Juice=Juiceから離れてもう何年たったのだろう。
いや、僕から離れたのではない。彼女たちから離れていってしまった。
そう感じていました。いつの間にか物理的にも遠くなってしまった。ついに一度も彼女達に会うこともなく、遠いところにいってしまった。
その遠いところで、彼女達は「インストア・イベント」に来ていたことを知った、それは関係ないけれども、仕事を探していた僕は、そこのアルバイトに応募をしてみた。
「Juice=Juiceがここに来ていましたよね」「来てましたね」店長さんとそのような話もした。「好きなんです。ハロプロ、あ、ハロープロジェクト」そのようなやり取り、更に店長様はなんとその店の渋谷店にて僕がいたバンドのCDを売っていたということも知った。
しかし、「不採用」のテンプレートのメールにて、それは終わった。ひどいよタワーレコード。
やっぱりJuice=Juiceには程遠くなってしまった。
そんな話はどうでもいい。彼女たちのシングル曲がリリースされても、全く興味がなくなった。それはその曲達から、つんく♂さまがいなくなってしまったからではない。
それは…彼女たちの曲たちが「どれもこれも!さわやかまえむき!」だったからです。
そんなことはないのかもしれない。1st album「FIRST Squeeze」には、いろんな曲が入っていて刺激的な良いアルバムだった。
しかし、僕の中でのJuice=Juiceはそこで止まってしまった。以降の活動を追えなかった。追うことができなくなった。ドラマも見なかった。武道館にも、行けなかった。
一度離れてしまうと、なかなか気持ちはつながらない。それが哀しいことだということを身をもって今、感じているというのに。
しかし、先日ハロープロジェクトに、また革命が起きました。昔もあったような無かったようなハローマゲドン!Juice=Juiceに新メンバーが加入する。5人ではなく7人になる。「5人」であることに価値を見出していた(最近はどこも多すぎるハロプロも)ので、なんだかな〜と思ったのですが、なんとなーく見てみた「Fiesta! Fiesta!」をコンサートで歌っている動画を見て、僕は久々にJuice=Juiceの新しい曲を最後まで聴くことができました!
Juice=Juice 『fiesta! fiesta!』※8/2よりiTunes先行配信決定!!!!
ほんとに恥ずかしいのですが、「背伸び」あたりから、動画を見ても「もう…いいや」と途中で止めてしまって、他のハロプロのグループの新曲の動画をやはり「もう…いいや」とすぐにスマイレージの「嗚呼すすきの」に移って「やっぱり勝田さんハルマゲドンばりに素敵だな」とか…過去ばっかり…。
しかし「Fiesta! Fiesta!」は違いました!
「おおっ」と思ったのは冒頭3番目のソロパート!そう私達のローズクオーツ!永遠のローズクオーツ!埼玉県出身!埼玉県入間郡三芳町観光大使!でも本当は埼玉県南埼玉郡宮代町出身!!の金澤朋子さま!
歌詞が何を歌っているのかさっぱりわからなくて「いまならしたいと〜していいゎはぁ〜ん」とか、聴こえてきてわけがわからないのですが、その短いフレーズ、異様に鼻から抜けない声!だけで感じたそれはまさに「ローズクオーツ感」でした。わかりますかね?
そして、今までにあったのかなかったのか、もうわからないのですが、この曲が「ラテン・フレイバー」の曲であったこと。それがJuice=Juiceにすごく似合っていたこと。フィエスタ!フィエスタ!祭りよ!祭り!私を祭りなさい!踊りなさい!私はローズクオーツ!
そうです。復活したのです。さわやかまえむきの呪いを越えて…夜の怪しげなフェスティバルの中に…
でもこの曲だけなのかもしれません。「ラテン・フレイバー」のアイドルだなんて…
しかし、過去にはひっそりといたのですよ。別に売りにしていたわけではありませんが。過去にひっそりとこのブログに書いたりもしていました。
この「星1個」だけのひっそりぶりの記事ですが、この中に「SUPER☆GiRLSのラテン・サマー三部作」とあります。そうですスーパーガールズ。まだいらっしゃるのかわからないのですが、この「ラテン・サマー三部作」はラテンの基本を全て抑えていて、陽気でパーカッシブな良曲ばかりです。そうです僕は「ラテンフレイバーのアイドル曲」が好きなので、いつかそのような記事を書きたいのですが…
「Fiesta! Fiesta!」は今までに足りていなかったもの、あったのに出していなかった一面をやっと出してくれたという曲のように感じました。
それは「お色気」です。お色気を出そうとせず、呪わしい「さわやかまえむき」色を全面に押し出してしまっていた。それをさわやかまえむきと名のる自分に受け付けられなかった。そのような難しい状況で…
ひたすら「私はローズクオーツ」を思い出したいたり…曲名は変わったのに。来るべきだったのに来なかった「私はローズクオーツ」
再びローズクオーツの世界が、だなんて思いません。そんなに世の中は甘くない。
ハロプロは期待を裏切ることが得意なのです。たとえプロデューサーが変わっても、違うように続いて、期待を裏切られる事が続いていくのでしょう。
でも僕の中のローズクオーツは生き返った。一瞬でもありがとう。金澤朋子さん。絵の具工場で働くお兄さん。お弁当頑張って作るちょうかわいい妹さん。タクシー運転手のおとうさま。ありがとう埼玉県。ありがとう吉澤ひとみさん(元三芳町観光大使※三芳町出身)
ありがとう…ローズクオーツ。