さわやかでまえむきな人間になりたい男が
好きな「文化」を語る。
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さわやかぼっち旅行記 ミャンマー編 2.Prawn is Prawn

ミャンマー&タイ旅行記


まえがき
ミャンマー編1.ひたすらEMIKAと移動
ミャンマー編2.Prawn is Prawn
ミャンマー編3.ポッパ山
ミャンマー編4.恩着せバガン
ミャンマー編5.古都を馬車で行く
ミャンマー編6.恩着せバガン今度は2人組
ミャンマー編7.ピンダヤまでの美しい車窓
ミャンマー編8.洞窟でおじさんぼっち
ミャンマー編9.インレー湖ショッピング大会
ミャンマー編10.楽園
ミャンマー編11.楽園でお金がない
ミャンマー編12.ヤンゴンへ
サムイ島編 13.おじさんぼっちリゾート〜旅の終わり


バガンあっつ〜
飛行機はマンダレイから飛びたち、やっとバガンへ近づく。
飛行機からは大きな大きな川が見える。おそらくエーヤワディー川だ。大きな川があるのは日本と同じだが、大きく違うところは、川に対して何の護岸工事もしてないところ。支流が川に流れる込むのかと思ったら、そのままバラバラになって、川に流れ込む前に無くなっていたりする。信じられない!でもこれが本来の川であり自然なんだと納得する。
街らしいところは見えるもいずれも小規模で、ビルなどは全く無い。ひたすら緑の大地と黄土色が続く。


バガンに飛行機が降り立つ頃になると、緑の大地に茶色の遺跡かニョッキっと生えているのが見える。「あの」光景だ。
気のせいか、飛行機が空港に付いた途端暑くなったような気がした。降りて気のせいではないと気づく。暑い!
バガンは内陸性気候で、現在雨季真っ最中のミャンマーの中でもあまり雨が降らないらしくその分暑さが厳しいらしい。
そう知ってはいたけど、体感するとまた違う。根性が無いので、汗より先に口から「あっつ〜」という言葉が出てくる。
空港で荷物を受け取った後は、バガンの入域料10ドルを払う。10ドルって結構高い…と思ったけどこのお陰か遺跡の入場料はどこも無料だ。もちろんこのドル払いは外国人のみ。維持費は必ず必要なんだから、観光代としてはトータルで見たら安い気もする。


ホテルまでのタクシーは6千チャット。これも決まっているらしい。決まっているので抗わない。というか基本的に価格の交渉というのが面倒くさい!いくらでもいいけど、高いのは嫌だけど、なんかぼったくりも嫌なんだけど、交渉がとにかく面倒くさい!という東南アジア旅行にはあまり向いていない性分なのが困ったところ。
「Where are you from?」とお決まりのアレに、はいはいジャパンジャパンと答える。なぜか運転手ともう1人が助手席に乗り込んだ。なんか嫌だなと思う。なんでだろうと思う。しかしながらそんなことより暑いのが気になり「あっつ〜」と口から出る。「暑いですか?」と運転手ではない男が日本語で聞いてきた。
「あれ?日本語ができますか?」
「はい 私は日本語でガイドができるよに勉強をしています」
「とても上手ですね」「ありがとうございます」
助手席に座った男、ジニーさんはちゃんとした政府の公式ガイドらしい。英語のガイドがメインだが、最近ワセダ大学の本を見て勉強しているらしい。ペラペラ!というわけではないが、僕の酷い英語なんかに比べたら4000倍くらいうまい。ジニーさんは遺跡の説明をはじめる
「あの遺跡はとても有名です。11世紀にできました」
などと話し始める。あれ、チップも払ったほうがいいのかなと話も漫ろに考え出す自分が嫌だなと一瞬思ったけど、そういうことを考えることも大事だとも思う。人間って難しい。


結局彼にセールスされて、明日バガンから2時間くらいで車で行く「ポッパ山」の観光に行く事にした。提示された値段も「地球の歩き方」そのままだったので「別にいっかー」と思い、お願いした。日本語ガイド付きで車チャーターなんて贅沢すぎるかもしれないけど、初めての国だし悪いことはないだろう。どの道「ポッパ山」には行こうかなと思ってたので問題ないと思う。
そんなわけでホテルについた。ホテルは「オールドバガン」という地区にある。この地区は歴史のある地区で遺跡なども沢山あり、前はホテルや住居などが沢山あったが、遺跡保護のためホテル数件を除いて全て他に追いやったらしい。
その数件の内のホテル「バガンタンテホテル」に泊まった。リバービューの部屋がとてもいいと聞いたのだ。
広い広いガーデンにコテージがいくつもある。自分の部屋も3つの部屋がつながった独立したコテージだった。


