった影響があるのだと思います。女性らしさと社会風刺が強まった、面白いアルバムだと感じました。ラップ風の「スキンケア」がその象徴なのかもしれません。そして「にらめっこしましょ」はウィスパーにただよう焦燥感が橘いずみらしい曲かな、とも思います。

「かじりかけの林檎」はここまで読んでくれた人なら勘付いたかもしれませんが、好きな曲です。直接的ではない、悲しげな物象の描写から、じょじょに心中に迫る、静かな曲です。

かじりかけたまま 置き去りの林檎

待っている他には 何一つできない

 

空が暗くなり 雨が 振りそうだ

この街のどこかで 泣いてるあの人 私を呼んでる

 

今でも、空が暗くなり、雨が振りそうに成ると、この曲を思い出します。 どうしてもやるせない時、そういう時は誰にでもある。そう言い聞かせながら。最後は、物事の描写だけで終わる曲です。全てを見つめて、ただそこにあるものを見つめるかのように。

「十字架とコイン」は「ユキ」という人間の人生を歌ったものです。ストーリーになっている歌詞は珍しいと思います。すごく合っています。ひどい人生を歩むけれども、空を見上げていた、ユキは強い女。「カズ」という男も、同じように、ひどい人生になってしまった。ひとりぼっち。父を恨んだ。ありふれた道をいったりきったり。そしてカズも見上げるのです、大きな空を。

夢を見たい。夢を見続けたい。人生に成功をしたい。もっともっと幸せになりたい。いつか遠くへ行きたい。そんな、見も知らぬ人物たちの歌です。

しかし、カズ、らしき人が激昂します。ほっといてくれ!しかし十字架を見て、思い直します。大事なことは「愛することと愛されること」乾いた時代の砂利にはならない!強いまっすぐなメッセージです。ありきたりなのかもしれない。それでもただまっすぐな強い気持ち、ここにはある。素直にそう思いました。

このメッセージをただ受け取ればいいんだ、と僕は思いました。素直に。十字架とコインが、ここにはある。

ごらん、あれがオリオン座だよ(1996)

ごらん、あれがオリオン座だよ

ごらん、あれがオリオン座だよ

 

 大人になったんだ、と当時思ったのを記憶しています。そしてこれまでの集大成的なものなのかな、と。「HELLO!HELLO!」は火事を目撃した体験談を友人に告白するような、内容です。「やあこんにちは元気そうで安心したよ よかった〜」のモチーフは後の曲、「26-Dec.11th,1968」でも使われています。でも曲調はまったく違うので、面白いなと。「HELLO!HELLO!」は楽しそうなのに、どこかとても哀しさが感じられてしまう、そんな曲です。人と話していて、このような複雑な気持ちになることもあるよな、と思いました。友情というものは、時として重くなるけど、友情は友情。のような、感情を感じました。

アルバム・タイトルの「ごらん、あれがオリオン座だよ」のフレーズがでてくる「アマリリスは唐突な気がする正統派のラブソングです。とても切実な気持ちのこもったラブソングです。この曲調とは違っても、このアルバムはストレートな感情がこもったアルバムだと感じています。すこしサウンドに行き詰まりも正直感じました。

 

僕が橘いずみを追ったのはこのアルバムまで、でした。

今ではご結婚をされ「榊いずみ」として活躍をしてる彼女。今の活動は追って無くてもうしわけないけど、ずっと心の中で彼女の曲は僕の中で生きています。

 

ここで終わりにするはずでしたが、「失格」に関して、思うことがあったのでここに記します。

榊いずみとmiwaが「失格」でコラボレーションをしたこと

フジテレビの歌番組の特番で「コラボレーション」「スペシャルコラボ」みたいなものをよくやっています。非常にたいくつでつまらないのですが、そこで榊いずみとなんとmiwaがあの「失格」でコラボレーションをする、ということを聞きつけ、見ました。

miwaといえば、いつもにこにこ、あかるくげんき!あかるくげんきが取り柄が芸風という印象でいた。よりにもよって、彼女が「失格」とは!!

