さわやかトラウマ日記

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【レビュー】La'cryma Christiをヴィジュアル系の文化遺産に指定しろ!

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最近、謙虚にわかいビジュアル系バンドさん達の動画を見てみました。偏見除去!のためです。どうにもやはりどうにもトシを取ってしまったので、若い人たちへの温かい視点目線有刺鉄線を欠かさないようにと思ったのです。

そして、あることに気づきました。今のビジャウル系バンドさんの傾向として

「ラウド」サウンドが多いということに気づきました。僕が見た動画は、ダイジェストで今年の近くにリリースがされた音源のMVを流すというものでしたが、10くらいのバンド中、「ラウド」でなかったのは1バンドくらい、でした。サビの所だけが引用されていたので、そう聴こえただけなのかもしれません。

最新ヴィジュアル系の「ラウド」を僕の雑な感じでの表現になりますが、こんな感じです。ギターがモサモサモサモサモサモサズッズドーズッズドーーエフェクトで増大!! テロテロテロテロ(ソロ)ベースとドラムはひたすらツーバス!ドコドコドコドコドコ ヴォーカルも気軽にヴォーイ!でも…サビは音符が音符が細かくて最後の方が音符が高くなって裏声になりヒョロロローー♪

みたいな感じです>< ダークでハード…メロディアスといえば、Laputa…の事なんてここでは止めにします。。ラピュータとかとは…なんか違うんだよなあ…

 

・・・もうLa'cryma Christiのような…大人…はっきりいてオジさん臭い音楽ヴィジュアル系では聴けないのでしょうか???なんてことも思ってしまいました。

 

ラクリマ・クリスティ。素晴らしいバンドでした。なので振り返りをさせてください。

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僕がラクリマを知ったのは、もちろん雑誌でした。前身バンド「STRIPPE-D-LADY」は名前だけ。その後La'cryma Christiの活動が始まってすぐに、「大阪のラクリマ・クリスティは凄い」というレポートがされていました。高い演奏力!コーラスを使った斬新なサウンド!そしてTAKAの独特の周波数を発するハイトーンボーカルは凄い!みたいな感じでした!また、当時のバンドのポテンシャルを推し量る大きなもの、写真!ルックスも良かったですもちろんです!ドラムの人、女の人かな今度こそ><なんて思ってしまいました。レビン天使!

そして最初のシングル「Siam’eye」を買いました。僕が買ったのは3曲入りのものです。プレスを重ねても、すぐに売れちゃって、なかなか手に入らなかったのを覚えています。

初めて聴いた時は、やはり、というかびっくりというか。今でもそう思うのですが、こんなバンドは他に無いと感じたのです。当時は僕も当然に若くて、自分はあまり音楽を知らないと思っていたこともありました。が、このシーンではなかったものだと感じました。それは。。今でもそうなってしまいました><

この違和感なんなのだろう。老成されているような、洗練されている。なんて、若手のお化粧バンドには一番似合わない言葉でありますが、そう感じました。老成!

そう感じたのは、信じられない程に、演奏が上手かったというのもあります。逆にどうしてこうなってしまったんだろうと、純粋に考えたりしました。普通に若い人たちがお化粧をしてやるような曲や演奏ではないと思うのです純粋に…でも、素晴らしいものなのではないか、と。まだこの時点では、少しハマりきれていなかったのですが。

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「Siam’s eye」に入っていた曲です。これはラストライブの動画ですが、音源よりも若い印象があるのが不思議ですね!普通は逆だと思うのですが。。つまり最初から老成されていたということが証明されていたんだと思います。彼らの事をあるオジサンがヴィジュアル系バンドがこんなにオッサンくさい音楽をやっていたなんて!」と驚いていたのを思い出しました。。これは褒め言葉ですよ!華麗に異形であったバンドだったんです。かなり難しい曲なのに、難なくこなしているのも成長をした証なんですよね!こんな曲をやるバンドはもう、とかいう言葉がヤッパリ付きません。。ラストの歌の部分のコード進行、心底シブいです。凄い・・

続く「Warm Snow」ももちろんすぐに買いました。これも衝撃的でした。たった3曲だった前作から、今度はたったの5曲。しかしどれも5分超えの大作ばかり。そしてどれもこれも今までに聴いたことのない音楽ばかりでした!

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今に聴いても、やはり彼らがこっちの系統に転がって頂いてよかったな、なんて思ってしまいます。よい意味でなぜこうなったのか??本当に不思議なバンドです。不勉強で申し訳ないのですが、彼らがどのような音楽を聴いて、こうなってしまったのか興味あります。Steely Danとかを聴いていたのでしょうか?まさか…. 最初の一音から透き通る重さが感じられる「Warm Snow」タイトルも素敵ですよね。

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当時も一押しの曲だった「Forest」後に「IN Forest」としてリメイクされて、しまいました><このようなイタい><を付けたということは、僕はやはり断然「Forest派」なのです。都会暮らしに疲れたOLのフォレストなんてアタシ認めないの…みたいな感じです><

しかしメジャーから出された「IN FOREST」のおかげでミュージックステーションにも出演できたのです。そしてGLAYTAKURO氏から「この曲の最後の転調が凄い!何回も転調して…」と曲前のMCで絶賛されていていたのです。

確かにすごいですよね。転調。。僕はもう1回くらい上がってもいいかな、なんて。

それにしても、幻想的で繊細でオーセンティックでノスタルジックなサウンド!ギターサウンド…ドッドとかズズズドーとか無いサウンド><

素晴らしい。。。ヴィジュアル界の文化遺産に選定すべきというような曲だと思います!そして過激なこの歌詞

ガラスの迷路の中で 破れた聖書を燃やして

 何を意味しているんだろう・・問題にならなかったのかな?アンチクライスト?嗚呼

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ヴィジュアル系だなんて言葉が悲しくなるくらいの「A.S.I.A」も凄いです。くそシブいイントロに続く「あーガスライトのー」の所のコーラスの和声の深さ…素晴らしさよ!そしてこんなに地味な曲なのに、派手に主張をするベースとドラム…そしてKOJIさまのギター!もちろんHIROTAKAさんも…。このような曲も、ラクリマの真骨頂ですよね。アコギをベースに繰り広げられる、上品なテロテロギターソロ…。ドラムもパーカッシブ…異国情緒。。そうです。ラクリマが推し進めていたのは異国情緒であったと僕は思っていました。オリエンタリズム最高!

