さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


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10月次報告書「アンパンマン鬱」(出演した”即興イベント”であったこと)

10月にあった事を、報告いたします。特筆すべき事ではないのかもしれないのですが、ぜひ皆様のお耳にいれて、モヤッとした思いをスッキリさせたい、という非常にとんでもない動機により、共有をさせていただきます。

 

先日、10月初旬に「即興イベント」にわたくしは出演をいたしました。

その日はその名の通り「即興演奏」をしたい人たちが集まるイベントと、ということでした。私は「即興演奏」が得意というか、それしかできない!というような、人生、まさに「即興じんせい」と言っても決して過言でありません。

そのようなものでした。翌日に9月に参加した「オープンイベント」もあり、その日も併せて、参加をすることにしました。

 

当日は、事前に共有がされていた通りに、出演者が集い、打ち合わせとリハーサルが開始されました。

事前に共有がされていた通りに、その日の演目、即興のセッションが主であるということ、そして複数に渡る組み合わせをじゃんけんでかったものから選んでいく、というような決め方をしました。わたくし特にジャンケンに強いということも弱いということもなく、自分の選択の時が来たのは後の方になってしまいました。

セッションには「リーダー」があり、組み合わせはそれぞれ人数が例として2人から4、5にんくらいまで。楽器には限りがあります。マイクは数多くあるのですが、歌える、という人は少なく、ギターを弾く方は2人のみだったと記憶をしております。

そして、一番多いのがピアノを弾くたちでした。

自分がジャンケンの順番が回ってきて、選択したものは「ピアノ2人」のセッションでした。選んだ人が「リーダー」になり、演目のイメージを決めて、それを演奏する、というものです。事前に「演奏したいことのイメージを考えておいてください」という伝えもありまして、「どうしたいですか?」という店主さまの問いに対し、わたくしはこう答えました「ピアノバトルをしたいです!!」すると皆様も「おお」と私の意気込みを受け入れてくれました。

そうすると、「それではここに立候補をする方はいますか?」という店主さまの問いに一人の御方、男性の方が「はい」と手をあげてくれました。

「ああ、この方は…さきほど電子ピアノでヴェートヴェンの簡単なソナタを弾いていた方だな」と気づきました。きっと素敵なピアノバトルになるに違いない、と思いました。私のセッションの出番は1番目、でした。

 

会場の「ネクストサンデー」は非常に演奏者のことを考えてくれる、暖かい場所で2回めの出演でしたが、その前にiPhoneをここに置き忘れた時に、暖かい対応をしていただき、この日もすごーく楽しみにしておりました。

 

そして、なんとなくリハーサルの時になり、私は、こちらにあるグランドピアノ、STAINWAYに座り、パラパラと鍵盤を飛ばしていますと、さきほどのセッションの方が、私に話しかけてきました。

「どうしますか?」と伺ってきたので「はい、即興ですね、ピアノバトル!」というと、なんだか気が向かなさそうです。「なんかメロディがあった方がいいですよね?」とおっしゃります。「メロディ、こうですかね」と、パラパラとやはり即興でピアノを弾きました。そうすると「もっとコードがあるような」とおっしゃるので、なんとなくそんな感じで少し鍵盤をつまびいたところ、なんだか呆れて感じでこう仰ったのです。

「みんなが知っているような曲をやったほうが良くないですか?」「はあ」私は驚きました。今日は即興イベントなのです。そして更に追い打ちをかけて参りました。

アンパンマン、とかみんなが知っているような曲がいいですよね?」

「あ、あん、ぱ…」

「知ってますか?楽譜…」

「楽譜なくても弾けます」

私は、アンパンマンの曲ていどなら、楽譜がなくても弾けます。だから、弾きました。弾けました。でも…今日は…即興…そう思っていると

「楽譜ありますよ!と自らの電子ピアノにむかい、楽譜を持ち出して自分に見せました」

「・・・・」

固まってしまいました。

おかしい。おかしい。

この日、客席にいた出演者は、すべて成人、もしかしたら自分は若い方なのかもしれない、実際最年少の方は26歳でした。今、いるそこに、「アンパンマンを聴いて喜ぶ人なんていない!」と思っていたのですが…。

そのまま、アンパンマンのメロディにあわせて、なんとなくだだっ弾きをする、リハーサルが終わりました。

 

