ついに。
ついにきました。この曲。少年隊!
これは素晴らしい曲です。
「これぞジャニーズデビュー曲の神曲」と言えます。
神々しいです。僕にとっては。
それは別にほんの少し時を同じくした(いやらしい言い方ですみません)東山紀之さんが所属しているからではありません。
1985年12月12日この曲はリリースされました。翌年のレコード大賞新人賞を狙って、この時期、または早い時期にリリースするのが当時は普通のことでした。
少年隊のことは、リアルタイムで覚えてます。
この頃は小学校2年生くらいでしたが、テレビやラジオを聴いたりし始めて、いろいろ知ってしまった時期です。
少年隊は「ダンスがう
まい」という印象でした。
そして「シブがき隊よりダンスが上手くてかっこいい」と思ってました。
シブがき隊のみなさんごめんなさい。といいたいところですが、シブがき隊のみなさんも同じことを思っていたらしいです。そのダンスのキレ具合と歌唱力に「こりゃ俺たち絶対勝てないな〜」と思ったらしいです。
そして共通点も発見しました。「右側の人だけかっこいい」ということです。
これは本当です。当時面食いだった姉が、「モッくんかっこいい〜」から「ヒガシかっこいい〜」になり、その後は「岡本健一かっこいい〜」になりました。光GENJIに走らなかったのは僕のらしいですね。関係ないですが姉は結婚して、旦那さんはめちゃくちゃいい人です。ほんとうにいい人です。「面食いじゃなかったんだ」とは言いません。
「仮面舞踏会」ってなんだろう。って思ったんです。Wikipediaで調べると中世ヨーロッパの貴族の遊びが発祥とのこと。想像の範囲内です。ただし「発祥はヴェネティア」とありました。。。
「さようなら…ヴァネチアわたしの国」
そんな漫画がありましたね。この前このブログに書いた「ガラスの仮面」の中での劇中劇でのセリフです。
そしてわたしはそこに行きました。「さようなら ヴェネチア わたしの国」で検索したら1件めに出てきたので載せます
ジャニーズから話が遠くなりました。このあと「ベネチアにまた行ったら仮面舞踊会に参加して東山さんと出会ってあなたはもしや・・・」とか妄想したとか書こうとしましたが、ヤメマス!
それでは「仮面舞踏会」の動画を引用します。
短いですが画質がいいです。イメージより若い印象がありますね。
おそらく「夜のヒットスタジオ」だと思います。
画質は悪いですが、フルコーラスで感想では舞踏会のドレスを着た女性たちも現れます。仮面のセットもかっこいいです。
そして少年隊はマイクを置いて(これがかっこいい)テクニカルなダンスをキメます。
かっこいいです。これは人気が出るわけですね。
やはり少女は「舞踏会」に憧れます。偏見でしょうか。少女漫画的なイメージです。
ヨーロッパのイメージ。すでに「ベルサイユのばら」は世に出ていました。アイドルにおけるヨーロッパのイメージといえば、GSの時代、ジュリーなどはそういうイメージがありましたね。
70年代には少し「ヨーロッパ的アイドルは低迷した気がします。女性アイドルもヨーロッパをイメージさせるようなものは、僕が知らないだけかもしれませんが、いませんでした。
男性アイドルでこの様なヨーロッパなイメージを打ち出したのは斬新だったはずです。
ただ、この曲は今の、ありきたりな「ヨーロッパなイメージ」とは違います。
それは歌詞にも現れてます。
ロマンティックかと思いきや、
SHYな言い訳 仮面で隠して 踊ろ 踊ろ
かりそめの一夜を
きっとお前は悩めるマドンナ
棄てな 棄てな まじなプライドを今は
それっぽい要素をちりばめつつも感じさせる「男」の香り。
かっこいいじゃないですか。仮面を被ったあの人が、突然見せてくれる男の香り。
これもまた少女の夢、というかなんか少女漫画というより、レディース・コミックの匂いがしますが、それは時代のせいですね。
この曲の聴きどころはBメロ
この曲の聴きどころはBメロです。
「迷いこんだ イリュージョン 時を止めた楽園」のところからコードが変わって甘いメロディになります。また、詩とのマッチングもすばらしいです。
いやあ〜さすが筒美京平先生です。伊達に名曲「魅せられて」を作曲編曲(珍しく編曲もされたんです)まさに「魅せられて」的なマジックを感じます。
しかし、後半になりまた発情を匂わせてサビに突入です。
サビがまた、「発情」「性交」を思わせるようなアダルティック、そしてサディスティックなフレーズがハイスピードで繰り広げられます。
「なぜ?なぜ?わたしをこんなに?ああ」
とかやはりレディース・コミック的な情感に包まれます。昔、家にあったのでひっそり読んでいたレディース・コミックですが、また読みたいなと思いますが、本屋に行っても最近は見かけません。「くそ本」といえばブックオフですが、たまーに親に連れられていくことがあっても、他ジャンルの「くそ本」だらけなので見つけられません。
しかし、少年隊は完璧な「仮面舞踊会」を表現したと思います。
「仮面」とは本当の自分を隠すもの。それは事実です。
それがありながら、そして外しても、愛という快楽は存在する。
ファンは夢を見たことでしょう。「なんて素敵」「東山くんと舞踏会行きたいーー」
その夢は、今でも崩れていないことでしょう。
特に、東山さんは今でも気品があり、ドラマの時代劇の主役を張り、つねに同じイメージを保つ。もう20年以上もです。お年を重ねたことは事実ですが、今でも若々しく、お姿を見るたび「これは夢?なんでこんなに若いんだ?」と思います。CMも多く、「AOKI」のCMを見るたびに、胸の奥がずきんとします。
錦織さんも、歌唱力はいまだ健在ですし、植草さんは僕は「渡る世間は鬼ばかり」オタなので、「あ、えーさくさん(植草さんの役名です)ワテダス!長子ハンおりまっか(植草さんの母親役の京唄子さんのセリフです)というイメージがあります。
「渡る世間は鬼ばかり」はもう終了したようですが、えーさくは永遠です。長子(えーさくの妻の藤田朋子の役名です)も永遠です。
どうしましょう。なんか長くて意味のない文章をすみません。
ということ、少年隊のデビュー曲「仮面舞踏会」は神曲です!(★★★★★)