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【レビュー】KIRINJI「愛をあるだけ、すべて」 メランコリー、そして終わりのない哀しみと日常

 

愛をあるだけ、すべて(初回限定盤)(DVD付)

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 僕としてはめずらしい新譜のレビューです。しかしめずらしくないKIRINJIのレビューでもあります。なんどもしゅちょうをして恥ずかしいのですが、14年続くこのブログで、最初に「レビューらしきもの」を書いたのは、キリンジの「3」のレビューでした。 

maemuki.hatenablog.com


 だからなんだと思われるかもしれませんね。まあそうなのです。ヴィジュアル系については、当時そんなに触れてはいませんでした。。今、読み返すとこの頃の方が、まったく誰も読まれていないという自負があったのか、気負いがなく、文章が今よりも面白いですね。狙うことをしらない、わかい20代の自分が愛おしいですね。ちくしょう。

 

それはそうとてKIRINJIの新譜「愛をあるだけ、すべて」ですが、1曲め「明日こそは/It’s not over yet」なんだかつんくが一線を退いた後のハロープロジェクトのユニットのタイトルみたいだと思いました。やけに饒舌なタイトルで、なにかあったのかなと思いました。コトリンゴちゃんが脱退した、とかそんなことは影響をしていないでしょう。そもそも堀込高樹さんひとりでも、なんて思ってはいけないですよねごめんなさい。そして「明日こそは/It’s not over yet」ですが、なんとまあ歌詞が「あしったこっそー あしったこっそー」と音符そのままのリズミカルなリフレインが繰り返されます。そして続く歌詞も焼け鉢に栗がはじけとび顔にぶつかってくるような、自虐というか「昨日よりマシな生き方したいね」と完全なる「ぷちウツ」モードがはじけています。その後もイヤーなことがあったこと、けどどうでもいいことかもしれないような愚痴が語られます。歌詞だけ見たら、駅前でギター弾き語りでがなりたてる「夢をあきらめないよ」的な若者くさい、まるで「グッデイ・グッバイ」の歌詞にでてくるような!貧乏くさい若者の歌詞のようですが、KIRINJIなので、あくまでKIRINJIなので、3コードに命をかけるような彼らには思いつかないような、テンションコードを普通に多様した、いつもどおりのコード進行と、おそらくギターだけ命の彼らには一生縁がないであろう、ブラスとストリングスアレンジに、スコア書けないと無理なコーラスまで、勢揃いです。なので、説得力にかけてしまいます。が、そこがこの曲の魅力だと思うのです。つまり、スキルがあっても、悩むことはある。表現力があっても、つまんないことで悩むこともあるんだよ、と言いたいのかな?考え過ぎですかね。

 


KIRINJI - 「AIの逃避行 feat. Charisma.com」 Full Size

 2曲め「AIの逃避行」は先行してシングルでリリースされました。ので、すが、いきなりハウスです。この流れにおいてハウスですねわかりました。KIRINJIの変容は、高樹さん、高木、僕はみょうじが元祖高木ブー伝説なのですが、どうでもいいですね。ほんとうにすみません。キャラ変するね。ハウスだから。あっさりと都会の男のように振る舞うよ。これはcharisma.comさんというイカしたラッパーをフーチュアーしただけあって、今風のハウスサウンドで、「ダンス禁止」なんてFxXKな流れ今の流れにNO!を突きつけている。ごめんよ。この前KIRINJIのレビューで「文章が汚い」ってコメントで野次られちゃってさ。サクっと削除したよ。ごめんよ。この曲の歌詞もどこかやはりブルー。バブルというものはブルーな時代でもあったん、だろうな。僕は小学生だったからわからないよ。20歳すぎたら、平成の大不況だったから、クラブ・カルチャーもよくわかんないんだよ。だから、このような「遅れてきたハウス」が愛おしいんだよ。ありがとな。高木さん。間違えた。高樹さんだったよね。charisma.comを詳しくしりたいなと思って、http://charisma.com/ に早速アクセスクルージングしたんだけど、ドメイン売出し中ジャン??EジャンGジャン最高ジャンって岡田あーみんだよ知らないか><

誰か彼女「いつかさん」に教えてあげなよ。君のドメイン、売出し中だよって。これって、新しくない?ネタになりそうだよ曲作りの。ごめんね。僕ハウスはできないんだ。Classicとか好きだし。ヴィジュアル系も好きだったりする。でも、KIRINJIも好きなんだよ。アイムソーリー!