「あああアンパンマン」「アンパンマンなんで」

リーダーは自分でした。「やめませんかアンパンマン」というべきか、どうか。

しかし、自分はこのライブハウスにはまだ出たて。しかしその方も始めてだった。言うべきかどうししょう。

言えませんでした。

 そんな中、このイベントの第1回から出ている女性の方が「即興イベントなんだから楽譜はいらないですよ」と言っていたのを聴いた、ような気がしますうろ覚えです。

 

その日は、6人組でのセッションが出順の最初と最後にそれぞれ同じ組み合わせで、演奏をする、という試みもあり、まずはそこからはじまりました。

ピアノの演奏者が多いということへの対策が求められましたので、自分はグランドピアノを弾き、もう一人の方と連弾をすることを提案し、そうしました。演奏時間は10分くらい、特に打ち合わせもなく、スタートしました。

アンパンマンのことは、わすれよう。

実際に、忘れられました。一人、素晴らしいエレキギターの方が、僕に目線を合わせてくれて、音だけでの会話ができたような気がしたのです。今までは誰かが作った曲をなんとなーく合わせるだけのバンド活動でした。たのしいたのしいたのしい!

そう思いました。

 

しかし、この後は「アンパンマン」です。

 

この日、僕の数少ないお友達2人が来てくれました。しかも早く。この最初のセッションの前に現れてしまったのです

「やあたかぎくんげんき」という彼らに僕は「あああんアンパンマン…」としか言う事ができませんでした。「アレどうしたの」なんてことも言われませんでした。長い付き合いなのです。「またたかぎくん変なこといってるよお」なんて思っていたのかもしれません。

 

セッションの後の出番が、来てしまいました。

まず、はじまる前に、店主さまが、出番の前に自分をマイクで紹介をしてくれたのです!!ほんとうに嬉しかったです。以前に出演をしてそこで1曲即興演奏をした、ということを話していただき、その即興演奏は素晴らしかった、と仰っていただいた!なんて嬉しいのでしょう。ああネクストサンデーさん最高です。

そして「もう1曲もやっていました…タイトルは…あ」「決めたパリで死のうです」と僕が言いました。そうするとお友達の「クス」という声が聞こえて「なんだかたのしいな」と思いました。

しかし、

このあとはアンパンマンです。

 

「今日はアンパンマンをやります」みたいなことを自分が行ったのかは覚えていません。何を弾いたのかも、覚えていません。さっきは楽しかった。最後の方は、ぐちゃぐちゃになった甥姪が荒した部屋の後みたいな音楽になってしまった。

最後にジャン!となんとか終わったあと、僕は言いました

「負けました!!」

 

負けたのです。

僕はこの日にあったことは、今までの悪い自分が出てしまった自分のせいで、負けたしまったと自覚して勉強になった、と自分に言い聞かせています。

こういえば良かったのです。

・そもそも即興イベント

・そもそも楽譜を持ち込むなんて、ありえない

・そもそも、アンパンマンなんて、ここにいる人が聴いても、楽しくならない・

・そもそもどうしてここでアンパンマンなのか

・なぜ、あんぱんまんなの

・そして、このセッションは僕がリーダーです。

・やりたくない!

アンパンマンなんて別にすきじゃない!!

・ぼくはよんじゅういっさいだよおおおお!!!

・きめたパリでしぬなんて曲を作ってここでうたったんだよおおおお!!!

 

とか言えばよかったのです。

 

その後も他のセッションがあり、素晴らしい体験ができたと思います。

忘れられません。自分がピアノを弾き、ボイスパーカッション的なものも即興でやったセッション。ほんとうに素晴らしかったです。

あんぱんまんのことは、わすられました。。

 

が、悪いのは自分。それには違いがないのです。

このように、「急遽の考えられない事態」に対応をすること、それもセッションイベントの醍醐味なのかな・・と。

このイベント、とても楽しいです。もっとお客さんにきてほしい。僕も出ます!

 

ああ、長くなってしまいました。

終わりです。

今月あったこと、いろいろありました。大きなこと、大きな進歩もありました。

しかし、まだ確信は得ていません。まだ何があるかはわからないのです。

 

またしかし、このイベントに出ることにより、今後は音楽にもっと注力していきたいと思った、思えたこと、本当によかった。

 

以上です。おわり!!