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〜東のX! 西のAION!〜「AION」はIZUMIのバンドです【レビュー】

AION 僕が高校生の時に好きだったバンドの一つです。

 

そのAIONが活動を再開するにあたり、先日、リーダーでギタリスト、AIONの創始者であるIZUMIがメッセージを公式HPに載せました。

DEATHRASH BOUND WEB〜AION & THE BRAINCASE official site〜

 

これを読んで、僕は思いました。

脱退した、メンバーとの間で本当は何があったのか、第三者からはわからない。

それでも、ただ一つ言えること。それは「AIONはIZUMIのバンド」だということです。

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AIONは1983年にIZUMIを中心に結成されました。初ライブは大阪のBAHAMA。後にGargoyleが拠点にしたところでもあります。大阪のその当時のメタルシーンを率先した新しいバンドでした。髪を逆立て、一貫した圧倒的なスピード・メタルは、いち早くシーンから注目されていたのだと、思います。

僕はこの時まだAIONを知らなかった。僕がAIONを知ったのは、彼らの舎弟ともいえるLUNA SEAの存在を知った後でした。

AIONとの出会い

彼らの事が好きになったのは、LUNA SEAがメジャー・デビューをした直後の事です。

 

ルーツを辿ろうと思ってそこに行ったのかは、わかりません。しかし「違うものだ」ということはわかっていました。AIONは「デスラッシュ・バウンド」と標榜をした(※デスラッシュバウンドのwikipediaがありました)メタルだということもわかっていました。「ロッキンf」も読んでいたので、そこで学んだのだと思います。

そもそも始まりは「X」そして「筋肉少女帯」でした。ので、メタルにも寛容にはなっていたと思います。しかし、Xとは全く異なるもの、それがAIONでもありました。更に当時のインディーズシーンでは「東のX 西のAION」という言葉を知ったのもその頃です。そしてYOSHIKIがIZUMIと散々居酒屋などで暴れまわっていたという話も見聞きしました。

更に、IZUMIがカリスマ的な存在のギタリストであるということも、知りました。ミュージシャンズ・ミュージシャンだということも。信望している後輩たちが沢山いて、その中にLUNA SEAもいた、ということです。

 

 

僕が初めて聴いたAIONのアルバムは、メジャーデビュー・アルバムの「AIONISM」です。

AIONISM (1991)

AIONISM

AIONISM

 

 「BE AFRAID」のPVを観て、メロディアスで美しいところが気になりました。思ったより聴きやすいのかな、と感じました。しかし、1曲めの「LUNCH GAME」を聴いた時の衝撃といったら!まさにランチゲームのような戦闘中のようなキメの連打に「空飛ぶ戦闘機!打ち上げ花火!見てると綺麗だが!危機一髪!(ノンフィクション!)」そしてタイトルを繰り返しに歌い上げ、限界まで上昇するNOVのヴォーカルの強さ、これは他にはないものだと感じました。

AION流のロックンロール・メタルともいえるかもしれない「Cold Blood」もお気に入りでした。メジャーに合わせてもきたのかな、ということも後に気づきました。しかし媚びたものは感じません。彼らがメジャーでいたBMGビクターのアリオラはDEAD ENDやジャクスン・ジョーカーやPATAやTOSHIのソロなども出していて、ロックには理解のあるレーベルだったいう事も、わかりました。

その後の疾走爆裂系「S.S.S」は門戸厄神の説得力があります。複雑ではなく、シンプルな曲、Xの「オルガスム」を想起させるような曲ですが、全く違う曲です。ベースのソロに合わせた超絶技巧のギターソロもあります。作曲をしたのは…亡くなられたドラムのS.A.Bです。 このように、曲作りはIZUMIの独断のものではなかった。メンバーのコミュニケーションはうまくいっていたのだと感じます。

しかし、これがAIONの本筋ではないのかなもしれない、ということをどこかに感じました。

そして次に聴いたのがこれです

 MA-G-MA(1990)

MA‐G‐MA

MA‐G‐MA

 

 インディーズから出したミニアルバム、この後にデビューします。代表曲である「MA-G-MA」はやはり圧巻です。このようにメタルバンドというものにはかならず代表曲がある、ライブ・バンドにはかならずそのようなものがある、と学びました。とにかく曲の出来が凄い。メロディは考えられていて、しかしながら衝動を大事に本能を隠さないような、そんな曲です。これぞマグマ!だと感じました。名曲ですよね。

そして自分が気に入ったのは1曲目「windy」のイントロ、ポップな感じで一瞬ベースが始まるのです。しかし、その後はいつもの通り。しかしどこか聴きやすいんですよね。でも「コア」なところは共通しています。それがデスラッシュバウンドなのかなーと思っていました。

