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さわやかでまえむきな人間になりたい男が
好きな「文化」を語る。
そんなブログです。from 2004yaer。

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私を構成する9枚のcali≠gari【ヴィジュアル系】

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今更感がある「私を構成する9枚」ですが、「僕が書くとしたら何かな」と思いつつも、9枚に絞れない。クラシックとか好きな曲で何枚も名盤があるしな〜なんて考えて、結局無理だなと思い、その後Twitterでもすぐに廃れたので、「私を構成する9枚」のことは忘れてました。

しかしある日「cali≠gariって活動停止直前の「8」まであったなと思って、「ブルーフィルム」を入れればちょうど9枚かなと気づいたんです。でも「第1実験室」は聴いたことがないので、あと「第2実験室改訂版」と「再教育」をどうするか、考えていたらすっかり時間が経ってしまいました。

とりあえず…書きます!

筋肉少女帯について書いたブログが未だにアクセスがあって、凄く嬉しいので

maemuki.hatenablog.com

これに似た形式で書こうと思います。

筋肉少女帯は僕の青春そのものですが、cali≠gariもそうでした。第2の青春の音楽ともいえるかも。

何故かあまりこのブログで書いてなかったcali≠gari

cali≠gariについては過去に記事を書いたことはあるので、そちらも是非チェックしほしい 

maemuki.hatenablog.com

 

本当に本当にcali≠gariが好きでした。

 

「第2実験室」を店で見て買って以来、「8」の日比谷野外音楽堂でのラストライブまで見届けました。

最後の野音(最後ではないかもしれないけど)を含めて書きますね。

2実験室(1996817日)

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cali≠gariの名前は、目黒のサードステージの広告などでよく見てた気がします。「洗脳」というデモテープとか、なんかオドロオドロしい感じで。当時そういうバンドもよくいたんですよ。

でもこれは売っているのを見ました。下北沢のハイラインレコード。まだあるのかなあ?当時96年とかそれくらいの頃は…僕は実は渋谷系全盛期だったんです!ハイラインといえば、ギターポップだけではなく日本のインディーズ音楽を幅広く網羅していたんです。でもヴィジュアル系は一切無かった。

だから、デモテープの中にまさか「cali≠gari」の名前を見るとは思わなかった。しかも絶賛のポップが付いていた。「ヴィジュアル系の枠には収めてくおくのはもったいない」とか書かれていた。

ハイラインには友達と来た。友達はギターポップネオアコ系の1人ユニットをやっていた、そのデモテープを売るために来た。「ヤバイ!ほしい」と口に出さずに強く思った。

さすがに友達の前で買うわけにもいかず、一旦下北沢の駅でわれて、その後1人でハイラインに行って、買った。友達は世田谷代田に住んでいたので、歩いて帰った。見つかってバレるとマズイと思い、ハイラインの前に友達がいないことを確認して、店に入った。

 

「第2実験室」はデモテープで、メンバーはデモテープリリース当時はボーカルは秀児、ベースは光雄、ドラムは克弥。ベースとドラムは誰なのかよくわかりません!

聴いた間奏は思ったより普通かな?と思いました。聴きやすくて、とくにボーカルの秀児の声質は透き通っていて、いいなと。詳細は「改訂版」で書きたいなと思います。

僕が買った奴には「人間ポンプ」が入ってました。改訂版に入っていない、秀児さんの曲。これが意外に爽やかで聴きやすくて良い曲。秀児さんは良い曲作りますよね!Youtubeで聴けるはず。 

第3実験室 改訂版(1998年6月6日)

第3実験室 改訂版

第3実験室 改訂版

 

「改訂版」じゃない方は、持ってないです。「スカトロ」って曲が入ってたのに、削除された改訂版。「スカトロ」ってよく知らないけどたぶん 秀児の作詞でしょうね。

ということで至高の3曲入りの第3実験室。「リンチ」「誘蛾燈」「冷たい雨」

この中では特に「冷たい雨」が好き。。ベスト「グッドバイ」にも収録されました。青さんの曲でも名曲が多い「ダメな僕を慰めるバラード」ですね。始めて聴いた時、自分の事を歌われてると思いました。本当ですよ!「雨」は僕の中で重要なモチーフなんですよ。それをこんな風に歌われるともう泣くしかないって感じです。

