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さわやかでまえむきな人間になりたい男が
好きな「文化」を語る。
そんなブログです。from 2004yaer。

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裏原点〜解説の章その2

裏原点(http://d.hatena.ne.jp/maemuki/20101027
の解説(http://d.hatena.ne.jp/maemuki/20101030)の続きです。


11.Hallo!!Katty / DEViL KiTTY (アルバム「悪魔鬼茶」より)

■原点である根拠
インターネットによるコミュニケーションがヴィジュアル系界隈におけるアーティストとファンの距離感を破壊的なまでに近づけてしまった、という歴史的な状況の変化を、わざわざ作品にして表現した、という観点から。

ヴィジュアル系アーティストといえば、非現実的な音楽、非現実的な衣装、まるで手の届かない神のような存在。。。「おっかけ」以外には。随分長い間そうでした。他のジャンルでもそうだけど、やはり相当近いところにいる人以外、近づこうとしない限り、アーティストの素性とか本性とか、いわゆるそのー夜の関係とか、そういのも知る由もなかったのが90年代まで。
インターネットによるBBSやチャット、というか2ちゃんねるやたぬきの掲示板><の発達により、アーティストのプライバシー、生活状況、あげくのはてにはファンによる生活費補填の実態、夜の繋がり状況まで、全てあけっぴろげになってしまいました。
これは結構、ヴィジュアル系にとっては致命的ともいえる状況だと思うんですけどね。。。
まあ、昔もLADIES ROOMみたいにあけっぴろげな人達もいましたけど。。。
インターネットに妄想セックス話を痛いファンに書かれてブチギレてるというのが、この「Hallo Katty!」ですね。まあ音楽的にはそんな聴けるものではないですが、やっぱり歴史的な曲だと思います。
この曲がリリースされた2002年頃は、おそらく「ヴィジュアル系 冬の時代」の真っ最中だったような気がします。メジャーのバンドは(GLAYとかラルク以外)は全く売れず、爆発的なセールスの新人もとくにいなく、ヴィジュアル系の未来が危ぶまれる状況でした。その頃にこんな曲www妙な閉塞感がシーンの行き詰まりを現してますね。まあ、盛り返して?よかったです。

手前味噌ですが、こちらもどうぞ
[優雅様は真の「イカレROCK STAR」]
http://d.hatena.ne.jp/maemuki/20050425


12 Ask for Eyes / Sleep My Dear (シングル「Ask for Eyes」から)

■原点である根拠:シングル盤には珍しくノイズが混入されてないから

元祖名古屋バンドのSilver Roseにつづいて出てきた名古屋バンドSleep My Dearですが、シルバー様に比べると、失礼ながら「こりゃ売れないなあ 新宿パワーステーション止まりじゃないの」ってのが正直な感想でした><いや、たしか日本青年館ワンマンまで行ったから、大したものです。僕の感性なんてゴミクズですね。
このバンドもほとんど忘れられてるので、選んだというのが大きな理由です。立ち位置的に、微妙なんですよね。V系ブームにもちょっとだけ早く、名古屋バンドとしても、なんとな〜く脇の方にあったりして。仲良しバンドが雫...ってのもよくわかりますね...
「Ask for Eyes」は、何からのドラマとかで「ヴィジュアル系バンド」が話に登場することがあって、そのバンドが演奏しそうな、いかにもななかなかの曲ですね。わかりやすいギターリフ、A、B、サビのはっきりした展開。最高ですね。
PVも「この曲のPV作るんだったらこんな感じかなあ」と脳内再生したら、そのまんまのモノが出てきました、って感じで好きです。ミュージックマガジンに「ここまでダサいのも珍しい」とか書かれてた。褒め言葉ですねw
ところで、このバンド、メジャーデビュー以降のアルバム2枚(確かオリジナルは全部で3枚出たはず)に連続して「意図しないノイズが混入されたので緊急回収します」みたいな告知をしてたのは、なんだったんだ?まあ、1回くらいはそんなこともあるかな?と考えるけど、なぜ2枚も?確かレコード会社は徳間ジャパンだったけど。。。
事務所がティアーズ音楽事務所なだけに、いろいろ勘ぐってしまいます。
真相をご存知の方いらっしゃいますか?