3曲め「非ゼロ和ゲーム」は、「非ゼロ和ゲームって思いついたけどこれ何だろう」と考えたことそのままを曲展開している贅沢な思考が楽しめる素晴らしい曲です。結局「ぐぐれよ」とかになってしまうのですが、わかんないことはわかんない、極上ポップスで胡麻菓子。ああ誤魔化しているのです。それだけのことです。いいじゃないですか。ブリーフアンドトランクスみたいな、「わかりやすい意味のわからなさ」ではなくて。お笑いではないのです女々しくて!

4曲目「時間がない」は、すり抜ける透明すぎるそよ風を感じてしまった後悔、みたいなさわやかな苦味の残る曲です。既視感のある風景、家族的な生々しさあふれる風景が歌詞からも見える曲。それはもう何十年前の曲なので、気の所為かもしれない。そんな曲です。

5曲目「After the Party」は個人的に好きな男女のデュエットのポップス。そしてけだるい不引起、もしかして雰囲気な曲でこれまた好みです。ルージュもとれて、まつげも取れるような、激しいパーティ。パーティというのはやはり隠喩暗喩アレの代名詞てきなものなのか、なんて想像してしまって悲しい日曜日の夜です。僕のパーティーはいつ始まるのか。ある意味、毎日がアフターザ・パーティーです。。

6曲目「悪夢をみるチーズ」僕はピュアかつ純粋極まり無い人間なので「悪夢を見るチーズ」でぐぐりました。さきほど指示もされましたので、そうしましたら「はじめしゃちょー」さんというユーチューバーの方の動画がヒットいたしました。まさに悪夢を見るチーズでした!!ごめんなさいユーチューバー社長さん。やはりKIRINJI新メンバーさまのちょうどいい感じのやる気のない風味の歌が癒やされます!いや、頑張ってうたっている感じも伝わります。でも、それでいいと思うのです。頑張って歌う、でもやる気なく感じさせる。僕はそういうの好きです!

7曲目「新緑の巨人」ツッコミはしません。ツッコミは。新緑、僕は好きです。この季節は、たまに降る雨に輝いて、雨があがりに映える新緑の季節。ああ、素晴らしい新緑。新緑の巨人。サウンドも、木々にかこまれて、アンビエントな風味で心地良いですね。巨人といえば、やはり堀込高樹さんのイメージがあって。。彼は身長何センチなのでしょうか。気になってしかたがありません><こう考えていると、高樹さんが新緑の中からのっそりやってくるイメージが浮かびます。「消え去れ、嗚呼、俺のメランコリー 」というリフレインが叫んでいます。メランコリー、終わりのない哀しみ、そして終わらない日常が続いていきます。でも、KIRINJIもメランコリーの中、だからがんばろうかな、同調意識が切ないですが、ありがとう高樹さん高木くんうれしいよと言いたいです!

9曲目 Interludeを挟んでラストは「KIRINJI 宇宙へ」という面持ちの曲です。「エイリアンズ」も宇宙的な示唆があった曲でしたが、サウンドアプローチも宇宙になってきました。面白いじゃないですか。KIRINJIは宇宙そのものだと思うのです。わけのわからないクオリティーの高さは、想像もしえない世界を生み出す、つまり、宇宙なのですKIRINJIは。そして、日常も感じさせてくれて、しまう。終わりのないメランコリー。メロンコリー、スマパンでごめんなさい。オルタナ…KIRINJIには似合わないですよね。Alternativeではあるけど!!

 

こんなくどくど書きなぐりましたが、このアルバムは総就労時間たったの40分です!あっさりと聞けますね。ちなみにいまは流行りのサブスク略さないとサブスクリプション英語だとsubscriptionで聴けますよ!ダンス・ミュージックなので英語も使いました><CDもほしいです!

 

おわり