「自分の言いたいことを私は何も言わない」「自分のやりたいことを私は何もできない」のような曲をmiwaが歌うなんて。

この動画は、特番ではなく、その前に「僕らの音楽」で初共演をしたときのものです。「自分の言いたいこと〜」の下りは榊いずみが歌っていましたが「明るく元気だけが取り柄だけの女にはなれない!」のところは歌っていました!

そして、miwaの歌声は別人のようです。いつも明るく元気だけが取り柄の女ではない。ほんとうは、こういう歌を歌いたいんじゃないかな?そして「あなたは失格!」のところも、叫ぶように榊いずみと歌っています。

でも、この前に見たmiwaの新曲では、いつもどおりでした。でも僕の彼女を観る目は変わりました。この曲をテレビで2回も榊いずみと歌った。すごいことです。できれば「失格」のカバー、もしくは、本当の姿を自分の歌で晒してほしいのです。榊いずみのように!!

 

終わり

【便乗ではないです】TOKIO「LOVE YOU ONLY」もう、聴けない「大事な声」【ジャニーズのデビュー曲は神曲揃いだからレビュー】」

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本当に便乗ではないのです。信じてください!僕は「ジャニーズのデビュー曲は神曲揃いだからレビュー」というシリーズを書いていて、頓挫していましたが、次はこの曲について書こうと思っていたのです。

 

先日TOKIOの「LOVE YOU ONLY」のある動画を観たのです。それは、「サマーソニック」でTOKIOが「LOVE YOU ONLY」を演奏する動画でした。ロックの祭典サマーソニックで、TOKIOが演奏をした、それもデビュー曲の「LOVE YOU ONLY」を。もう二十数年前の、きわめてアイドルクサいこの曲を、演奏した。観客は、普通にノッていた。すごく感動しました。なんてロックなんだろう、そしてなんてアイドルなんだろうと。

そして、今でも歌番組にてこの曲を歌う際にも思いました。いつもずっと変わらない笑顔で歌う彼らを見て、この曲は今、神曲になったんだと。リリースをした時には感じませんでした。

TOKIOがデビューした時のこと、よく覚えています。僕は高校生でした。僕は彼らとほぼ同年代、松岡昌宏と同じ年齢です。当然、人気が当時からありました。女子が「長瀬くんかっこいいー」と言っていました。そして今でも、そのような声をよく聞きます。香取慎吾を凌駕するインスタグラマーっぷりは見事でした。消されてしまいましたが><

しかし、TOKIOの主役は彼だけはなかった。全員が主役だった。SMAPもうそうだったのかもしれませんが、もっと一人一人のちからは強かった、そしてよく分等されていたと思うのです。

 

今回、改めて「LOVE YOU ONLY」を聴き直して、気付いたこと。改めて気付いたことがあります。

TOKIOは、ツインボーカルだった。そうです。長瀬智也がメインで、もう一人がいました。「LOVE YOU ONLY」でも、少年くさいけれどもどこか男くさくもある長瀬智也と対象的に、少年のような笑顔そのままの、対象的な声で歌う人がいました。

それが、山口達也です。僕が言うまでのことでもないですが。

 

最近のTOKIOの新曲で彼がうたうことはあまりなくなりました。それは長瀬智也の作詞作曲能力が秀でていたのからかもしれません。

でも、必要だった。「LOVE YOU ONLY」は長瀬智也の声だけでは、ダメなのです。他の人でも、ダメです。長瀬智也のボーカルに対抗できるような「陽」を持つような人は、山口達也、ただ一人だけだった。

 

山口達也に関して、僕は高く評価をした出来事がありました。

ある時のフィギュアスケート選手権全日本大会の生中継にて、メイン司会の一人の国分太一とともに、TOKIOのメンバーが一人ひとり日別に出演をし、実況席にて試合を見て話す、という今では考えられないようことが、ありました。

そこで、山口達也は、選手、たしか男子の試合でした。そこで「今のトリプルルッツの後にパッと笑顔になりましたね!」のような事を言ったのです。「トリプルルッツ」という言葉は、国分太一の口からは出なかったような気がします。それほど専門用語というわけではありません。2ちゃんねるでは「山口達也の解説いい」「全日でてほしい」「国分と変わってほしい」という声にあふれていました。