 

 愛音〜AION〜(1992)

愛音~AION~

愛音~AION~

 

 そして次が「愛音〜AION〜」です。これはヴィジュアルイメージが一新されて、垢抜けて見えました。雑誌でも映えていました。勢いがあるな、と感じました。

表題曲「愛音」はAIONの代名詞といえる、しかしとても新しい試みが入っています。シンセサイザー、オーケストラのようなSEと、非常に聴きやすいメロディ。しかし疾走感はそのままです。昔からのファンの方はどう思っていたんだろう、と僕は素直に思いました。そして、そんなに悪くないな、僕は大丈夫だ、と。この時、僕は高校生、長野の田舎の高校生でした。AIONが好きな人なんて、他にはいませんでした。だからどう思われていたのかは、わかりません。

昔のAIONがインタビュー、この頃ではなく古本で買ったロッキンfか何かを読んだですが、IZUMIはこう言っていました。「Xに先にいかれて悔しい」と。そう言える人が当時いたんだな、と思いました。「愛音」には、もっとメジャーシーンで浮上をしたい、という気持ちが感じられました。それは、Xのような結果には結びつかなかった。それでも、AIONが日本のヘヴィ・シーンに残した軌跡は大きいと思うのです。

アルバムの中だと僕は「Bloody」が好きです。

www.youtube.com

凄くオシャレなヘヴィロック。ヴァンパイアを表現したものとして、西欧を汲むことと、ヘヴィロックの美学が混血されているように、思いました。

他にもちょっとポップすぎるのかな、という曲もありましたが、僕は、平気でした。バンドにはいろんな側面があってもいい、という考えを持っていました。それは筋肉少女帯が好きだったからかもしれません!

そして、長野県に「愛音ツアー」で来たAIONを一人で観に行きました!

AION「愛音ツアー」in 長野ライブハウスJ 

僕がこの当時住んでいたのは、長野県の上田市です。一人暮らしのような感じでした。そこから、「ライブハウスJ」がある長野市は、今でもそうですが、けっこうかかります。そして「ライブハウスJ」は移転をして長野駅前になりましたが、当時は権堂というところの奥のほうだったような。結構遠かったです。よく携帯電話もないのにあそこまで行けたなーと今になって思います。

「ライブ」をみたのは、ロックのライブというものを初めてみた、「フリーウィルサミットin川崎クラブチッタ オールナイト」の時で、その時以来です。森高千里のコンサートには行ったかもしれないです><

フリーウィルサミットの時は、4人くらい(僕以外全員女子!)で行ったのですが、この日はひとりです。こわいなんて特には思いませんでした。

ライブハウスJは、やはりクラブチッタ川崎に比べるとせまいな、こんなに小さいんだ、と思いました。そうですよね。あんなもんです。まだわからなかった。

お客さんは、満員というわけではなさそうでした。きつきつではなかった。しかしライブハウスというものは、メンバーと距離が近い!ということをここで学びました。

そこが一番の魅力かもしれないですよね。ライブの。本当に近い。いつも雑誌で見ているメンバーが、CDで出している音をそこで出している、それが間近で見られるということは楽しいんだなーと思いました。

僕の知らない曲もやっていましたが、楽しかった。「おそらくHUMAN GRIEFMANの曲かな」と思いました。今でもそうですが、プレミアがついていて、聴けなかったのです。。

 

ライブ中、酸欠状態になってしまい、中断になりました。夏だいつだかは忘れましたが、暑かったのは確かです。そうすると、NOVが急遽、特別にこの曲をうたうぜーと始めたのは「鎖と雨」です。そうしますと、ばんぎゃ(この言葉当時はなかった)様がうれしそうに前にかけだし「この曲ーツアーで聴くのはじめてーー!」と嬉しそうに跳ねていたのを、覚えています。

 

こんな事を懐かしく思い出しながら書きました。この後も自分はAIONは聴いています。愁が入った。Virusの超絶技巧ドラマー。そこまででした。その後に関して自分はあまり語れるほどではありませんので、ここで止めておきます。

AIONはIZUMIのバンドですが、IZUMIだけのバンドでも当然なかった。一人では、できないバンド、それもAIONなんだな、と書きながら気づきました。

また、違う形のAIONでもいい。僕はそう思います。一人がイニシアチブを獲ること。それは良いことだと僕は考えます。音楽とは個人的な表現である、という考えからです。

ということで、AIONはIZUMIのバンド、です!おわり!

 

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