さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


さわやかでまえむきな人間になりたい男が
好きな「文化」を語る。
そんなブログです。from 2004yaer。

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映画「デビルマン」

行きましたよ。好きモノの友達冷崎くんが付き合ってくれたので行きました。
しかも川越の「ホームランシアター」という場末感漂う映画館でした。ムードはバッチリ。
冷崎くんが麺好きなので、映画の前に「頑者」という超有名つけ麺店にも行った。うまかった。
僕は前に一度行った事があるけど、その時はつけ麺の美味しさがよくわかってなかった。
今は若干つけ麺経験を積んだので、この店の美味しさがよくわかった。
麺ギューギュー!汁濃厚!


あーそうだデビルマン
「ホームランシアター」は幾つもスクリーンある中規模映画館。
この日は他に「スウィングガールズ」「隠し剣なんとか」「世界の中心で〜」等やっていた。
今思うと邦画ばっかりだったような。
「もしかして二人だけかもね」と言っていたのだが、ちゃんと他に客がいた。
「腐っても土曜日」と思った。
客は、イノセントな中年夫婦、イノセントな若年夫婦、イノセントな女の子とその親。
そしてイノセントすぎるドキュン親子。
親は作業着。まだ小学校低学年だと思われる息子2人をどうあやしてよいのかわからないらしく、
大量のお菓子を買い与え、またお金も渡して子供二人は本能のままにお菓子やジュースを
次々と買いまくり、そして本能のままにコーラを床にぶちまける。
真面目そうな受け付けバイトの男の子が、それを雑巾で拭く。
それを見ながら「なんか映画みたいだなあ」と思った。


映画「デビルマン」はそれ程酷くなかった。いや、ひどい映画には変わりないけど
「普通にダメな映画」だった。過剰に叩くのは偉大な原作を支持する人達に
違いない。俺はデビルマンに思い入れはないが「そりゃ怒るだろうなー」と思った。
ダメ映画としても2流の出来。
主演2人の演技は確かにひどい。しかし残念ながらモーニング娘。の演技で鍛えられた
俺には、「あれ初めての割にはまあまあかも」とも思ってしまった。いや、確かにヒドイ
のだけれど。
言われている通り脚本も酷かった。最初に笑ったのは、FLAMEの金髪の方(サタンw)
が車で登校しているところ。高校生なのに。隣の冷崎くんもまずはこれで「ウっ」ときていた。
他にもデビルマン誕生のシーンで「ハッピーバースデー!デビルマン!!」
宇崎竜童にデビルマンの模様(笑)を稲刈りの最中に見られてしまって
「ほわーーーん!!」といきなり叫びだしたり、無駄なボブサップ、無駄な小林幸子
出演。ボブサップはニュースキャスターの役だった。英語でニュース読んでました。

鳥肌実、船木正勝も出てたらしいけどわかんなかった。けどどうでもいいや。


デーモン騒動が街を遅い、人々が互いをデーモンだと疑い初めて荒れていく描写が
なぜかランニング短パンのデブ男3人が暴れる映像だったり(あれはなんなんだ!)
他、クラブらしきところにデーモンが現れた時のBGMが
「あれはっだれだっ あれはっだれだっ」というラップ調の音楽で
「あれは誰だ‥ってまさか」といくらあまりアニメを知らない僕でもわかるネタで
笑ったらK DUB SHINEだったりと細かいネタが豊富でした。


物語の流れとしては、わかりやすい流れ。だからそれ程ひどくは感じなかったのかも
しれないです。ただ、後になってみると「何故デビルマンなのか」「何故デーモンなのか」
「何故サタンなのか」中軸は全く説明されなかったので???でした。
「ああサタンだからな」とかサタンは言ってましたけど。 


冨永愛シレーヌも謎でした。美しくない!なんか女装みたいでした。
シレーヌにはエラは不要だと思う。CGでなんとかできなかったのかしら。
とにかくエラ。エラシレーヌ


映画としてもダメ、ダメ映画としてもダメでした。
映画上映中、前述のドキュン親子の子供の方が「あ、死んだ!」「サタンだ!」と
実況中継をしてくれました。これがデヴィッド・リンチの映画だったら子供に対する
殺意を抱く事必至ですが、あまりきになりませんでした。デビルマンだからな。