他に、レギュラー出演をしていた「ZIP!」でも山口達也のさわやかさは朝にぴったりだ、もうあのホストみたいな人とかいらないから毎日出たらいいのにな山口達也。なんて思っていました。

 

でも、もうなくなりました。そんな番組なんて、どうでもいい。LOVE YOU ONLYのあの声がなくなってしまうなんて

それに尽きます。

もう起きてしまったことは仕方がないけれども、失ったものは、当然大きい。LOVE YOU ONLYが聴けることは、もう、無いのです。ずっと育ててきた曲なのに。

今でも信じられないです。何十年も、ずっと聴けると思っていたものが、あっという間になくなってしまった。この曲を今のタイミングでこんな内容で書くことになってしまった、そして皆さんにも読ませることに、読んでくれる人がいるかはわかりませんが、哀しいですね。ただただ。TOKIOには活動は続けてほしいです。4人でも。でも、あの声はもうない。嗚呼。人生ってなんだろう。だから、TOKIOにはその答えを音楽で出してほしいです。お願いします!終わり!

 

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「脱テレビ」と「脱ニュース」をしようとしています!

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僕は仕事が変わりました。前の仕事とその前の仕事は似たような仕事で、今度の仕事はそれまでとはまったく異なるものです。

その前の前の…ややこしいですが、新しい仕事を始めたのが前の前の仕事でした。

その仕事は「サイトへのニュース配信」の業務でした。

ようするに「Yahooニュース」みたいなものです。そこはYahoo様ではありません。

 

ネットのニュースの仕事がずっとしたかった、それに就くことができてよかった。そして在宅勤務により、仕事がまったくない長野においても、その仕事に就くことができました。しかし、もう足を洗うことにしました。

 

ニュースの仕事を始めたときに、びっくりしたことがありました。自分が最新の芸能情報に疎くなっていたのです。野球、サッカーなどは元からまったくわからなくてそれはなんとか避けることはできました。最初の会社は、です。しかし、トピックスの運用では全ての記事に如何にニュースバリューがあるかないかというのを、把握しなければなりません。大変な仕事でした。。

 

まず最初に水沢アリー 浦和DF槙野と熱愛か」みたいな記事がありました。水沢アリーって誰だぎゃ、と思いました。知らない人が芸能ニュースになっている。まきのと言う人が、日本代表のサッカー選手だということは、わかりました。

水沢アリー」を知らないとダメなんだ、と悟りました。僕はその時期、あまりテレビを見ていなかったのです。「テレビは観なきゃダメだよ」と言われました。そうでした。ずっとテレビっ子だったのに、「テレビなんてものは」と全然観ていなかったのです。

その後、「水沢アリー」は「ローラになんとなく似てるっぽく話してるだけのハーフだかなんだか知らないけど特にローラにはまったく似ていない何をやっているのかよくわからないつまんない今夜くらべてみましたとかいう深夜の番組でなんとなくデビューした女性」とだいうことを勉強しました。

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水沢アリーさんとローラさん どちらかわかるかな?? 

もちろんそんなにくだらないことばかりではありません。政治経済北朝鮮の動静、中東イスラム教の問題、格差、貧困!少子高齢化社会!不倫!ゲス不倫!そのような事もいちいち知った振りでもしなくてはいけない、理解をしなくてはだめなのです。

そして、まったく興味がないどころか嫌悪しているもの「野球」についても、知らなくてはいけません!ほんとうに困りました。「西武ってまだあったんだ・・」とかそんなレベルなのです><

でもニュースを見なくてはいけない。ネットは、Yahooニュースさまをひたすらに見ます。あそこに出ているものは、こちらでも出さなきゃいけない!それはどこもそうだと思います。

しょせんどこも横並びの世界です。ネットのニュースというものは。唯一違う色を出せているのは、livedoorニュースくらいでしょう。BLOGOSがあるのが大きいと思います。あとは、ニュースソースがどこも変わらないので、内容も同じです。全て同じ。

