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【ヴィジュアル系】XXXがもし明かされていたら Raphael「Sick」〜XXX患者のカルテ〜

すみません、LAREINEの途中ですが内容が濃すぎて、本日中の更新は無理なので、今日は別のバンドの作品を紹介します。

Raphael「Sick」〜XXX患者のカルテ〜です 

Sick?XXX患者のカルテ

Sick?XXX患者のカルテ

 

 Raphael、僕より下の世代のバンドです。下の世代のバンドというと僕も当時は若かったですが、彼らはもっともっと若かった。しかし音楽には年齢は関係ない歳が上でも下でも40歳近辺でも、問題ない。そういうもののはずです。それは私が「おじさん」と呼ばれる年齢になったからかもしれません。

ということで、あまり聴いたり、聴かなかったりしていたバンドでした。もちろん一通り、メジャーの作品などは聴いたりしました。「吟遊詩の詩」など、イジメ体験を元に作られた曲ということで、美しいメロディと悲痛な歌詞に心を打たれたりしました。

 

私は昔、埼玉県に住んでいました。そこで一時期よく取り扱われていたのがRaphaelです。そしてある曲のPVをそこで見ました。

それがこのミニアルバムに入っている「症状3.☓☓☓章」という曲です。

www.youtube.com

その若さゆえの疾走感に、煮えたぎる熱いメロディ。YUKIさんの究極の歌い上げ系歌唱に「なんだろうこのバンドは」と思ったのが、最初のインパクトでした。「ヴィシャス」という雑誌にもよく取り上げられていて、1stミニアルバムから広告がジャンジャンでていて「何者だろう」と思ってました。そしたら若い、すごく若いということをきいて、興味を持っていました。

気になるのが「症状1 潔癖症」「症状2.分裂症」「症状3.XXX症」となっていて、「症状3」はなぜXXXなんだろう。そういう名前の症状が世の中にあるのか、それとも何かを伏せているのか。

また1曲めの「シナゴーグ前奏曲〜第2楽章〜ホ短調」の「シナゴーグ」はユダヤ人の教会のことです。ユダヤ人といえば悲しい歴史を思い出させます。ナチス・ドイツによる大虐殺。

 

この曲「症状3.XXX症」の歌詞を読んで聴いたのはそれから随分先です。そして「XXX」が何だったのか。

それはわかりました。ここに記載をすべきかどうか、迷いました。しかしこの曲は「症状3.XXX症」としてリリースされ、その言葉は歌詞にはありません。きっと何かのお考えがあってのことだと思います。こんなネット界の小さなブログですが、気を使おうと思います。

自分にとってはとても身近な存在のものでした。親戚にこの症に罹ったた方がいらっしゃいました。なのでこの作品の主人公の心の言葉、誰にも理解してもらえないかもしれない、心の言葉が、この歌詞には詰め込まれている。と感じました。それ私の思い込みかもしれません。

http://j-lyric.net/artist/a056e8b/l02b5ab.html

歌詞だけ読むと、第3者がその者たちを誹謗することに対しての抗議のように、読めたりするかもしれません。違います。これは「彼ら自身の声」を代弁したのだと、僕は感じました。全てを認めて、違いを認めるけれど、自分の存在も認めてほしい。

声にならない、悲痛な叫び。

この曲がもしその名前が入ってリリースされたとしたら、言葉だけを捉える第3者そして当事者、そしてご本人も、悲しく思い、抗議の声が上がり、そしてマスコミも騒ぎ、という流れになったかもしれません。

しかし、名前を出さなかった。それがいいのか、悪かったのかはわからないです。

作詞をされた華月さんの当時の証言は僕は知りません。申し訳ありません。

この曲を聴いて歌詞を読むと、その症状とは別に、人間としての苦しみ、迷い、そしてアジテーションが伝わってきます。

 

ここまで強い「感情」を詰め込んだ曲は極めて稀だと思います。そして華月さんは亡くなってしまった。理由はわからない。薬物の過剰摂取となっているけれど、事故だと信じたい。でも、わからない。もう亡くなってしまったから。

でも、もし明かされていたらもっと「届いた」のかも。一番聴いてほしいその人達に。

終わってしまったことなのに、今でもその事をこの曲を聴く時に、思い出します。

 

Raphaelヴィジュアル系の歴史に名を刻んだ、ひとつの重要なバンドです。と宣言します。

ここまで読んでくれてありがとう。