GPシリーズの第2戦のスケートカナダで、GPシリーズ初参戦の永井優香が3位に入りました。(1位はアシェリー・ワグナー 2位はエリザベータ・トゥクタミシェワ)去年から全日本4位、四大陸選手権6位。新星と呼ばれる中でも、明らかに上昇気流に乗っていた。
しかし、演技はもちろん技術的なところ、動きでいう表面的なところなどの基本項目は問題ないものの、いつも「緊張してるのかな」「いいんだけど何か固いな」「楽しくないのかな」って思わせるところが目立ってました。まあ〜よくない言葉を使うと「棒演技」な感じでしたが、昨日のSPはもちろん今日のFPは生まれ変わったかのようなイキイキとした演技でした!
特に違うのが表情。出てきた時から笑顔満開で、今までと違う。自然だけど強いアピールの笑顔。そして最初の激ムズジャンプ、トリプルルッツとトリプルトゥループを見事に決めると、笑顔!超笑顔!こんなに笑う子だっけ?しかも物凄く…使い古された言葉だけど「ドヤ顔」ぽい。
いや、ドヤ顔といえばアメリカ女子。しかし「私は光の世界に生きているの!点数入れて!私を見て!Look at me!!!」みたいなのとは違う。もっと小意地悪で、その悪魔的な何かから目が離せない。「私って中野友加里あたりはもう超えてない?」みたいな自信も感じさせる。優香様…。
中盤以降は、ジャンプミスも続いてあまり勢いと表情は無くなってしまったけど、全体的に吸引力や人を惹きつける所作や表情が感じられた。プレゼンテーション・スキルは去年までと段違い!今までの日本選手にはあまりいなかったタイプの選手だと思う。
それに、小顔で抜群のスタイル。本人はインタビューを見る限り癖の無い、フニャフニャした感じだけど、まだ16歳。この先、良い意味でどうなるかわからない。もしかしたら、歴代の人たちに並ぶスターになるかも。うわ、こういう芸能界的な視点で、スポーツを観ちゃダメですね。
とにかくこの子はまだ未完成。 長い目で見守っていきたいですね〜。次はGPロシア杯!