しかもこのバージョンは秀児のバージョンです。あのダメ人間が歌うんだから、真に迫ってきてます。秀仁さんのバージョンもいいんですけど、やっぱりカッコイイ感じが強い気がする。ファンも認める真のダメ男秀児が歌ってこそ説得力がありますね。

新しい明日はきっと 僕に優しい顔をするだろう

冷たい雨の後で

秀児のバージョンの「つめたいいいーーーー」が泣ける。何故だろう。

不思議な魅力のある人だ。

 

第4実験室 1999年10月31日  

第4実験室 改訂版

第4実験室 改訂版

 

 来ました!名盤!この収録曲だけで泣ける

1.サイレン

2.発狂チャンネル

3.僕は子宮

4.ドラマ「禁色」

5.禁色

6.夜行列車

7.ハクセイ

8.グッドバイ 

どれもこれも名曲ですが、「発狂チャンネル」「グッドバイ」そしてこのアルバムでしか聴けない「夜行列車」特に好きですね。歌詞が特に泣ける。作詞は秀児。 筋肉少女帯の「キノコパワー」を彷彿とさせる現実逃避系。僕はこの時もう大人の年齢だったけど、同じような事を考えていた。本当に馬鹿。でもこれを音楽で聴いているんだから、もう一人馬鹿がいるんだと考えるとホッと出来た。

「発狂チャンネル」も初めて聴いた時「日本の新たなアングラシーンの目覚めだ!」と感激しましたね。

 

第5実験室 1999年12月12日

また名盤ですね!

1. 「第5実験室」入口
2.ゼリー
3.歪んだ鏡
4. カラス
5. ドラマ「せんちめんたる」
6.せんちめんたる
7.はにかみ屋の僕
8.月夜の遊歩道
9. 37564。
10. 弱虫毛虫
11. 冬の日
12. 「依存」という名の病気を治療する病院
13. 「第5実験室」出口

 ここでやっと武井誠が加入しました。武井さんのドラム、好きなんですよ。安定感がある。

このアルバム‥cali≠gariにとって重要な曲が沢山ありますね。

「せんちめんたる」「37564。」など代表曲ともいえる名曲が沢山入ってます。

でも皆さん気づいたと思いますが、僕が好きなのは秀児が作詞した「月夜の遊歩道」「弱虫毛虫」…アカペラで適当に歌ってるだけの「はにかみ屋の僕」も嫌いじゃないですねw 

「月夜の遊歩道」はベースの研二郎先生が作曲で作詞は秀児作詞。

ダメの自分の事だけじゃなくて、情緒的な描写もあってそこが結構好き。でも突然「僕は選ばれた人間だから!僕は選ばれた人間だから!」と叫び出したりして、やっぱりキチガイ。研二郎先生の最高のベースとあいまって最高のキチガイ空間。

そして「弱虫毛虫」もちろん秀児作詞。

キレそう。
時にはやはりキチガイです。
通院する。

被害者妄想なのに暴走する…止められない

みんなの前なら余計昂奮する気がするんだ

「ナイフでメッタ刺し」

なんて変な事が頭を過ぎる

通り魔殺人
決して人ごとには思えなくて憎しみ…恨みのほど…躱せなくて怖くなった
狂気を演じていたら
現実にもおかしくなり
いつでもどこでも
実は狂いたいよ
…狂いたいよ。

なんて最低な男なんだ。僕とは違う。ほっとする。こんなにダメな人間が出てくる歌詞を見たことが無い。筋肉少女帯の「踊るダメ人間」でも出てこなかった。 

でも歌詞の最後の方では「今に見てろ いつか見てろ」と強い感じのフレーズが出てくる。何があったんだろうか。今に見てろ、いつか見てろ この時は僕もまだ若くて色んな経験が無かった。

その後会社勤めで物凄く辛いことがあり、「いつか見てろ 今に見てろ」と思う事があった。ほんとうに精神は底辺だった。

そんな時、久々に聴いたこの曲と「月夜の遊歩道」で激しく心を動かされてしまった。

秀児さん、この後cali≠gariを脱退する。仕方無かったと思う。でも脱退と聞いて、ショックだったけどなんとなく納得できたもする。

今はお元気なのだろうか。消息は一切入ってこない。

 

