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さわやかでまえむきな人間になりたい男が
好きな「文化」を語る。
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摩天楼オペラはさっさとメジャーデビューするべき

ジャンル問わず「最初だっけパッとしてだんだん尻すぼみ」というバンドはよくありますよね。。。
最初は独創的な、「これがやりたかったから結成したんダー」みたいな特徴のある曲を作って、だんだんと形骸化というか、普通になっていくような。。。
正直、摩天楼オペラの結成当初の代表曲「alkaloid showcase」を聴いて、ああ〜そんな感じかなあと思った次第です。これは超えられないかなあ〜と。
ただ、その時は前身バンド「Jeniva」から更に進化しての、この曲だということは、考慮してませんでした。(Jenivaは結構好きでした。。。)
 それから矢継ぎ早にシングルやミニアルバムを出して「大変だなあ、KAMIJO働かせすぎだなあ」なんて思うだけで、全然興味なくて聞いてませんでした。
あまり良くないところの噂で「なんか摩天楼オペラの曲はどれも一緒で単調」なんて噂を聴いていました。
でも、初のフルアルバム「Anomie」をリリースしたということで、とりあえず聴いてみました。

Anomie

Anomie


び、びっくりしました。「alkaloid showcase」から更に進化しているじゃありませんか。


元々、摩天楼オペラは「ヴィジュアル系!ミーツ!北欧デスメタル!」というコンセプトで結成されたバンドなのではないか、と個人的に疑っているのです。
北欧デスメタルヴィジュアル系歌謡を持ち込んでみたら、、、という発想は今までのバンドにはないですからね。新鮮です。
でもなんだかアルバムを聞く限りではデスメタルの要素を残しつつ、華麗にJ-POPへの階段を駆け上がっている感がありました。これは悪口ではありません!褒めてます。
「悲哀とメランコリー」という曲があります。
悲哀とメランコリーといったら、フロイトですね。フロイトらしいより深い心理を突いた独走的な歌詞が来るのかと思いきや、暑い熱い熱い青春メッセージby摩天楼オペラ な歌詞でびっくりました。

かわし続けた結果が  隠し続けた結果が  きっと  お前を1人にしたんだね
曝け出して  笑って  声を枯らして叫べよ
いっそもう  疎まれて生きれ

これを怒濤のアップテンポでまくしたてるんですから、暑いです。
表題曲の「Anomie」も声を出せ声を出せだと命令調でハイトーンで唄うもんですから、もうこれは暑すぎデスメタルヴィジュアル系お兄さん歌謡って感じです。
でも、そんなのバンド今までいませんでしたから、素晴らしいと思います。
前述の「悲哀とメランコリー」がアルバムの中で一番好きな曲です。この曲を「パッとしない」と見る向きもあるようですが、個人的にはこの曲はパッとしまくりだと思います。
ボーカルのハイトーンと歌声の癖、お兄さん臭い歌詞、ちょっとB'zっぽいです。
ビーズなんて、ファンの方には申し訳ないですがビーズ(笑)という感じであまり好きではないのですが、好き嫌いを別として、ポピュラリティを得ているのですから、これに似るというのは素晴らしい事です。
この曲以外にも、世界観があるっぽい曲もあるっちゃあるのですが、ビジュアル系っぽい濃さは希薄なような気がします。でも、その癖の無さはもしかしたらブレイクの条件かもしれませんよね!
なんといっても、このバンドの皆さん、ほとんどのメンバーがメタル畑出身らしいですから、今更メタル畑→ヴィジュアル系ときて、この先どう進化しようと、怖いものは無いはずです。メタル畑→ヴィジュアル系なんて、ありがちと思われそうですが、結構勇気が要りますからね。


「ふーん摩天楼オペラねえ」なんてニコニコ動画を見ていたら、先日のワンマンライブで配布された「Eternal Symphony」という曲が、うpされていたので思わず聞いてしまいました。
これが、またビックリ仰天の正当派メロディックスピードメタルで思わず吹いてしまいました。
同じレーベルというか、先輩というか、拾い主というかのVersaillesをまず思い出してしまいました。というか、今時こんな音楽をヴィジュアル系でやっているのはVersaillesくらいですからねー。過去にもかなり少ないです。パッと思い浮かんできたのは「黒蝪蝶」かなぁ。せっかくXが身を挺して「おめーら!化粧系とメタルは相性抜群!売れまっせ!」と鼓舞してくれたのに、誰も反応しなかったわけです。


「Eternal Symphony」はそのXの伝統を軽々と引き継いで、しかもかなりライトタッチに表現してると感じました。しかしタイトルにはメタルへの怖い位のこだわりが感じられます。エターナルシンフォニー!TOSHIの新しいエコハードロックのバンドの曲名にありそうですね!
歌詞もかなりライトタッチ「あなたがいてくれて嬉しいな〜」みたいな他愛の無い事をドコドコドコドコのリズムと脅威のハイトーンで聴かせるあたり、新時代の幕開けという感じです。
個人的にはアルカロイドショーケースはもうポーンと飛んでいく程の曲だと思います。


Versaillesも素晴らしいのですが、薔薇だなんだへのよくわからないこだわりと、派手すぎるツインギターで、そういうのも嫌いじゃないのですが、一般の方への訴求力というと、少し弱い感じがします。


この他愛ない感じの暑さ(判りづらい表現だな。。)とデスメタルというコアさを両立させる感覚は新しい!売れる事がこの世の全てとは思わないですが、「Eternal Symphony」をファーストシングルとして、メジャーデビューしちゃったらどうですか?摩天楼オペラさんw


あと、「摩天楼オペラの曲は単調だ」という向きに対してですが、アルバムを聞く限りではそんな風には感じませんでした。
というかデスメタルって本来単調なものですよね。。。
もし、CHILDREN OF BODOM摩天楼オペラと同じようなペースでシングルやらミニアルバムやらを出して「単調だ」だなんて言われたら、、、。
都合の良い時だけ、デスメタル持ち出して、、、とお思いでしょうが、いいんです!そんなもんなんです!音楽なんて!
ということで摩天楼オペラの皆さんがんばってください!