ちょうつまんない世界だなーーと思い、もう足を洗うことにしました

 

だからもうネットニュースを見る必要もなくなりました。テレビのニュースも。テレビのくそ芸能界の動向を把握しなくてもよくなったのです。よかった。

 

でも、テレビは見てしまいます。自宅勤務では、テレビはつけっぱなしでした。だからというのもありますが、実際にまだテレビ中毒です。

読書をするようにしています。が、その間もテレビはつけたまま。気晴らしにああネットでもと思うと、矢張りヤフーニュースを見てしまいます。困りました。

でも、ニュースは楽しい。なくならない。絶対に。だから選んだ仕事でした。しかし実際に「ニュースが楽しい」と思える仕事は、ニュースを作り出す人たちだ、ということにも気が付きました。配信は、コンビニエンスストアの店員と変わらないです。決められたことをきっちりやる。大まかなことは、全て上が決める。そしてやることは横並び。セブンイレブンがコーヒーマシーンでコーヒーを100円で提供するのを成功したら、他も全て真似る。携帯電話会社が若者むけに安い食品を提供するサービスが当たったら、まったく同じようなことを他もやる。日本はどこもそうです。民放も4社が同じ内容のニュースを同じ時間にやっている。最近はほとんど1日それをくりかえす。

 

ほんとうにくだらない。

でも、やめられないのです。本を読んで、映画を見て、まだ観ぬ素晴らしい世界を静かに体験したいのに。

とりあえず、水沢アリーはもう消えました。槙野智章高梨臨と熱愛か です!

 

【映画の感想】「君の名前で僕を呼んで Call me by your name」人間として大事なものが何かを教えてくれた映画でした

cmbyn-movie.jp

https://www.instagram.com/p/BiZjmAQHp3x/

今日は映画「君の名前で僕を呼んで」を観ました。この映画を観たいと思ったのは「5時に夢中」で新潮社の中瀬ゆかり氏が、この映画を強烈にすすめていたからです。ものすごい剣幕でした。これは観なくては、と思いました。しかしその放送は3月くらいの頃でした。僕は観ることができるのかは、わかりませんでしたが、新宿でやっていることを知り、観に行くことにしました。

土曜日の朝イチで観ようと思い、家を出ましたが、スマートフォンの充電がされていないことに気づき、いったん引き返しました。

結果、いろいろあって、観たのは最終上映の回になりました。最後の1席が空いていました。一番見づらい最前列の端の席でした。

 

今日はここに来るまでいろんなことがありました。足が辛くて街を歩くのが辛かった。転倒はしなかったけれども、歩くたびに、哀しくなってしまいました。本当は最後の回の一つ前の回に見る予定でしたが、もう売り切れでした。また明日にしたらよかったのにな。と、またドトールで休んでいました。街には人が溢れていました。土曜なので当然です。僕はずっとひとりだなあ〜と改めて思ってしまいます。もう帰りたいな。なかなか過ぎない時間をただ途方にくれて待っていました。

そんな中で、映画を観ること。僕にはよくあることでした。でも、観終わったあとに、共有をできることが、前はありました。もうそれはなくなってしまった、ということに、あらためて気づきました。映画をあまり観なくなってしまったのは、そういう理由もあったのかな、と考えて、哀しくなりました。

 

この映画は同性愛がテーマだということも知りました。いわゆるBL映画なのかな。と。しかしイタリアが舞台だということ。だから観ようと思いました。

 

僕は、小学生のころに、萩尾望都「11月のギムナジウム」を読んでいました。

11月のギムナジウム (小学館文庫)

11月のギムナジウム (小学館文庫)

 

同級生は皆「キン肉マン」に夢中だったころです。なぜこの本が家にあったのか、それは読書家であり、マンガも好きな母が買ったものです。しかし母はそんな僕を心配したのかまったく興味のない「キン肉マン消しゴム」を買ってくれたりしました。この本と共にあった大島弓子の「さようなら女達」を含め、後にまた読んで、果たして小学生の自分がこれをほんとうに理解できていたのか、さっぱりわかりませんでした。「11月のギムナジウム」と派生作品である「トーマの心臓」は、単なる「やおい」「BL」ではない。そんな言葉は当時なかった、というのもありますが、そういう作品ではない、という理解はできました。

