ありがちな感じですが、ありがちをありがたく享受したいと考えております。
伝統的なヴィジュアル系バンドは、やはりアルバムがよく似合う。
と思ったらベースを取り直して更にレア曲をボーナストラック追加で再発売だって。
買いますよ買います。ハイハイ。
とてもいいのだけれど、「雨振りの向日葵」以降のサウンドの変遷を理解していないと
100%理解できないアルバム。
今年の夏はこればっかり聴いてました。
「ニューロマンサー」は最凶です。よくわからないのだけど、破壊力があります。
今年は僕にとって「カオティック」元年でした。
イギリスの若手バンドSikthのファーストアルバム。
複雑すぎる曲構成、熱情のツイン・ヴォーカル、素晴らしくカオス。
あ、これ発売日思いっきり去年ですね
上記の流れのカオティック・ハードコア。
平均年齢21歳とは思えぬテクニカル具合。というか若いという形容詞が恐ろしさに
変換されるほど複雑怪奇なサウンド。
周りの流行に流されてみましたが、やはりいいですね。個性の有るバンドは強いです。
キャッチーだけどありがちではないんですよね。しかもラウド。
今年このバンドを知って、一通りアルバムを聴いてみたのですが1stが一番よかった。
その次にセカンド。その次に編集アルバム。その次にこのメズマライズ。
もう1枚出たピプノタイズはなんかパワーが無いような。
「最近の音楽は、ムードだけの音楽ばかりで良い曲が無い」というどっか(確か
クッキー・シーンで)のライターの受け売りで僕もそう思っていたのだが
いつのまにか「ムードだけでもいいじゃないか」と思うようになりました。
そういう意味で、このニューアルバムはムードたっぷりで最高です。
ムードというのは極めて抽象的である分、醸し出すのは難しいと思う。