こんばんわ。現代のトーマ・ヴェルナーこと、maemukiです!
じょ、冗談ですよ。でも想像の世界ではそうなんです。
トーマ・ヴェルナーとは萩尾望都先生の名作「トーマの心臓」に出てきてすぐ死ぬ少年。そんな萩尾先生の原画展が行われるということで、初日にお邪魔しました!
萩尾望都 原画展
~『銀の船と青い海』出版記念~Hagio Moto Exhibition ~Silver Ship & Blue Sea~
2015年3月8日(日) ~ 3月15日(日)
11:00~19:00(最終日 17:00まで) ※会期中無休
美しい原画と漫画の元原稿、そして美麗グッズの販売とあれば行くしか無いですよ!会場は有楽町の「スパン・アートギャラリー」普段は画廊とのこと。
各界からのお花が沢山!キレイ
小学館のflowers編集部からの薔薇が気に入りました。さすが!
「銀の船と青い海」の原画展。ちなみに入場は無料!会場は小さかったですが、萩尾先生の美しい色彩の絵が広がって素敵です。無限の宇宙を感じる…
そして!漫画の原稿が4枚(2ページづつ)表示されてました!何の原稿か事前に知らなかったのですが、4枚とも「トーマの心臓」でした!
しかも1ページは3色カラー!赤が素敵!その時、声が聴こえたような気がしました
ユリスモールへ
さいごに
これがぼくの愛
これがぼくの
心臓の音
きみにはわかって
いるはず
この場面の原画は無かったけど、トーマが最期に残したメッセージ。確かに頭と心に響き渡りました。
「トーマの心臓」は萩尾先生の中でも一番好きな作品のひとつですが、初めて読んだ萩尾作品は「トーマの心臓」の元ネタ?の「12月のギムナジウム」です。これを小学校1年から3年の間、名古屋の家で読んだのを覚えてます。さすがに小学校1年は無いと思うので、3年生だと思う。ピアノのある部屋に本棚があって、「12月のギムナジウム」「トーマの心臓」あと大島弓子の「さようなら女達」「バナナブレッドのプディング」など読んでました。あと「ガラスの仮面」があった。母が漫画好きだったから・・・
でも小学校低学年で、こんな漫画を読んでるなんておかしいと思う。当時意味はわかってたのか。さすがにキスシーンには違和感を覚えたかも。
漫画は実家にずっとあったので、たまに読んでました。東京に来てからも…。 大人になるに連れて、だんだんと意味がわかって、いや、今もわかってないしれないけど、理解をするようになりました。(大島弓子も)
作品解釈をしているとキリがない&他に沢山良い批評が沢山あるので、止めますが、とにかく「トーマの心臓」は大切な作品!
穴が空くほど、原画を見つめました。活字は既にこの時点で出来ていて、紙が貼ってあるという事を学びました!
そして楽しみだったグッズコーナーを物色。
公式サイトに全ての商品の写真が載ってます!全部欲しい!と思ったけど予算の関係><でシャツ1枚とてぬぐい1枚を買うことに。
この時点でグッズは沢山ありましたよ!Tシャツの各サイズ(女性S、女性M、女性L&男性M、男性L)ありましたよ!僕は男性LとMで迷ったけど男性Mを買いました!サイズはピッタリでした。
現実的な着用も考えて、Tシャツはこの「ポーの一族」の紺にしました!
まあ、でも着ないですね。大事だから。でも来たら「ポーの一族」に入れるかな?
そしてトーマ手ぬぐい!袋から出して広げてみたら「ハァアアアア」って声が漏れてしまいました!あー最高!
「これは額縁に飾ろう」と半ば冗談みたいに思ってたのですが、世の中には「手ぬぐい用額縁」ってのものが沢山あるんですね!全然知らなかった。さっそく額縁を買って部屋に飾ります!
※写真が汚くてごめんなさい
原画展は今週土曜日12日まで!皆さんも是非行ってみてください。
今日の音楽
シューベルト「冬の旅」
この日、山手線で有楽町に行く最中にiPhoneで聴いた曲。萩尾望都といえばドイツ!ドイツといえばシューベルト!しかも暗い暗い「冬の旅」。別に僕の心は暗くなかったのですが、なんとなく雰囲気で。「冬の旅」、僕も今日、冬の旅。心に染み渡る哀しいドイツ語。メロディ。テノールの独唱、嗚呼嗚呼。