薬師丸ひろ子さんのコンサートに行ってきたので、箇条書きでレポートします。
箇条書きライブレポートって久しぶり。
新しくカテゴリを作ったので、他のも見てくださいね!
「体調は…万全です!」
- 「ライブ」というより「コンサート」という面持ち。会場も高級感溢れるオーチャードホール。
- やはり「コンサート」なので、着席。とは決まってはないと思うけど、2年前のコンサートもそうだった
- 2年前も今日も同行した友人がチケットを取ってくれた。彼はチケット運が強運!
- この日も大入りのソールドアウト!東京2公演、大阪1公演が即ソールドしたらしい。
- 2年前はちょうど「あまちゃん」が一番盛り上がっていた頃。ひろ子さんも「私もね凄く好きで、自分でも見るんです。まずは朝一番早いBSで見て、その後8時から見て、次はお昼。その次は再放送を見るんですウフフ」とか言ってたひろ子さん。
- あまちゃんブームも去ったものの人気は相変わらず継続中の様子。
- 客層は、まあ…大人です。世代的に僕の世代より上の人が多い。むしろ僕なんて若いほうかも
薬師丸ひろ子ライブ「探偵物語」など20曲|日テレNEWS24
- チケットを持った友達が来ない。仕事が忙しいんだろう。開演時間が迫ってくる。「ああ時の河を渡る船にオールは無い 流されてく」という歌詞が頭をよぎる。その後開演前に無事到着し、着席。
- 暇なので、iPhoneでひろ子曲を聴く。
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#nowplaying 風に乗って - 薬師丸ひろ子 歌物語 この曲やらないかな
— さわやかまえむき (@sawayakamaemuki) 2015, 10月 14 -
こんな事を書いたら、ほんとうに1曲めにやってくれた!この曲、癒される…。
- ピアノ+ドラム+ベースにギター、そして弦楽4重奏という豪華なメンツ。カバーアルバム「冬の星座」と同じメンツ。
- アンプを通した弦楽4重奏の音量と増幅された美しさに鳥肌が立つ。クラシックのコンサートではアンプはありえない。でも、良いかも。
- 何よりも薬師丸ひろ子の声。心なしか2年前より幅が広がっている気がする。
- 真っ直ぐで透明な歌詞がなぜか突き刺さる。
- MCで今日を楽しみにしていたこと、またオーチャードホールでコンサートが出来て嬉しいと話す。そして一言「体調は…万全です!」
- その快活な一言に思わず会場は拍手となる。声を聴いているだけで万全だとわかってはいたのだけれど。体調は…万全です!なんて自分も言ってみたい。素敵な一言だと思う。
本物の才能、本物の実力
- 基本的には誰でも知っているヒット曲満載のプログラム。レアな曲はアルバム「星紀行」収録の中島みゆき「未完成」。僕は初めて聴いた。演奏するのも何十年ぶりかとのこと。「歌い方を教えてくださらないから 最後の小節がいつまでもたどれない」という歌詞が印象的な悲しいけどキレイな曲。
- 僕の大好きな来生たかお先生作曲の「語り継ぐ愛に」もやってくれた。アレンジが2年前より更にドラマティックになって、より深い愛に近づいているような気がする。
- もちろん来生たかお先生といえば「セーラー服と機関銃」も。この日はボッサバージョンと、通常バージョンの2通り披露。素晴らしい。
- 後で友達と話したのだが、とにかく作詞、作曲陣が豪華!来生たかお以外にも、作詞は松本隆、作曲は大滝詠一、南佳孝、筒美京平、井上陽水、そして呉田軽穂こと松任谷由実などなど、70年台〜80年代を彩った物凄い作家陣のいつまでも色褪せる事の無い本物の才能!
「時代」そして…
- それを彩るひろ子の歌はこの日は特に凄かった。中島みゆきのカバー「時代」もう何回も聴いて今更CDでは聴かないこの曲。しかしこの日のひろ子の「時代」は圧倒的だった。「まわるまわるよ 時代はまわる」何回もなんとなく聴いてきたこの曲が本当に心に染みる。ほんとうに。
- 素晴らしい曲があっても、それを表現する技術や才能が無いと、全てが無駄になる。薬師丸ひろ子のこの日の歌は、それらを内包し外に押し出す強さがあった。
- CDでは「ほんわか」「やわらか」といったムードというか、声質だが、生だと鬼気迫る、何か白い物体が空中でパーンと破裂するようなインパクトがあった。
- そして「Woman −Wの悲劇より−」この曲名が告げられると、会場の空気が一気に張り詰める。この日のひろ子だったら凄いに違いない。紅白では少し残念だった。それが本人の中にあったのかはわからない。元々ユーミンのファンで、曲を提供してくれて、凄く嬉しかったというエピソードも明かされる
- それにしてもこんな凄い曲。芸術的な展開に、ひろ子の神がかりなボーカル。ラベンダー畑に囲まれた湖で朽ちていくようなイメージ。危険な芸術の予感。凄い。
- 歌い終わった後、「今歌い終わって、心に湧き上がるものがあります」とのこと。
チケット代は高かったけど、本物の才能、本物の実力、ステージ、音響、それに生で触れ合えたと言う事で、自分は十分に満足した。ありがとう薬師丸さん。
ということで、終わりです。
この流れで酷ですが、ピアノで「Woman-Wの悲劇より-」をカバーしました
ミスが多くて恥ずかしい。撮り直して消すかも!