この映画も、きっとそうに違いない、と思い、観ました。

 

それは実際にそうでした。舞台は「北イタリアのどこか」とだけ雑な説明だけがされていました。が、「北イタリアのどこか」で十分なほど、映像とそこに映し出される風景は、とてつもなく非現実であり、まったくもって羨ましいもの。主人公一家と、ここにやってくる訪問者の男性は、ユダヤ人、だということも明かされました。ユダヤ人はお金持ち。1980年代の映画なので、それも理解できました。そしてユダヤ教は同性愛は禁忌です。

 

主人公のエリオは痩せた(常に半裸でした)17歳の学生です。「かなり変わった子」のようでした。趣味は音楽、のようで音楽を聴いていました。そこには譜面がありました。ショパンのワルツだと思います。ただし、それを彈かずになにかを譜面に書いていました。趣味は「編曲とか作曲とか」なんてことも言っていました。

その後に、相手役の大学院生オリヴァーにバッハをアコースティックギターで弾いているところを見られて「あの曲を聴きたい」といわれ、ピアノに向かいます。引き出したのは、「バッハの曲をリスト風にアレンジしたもの」「バッハの曲をリスト風にアレンジしたものをブゾーニ風に解釈したものなんてもの」だ、と説明をしていました。僕はここで笑いました。あきらかにちょっとおかしい子です。

 

その後、エリオとオリヴァーは惹かれ合う、のですが、いわゆるわかりやすい愛の言葉や仕草はありません。お互いに哲学や過去の偉人たちの格言を出し、肯定と否定を繰り返すうちに、お互いを理解していく、というような流れでした。

惹かれあっていくのは、映像を通して表現されていた。台詞はあるけれども、本筋を辿っていないところが、この映画の特徴なのかな?と思っていました。

 

エリオの心の揺れ動きは、音楽によって、表現がされていました。

モーリス・ラヴェル「鏡」から「海原の小舟」が引用されていました。最初の2小節だけが、サンプリングで何度も流されていました。

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「海原の小舟」は、その名と通り、船が海に揺れうごき、荒波に拐われていくそのままの曲です。細かい音符で水の動き、と感情の揺れ動きも表現をしているかのような、ラヴェルらしい曲です。それが、彼の心の惑いと表しているのかな?と思いました。非常に音楽的を効果てきに利用していると感じました。

 

「水」は、この映画においては、重要なものです。主人公たちは、いつもプールや湖に行き、そこで泳いだり、はしゃいだり、そして本を読んだりしていました。本は重要なものとして、取り扱われていました。文学ではなく、史実や詩を重要としているようでした。知的な人たちです。豊かさが、表面だけではなく、人物らにも表れていたと感じました。

北イタリアの風景は、まったくもってほんとうに美しく、まぶしいもの。それに付きます。

いわゆる同性愛の描写もありました。ちょっと下品な表現もありましたが、それがメインではありません。

 

この映画でいちばん大切な場面は、「全てが終わった後」にエリオの父親が、彼に話をする場面です。ひたすらに、彼、アリオを認め、そして相手ののオリヴァーも認めていました。そしてこれから何があっても、お前を助けるよ、と全てを許容する、と話した場面です。

その後の哀しい場面も、ひたすらに説明はなく、アリオの顔がひたすらに写り、それが全てを物語っていました。

 

人を愛するということ、認め合い、そして否定もしあう。そういうことが、一番大事なんだ、ということが、この映画でわかりました。そうです。これはそういう映画なのです。同性愛うんぬんは、おまけです。北イタリアの風景は、おまけではない美しさだった、ということも付け加えます。そんな映画でした。

 

僕は、きづくと少し涙が流れていました。それは感動とか、そういうものでは、ありません。羨ましい。心の底から、彼らがうらやましかった。主人公たちだけではない、出演をしている、すべての人物と、そこに起きている全てのことが、今の自分にはないからです。

ブザーが鳴って 幕が開いても

僕を映す ドラマがいつまでも始まらない

このような歌があります。誰も知らない、僕が作った曲です。僕のドラマははじまらない。

 

おわり!

