さわやかトラウマ日記

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【完全に入り込みレビュー】竜くんが好きで病んじゃったえみかがレビューするよ 有村竜太朗「デも/demo」

 

デも/demo(初回生産限定盤B)(DVD付)

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みなさんこんばんわ。

お久しぶりです。花小金井えみかです。

花子鐘異えみかとしますね。竜くん風です。

竜くん。シューゲイザー・バンドの「Plastic Tree」のボーカル竜くん。

ほんとうにwikiepediaの「シューゲイザー・バンド一覧」にあったの。Plastic Treeが。さすがだわ。つまりPlastic Treeヴィジュアル系バンドじゃないの!SHOXXとかフールズメイトによく載ってたけど、違うの!

えみか、シューゲが好き。シューゲって、シュー(SHOES)を見てる(GAZE)ってことだって。みんな、知ってるよね。ごめんね。知らない。意識が離れて 離れて散っていった 置き去りのえみか 置き去りの竜くん。

 

シューゲが好きといっても、あまり知らないの。マイブラくらいしかしらないの。マイブラは新木場AGEHAでライブみたけど、幻だったのかもしれない。

それにえみかは今、フラスコの底に閉じ込められてるから。情報遮断状態人形なの。でも、知ってるの。竜くんが囁いてくれたら。「マイブラで十分だよ じゅうぶん。だよ」って暗い声で囁いてくれたの。

「竜くん、マイブラだよね。やっぱり、2曲めの【浮融】は「Lovelessだよね。えみかわかったよありがとう。でもね、竜くん、えみかはマイブラは「Strawberry Wine」しか受け付けないの。ごめんね」

「君が 離れていく 見えなくなる どうして 気づいたら憂い 憂い」

「ごめんね竜くん。あと日本のシューゲイザーバンドで一番好きなのは、Plastic Treeじゃなくて、ルミナスオレンジなの。ごめんね。だから3曲めの「魔似事」はちょっとルミナスの2ndぽくてよかったかもごめんね」

「会えないんだし 知らないでいいよ」

「どうしてそんなこというの 哀しいな。竜くんはいつでも暗い声だったね。でも、初めて君を聴いた浦和ナルシスが出したオムニバス『漆黒のシンフォニー』の時は、暗いっていうか、ジキルのタスクさんのモノマネみたいだったね。EBYちゃんも当時言ってたよね。格好も似ているって。後でプロデュースしてもらった人だよね」

「まちがいだって まねごとだって」

「ごめんね。竜ちゃん。でもその後は突然変異して、『奇妙な果実』からはずっと今と変わらない同じ暗い声だよね。ありがとう。ほら、月が見えるよ。えみかがいるところは花小金井から遠くはなれたところなの。どこだと思う」

「気にかけてよ ほっておいてよ めんどくさい」

「ひどいね竜ちゃん。バイバイ。竜ちゃん。全部リセットだよ。人生にはリセットボタンはないけど、電源オフはあるんだよ」

「・・・」

「竜ちゃん寝ちゃったの?」

「・・・zzz」

「寝ちゃったんだね。いま、月が堕ちたのに。」

 

えみかも寝ちゃおう。えみかは猫になるの。夢だとねこになるの。

黒猫かと思うけど、茶色の猫なの。拾い子で行き場がないの。だから公園にいくの。

そこで、防止をかぶったお兄さんがいるの。「青が痛い」って泣いているの。

話かけるけど、一方的に叫んでるの。暗い声で。内容はよくわからないの。だからにゃあってなくんだけど、人間とは会話できないの。これは悲しい夢なのかな。えみかは今猫なの。猫は本能があるの。だからはつかねずみつかまえちゃうの。そしたら、笑ってくれたの。暗い声のお兄さん。これは夢なんだって。最悪な夢なんだ。でもずっと続いたらいいのに。

 

ミセス・オズモンドが扉を叩きました。

わたしは目を覚ましました。「鍵をお開け!えみか!」

「鍵なんてないわ」私は言いました。「鍵がかかっているわよ。それが何よりの証拠よ。いいから開けて」

「開けないよ。これは鍵じゃないの。時計なのよ。回っているから。回っているの。時計は止まらないで回るの」

「鍵をかけているのね」

「そう、鍵をかけているの。」

「わかったわ。きいてちょうだい。今日、あなたの部屋の窓の横に、黒い猫が死んでいるのが見つかったわ」

「・・・」

「後で、自分が戻ったら、埋めて上げて。」

「はい」

「いいこね。えみか。」

 

気づくと、私は病院にいました。

身体じゅうに何かが付けられて、動くことができません。しかし周りの人たちは真摯にそれらを推し進めました。そして耳栓を私を耳に入れて、「動かずにじっとしていてください。20分ほどでしょう。音がしますので、すこし我慢してください」と言って、離れていきました。右から左から、ガシャンガシャン、そして下からブーーっという音が鳴る。ずっとそうでした。

 

私はなんでこんなめにあっているのだろう。そう思っていました。これは夢なのか、現実なのか。わからない。夢だったらいい。夢だったら、いつでも好きな世界にいられるから。幻想。幻想が全て。覚めないで。覚めないでいいよ。消さないでいいよ。

 

「おつかれさまです」

その声で私は還った。

また、ひとりの自分が死んでしまった。

それは毎日続く。

 

おわりです。

 

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