ブルーフィルム(2000年7月7日)

ブルーフィルム

ブルーフィルム

 

 そして秀児脱退後、石井秀仁が加入してリリースされたミニ・アルバム

「実験室」が無くなったからもう終わりなのかなって思いましたが、そんな事は無かったです。でも個人的にここでもう終わりでもよかったかなと思いますね。

石井秀仁さんは加入前から知ってました。

「さくらん」のボーカルだったのは知ってるし、一番インパクトがあったのは Float。

下記のオムニバスに参加しているのを聴いて衝撃を覚えたんです。

96年にリリースされたこのオムニバス、全曲元Zi:KillのEBYちゃんプロディースのマジで名盤!メンツも豪華だし、全バンド良い感じ。

www.amazon.co.jp

 FloatはV系の括りだとというのは超渋谷系!マジでビックリした。コーラスやギターの使い方など、完全に渋谷系

www.youtube.com

「面白いバンドがいるな」「ヴィジュアル版フリッパーズだな」とか考えてました。

そんな彼がまさか!cali≠gariに加入するなんて!驚くと同時に、声がカッコよすぎて合わないかもと思ったんです。

実際聴いてみて、違和感を最初は感じました。やっぱり自分は秀児を追い求めてたんですね

でもこのミニアルバムの最後の曲「ブルーフィルム」を聴いて、全てが洗い流されました。

この曲を聴くと今でもやっぱり泣きそうになる。青さん本当に最高。行き場の無い孤独な魂の歌。行間から悲鳴が聞こえてきそうなくらいに悲壮感のある歌詞なのに、メロディはひたすら優しい。時空を超えて僕の魂にも響く。この曲の歌詞は意外と難しい。でも判る人にはわかると思う。本当に名曲。

再教育(右)と(左)2001年1月1日

再教育 右

再教育 右

 

 

石井秀仁加入後に今までの曲をリメイクしたアルバム。青さんの作詞作曲の曲が中心。

ジャケットが超凝っててカッコイイんだよね〜でもその分高くて、実は右しか持ってないんです。

しかもこの時の石井秀仁バッシングはひどかったですね。「やっぱり自分と一緒で秀児ファンてキチガイが多いんだ」と、関心しました。

それを含めての「再教育」なのかなと。わからないですけどね。

石井秀仁さんの歌う「せんちめんたる」結構良いですね!

 

第6実験室 2001年5月10日

第6実験室

第6実験室

 

 満を持して発表されたこのアルバム!世間でも明らかに盛り上がって、本人達をメジャーを匂わせるようなタイトルのライブをやったり(実際にはものさしの”メジャー”が物販で売ってただけ)色々良い感じに調子に乗り始めたころ。

ヴィジュアル系を徹底的に茶化したドラマ「近代的コスメ唱歌」は笑いましたね。「退廃の世界を表現して・・・」とか「ドイツのバウハウスが・・」とか

曲はどれも正直まあまあって感じですが(ごめんなさい)「ママが僕をすててパパが僕をおかした日」が最高ですね。タイトルは凄いですが、そのまんまを描いた曲ではないです。何かの隠喩でしょう。

 

第7実験室 2002年5月22日

第7実験室

第7実験室

 

 そしていよいよメジャーデビュー!シングル「マグロ」でのデビューでした。

「マグロ」は結構ヒットしたかも?オリコンの左側の下の方に入ってましたね。カラオケで歌っても「高木さんが歌ってたマグロの曲、頭から離れないんだよね」って言われたりしました。

あとはやはり青さんのバラード「東京病」かな。自分も東京病みたいなものだから、凄く歌詞が納得できた。まあこの頃は東京じゃなくて、埼玉に住んでたけどw

 

第2実験室 改訂版 2002年7月12日

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www.amazon.co.jp

メジャーデビュー後、昔のデモテープのリメイクとして出されたアルバム。

超〜カッコイイジャケットで青さんさすがだなと思いました。

デモテープのリメイクといえば「再教育」などがありますが、アレはあんまり好きになれなかったけど、これは好き!

