そう。
あなたを取り巻く糸、絡まる糸、あなたの腕から何気に生えている糸。
それらは意思の無いままに他人の心へと縛られ、本当の自分から、他人の中の自分へと変えていく。
その糸に操られるがままの、「もう一人の私」
あなたの中のあなた、それはあなたじゃない
しかし、あなたの中のあなたこそが、あなたなのだ。
でも、私たちは一人では生きられない。
あなたの中のあなたを操り、操られ、人間の営みは続けられていく。
そう、私もあなたもマリオネット。
でも、
あなたの中のあなたが、泣いていない?
あたしはだあれ?
あたしはわたし?わたしは誰のわたし?
死んでしまったの?
いいえ!
死んでなんかいない。あなたの脈は泥水の様な粘っこい密度を保った血液がながれ、
時に食を欲し、排泄をし、性交などもしたりする
そう、あなたは人間
人間である前に、あなたはあなた!
おお!神よ!
しからば我は一人でカラオケに行き!嘆きの歌を謡おう!
そして生きねばならぬ苦しみを謡おう!
時として、喜びすら感じよう!
嗚呼、私は今生きている。実存!実感!実行!
「御客様何名様ですかというバイタァの問いには我は声を荒げこう答えるのじゃ」
「我は一人、時間は2時間」
「我は一人、時間は2時間」
「われはひとり!しかし、我は一人ではない!」
「われはひとり!しかし、我は二名様である」
「我の中の我を己は理解ができるのかバイタァよ」
そういうコンセプトに基づくものです!