さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


さわやかでまえむきな人間になりたい男が
好きな「文化」を語る。
そんなブログです。from 2004yaer。

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小沢健二に関する暴論

「天気読み」
自分の心に漂う影を感じ、心象を天候に重ねその不安感を唄う

犬は吠えるがキャラバンは進む
漂う影は現実のものとなり、今まで見えなかったものが見えるようになる。同じ風景が違うように見え、恐ろしさとその美しさに感銘を受ける。混乱のあまり落ち着かせようと書きなぐった詩が「天使たちのシーン」"生きることをあきらめてしまわないように/賑やかな街でかかり続ける音楽に/僕はずっと耳を傾けている"という詩はメジャー志向に傾く事で救われるのではないかという示唆

「LIFE」
彼女への依存、他人への依存、他人の存在と理解によって自信を確立させる安心感からくる躁状態

「強い気持ち・強い愛」
LIFEの頃の他人への依存に大いなる不安を感じさせるも、強い気持ち強い愛と謳う事によりその気持ちを払拭しようと必死になる。しかし最後のサビ部分でついに全てが崩壊

「戦場のボーイズ・ライフ」
恋人を失う。自分のいる状況は暗闇であり、光がなく、愛の対象もないが「LIFE」の頃のテンションは維持しているため、得もしれぬパワーで対象に対する愛と光と勝利を叫びつづける。

「さよならなんて云えないよ」
誰もいなくなったのに叫び続ける彼を見るに見かねて、仲間が海へのドライブに誘う。頭のいい彼はそこでやっと「終わった」と悟るのだが、幻影は離れない

「痛快ウキウキ通り/流れ星ビパップ」
現実に気付き、「あの時こうすればよかった」という自称と願望が妄想になって交じりあう。
思い出はいつも美しい 美しすぎるのだ

「球体の奏でる音楽」
投薬治療開始。精神も落ち着きをみせ、一人旅に出る。
穏やかな風景は彼を癒し、本来の自分を取り戻し始めた

「夢が夢なら」
本来の自分に戻り、恋愛を振り返る
しかしまだ投薬中のため、不要な幻想がまとわりつき離れない。
過去への憧憬はますます美しく映り彼の脳内を支配する

「Buddy/恋しくて/恋ってやっぱり」
投薬がだいぶ効きはじめ、新たな夢物語がはじまる

「dogs」
過去に彼女に長い手紙を書いて「なんか重い、重すぎる」と嫌われた経験をもとに
ブックレットの長文削除

「指さえも/back to back/ダイスを転がせ」
完全に回復。「指さえも」では過去の恋愛をもネタにする余裕も

「ある光」
そしてまた旅に出る。
目的地(決められていない)への道程の途中、今までの軌跡を振り返りつつ
「ある決意」をする

「春にして君を想う」
朝があり、昼があり、夜がある。一日の終わりがある
他人に対する自分が事象であれば、それも終わりがある
小沢は「ある決意」をもとに、別れを私達に告げた


「Eclectic」
低く、低く、しかし高く


「刹那」
囲いの中の鳥、それも映像の鳥
過去は羽ばたかない
そこに自分が続く限り





小沢健二に関する暴論終了