Λucifer「THE BEST」商業てきヴィジュアル系バンドのかがやかしい成功例を振り返ろう!

幻想、現実にはない世界。だから憧れる。リアリティなんていらない。嘘でもいい。

ちょっとだけ、現実を忘れてしまいたい。理想の人、理想のバンド、理想のサクセス・ストーリー。現実なのか非現実なのかわからない。その間で揺れ動きたい。今は…ただ…

 

 

こんばんわ。まえむきです。僕はいま、もう現実から逃げることだけ、その事だけを考えるようにしています。なので、現実的なところから派生したけれど、現実てきには、うまくいったバンド、Λuciferのベストアルバムを紹介いたしますね。嗚呼。

THE BEST(初回)

THE BEST(初回)

 

 Λuciferは、そもそも「快感♡フレーズ」という新條まゆタン原作の漫画をアニメ化し、その主題歌をやるため、だけ!に産まれたバンドでした。ボーカルのMAKOTOは原作の通りに「咲也」という名前にさせられていました、かっこわらいです。最初だけでしたが!なかったことにして!!そしてこのバンドの核となるもの、それはさく、いやMAKOTOの「顔」「お顔」です!

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※あんまりにも顔がカッコイイのでタイ王国でもパッタイ人気がでました!パッタイ大好き!!

 

誰がどうみても、芸能界的には彼の顔を「顔」にすること。それは明白です。そして悲しいかなヴィジュアル系バンド」としての売り出しでした。

し、神聖なゔぃビジュアル系を商業のために犯すなんて、なんて、全く思いませんでした。

デビュー曲「堕天使BLUE」これが間違いなく名曲だからです!!!


Λucifer 堕天使BLUE

このブログにてΛuciferを取り上げたのは、オムニバス記事「裏原点」のみでした。そこではこのように吾めは記載をしておりました。

maemuki.hatenablog.com

■原点である根拠:大人がよってたかって作ったヴィジュアル系バンドの成功例として

「大人」とはまず、この曲、のみならず Λuciferの曲の作詞を多く手掛けた、森雪之丞です。大先生狂気の大先生破壊の神!言わずもがなの大御所です。ヒット曲がたくさん。しかしどれもこうにもかなりとち狂った曲ばかり(例:シブがき隊のナイナイナイ笑わせるぜ授業中に手を挙げてオレを好きだなんて〜など)なのです森雪之丞氏の詞は!!そしてΛuciferはかがやかしい「森雪之丞とちくるい」の中でも、出仕出血のとちくるいプリです!!

「堕天使BLUE」は出だしから強烈です。

キレた天使と悪魔の ハーフなんだぜオレたち

 なんて…こう…情景が…

みえないんでしょうか????完全に…幻想の世界ですそうです。これは…マンガの世界…!!だといいのですが恥ずかしいのですが原作「快感♡フレーズ」を恥ずかしながら読んだことがありません><少女漫画好きとかいっても、所詮古典てきなものしかしらないのです。。「イタズラなKISS」あたりで終わってしまいました!!入江くーん><多田かおるさん(T_T)そうなのです。

そして、この曲のボーカルはちょっとやはりあやしいです。おそらくは彼はこの時点では素人だった、に違いありません。「安心して最初からしばらくは簡単だから」みたいな簡単なメロディで、狂いサイた歌詞(どうせ哀しい未来さオレに5$で売りなよなど)を引きずりながら!進んでいくのです。

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手錠外して欲しけりゃ ヒップ回してねだれよ 

 あの…この歌詞は、原作にあるようなエピソオドなのでしょうか?だとしたら安心できるのですが、もしあっても、歌詞にはしないと思います普通だったら!!そうです。普通ではない、それこそヴィジュアル系…なのです嗚呼〜。

しかし、さきほどの「キレた天使と悪魔のハーフなんだぜ俺たち」も「手錠外して以下恥ずかしいので略!」のところも、ピッタリと音符と合っています!!さすがプロです!

