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さわやかでまえむきな人間になりたい男が
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【フィギュア・スケート】16/11/26 NHK杯 羽生結弦の演技を見て思ったこと。

今日は フィギュアスケートNHK杯男子フリーを見ていました。お昼は女子のフリーを見ました。1位のロシアのポゴリラヤの演技は素晴らしくて、2位の宮原さんもグランプリファイナル決まってよかったです。4位の樋口新葉さんはずっと応援してたので、表彰台に上がれなくて残念でした。

 

そして男子フリーです。

もちろん目玉は羽生結弦ですが、僕はわりとそんなに思い入れはありません。男子も女子も普通にみんなすごいので、同じように応援します。

伊藤みどり様やプルシェンコ様など別格の人もいます。

今日の男子は全体的にパッとしない演技が多かった気がします。四回転時代ということで、四回転に挑戦するのですが、みんな転ぶ。その後はなんとかぐだぐだにならず、なんとかまとめた人とと、ぐだぐだのまま最後まで行った人。

転んだけど何かを残せた人。

順位と表彰台に上ったメンバーの差はそこだと思います。

 

3位に入った田中刑事の演技は素晴らしかったです。転倒はありましたが、気迫が伝わってきました。今までの彼に無いものを感じました。それはお客さんにも伝わっていたように感じます。演技の最後にはすごい歓声とスタンティングオベーションでした。

田中刑事もインタビューでお客さんの気持ちが伝わって来たと言っていました。  

 

それは次に滑る彼にも伝わっていました。後のインタビューで言っていました。実際は待機していたので、演技は見れなかったけど、お客さんの歓声ですごい演技をしたということはわかったということ。

さらにその後のインタビューで、「刑事がお客さんに伝わったような演技をしたことを思い浮かべて、実際に見てないのに、思い浮かんだから、それを思い出して演技した」というようなことを言ってました。

僕は二人が実際を見てないのに、同じような気持ちになった演技を見ました。

そして同じことを思いました。

思いが伝わる。それはスポーツであるフィギュアスケートではどうでもいいことかもしれません。点数があって、ルールがある。

 

しかし、フィギュアスケートには他のスポーツには無いものがあります。

それは「音楽」です。

音楽が常に流れ、そして共に終わる。そして言葉では何かを観客に伝える。

伝えるということはスポーツには必要の無いことかもしれません。

でも何か、何かは具体的なものでなくて、心の中の感情を伝えたい、ということはやはりあると思います。それは音楽でも同じです。

そこに言葉はありません。動きや表情、振り付けで伝える。

音楽のように止まらない流れがある。

 

今日の羽生結弦の演技にはその「流れ」があるように見えました。

久石譲さんの「Hope & Legacy」 に乗せて、ジャンプを跳びつつ、時に転倒しつつ、最初から最後までずっと同じ気持ちが流れているように感じました。

その気持ちがどんな気持ちなのかは彼にしかわかりません。

それでも僕には伝わってきました。「SEI MEI」の時も少し感じました。

今日の演技、まだ1回しか見ていないので、大袈裟かもしれない。

 

今、NHKで演技を見ました。

やはり大袈裟じゃなかった。彼の表情が全てを物語っていた。

止まらない激情が優雅に最後まで現れているような気がした。演技中、表情がころころ変わっていた。苦悶の表情があれば、微笑みもある。

カメラでは捉えきれてないと思う。スポーツだから全身を写さなくてはいけない。

シーズンは始まったばかり。やはり大事なのは全日本、そして世界選手権、そしてオリンピック。

これからもいろんなことがあると思う。町田樹のように突然引退するかもしれない。それでもいい。自分の好きなようにやってほしい。

 

プルシェンコが「俺の次はユズだ」と言っていたのを思い出した。ソチオリンピックの頃だと思う。ソチの金メダルだけど、まだ彼は若かったし、演技は不本意そうだった。その彼を見て、プルシェンコが「俺の次はユズ」と言った。

ふーんそうなんだ、とその時は思っただけだけど、その意味が今日、わかった気がする。

 彼は天才なんだ。

 

ここまで読んでくれてありがとう。

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