さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


さわやかでまえむきな人間になりたい男が
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ヴィジュアル系が完全に終わりかけているような気がして

自分が平成の最初期の頃の萌芽であったころから、どんどん新しい芽が出た末に産まれた「ヴィジュアル系」という言葉と共に、広がり続けてきた世界が、今は狭まって、枯れてしまうような個人的な思いを持っています。。

なんでこんな思いを抱いてしまったのか、暇なので並べてみます。

スケールの違い圧倒的な違い

X JAPANは奇跡的な復活を経て、今や世界でも好きな人がいるようです。メジャーになったというわけではないけれども、インターネットで見る限りは、外国の人で彼らの事を愛している人は確実にいます。すごいですよね。Xはもともと海外志向だったのもありますが。現行のバンドでそれだけの支持を海外で集められるバンドは、今後現れるのだろうか。やはり難しい、ていうか無理。「XJAPANのような」バンドはもう無いだろうし、別のところから。。それがあったとしてもヴィジュアル系では無いところからだろうと考えます。

スケールの違いは国内のバンドでもそうです。もうドームクラスでライブができる新しいバンドは現れないと思います。せいぜいアリーナくらす。Zepp Tokyoまで行ければもう及第点なのかもしれない。例え大きいところでやっても、刹那的なもの。思いで作りで終わっているのです。シドもガゼットも、もう東京ドームでワンマンライブなんて無理だと思います。1回ヤっただけで十分に素晴らしいとは思いますが。

メディアも、かつてMALICE MIZERが笑っていいとも「テレフォンショッキング」に出たり、とんねるずの「ハンマープライス」に出るような、あのような事はないと思います。バラエティ属性のゴールデンボンバーさんはもちろんこのまま続けると思いますが。

あのバンドがこんなところに、みたいなものはなくなるのでしょう。ネオオサレみたいなバンド0.1gの誤算さんが、「月曜から夜更かし」についに出演!とTwitterでアピールしていたので「つ、ついに!」と少し思ったのですが、実際は例の街頭インタビューの中の番組レベルでは普通の人扱いでした。奇遇にも僕の元同僚の方が同じ放送でインタビューを受けていて、そちらの方が長く映っていました。スタジオに戻した時の「マツコによるいじり」もありました。その人は普通の女性です。つまり変な人を気どっても、一般人より、面白くないのです。

みなカリスマ性が欠けて欠けて皆無

今のヴィジュアル系バンドにカリスマ性を求めること事態が間違っているのかもしれない。でも、必要でしょう??カリスマ性、ヴィジュアル系はカリスマ性。それが無いとダメなのです。カリスマ性が無さそうに見えて、実はあるゴールデンボンバー鬼龍院翔さんのような、カリスマ性が無かったら売れないのです。カリスマとは、生まれ持ったものです。地味な人であっても醸し出すものがあって、それが人を惹き付けるものだと思います。そして「前世ではヨーロッパの王国の殺害された王女でした・・」とかとんちんかんなことや「僕はおやから虐待されて虐めを受けていました」みたいな同情誘いカリスマでもダメなのです。キャラをつくったらダメ。そんなものはカリスマではない。そうです。キャラ作りに徹しているようでは、支持はされません。

「メルティーラブ」で80万枚を売ったSHAZNAのイザムさんは一時期「時の人」となれたのは、音楽が「とにかく恋愛が全て!女の子大好き!だからメルティラブ」というなるほどそうか的な説得力があったから、そして相反する「イザムくん女の子みたい」という気の引き方もあった、さらに「実は身長180センチ以上の大男」というオチもあったのです。まさにカリスマですよね。さすがです。

音楽的に世間から完全に置いてかれてソッポも向かれていない

これは仕方がないです。もうロック自体が流行遅れなのです。しかしV系は相変わらず進歩の無い、非オーガニックなデジタルサウンドで錆びをてからせたロックばかり。

そして、いつのまにか右を向いても左をむいてもラウドラウドラウドラウドサウンド。そんなにラウドが好きなの?しかし、サビではお得意の世界転換をして細かい音符で上へとか欠上り。。相も変わらず「サビはみんなで口ずさめるメロディを心がけています」なんて言ってるのでしょう。そいて間髪いれずにヴぉーい!ヴぉーい!ずっずボーイ!!みたいな。ワンパターンです。ワンパターン。これではダメです。

今、世間ではオーガニックサウンドが流行していて、そして音数が少ない方が流行っているのです。けっ!流行なんて!おれたちは!貫くのさ自分を信じて!だったらいいでしょう。ずっと、同じ音楽をやり続けて、その結果。。「俺、正社員になる」とかかもしれませんね。。

 

「フェス非対応」すぎて仕方がないV系バンド

そして今、音楽業界では「フェス対応」ができていないとダメなようです。そういう音楽が流行しているとこの前「関ジャム」で見ました。そうなると、まずごてごてのソーシャルゲームのカードのモンスターストmixiみたいな格好は嫌われます。だって、暑苦しいんだもん。夏にあの格好はやってるほうも辛いけど、見る方もつらいです。そんなの熱中症に苦しむなか、見たくないです。しかもズッズズッズヴぉーいずっずっヴぉーい!頭触れ!かかってこーい(ダンダン!)みたいなのでしょう?

あ、でもV系フェスがありましたね?フールズフェス?まああってもいつもの通りのいつもの仲間たち。あたらしいファンなんて見つけられないでしょう。同じところでグール🌀悲しいですね。

もう平成の終了とゴールデンボンバーさんの「令和」でV系終了でよいと思う

平成から始まったヴィジュアル系バンド。平成の末期にこの世界で輝いていたあたらしい人たちはゴールデンボンバーさんだけ、でした。先輩方は復活もして相変わらずの人気です。後輩たちはもう、、な感じです。新しい人たちもドッドズッズヴぉーいキラキラ同期★の世界から抜けていないのです。もうよい事件もわるい事件も起きない。

新しい時代の最初にゴールデンボンバーさんが、即「令和」を発表しました。それと同時にヴィジュアル系の時代も区切りをつけるべきです。

もう、ヴィジュアル系なんて名乗っている限り、未来は無いです。無い無い。

どんなに頑張っても先輩たちを越えるようなスケールを得ることはできない。同じフィールドであっては上へは行けないのです。もっと新しい視点をもたないと、同じ道は絶対歩めないのです。そうなのです。もうV系なんてやめちゃないなって。他にたのしい世界がありますよ。どうですか。もうメイクしなくてよくなるんですよ。大変そうじゃないですか。シンプルに音楽を楽しみましょうよ。