特に「嘔吐」は前より好きかも。石井さんのエフェクト・シャウトもカッコイイし、ラストの嘔吐シーンの武井さんのオエーはまさに芸術的

「オヤスミナサイ」も相変わらず良い感じ。石井さんにはこういう優しい感じの曲は合ってますね。

新曲の「夏の日」は青さん節のソフト・ナンバー サビが「月夜の遊歩道」と同じなのは何故?「月夜の遊歩道」は研二郎さん作曲だし、問題ないんだろうけど。夜の神社でほくそ笑む秀児の顔が蘇ってきそうです。

でも歌詞はやっぱり沁みます。青様最高!

 8 2003年3月5日

8

8

 

 ここまで読んで気づいた人もいると思うけど、明らかに石井さん加入以降のテンションが落ちてると感じてるかもしれないけど、その理由は上のブログ「再結成以降のcali≠gari‥」を読んでね。

でもこの「8」は出た時、かなり気に入りました。

鈴木慶一プロディースだから、サウンドが面白いし、聴きやすい。曲も粒ぞろい。シングル曲「舌先三分サイズ」「青春狂騒曲」どちらも最高。何故売れなかったのか理解できなかった。そしてこれからに期待だったのに…

 

グッド・バイ。(2003年6月22日) 

グッド、バイ。

グッド、バイ。

 

 

活動休止が発表されて、リリースされたベストアルバム。インディーズの曲も含めて、代表曲がてんこもり。これをメジャーからリリース出来たのは、本当に良かった。

 

1. グッド・バイ

  2. -187-

  3. 君が咲く山

  4. フラフラスキップ

  5. 舌先3分サイズ

  6. 3.2.1.0

  7. 空想カニバル

  8. エロトピア

  9. マグロ

  10. ハイカラ・殺伐・ハイソ・絶賛

  11. まほらばぶる~

  12. サイレン

  13. ゼリー

  14. 冷たい雨

  15. 青春狂騒曲

  16. ブルーフィルム

  17. いつか、どこかで。

良いですね!特に「君が咲く山」「冷たい雨」など入手困難な「再教育」に入ってる曲が再度収録されたのが良い!これだけ聴いても問題ないかもと思わせる選曲!しかもメジャーからリリース!「君が咲く山」とかよくメジャーからリリースできたよね。でも曲はまあ爽やかだからね。青さんモデルにした事件のことはビクターには黙ってたのかな?泣ける青さん新曲もあり。

2003年6月22日、日比谷野外音楽堂

休 [DVD]

休 [DVD]

 

 この日を最後にcali≠gariが活動休止する。

物凄く自分はショックだった。ビクターとの契約も切れるとのこと(というかレーベル自体が閉鎖していた)別にメンバーが死んだわけじゃない。大人としての決断だったと思うので、ショックだけど受け入れることにして、最後の野音には絶対行くと決めた。しかし、チケットが取れなかった。いくらでも出す!思ったが、割りと定価近辺でヤフオクで手に入れた。

席は最後列だったけど、文句言わない。斜め前に星子さんがいた。

DVDに収録されている通り、この日は代表曲や青さんから青江への生着替えなど、cali≠gariのそれまでのパフォーマンスの集大成といった感じだった。

しかしやはりラスト。

もう一度「グッド・バイ」を演って、平和に終わるのかなと思ってた。

しかしアンコールラスト曲はなんと「サイレン」だった。

もちろんこれが「アンコールのラスト」になるとはその時は思いもしなかった。

 

曲の途中で頭にパトカーの上にあるやつを身につけた謎の人物が沢山登場してきた。そして曲は進み、石井秀仁の絶叫と青さんがギターを放り投げて、去っていった。

「終わりだ」あまりの衝撃に自分は動けないでいた。観客もまさかこれで終わりなんて思わずずっと叫んでいた。謎のサイレン人間も退場して、終焉を告げるアナウンスが流されても、観客は皆、これで終わりだと思いたくないのかまだ叫んでいた。

もちろんメンバーがアンコールに応えて、カーテンコールに応じることもなく、ホントに「休」になった。

 

この日のインパクトが物凄く、正直今のcali≠gariは自分の中でもういない事になっている。それはよくないので、その内聴こうとは思う。

凄すぎる、凄すぎたcali≠gari、今でも日比谷野音で、オフィス街に響き渡ったサイレンが耳から離れない。あれからもう10年以上たつのに。未だに…忘れられない。

cali≠gariは僕の青春でした!