そして、この曲の聞き所はやはりサビです。「またかんたんな感じだな」みたいな感じでメジャーコードに変調してはじまるのですが、最後のところで「BLUEうー BLUEううー だてんしBLUEうううう」と三回のリフレインを経て、1オクターブ突然高くなるのです!!ここが凄く好きです!!

このド名曲を作曲したのは、「オトナ」の一人、TAKUYAです。たくやっていわれても誰それなんて思うかもしれません!TAKUYAとは、あのJUDY AND MARYのTAKUYAさまです!!

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今でもイケメンのTAKUYAです!そうです。実はわたくし「ロッキンf」という雑誌を兼ねて愛読しておりました。そこにまだインディーズのJUDY AND MARYが出ていました。その時は、TAKUYAはまだいなかったころです。そうです。JUDY AND MARYはもともとハードロックバンド、ジャクスン・ジョーカーのベース、恩田快人がバンド休止中のソロプロジェクトとして始めたバンドでした。YUKIはいました。一時的なバンドのはずだったのですが、恩田快人がこのバンドに手応えを感じ、ソニーのオーディションを受けた、そしてTAKUYAが加入をした、その経緯は「イケメンだったから」というのが理由だった、というようなことを読んだ気がします!

しかし、その後の活躍はもう素晴らしいものです。ミリオンアーティストになりました!

TAKUYAはその後、プロデュース業もはじめたのですが、僕は彼の仕事で好きなものがあります。それは…「おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!」です!!!!🔥🔥

おはガールちゅちゅちゅ、おはちゅのことをここで語ってもしかたないですね。とにかく「堕天使BLUE」とおはちゅがTAKUSYAのしんこつちょうだといえるでしょう!ROBOTSもきかなきゃ…


おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!「こいしょ!!!」PV フルサイズ

センターはアモーレ平愛梨の妹、さいきん人気な女優の平祐奈です!かわいいいーーー

 

ごめんなさい話をΛuciferに戻しますね。…。

TAKUYAの曲がすごい、それは当たり前のことだったのかもしれません。そして森雪之丞の歌詞も狂っている。これは、アマチュアにはできないこと。商業なのですから、ちゃんとしたものをいきなり用意しなくてはいけなかった。だからそうした。それがうまく行ったのはよかったと思います。

この後もΛuciferは良い曲ばかりでした。

 


Λucifer リュシフェル - Cの微熱 (C No Binetsu) PV

セカンドシングル「Cの微熱」は、あの一流ヴィジュアル系バンド(有吉反省会でもそういわれてましたよね?)ギタリストCHISATOの作曲です!作詞はもちろんもりゆきのじょー大先生です!僕の中ではこれは「地味名曲」として名高い曲です。地味だなんてわるくちのように思われるかもしれませんが、褒めています!!地味だけどいい曲、あんまりないのですよ。ただ地味なだけの曲はいくらでもありますが!!「堕天使BLUE」が打ち上げ花火ならば、これはせんこう花火、やがて散っていく弱い火…なんて、ありきたりな形容ですみませんね。「Cの微熱」なのですから、やはり森雪之丞うまいこというな(T_T)って感じですありがとう!さすがプロの作詞家!!

 サードシングル「Tokyo幻想」もちろん「とうきょうげんそう」ではありませんよ。トーキョー・ワンナイト…イリュージョン…プラチナの闇にうかぶ…かっこわらい…なんて思ってはいけませんよ…!酔うのですオトナの世界に…!!


