さわやかでまえむきな人間になりたい男が
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 さわやかトラウマCDレビュー キリンジ「3」

キリンジは聴かず嫌い‥「嫌い」でも無かったのだが、聴かず無関心。聴かず知らないふり。
上手い言葉が無いのだが、なんとなーく聞かなかった。なぜなのか。よくわからない。特に理由はない。しかしその形容できない時間は無駄だったとしか思えない。特にこのキリンジにとって3枚目のアルバム「3」を聴いた時は強くそれを実感した。この「3」を手にとった時は「ああ、きっとこれは名盤だ」となんとなく予感をしていた。私はキリンジが堀込さんという兄弟で、ポップフリークで、結構人気があって、評価も高くて、事務所がナチュラルファウンデーション。ぐらいしか本当に知識がなかったので、この「3」が本当に名盤だという事とか全く知らなかった。でもわかった。
この↑ジャケット。こんなジャケットで名盤でない筈がない。堀込兄弟のある意味異常とも言える凡庸すぎるルックス。顔立ち。ここまで凡庸な一般人的なルックスのミュージシャンは他にはいない。ここまで凡庸だと神がかり的でヴィジュアル系も真っ青。私はキリンジヴィジュアル系だと思う。堀込兄弟の脅威の凡庸なルックスによって奏でられる、凡庸過ぎないが日常からは脱しない、あくまで等身大の脳みそによる等身大でない異常世界。それは今まで誰もが語ろうとしなかった、できなかった新しい「生活の中の脳内世界の様様な描写」である。凡庸なルックスによって奏でられる凡庸で凡庸でない世界。複雑だ。こんななりでキリンジは超複雑なのだ。

あージャケット。この顔立ちにてこのアブラギッシュなテカり。私たちは堀込兄弟にナメられている。それは確実だ。キリンジの音楽は聴きやすい。とても聴きやすい。冨田恵一先生によるコーディネイトが良いのだろうか。だけどこのジャケットはそんな聴きやすさを挑発するような孤高の道を歩んでいる。二人はまるで歴史の証人の要に荒くれの中、油を纏いて佇んでいる。そう神。キリンジ神による3番目の黙示録とでも言いたいのだろうか。だけどキリンジの音楽は聴きやすい。ポップでオシャレでナウな感覚だ。ジャケットにおいても実は複雑なのだ。キリンジは超複雑だ。

1曲目は「グッデイ グッバイ」
シングルにもなった曲らしい。1曲目にふさわしいアップテンポでウキウキするようなホーンが冴えるポップチューン。しかし歌詞は絶望のどん底である。人通りの多いゴミゴミした街頭にて歌の主人公は力なく佇む、冷めた「街頭で頑張る人たち」の描写に続いてサビでは「誰か話を聴いてくれ唄う号外さ」自己が薄く見えてしまう街頭にて主人公は心の中において、他人との繋がりを強烈に求めている。良い日、さよならというタイトルにもとれる強烈な孤独を表現した明るい名曲である。
2曲はイカロスの末裔。歌詞は様様な描写が交錯して何が何だかわからない。とりあえず私は古代の世界より続く人間の本能を感じた。曲調は16ビートの跳ねたリズムに
つづく