13 堕天使BLUE / Λucifer (シングル「堕天使BLUE」から)

■原点である根拠:大人がよってたかって作ったヴィジュアル系バンドの成功例として

泣く子も黙る新城まゆたそのエロ少女漫画「快感フレーズ」の主題歌を歌うためだけに、大人がプロジェクトとしてはじめたのが、このΛuciferですね。まあしょせんメジャーデビューのバンドなんて、「大人がよってたかって」になっていることは否めないのですが、Λuciferはメンバー選考(ボーカルの人ありき)、楽曲もプロが作成しているんですから、やはり他とは違う強烈なお金のかをりがプンプンしますねえ。
だからクソ!と云いきれないのはさすがプロが絡んでいるだけありますね。
とりあえずΛuciferで残した森雪之丞先生の作詞は神レベルとしかいいようがないですね。「堕天使BLUE」も、そもそも新城まゆタソの作品が狂っていた、というのもありますが、「俺の方が狂ってるよ!」と言わんばかりの森雪之丞先生のヤバい歌詞が目白押しです。「具体的に歌詞のどこどこが狂っている」とあげようと思いましたが、全フレーズ狂っています。凄い!
ついでにTAKUYA(元JUDY AND MARY)の作曲もいいですね。ボーカルの人が持つ魅力を最大限に生かし切ったメロディです。ジュディマリとかすきじゃないんですけど、やっぱり才能があるなあと。
Λucifer自体は完全に企画モノで終わるかと思いきや。。。
ボーカルの人以外は素人ではなく(まあどうみても素人じゃなさそうな風貌の方達ですが)演奏がかなり上手かったのと、超音痴だったボーカルの人が成長したというのもあって、アニメ終了後、解散まで人気が続いたってのも大きなところですね。自分達で曲を作った後期の曲も結構イイ!「Regret」とか名曲ですよ。何気に今のヴィジュアル系バンドの曲に近いと思うんですよね。後期の曲は。


14 激愛メリーゴーランド / Psycho le Cemu (シングル「激愛メリーゴーランド」より)

原点である根拠:「SPARK」も入れろよ!という観点から

表の原点のほうには「BREAK OUT!!」に出ていたバンドが沢山入ってますが、なぜ「SPARK」に出ていたバンドは入らないのでしょうか。
そもそもなぜヴィジュアル暗黒時代にわざわざ枠買取に近いかたちで、PLUG RECORDSなんてよくわからないレーベルが番組を持てたのでしょうか。謎です。プラグレコードって何?未だによくわからないです。
30分という短い時間の間に毎週毎週なんどもなんどもPsycho le Cemuの「聖〜excalibur〜剣」Vividの「星の砂」「シンデレラ」Mystic Moon「SOLITUDE」あたりがなんどもなんども流れて、ほんとうんざりして、ついついどれもCDを買ってしまったんです。洗脳ですよ。悪徳商売ですよこれは。まあ、どれも好きですけどね。あーそういえばZIPANGなんてバンドもいましたね。大政奉還!あー今思い出したwww


まあそれはいいとして、Psycho le Cemuの一時期のなりふり構わない売り出し方は凄かったですね。ついこの間終わった日テレ土曜22時の「エンタの神様」が始まった頃にも出てたのを思い出しました。あとYURAサマが「堂本兄弟」に出てたとか。暗黒時代に盛り上がるべく、人柱となって必死で頑張ってましたよね。「浪漫飛行」のカバーなんて涙なくして聴けませんね。まあ、それがあんなかたちで終わるなんて。。。
「激愛メリーゴーランド」は絶頂期を裏付ける曲、ということで。サイコさんフォーエバー(涙)


15 うさぎ逃げる花園 / 少女-ロリヰタ-23区 (ミニアルバム「23区幾何学缶」から)

原点である根拠:V系のトレンドが高田馬場AREAであるということを示したから

根拠は結構適当ですねw でも2005年、、、彩冷えるが出てきたあたりから、AREAがV系のトレンドを走っているのは決定的になったと思います。その前のナイトメア時代からかもしれませんけど、この「うさぎ逃げる花園」はなんか個人的にAREAって感じなんですよね。。。
なんか西友、ラーメン二郎ロイホを思い出すっていうか。曲とは何の関係がないけど。雰囲気が。
それに、この曲、結構名曲だと思うんです。まず「うさぎ逃げる花園」ってタイトルがいいですよね。詞はちょっと甘すぎるかな?と思いますが、若いむすめ様には丁度いいのかも。メロディも切ない感じですし、盛り上がりもあって、ちょっと退廃的な雰囲気もあって、好きです。
PVが若さ爆発って感じで、青春って感じで泣けますね。メンバーの方もこのころが一番楽しかったんじゃないかな。。。