Aucifer - Tokyo Illusion

このいやらしい性的なギターの出だしはTAKUYAの指示なのでしょうか?エロスなコード進行!オトナの世界です。時代が違うのですがなぜか「バブル」という言葉が浮かんでしまいます。歩くバブルの生き証人森雪之丞先生のバブル力によるものでしょうか?いいですね。バブル。今はやっているバブルは、バブルではありません。荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」なんて、バブルの曲ではないのですよ。「Tokyo幻想」こそ、バブル!バブルロック!かもしれません。幻想ですよ僕はいまTokyo在住…なのです…から嗚呼嗚呼!!摩天楼に駆け上るんだ、孤独の京王BUSにはもう乗らないのです。。。


Λucifer - CARNATION CRIME - Live

フォースシングル「Carnation Crime」このあたりになると、バンドとして、まとまりがでてきました。そして、MAKOTOのヴォーカルも格段にうまくなりました。もともと声質は良かった、というのもあるのでしょう。ボーカリストらしくなったな、とBESTできくと経緯がよくわかります。セカンド・アルバムあたりを最後に、森雪之丞もTAKUYAもいなくなり、バンドによる作詞作曲となりました。自立をした、自立ができるメンバーだったのです。チェッカーズを思い出します。チェッカーズは、そもそも普通のバンドでしたが、デビュー曲からしばらく、他人の曲で大ヒットをしてしまった。「涙のリクエスト」「ジュリアに傷心」「星屑のステージ」など、もう本人たちはやりたくなかった、でも大衆はそれをのぞんだ…ということもありました。

しかし、チェッカーズはその後、自分たちで曲を作るようになった。そして解散をした。藤井フミヤが初めて作詞作曲をした「TRUE LOVE」は超絶大ヒットをした。僕は、かならずバンドが作詞作曲をするべきだとは思わないのです。きっかけとなれば、外部の手が入ってもいいな、と思います。氷室京介は、作詞は松井五郎、そして森雪之丞に、にまかせていました。その方が良いものができたからです。そういうプロの決断もあるのです。マンネリなヴィジュアル系バンドさまたちもご検討をしてみてはいかがでしょうか?ないだろうな…。。。

 

そして5枚目のシングル」はこれまたCHISATO作曲の地味名曲です!「Cの微熱」より好きかもしれない。さり気なくポップなサビがたまりません!ちーちゃん愛してる!PENICILLINさいこう!!


Aucifer Beatrip Junk City


Λucifer - Hypersonic Soul

そして森雪之丞先生の最後っ屁!!伝説の名曲!賛美歌の「Acid〜脳内麻薬」を超えたた???ハイパーソニックソウル!です!!途中に出てくる矢張りリズムばっちり合っているけど謎なゴメンチャイKIDS!ゴメンチャイキッズ!!!ゴメンチャイってなんだろう。素直に検索してみましたが、SFCのゲーム「スターフォックス」から??わかりません。そしてこんな記事もありました。

www.barks.jp

よくわからないのですが、なんとなくわかりました…この曲「ハイパーソニックソウル」は当時2ちゃんねるこれはひどい」とネタにされていました!!さすがです。伝説のバンド…Λucifer

 

そして、僕がΛuciferで一番すき、「堕天使BLUE」より好きかもしれない狂おしい愛狂愛絶愛(尾崎南)な曲があります。これです


Λucifer リュシフェル - Regret PV

8枚目のシングル「Regret」です。正直、ベストを聴くまでこの曲は知りませんでした。なんて、いい曲なんだろう、と素直に、珍しくスナオに思いました。そしてこの曲を作詞がMAKOTO、作曲がATSURO&MASAKIとなっていました。こんな曲を作れるだなんて、凄いと思うのです。ひたすらに素直に、切ない曲です。ボーカルも「堕天使BLUE」の頃とはまったく別人です。彼らを「商業的バンドの成功例」と評したのは、堕天使BLUEだけではない、この曲がきっかけでした。この曲が入ったアルバムを出して、解散しました。再結成などもしているようです。

 

Λuciferの歴史」とう素晴らしいホームページがありました。僕はホームページが好き、文化として残したく、そして参考にした、してほしいので紹介します

plaza.rakuten.co.jp

ツアーファイナルで武道館でもやっていたんですね!すごいなあ〜Λucifer!単なる「作られた架空のアイドルバンド」では終わらなかった、すばらしいバンドでした!おわり!!