さわやかでまえむきな人間になりたい男が
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中島らもが死んだ

中島らもが死んでしまった。
恥ずかしいけど自分はそれ程本は読まない。でも中島らもの本は好きだった。
朝日新聞に連載していた「中島らもの明るいお悩み相談室」を読んで「この人面白いなあ」と
文庫を買って読んだのが始まりだった。最初に買ったのはエッセイ集だったと思う。
「僕に踏まれた町 僕が踏んだ町」「永遠も半ばを過ぎて」「ガダラの豚
「今夜すべてのバーで」「アマニタ・パンセリナ」‥小説もエッセイもどれも好きだった。
どの作品もそうだが、中島らもの作品は「死」の香りが強い。
エッセイの中で友人や知人の死がよく書かれている。本に出てくるくらいだから何れも強烈な
死に方だ。そして中島らもはその中に必ず「生」の意味、というか執着、というか「まあ生きて
いればいいか」という、「生を受け入れる」スタンスを見出していたように思う。
新聞記事によると、酔って階段から落ちて全身を強く打って死んだという。しばらくは生死を彷徨っていたらしい。
大麻で逮捕されて執行猶予の判決で釈放された後、躁病の治療で入院し、その後は酒量が増えて
つねに酩酊状態だっという。
自信のドラッグ体験を綴った名著「アマニタ・パンセリナ」は様様なドラック、オーガニックな
麻薬等の体験の最後には「アルコール」の章があり「これが一番最悪だ」と綴っている。
結果的にアルコールで死んでしまった事になる。
「アルコールで死んだ自分」という事について彼はどう思うのだろうか。

僕はそれが読んでみたい。
でも、それを読むことはできない。