後に「Dwellers of a Sandcastle」として全曲リメイクされて発売されました。この時にはおそらくもうメジャーデビューは決まっていたんだと思います。

ラクリマ・クリスティがインディーズで発表をしたのは、実質8曲だけだった。そう考えると、時代もありましたが、凄いですよね。安売り多売はしなかった。8曲だけで真価を見せた、見せられたんだなあ。

 

そして華々しくて眩しい美しい涼やかで軽やかな名曲「Ivory Trees」でメジャーデビューをしました!

「シルクで教会の鐘を優しく包みながら…」というサビの歌詞に心底酔いしれました。僕にはなんとなくわかります。シルクで教会の。。鐘…やはりわかりませんが。いいじゃないですか「君のためだけに今夜は 思いを伝えたくて♪」みたいなありきたりな歌詞より!いいと思う。

そしてカップリングは伝説の名曲「偏西風」でした。。

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感慨深い。

そんなオジサンくさい感想しか思い浮かばないくてすみません。ほんとうに感慨深いです。これはインディーズ時代から演奏されていたんですよね。5人の役割分担がはっきりしていて、それぞれに自分というものを演奏で表現をしているのが伝わってきます。HIROは自由にギターを奏で、KOJIさまはきっちりささえ、そして時に息をピッタリにフレーズを合奏をして嗚呼。ラストのユニゾン部分はまさに…文化遺産文化遺産に指定を命じます!特に、サッとアルペジオに戻るKOJIさまを!前髪が常に揺れてて素敵ですよね!すみません><

そして満を持してリリースされたデビューアルバム『Sculpture of Time』はもちろん全曲名曲ハイクオリティハイスタンダードハイソサエティな出来上がりでした。ハイハイです。本当に洗練された大人の為のリゾートアイランドのような出来上がりでした。

どうしてこんなイタい主張をするかというと、この時はヴィジュアル系ブーム真っ只中でした。そして彼らもその中の一端でした。「ヴィジュアル系四天王」と言われていました。が、彼らの特異性がその御蔭で隠れてしまったような気が、僕はしていました。

ラクリマ・クリスティは他のバンドとは違う、どれが良いとか悪いとかではなくて。。

 

ごめんなさい『Sculpture of Time』の中で特に好きな曲は、意外にもこの曲です!

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Letters!レターズ… イントロから胸をギュッとつかまれるような感覚になります!TAKAさんやめて!のような。「海沿いをドライブしていた…」なんて歌詞が出てくるのに違和感がないさわやかさ!青空!海!さわやか!軽いギターがとても素敵ですよね。。TAKAとHIROが音で会話しているようなAメロの部分とか最高です★歌詞は不倫ソングだということを、つい最近知りました。

でもやっぱりオジサンなので「sanskrit shower」も好きなのです。

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はあ感慨深い、2回め感慨深い嗚呼3回目です。若者らはこの曲をコピーしてくれださい!

 

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ラクリマ・クリスティ最大のヒット曲「未来航路」オリコン初登場3位!凄いですよね。KOJIさま作曲のさわやかな曲です!さすがさわやかナンバーワンギターマン!

でも悪い曲ではないのですが、僕はやはりあまり・・でも、ヒットしたから良いでしょう!いい時代でしたね!

でも、このあとが自分的には本番でした!!

 

ラクリマ魂の名盤「magic theater」!!

magic theatre

magic theatre

 

 

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アルバムの1曲目を飾るタイトルソング「magic theater」の長い前奏いや、この部分の各となる、延々とリピートをされるギターのフレーズ。。

この反復は、人間の本能を表現したものだと思いませんか。祈り。。祈りをひたすらに捧げるということ。。

ラクリマ・クリスティには宗教的なモティーフがよく用いられています。先程の「破れた聖書を燃やして」「シルクで壊れた教会の鐘を」「サンスクリット」そして「イスラエル」は言わず物がな、そしてそして「ラクリマ・クリスティ」は「キリストの涙」という意味なのです嗚呼!!

祈るということ、宗教を信じるということは尊いものだということ、僕は無宗教なのですが、海外旅行に行った際にそれを強く感じました。タイ、ラオスミャンマー、いずれも日本と同じ仏教国ではありましたが、日本とは違うもの、深い祈りの場面があったのです。ラクリマ・クリスティが表現をしたいものは、そのような、深い祈り、特定の宗教云々では無く、人間としてのあるべき姿勢を!

なんて堅苦しくていやになってきました。しかし、そのような背景からラクリマ・クリスティをヴィジュアル系文化遺産に指定するべきだと感じておるのです!!

 

そして僕がこのアルバムで好きな曲は「Rain三部作」と勝手に名付けている「Lime R Rain」です。なんと感動的で悲しい美しい「雨」なのでしょうか!?そして「Sweet Suicide」絶望もこのアルバムにもある。人間の喜怒哀楽のすべてが!表現されているす素晴らしいアルバムだと思います!!

こんな感じです。ちょっと文章が荒くてすみません。おわり!