さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


さわやかでまえむきな人間になりたい男が
好きな「文化」を語る。
そんなブログです。from 2004yaer。

ファンレター&苦情はこちら pinkcoatpiter@gmail.com



音楽で人生をやりなおしたいと思わせてくれた動画【ゲス】

Twitterでいつも僕を応援してくれる方が教えてくれた動画。

※違法なのでみんな観ちゃだめですよ!!!

www.youtube.com

ダメ!絶対ダメ!

でも、これは凄いですよ。某関西系ジャニーズの番組に我らが「ゲスの極み乙女。」が出演したんです。

小粋なトークから、曲作りはどのようにやるのか、という話になり、川谷きゅんが「iPhoneのメモ帳に書いたりする」とのことでじゃあ今、作ってみて!ということになり、「牛丼屋で1人でいる女」「深夜12時前」「場所はセンター街」というテキトーに思いついたテーマを元に、作詞。

8分くらいで完了!

 

回りこんだ気持ちを吐き出せないで

夜を回りこむ私は

1人で感情を止めて

箸だけを動かす

 

センター街の刻む明かりを

眺めながら心を刻む

意味のないふりをした

箸が置かれて私は走りだす

 

透明にならなくちゃ

溶けこむほどの勇気もないから

透明にならなくちゃ

24時前の街に呟いた

 

凄いのはここから。バンドのセットが組まれ、その場で曲作り。川谷様が歌詞を元にコード進行を考える。それを聴いたキーボードのちゃんMARIが、ホワイトボードにコードを書く。

ちゃんMARIは、川谷様がおひきになられたコードを、キーボードでコードを弾いて、確認したりしない。その場でサラッとコードを書いていく。

なので、あっという間に曲が完成する。ドラムのリズムなどは絵音きゅんが口だしで指示する。

 

最低限のコミュケーションしか、動画では取ってないように見える。音で会話する。そして成立する。素晴らしいこれが音楽なんだ。

僕もバンドはやっていたけど、誰かが作った曲を頑張ってやる、というタイプのバンドだった。アレンジを考える際に、アイデアを出してってのはあったけど、こういうバンドはやっていない。

厳しい事を言うと、自分も含めて僕の周りはあまり上手い人がいなかった。少なくとも「ゲスの極み乙女。」のメンバーよりは上手くない。

こういう音楽体験がしたかった。心からそう思った。

f:id:maemuki:20160223221000p:plain

バンド経験で一番楽しかったのは、CDを2枚出したそのレコーディング。自由が丘のスタジオ、小さいところだったけど、ちゃんとしたエンジニアさんがいて、僕が作った曲ではないけど、いろいろアイデアを出したり、担当はドラムだったけど、キーボードも弾いたりした。

3日間、ドラムは1日というか半日くらいだったけど8曲も録音した。出来上がった音を聴いて、感動した。これが音楽なんだ。やっとスタートに立った気がした。

でもそのバンドは続かなかった。

その後無気力に過ごし、なんとか仕事を頑張って正社員になったりした。音楽をやれる機会は無くなってしまった。

そしてその結果、最終的には会社にはゴミのように扱われて捨てられるというメにあった。

でも今、全てが終わってもう1度音楽を取り戻そうとしている。

 

もう遅いかも?

ゲスの極み乙女。のような素晴らしい音楽にはならないと思うけど、近づくように努力しようと思う。

 

ということを思わせてくれた動画でした!