実は、先週の大雨の時に更新しようと思っていた記事。しかし事が大きくなり「不謹慎だ」と気づいたので、アップロードは控えてました。
純粋な曲の部分だけ残して「雨のヴィジュアル系の楽曲のセレクション」として、更新しますね。
1.Plastic Tree 「twice」(95年「Strange fruits-奇妙な果実-』から)
やはり雨といえばプラトゥリのこの曲。その後メジャーのベストアルバムでカバーされていましたが、やはりインディーズのこの音源が良い!この界隈では数少ないUK直系のソフトサウンドに、心は死んでいるみたいな内省的な歌声、そして歌詞。
夜が染み渡りとまたじわりと
置き去りの僕、泣き出しそう
雨の匂いから生まれて来る 少しだけ僕、素直になる
この曲を聴いた事の無い人に「これって何についての歌?」と聞かせたら、やはり「雨の歌かな」と言うだろう。しかし雨についての言及はサビの上の部分くらい。でも拭えない「雨感」。
演奏は滴り落ち、ボーカルは淀んで湿っている。これは雨の歌!
2.ザアザア「どしゃぶりの彼女」(15年:ミニアルバム「どしゃ降りの彼女」)
ヴィジュアル博士ののるさんのツイートで知った新進気鋭の雨系バンド。いや、雨系ってわけじゃないんだけど、やはりバンド名と連動してやはり雨に関する曲が幾つかあるようですね。
この曲をYoutubeで初めて聴いた時は、やはりどしゃぶりを思わせる「ガーッ」というギターが印象的でしたね。実はまだCDとか音源を買っていないんです。Amazonでも売ってないし、iTunesかAmazon MP3ストアで売ってくれればいいのになー お前家がライカ近いとか自慢げにツイートしてんだろうがさっさと買いに行けやと思いました?ごめんなさい。
ということでこの曲はとにかく「カッコイイ雨」だと感じました。
3.the studs 「闇のち雨」(2008年1月:シングル「スパイダーネスト/闇のち雨)などに収録
あまりの壮絶な最期、それを予兆させるような歌詞の数々に、世間では音楽的に振り返る事が少なくなってしまった the studs。
しかし大佑さんの生き様は今でも音楽に生きている。ありがちな言葉だけと本当に真実
雨は今でも音楽の中で振り続ける。
こういうタイトルなのに「闇」にも「雨」にも触れていない歌詞、それでも何故か消えない永遠の雨が心に降り注ぐ。やはりaieのギターの雨感が強いと思う。グシャーとして、もわ~っとして、でも空間的な広がりは無い。耳の側で雨が鳴り響く。
4.deadman「 this day. this rain」 (2005年12月 アルバム「in the direction of sunrise and night light」より)
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deadmanといえば雨の名曲が沢山ありますね「桜と雨」とか。また、「雨降りの悪い夢」は先ほどのstudsでも同じの轟音aieギターが楽しめますね。ここではちょっと地味?なこの曲を選んでみました。特にLiveだとこの曲は良かったですね!会場も静まり返って、空調の音がよく聴こえるんです。演奏中なのに。
曲は絶望という感情に雨が振り注いで、とにかく痛い、って感じでしょうか。たしかに凄く痛いです。
5.Sugar「消えない雨筋」(2008年3月アルバム「SWEETEST」より)
この流れだとやはりSugar!久々に聴いたけど、結構ポップですね。deadmanというより、ラルクに近いですね。お得意の間奏のジャズ・アレンジと演奏めちゃくちゃカッコイイです!雨にかこつけて聴いてよかった!
SIZNA君はとにかく才能があるので、ヴィジュアル系に拘らず色んな音楽をやってほしい!雨が消えないこちらで僕は活躍を願っています。
6.「摩天楼の雨」Libraian (2008年4月 アルバム「Bullet Queen」より)
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大人の雨!ということで元ラクリマ・クリスティ(元じゃなくなったのかな)のTAKAとHIROが組んだユニット、リブライアンの傑作「Bullet Queen」のラストを飾るアダルト、でもアップテンポでアーバンもどこかオリエンタルさも感じさせる爽やかな名曲。摩天楼に雨が振り、その景色に死んでしまった彼女を思い出すという、哀しげな内容ですが、極上のサウンドでとにかく爽やかに聴けます。HIROさんのギターはラクリマ初期の頃そのまま、かつ更に進化…。ほんと最高!
最近タイムラインでリブライアンの話が盛り上がってたので、あれそういえばと昔、記事を書いた事を忘れてました。
ついでにこんなのも
7.メガマソ「雨楽器隊」(2007年7月アルバム「またたくよる」より)
あくまでのアルバムの中の曲で雨が利用された、という例。わかるかな〜わかんないよねー。この曲良い曲だけど、歌詞を読んで考えてみたけど意味がさっぱり…というか涼平たその歌詞の意味を考えるのって無意味な気がする。しかし、ポンポンポン跳ねる独特な曲調はスピーディーさもあいまって、なんとなく雨っぽいなと。ここでは雨では感情を表す道具でなく、あくまで音楽を表現するための要素なんですね。だから「雨楽器隊」?涼平たそ深すぎワロタ。
8.彩冷える「セシリー癖」(2005年7月アルバム「鉄の島」より)
「閉園の後、雨」だとベタすぎるので、意外と雨への言及も多いこの曲を。
「女の子がどしゃぶりの雨の中で座り込んで思いに耽っている」というのが歌詞の大意かなと自分は解釈してます。久々に聴いたけどほんと変な曲だな。でもこの曲、彩冷えるの前の「雛罠」っぽくて好きです。漂う独特なアマチュア感に奇妙なリズム。良いです!この頃、雛罠や彩冷えるが活躍してた頃のAREAに憧れる。高田馬場で死にましょう。
実際の雨を描写した曲、雨を思わせる曲、雨じゃないのに雨っぽい曲、ステキな雨
いろいろな曲がありますね。
雨、早く止みますように。
終わり