16 蒼い鳥 / ヴィドール (スプリットシングル「異色同盟」から)

原点である根拠:カバーが原曲を超えた珍しい例INヴィジュアル系

この「蒼い鳥」はカリメロというバンドのカバーですね。カリメロはギターとベースが今、heidi.にいますね。いまや売れっ子バンドのひとつですね〜出世したな〜
当時2つのバンドでスプリットシングルを出すのが流行っていて、これもその一貫ですね。結構ジャンル洋楽邦楽問わず、インディーズじゃスプリットシングルが流行ってた時期がありましたね。最近はどうなのかな?
ヴィジュアル系だと他にdeadman VS Blastとか、、、あとは、、、アンミュレとSugar あれ他に思いつかない まだあったっけ

というわけで、ヴィドールは個人的に嫌いじゃないし好きな曲もありますが、やっぱり「蒼い鳥」が最高!
ヴィドール史上の一番の名曲!カバーだけど。
まあヴォーカルがうますぎる(ちょっと歌いにくそう)ってのもあるけど、ドラマティックなアレンジもいいですね。全てのしがらみを忘れて、ヴィドールの曲としてシレっとレパートリーに加えて欲しかったですね。


17 神歌 / Phantasmagoria (シングル「神歌」から)

原点となる根拠 神=KISAKIという逃れられない現実という観点から

やっぱりKISAKI様をなくしては、ヴィジュアル系は一切!全く!全然!発狂!語れません!!!神神神神!!唯一神
その驚異の行動力はこの界隈ではほぼ伝説級といっても良いのではないでしょうか。
僕なんかもそうなんだけど「思うだけ」「言うだけ」「だらだらブログ書くだけ」なんてのは、ほんとカンタンなことで、誰にでも出来ますよね。
実際に会社作ったり、CD作ったり、それでバンドやって、ライブやって、脱税、あ、それは触れないことにしますね、とかなんかやったり本当に凄いですよ!!!本気で尊敬します。絶対並の人には出来ないですよ。
それにDir en greyのメンバーや、メリー、Waive、Dなどのメンバーを発掘(Dir en greyは発掘、じゃないですねw)したんだからすごいですね。まあ袂を分かつことになりましたが、、、なんて上品な表現なんだ。にげらrとか書くところでした。まずいまずい。
「KISAKI、生涯最後のバンド・・・!!!」と銘打って始まったPhantasmagoriaですが、紆余曲折もあって解散することになり、そして最後の最後に「メジャーデビュー曲にする予定だった」と満を持して発表されたのが「神歌」ですよ
泣けますね。。。
KISAKI様といえば、インディー指向のように言われてますが、実はメジャーへの野望をメラメラと燃やしていた方、というのはあまり知られていないところですね。数十年に及ぶ彼の最後のチャレンジが、デビューというかたちで結実するはずだった この「神歌」涙無しで振り付きで踊れますか?????みなさん。。。
だめだ、、、冷静さを失っている。。。こんな時は、「今度こそ生涯最後のバンド」としてまた始めやがった「凛」でも聴いて落ち着きましょうね。


18 冷たい雨 / REDIEAN;MODE (アルバム「飴と鞭」から)

原点である根拠 メジャーデビューするにしてもソニーは辞めたほうがいいという観点から

まあ、根拠は嫌味ですね。。。
REDIEAN;MODEに関しては、ソニー内ではまあまあ良い扱いを受けてたと思いますね。
それにしてもリディアンの忘れ去られっぷりも酷いですね。インディーズの時は破竹の勢いで、メジャーデビューの時はそれはそれは華華しく、大物新人扱いでしたのに。。。まあ、壮絶にコケましたけど。。。
僕の中での「メジャーで大コケランキング」の第1位ですね。第2位はジル・ド・レイ 第3位はvogueです。
ヴィジュアル系が早かったのと、元もと何故ヴィジュアル系だったのかというコアが見えてこなかったですね。ただ「飴と鞭」は悪く無いですね。っていうか、全部悪くないです。もっと売れてもよかった。
「冷たい雨」はもともとインディーズで「Cool Rain」として発表されたバンドの代表曲です。
BOOWY系のビートロックで爽やかで良い曲です。GLAYみたいにうまくこっち方面へシフトできればよかったですよね。。。
個人的に、この曲の制作に関わった人に一時期お世話になって、曲が生み出される経緯を聴いたということもあり、それも大きいです。


