さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


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JASRAC様関連のメモ

ある掲示板で見かけた投稿です

3480 返信 JASRACライヴハウス管理 2004/06/22 21:19

JASRACでアルバイトをしている者です(もうすぐやめますが)。
(※中略:ある名曲喫茶に訪れたJASRACの人の変な行動を指摘した書き込みに対してのレスがここにありました)

爆笑しましたが、これはおそらくJASRAC職員(正社員)ではないでしょう。名刺に“契約取扱委託員”とありませんでしたか?これは職員ではなくて“アルバイト”です。職員はみな“真面目な会社員”なので、こういう対応はしません、というか、できません。
しかし結局のところマジメなのは“会社に対して真面目”なだけで、JASRACのやっていることが本当に「音楽文化を守る」ことになるのか、考えていない者がほとんどです。だから遠山さんのユーモアに笑える音楽的素養があるJASRAC職員はほとんどいないでしょう。

JASRACライヴハウス管理は内部では「A31」という種目です。使用料規定を見るとわかりますが“箱バン入れて「歌謡曲」ばかりやっているようなキャバレー”を基準にしたとしか思えません。これで
コピーバンドがよく出るロック系ライブハウス」も
「新しい音楽を追及しているバンドが多いオリジナル系ライブハウス」も
「スタンダードジャズ中心のジャズ喫茶」も
「ほとんどフリージャズしかやらないフリースペース」も
同じように管理しようとします。


つまり現場の音楽的性格を理解した上での徴収/分配のシステムではない、ことが問題です。

自分も職員相手に「JASRACライヴハウス管理のやり方は問題ある」と議論をふったこともありますが、はっきり言って話はかみあいません。中には音楽をやっていた経験から理解のある職員もいますが、個々の職員には現状のシステムを変える提案は難しいでしょう。ですから巻上さんのように会員/評議員の方からの働きかけは有効と思います。

ライヴハウス側から見るとJASRAC職員の訪店(JASRAC的には「出向」と言ってますが)は話かみあわずにウザイと思いますが、法的な質問はどんどんぶつけたほうが良いでしょう。
こちらも攻撃的にならずに「教えてよ」って感じで聞けば、職員は法的知識豊富で説明好きなヤツが多いので、質問して情報を引き出せるので得策と思います。JASRACに不利な事は言わないでしょうが、法的な知識・情報はライヴハウス側からの交渉の上でも役に立つはずですから。

「料金が席数で決まる/遡求が請求できる」事も「ベルヌ条約」に基づいているはずです。そのあたりまで掘り下げて探りを入れてみれば少しは話もかみ合うでしょう。

ベルヌ条約!!!
こんなのがあるんですね。知らなかった。