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【クラシック】尾高先生とのピアノレッスンの思い出 前編

これは僕のピアノとの関わりと、ある先生との出会い、思い出深いレッスンについて書いたものです

 

とりえはピアノだけ

僕のとりえといえば、今も昔もピアノ。ピアノしかない。

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あと文章かな。他人からよく褒められたことは。、

今はピアノで褒められることはあまりない。何故ならば人前で弾かないから。

東京にいた頃はピアノ練習室に通って、macを持っていって動画を撮ったりした。どこかに動画と音源はある。

でも今はmacが壊れた。

電子ピアノは当時のままのものがある。

でも、やる気がでない。

なんでだろう。

大好きなショパンのバラード第1番。

一番辛い時にこれを聴いてどんだけ励まされたか。弾こうと思って、この前佐久のサティで楽譜を買ってもらった。

なのに、練習してない。まだ弾けない。

長年譜面を見てチャレンジしたけど、ダメだった。

実家にあったくらもちふさこの漫画「いつもポケットにショパン」にこの曲が出てくる。音楽高校のピアノ科の少女たちの物語。

あー懐かしい。

最近、昔の事を思い出す。

今を忘れたいから。

1つ思い出すと、いろいろ思い出す。

いいこと、悪いこと、そして心のどこかに残っていたこと。

今回はあるピアノの先生との出会い、印象的なレッスンについて書きます。

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・音大進学を志す

高校生の時、勉強が全くできず、留年という言葉さえ出てくる事態だった。

そんな時、実家で久々この漫画を読んだ。ピンとひらめいた。「そうだ!音大行けばいいんだ!」

この時は確か上田の一戸建てに姉妹と3人で住んでいた。アップライトのピアノも、電子ピアノもあった。なんで思いついかなかったんだろう。

そして一念発起して無事?に尚美学園短期音楽学科ピアノ専攻に入学した。

2年間だけだけど、僕はピアノを弾く楽しさを知った。今までピアノは割と苦痛だった。楽譜を読んで弾くことが苦手だった。しかし結構本気で頑張っていて朝から晩まで学校の練習室にこもっていた。

しかし、先生はひどかった。

僕の担当の先生は一応教授でいい人でお世話になったけど、教えてもらっても何かおかしいなって思った。

それが露わになったのは「教授演奏会」

なんと生徒の前でリストの「愛の夢第3番」を弾くとのこと。「大丈夫かなあー」ち思った。そして本番。本当にボロボロだった。失笑すら起こっていたかも。本人も汗をかいて「イヒヒ」とか変な声出してた。

終わって僕は大きく拍手したことを覚えてる。先生に聞こえるように。

 

そしてなんだかんだで卒業をする。

僕はこの学校の付属の専門学校に進むことにした。先生には悪いけど「担当の先生を変えてください」と伝えた。

「短大の違う先生には付けないから、専門学校の先生にしか変えられないけど」と言われたけど、「全然いいです」と答えた。

先生は僕に就職先を紹介してくれた。出版社だった。

会社だか工場だからわからないところへ、会社の社長さんに連れていってもらった。「よかったらうちにきてね」と優しい人だった。でも断った。ごめんなさい先生。

 

出会い

新しい学校は都内にある。最寄駅は後楽園。それも大きかった。通うのは大変だけど、池袋からすぐだし大丈夫かなと思った。毎日都内に通う!田舎者には憧れの状況!でも東上線混みそうだなと思ったけど、授業は朝一はなかったから大丈夫だった。


そんなこんなで授業が始まり、新しい日々が始まった。。
そして、新しい先生との初レッスンを告げる紙がきた。


講師:尾高 


日時、教室名がかいてあった。
いよいよきたか。と思った。
尾高先生。どんな人なんだろう。
正直、短大以前を含めて僕は「師に恵まれない」ということが言えた。人のせいにしているわけじゃない。
今度の先生はいい先生であるように。
でも、若い先生。その情報だけ。どんな人になのか想像つかない。

そしてその日、練習室に向った。

練習室は壁は厚いのでノックしても聞こえない。だからドアを開けて失礼しまーすと言おうとしたその瞬間、中の人と目が合った。尾高先生だ。
さっそく入る。


「ひ、失礼します!本日からお世話になります!高木です!よろしくお願いします!」と礼をした。
僕は緊張していた。なぜなら尾高先生は想像している人と違ったから。
「こちらこそよろしく。尾高です’」と微笑んでくれた。
若い人。男性。それしか知らなかった。確かに若いけど僕にしてみれば年上に感じた。大人の男。背が凄く高い。
色黒だけど、目がキラキラしていた。ぶっちゃけカッコ良くてビビってしまった。髪は長めだけど、スッキリしていた。カッコいいというより、自分が想像している人と違ったのだ。若い人、男性。

情報はそれしかなかったから。目の前にいるのは自分よりは大人っぽい、若いというよりクールな大人の男!

背も高いみたい。身長聞けばよかった。僕が170だから、180は超えてるかも。

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今日思い出したんだけど、柴田光太郎さんに似てるかも。こんな感じだった。

今日「転身 ワイドショー」で検索したらwikipediaが出てきました! 

 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/柴田光太郎

 

そして、隣のピアノの椅子に座ってトーク。これからこの人にこうやって教わるんだと思って嬉しくてあんまり話の内容は覚えてない。
音楽遍歴とか、好きな作曲家を聞かれた気がする。ピアノは幼稚園から、高校では吹奏楽部で指揮をやったなど話した気がする。

落ち着いた話し方。よかった。この人の言うことなら素直に聞けそう。


とりあえずなんか弾いて。軽くでいいからみたいな感じで、卒業演奏会で弾いたリストの「エステ荘の噴水」を弾いた。この曲難しいし、長いんだよね。ちゃんと弾けるかなと思ってたけど、緊張してヨレヨレになって止まりそうになる。

後半のA音の同音4連打のところで、止められた。 

「ごめんね ここまでで大丈夫」

「はい・・」緊張してうまく出来なかったー!

「君の良いところと、直した方がいいかもしれないところがわかったよ」

「! はあ、、、。」

初めてなのにそんな事がわかるんだ。

「まず、肩に力入ってるね」「ああーそうなんです 前の先生にも言われました」「こういう難しい曲だと弾けなくなっちゃうよ」「なるほど」

先生は立って僕の後ろに回った。僕の両肩を軽くつまむ。

「ほら今も入ってる こういうのは意識しないと、なかなか力は抜けないよ」

「先生に身体を触られてガチガチなんです!!」とは言えなかった!!

 

そして後は呼吸が無いということ。

音符を感じてないということ。

これは後のレッスンでも言われました。

 

最後は今後のこと。次のテストがあるので何を弾くか。

僕はやりたい曲があったので

ラヴェルの『水の戯れ』と『古風なるメヌエット』がいいかなと思います。試験は10分程度とのことなので、これがいいかなと考えてます」と伝えると

「あーいいんじゃない それにしよう」とあっさり決定。

卒業演奏会の「エステ荘の噴水」に続いて「水の戯れ」。水の戯れはエステ荘〜に影響されて作られた曲。ちょっとミーハーすぎるかと思ったけど、何にも言われなかった。

この曲はとにかく難しい。弾けるかな?

新しい先生にがっかりさせないために頑張ろう!と家に帰りました

 

 長くなったので前編後編にわけます!

ここまで読んでくれてありがとう!!