川の前は少し大きな広場になっていて、そこには大きな大きな木が鎮座して、無数の枝を空に向かって伸ばしている。その上を鳥が飛びかう。雨季だからなのか緑が眩しい。


壮大だが静かな川の眺めは、川というより湖のよう。向こう岸には山が見えて、向こうの岸にはほんの少しの家のみ。長野の川のように「戸倉上山田温泉ホテルリバーサイド上田館」みたいな看板はもちろんない!
部屋に荷物を置いて、外に出てみたりその辺りをうろうろしたり、コテージの前の木の椅子に座ってみたりする。部屋から出たとたんとても良い香りに包まれる。なんだ?アロマオイル?芳香剤?と思った自分の貧しさに後から恥ずかしくなった。すぐそばに生えている木に咲く大きな花の匂いだった。花の香りといえば、人工物を先に思い出すなんて。人間としてどうかしている。
まあそれは置いておいて、それにしてもかなり暑い。バガンを発つ日に振り返るとこの日が一番天気がよくて暑かった。たまらずクーラーの効いた部屋に帰って外の景色を見ていると、リスが走っていて感動した。

リスも来たし、この後エメラルドグリーンのトカゲも来たし、大きなカエルも見た。美しい鳥も軒先に沢山来た。ああなんて素晴らしい!まるで天国のよう。ちなみにヤモリも山のようにいた。ヤモリの「キュキュキュキュキュ」という鳴き声を産まれて初めて聞いた。日本のヤモリは鳴かないような気がするけど、どうだっけ。


雲が多いながら、夕陽も美しかった。


ここ数年旅行に行った先ではどこもかしかも素晴らしい天気だった。去年の台湾なんて梅雨の時期だったのに、何十年ぶりかの空梅雨だったとのこと。
「なんだ俺って晴れ男かなあ(照)」と思った。この時も「今日は少し雲があるけど明日は晴れて夕陽もすごいんだろうな(照)」と得意の思い上がり状態になっていたのだが、ぶっちゃけ旅行全体を通してやはり雨季には敵わなかった。あまり天気には恵まれなかった。でも、まあそんなもんでしょう。3泊しましたが、この日が一番夕陽が綺麗でした><


Prawn is Prawn(訳:エビはエビじゃね?)

夜ご飯はホテルの中で食べた…というより、歴史地区なので近くにレストランが無く、ここか隣のホテルで食べるしかない。
川の前の広場で食事をしている人がいたが、陽が落ちてもかなりの暑さ(慣れてないってのあるけど)に耐えられず屋内のレストランもありますよ、と聞いていたので、屋内に行くもここはやっておらず今日は外のみとのこと。
汗をふきつつ、仕方なく真っ暗な川の横の席に座ってメニューをめくった。


僕の英語のできなさ具合といったら、「よくそれで海外一人旅とか行くね」といつもの自嘲自虐視点無しでもうっとりしてしまうほど酷いのだけれども、堂々としてればなんとかなる。この日もメニューで分からないところがあったので、ウエイターに質問した。エーヤワディー(目の前の川)のPrawnのなんとかのフライドライス、とあった。チャーハンでしょう?これにしよう。でもPrawnって何かなと思った。
「エクスキューズ・ミー!あーーー ホワっと is Prawn???」
「・・・」
ウェイターのミャンマー人の方は困ったような顔をした。
ちなみにPrawnとは「エビ」のことである。そう、エビがわからなかった。
「Prawn is fish????」と追い打ちをかける僕。
「Ahー Prawn is Prawn!」
従業員はそう言った。
「エビはエビだよ!」この日本人バカかなと正直思っただろうな。日本のみなさんごめんなさいね。
さすがに「Prawn is Prawn」という異常な会話の内容にヤバイと思ったのか、もう少しエライ感じのウェイターの人が来て「これはエーヤーワディー川で取れたなんとかかんとか」と説明してくれた。
よくわからないけど、じゃあこれで!と注文した。

あ、エビ。。。やっと気づいた。暗いけど、味でわかった。
Shrimpじゃないのかエビって。ワタシエイゴキャントスピークね。エイゴワカリマセーン


オープンエアーのお食事どころには、白人の2人連れ、何人かわからないけど日本人ではなさそうなアジア系のグループがいた。
ミャンマー人と思わしき女の子が、木琴のようなものを叩いてアーアーと歌を歌っている。
Prawnの何かのフライドライスは、結構美味しかった。食べやすい、割りと日本人向きな味。
しかし全く食事が進まない。女の子のアーアーは木琴がエプロンを着たおじさんに交代になった。
真っ暗な川とアーアーを聞きながら、何故自分は食欲が無いのか、やっと気づいた。
まだ昨日の夜、羽田を出発してから24時間経ってない!
羽田であまり美味しくない一人焼肉をしてから一日も経ってない。それからの出来事が走馬灯のように。。。という展開を考えをするところだったが、まだ1日目。1日目すら終わってない。
そりゃ疲れるし、食べたくないわ。仕方ないね。
そんなこんなで1日は終わりました。