19 砂の王国 / ElDorado

原点である根拠 キング・オブ・「代表曲」

バンドにとって代表曲があるって強いですよね
Xといえば「紅」、ZIGGYといえば「GLORIA」、SHAZNAでいえば「Melty Love」Amadeusで言えば「虚像の神」
代表曲から、そのバンドの世界観が見えて、他の曲も引き立ち、いつしか自分の好きな曲を他にも発見する、みたいな。美しい流れですね。
Eldoradoの「砂の王国」といえば、コアなファンの方以外にとってみればEldoradoといえば「砂の王国」、「砂の王国」といえばEldoradoといっても過言ではないくらいの、その「代表曲」ぷりです。
もちろん、Eldoradoが「砂の王国」以外ロクな曲がないのか、といえば決してそうではありませんね。他にも素晴らしい曲があるのですが、とにかく「砂の王国」が素晴らしすぎて、なかなか太刀打ちできなかったように、僕は見てました。
とにかく力のある曲です。なかなか他のバンドには無い立ち位置にある曲でもあります。
個人的にこういう白系な雰囲気の曲は好きなんです。サビのメロディを奏でるギターソロがイントロにあって、Aメロで
「デデっ デデっ デー」
というバッキングも好きですね。現実逃避を歌った歌詞も好きです。
作詞・作曲をされたSHUNSUKEさんは残念ながら、お亡くなりになっていましましたが、この名曲は永遠に語り継がれるべき曲だと思います。そう思うと、歌詞がほんとうに切ないですね。謹んでご冥福をお祈り致します。


20 不断の窓 / GUNIW TOOLS (アルバム「SPARKY」から)

原点である根拠:V系史上最も様々なスキルを保有したバンドであるという観点から

GUNIW TOOLSがヴィジュアル系系であるか?ということに関してはNOでいいと思いますが(本人達の世代的な位置づけもあり。。。)
まあ、活動していたシーンからいうと、V系ってことでも別にいいかなと思います。
しかし、ヴィジュアル系にあるまじきスキル(撮影、CGによる画像加工、動画編集、アニメーション自作、宅録)を保有していたということは、忘れられがちなので、大きな声を上げて主張したいですね。
それに、音楽性も80年代のリアルタイムのNEW WAVEを通過した世代ということで、そのセンスは独特です。また、歌詞も完全に上から目線wwwで大変なことになってます。ここまで偉そうだと好きになりますwこれも他のバンドには無い「スキル」に入ると思います。まあスキルというより年の功ですかね。素晴らしいです。
テレビ埼玉っ子だったのですが、初めてGUNIW TOOLSのPVを見た時は衝撃でしたね。。。初めて見たときはインディーズ時代のものだったので、若干手作り感があったのですが、その見たことのない世界観の映像と、明らかにV系ではない、NEW WAVEを踏襲した音楽性にビックリしました。メジャーデビューアルバム「NIWLUN」は自分の中の大事な音楽経験のひとつであります。
自分語りウザーなのですが、確かセカンドアルバム「OTHER GOOSE」が出た後ぐらいに、GUNIW TOOLSの追っかけをやってた子と知り合いになり、その子を介して、僕が宅録でGUNIW TOOLSの曲をカバーをしたテープwをメンバーの古川ともさんに聴いてもらったことがあるんですよね。なつかしー!青春w
その後サードアルバムの中の曲のPVのエキストラに誘われたんですけど、なんかがあって、行かなかったんです。
それがこの「不断の窓」ですね。そんな自分語りエピソードとは関係なく、この曲は名曲です。
「SPARKY」は完全に失敗作で、その結果ギターのあさきが脱退するんだけど、この曲は「ご褒美」という位置づけで泣きのバラードになっています。三拍子の素朴なメロディで、解放したいけれども解放できない心情を、冷静に歌った曲です。
歌詞がほんとうに心にしみますね。

あゝいつも僕は 腐りかけの水に浸り
あゝ慰め吸う カビの中住む

このフレーズに限らず、すごく自分の考えにあっていて、心にしみるんです。。。
なんか現代(2010年現在)の世の中の閉塞感にもぴったりなような。歌詞を探して読んでほしいです。
この曲は僕の原点のひとつです。是非いろんな方に聴いていただきたいです。というわけで終わりです。
ありがとうございました><