さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


さわやかでまえむきな人間になりたい男が
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彩冷える「即完音源集」


1.しこさほこ
2.マゾチ―三月に観た夢の再構成―
3.合鍵
4.ミザリィインザダスク
5.景
6.圧縮―ロール
7.台形の底に溜まった、半透明の澱に顔を長く漬け込みすぎました
8.南極
9.ツェッペ氏、食べる
10.ゴシックパーティースピードセッション


ここで度度とりあげてきた新進のヴィジュアル系バンド「彩冷える」の完売した音源を集めたアルバム。編集盤とはいえ「即完音源集」なんて色気のないタイトルですねえ。ジャケットも色気ゼロ。真っ白で何もないジャケット表面はいいが、帯や、CDスリーブの「アヤビエ」「即完音源集」のダサーいフォントが、「所詮ヴィジュアル系」という限界を感じさせます。デザイン担当の人あんまりやる気なかったんでしょうか。
この音源は2枚の3曲入りマキシシングル「貯水槽より、三人」(トラック1,3,6)「ゴシックパーティースピードセッション」(トラック2.8.10)PV集に収録されていたトラック4と7の初音源化と、2曲の新曲(5,9)をまとめたもの。
実は「ゴシックパーティースピードセッション」は本当に予約完売だった為、買えなかった。DVDは買う気せず。なので既存曲の編集盤とはいえ、自分は殆ど初めて聴く曲ばかり。
ここに入る音源の前にリリースされていた「ロマンサー/変態最終頁」今年正月にリリースされたミニアルバム「鉄の島」はかなーり気に入っていたので、かなりこの音源のリリースを楽しみにしてました


即完音源集だろうかなんだろうが、まあこれは「アルバム」として聴けばかなり良いと思います。
後々、褒めちぎる事を前提にw最初にぼろかすに言わせてもらえば、音が悪い!
3曲とかだと、気にならないけど10曲も音が悪いトラックが続くとイライラします。
これは誰のせい?私がかつてインディーズでCD出した時は、彩冷えるより全然ショボショボな環境だったけど、これより音良かったよ。スタジオとか涙が出る程狭かったし、機材もショボかった。
売れっ子バンドなんだから、きっともっといいスタジオ使ってると思うし、機材も良いはず。
何でこんなに音悪いんだろう。まあーさすがにもっと売れて来るとよくなるかもね!がんばれー!


1、しこさほこ は独特の色彩感覚溢れる歌詞が素敵な爽やか曲。有名な話ですが、タイトルの意味は「新婚さん香港」から「ん」を抜いたもの。
2 「マゾチ―三月に観た夢の再構成―」はマイナーコードのいかにもヴィジュアル系な曲調。しかし作詞作曲をした涼平涼平ワールド炸裂な歌詞はやっぱり素晴らしい。俺は彩冷えるにはこういうのを求めてるんだー ヴィジュアル系という歪んだフィールドならではの、ヘンな曲。大好き。
3、「合鍵」と5「景」は、ボーカルの葵が作詞作曲。んー悪くないけど‥普通なのです。バンギャ様の受けは悪くないみたいなので別にいいと思います。
4、「ミザリィインザダスク」も初めて聴きました。id:sprzedazさんいよると、彩冷えるの前身バンド「雛罠」のさらに前からこの曲は存在したとのことで、かなりの名曲では期待しましたが、なんか普通の曲でした。サビのメロディがヘンな3連譜になる所は面白いと思ったけどね。
この曲、特に音が悪いなあ。たぶんスピードディスク所属して最初の方にレコーディングしたと思うんだけど、とりなおしてほしかった。
6、「圧縮-ロール」はまたもや?タイトル変更 シングル収録時は「ビッツ-圧縮-ロール」彩冷える公式HPの歌詞コーナーでは一時期「ビッツ-圧死-クロール」となっていた。今見たら「圧縮」に直ってた。わけわからん。
曲は想像できるようで、全く想像の余地を許さない歌詞が素晴らしい。タイトルは「ビツアシクロール」という叫びにひっかけてあるのだとは思うが、そもそもビツアシクロールというのが何なのか。
間奏も「BACHのドッペル流れる店内〜」という歌詞に合わせたのか突然バッハ調になったり、最後は力強く高らかに謳いあげたりと、わけわからんが、エナヂーが満ち溢れています。
7、「台形」もかなり楽しみにしていました。この曲のドラムはなんとあのZi÷KillのEBYちゃんです!さすがに他のトラックとドラムの音が違う!かっこいい!EBYちゃん全曲叩けばいいのに。ギャラが高いのかな。
曲調はミクスチャーwでエクストリームでヘヴィ。まあ今風ヴィジュアル系ですよ。歌詞はシーンでの自分達の位置を省みたとのこと。
全体的にはまあまあな曲です。タイトルで、おなかいっぱい。
8、「南極」はミディアムバラード。書いてある歌詞が歌われてないとなんか寂しい気持ちになりますね。泣きのメロディが冴える佳曲かと思います。
9、「ツェッペ氏、食べる」は新曲。激しい曲。歌詞の最後が「かかってこい」→ギャー という流れなので「ライブで使う」という使用目的にて作曲されたのが伺える曲です。
その点は正直萎えるのですが、まあそういう事もあるでしょう。曲としての性質に比重をおいているせいか、歌詞は滅茶苦茶です。ツェッペ氏なる人物にまつわる分析調紹介文のような歌詞。涼平くんは現役大学生とのことでまるで論文のようです。しかし意味はわかりません。よくこんな狂った曲思いつきますね。
10、「ゴシックパーティースピードセッション」はいかにもゴシックパーティーな曲調と、パンクとも言えるような攻撃的な歌詞がミスマッチな1曲。涼平先生はたまに攻撃的ムードになるらしく、彩冷えるの前のバンド「雛罠」の時も「音楽を下らぬ」という曲でヴィジュアル系批判をぶちかましてます。あ、この曲も雛罠の時からあった曲らしいですねえ。まあこの曲はヴィジュアル系批判じゃないですけど。


とまあ、こんなもんです。文が荒れていて、恥ずかしいですがこれから治していきたいです。
あーなんかダメ。あー
あー。