今日は「マンガ」の話です。
このブログは音楽の話が多いですが、もともとは映画とかの話や書評もありました。
いわゆる「文化」を表現するところです。
そしてまだ書いてない自分の好きな「文化」がありました。
それは「マンガ」です。
タイトルに「少女マンガ好き」とありますが、僕が好きなのは少女マンガだけではありません。自分の中には「3大神マンガ」があります。
以上です。
順不同と言いたいところですが、「ガラスの仮面」の存在はかなり大きいです。
出会いは小学生の頃でした。そしてズーッと読んでました。
さすがに高校で実家を離れた時は読んでませんでしたが、上京して「さみしいなガラ面読みたいな」と思って買って読んだところ、今まで何回も読んだのに続きが読みたくなって、その時の全財産を使って、できるだけ買った気がします。
実はつい最近、文庫版で1巻から26巻までのセットをAmazonで買ったのですが
査定はなんと1000円でした。でも売ってしまいました。
でも
これなら働いたらなんとか買えそうです。ちなみに文庫版は僕が売ったと思われるものが荻窪のブックオフで100円で売られていたので、少し書い直しました。とりあえず1巻「千の仮面を持つ少女」から。
やっぱり面白いです。「ガラスの仮面」の魅力はとにかく「面白い」ことです。
よく「絵が苦手」とか「目がキラキラしてるのが嫌」とか言われますが、とにかく読めばわかります。とにかく「面白い」のです。主人公の北島マヤが演劇に目覚めて、女優を目指すという話です。よくありそうですが、よくありません。
「あの子は・・・天才よ!」と偉い月影先生という偉い人が何回も言います。
また、マヤのライバルとなる天才少女で二世タレントの麗しい姫川亜弓さまも「天才なんだわ・・・くやしい・・わたしの努力なんてあの子の才能の前では何の価値もない」
となんどもいいます。
姫川亜弓さまは、北島マヤのライバルとして扱われますが、その内素顔を見せてくれます。
華麗なるゴージャスな生活、そして母親である大女優「姫川歌子」の名に恥じないようにそしていつか母親を超えらえるように、「有名人の娘は特ね」とか言われないように、他人にわからないところで努力を積み重ねるなど。大変素晴らしい方です。
ピアノのコンクールでラフマニノフの「ピアノ協奏曲」を弾いて賞をもらったとか。
ああ、素晴らしい亜弓さま。
亜弓さまのすばらしさが発揮されたのが、北島マヤが芸能界が追放されたのは、ある女(乙部のりえ)が企てた陰謀のせいでした。
それが全て乙部のりえの仕業だと知った亜弓さまは「許せない!!」と目を白目にして復讐を決意しました。
そこで父親の姫川監督に依頼をして「生まれて初めての亜弓からのおねだり」ということで、乙部のりえの初主演舞台「吸血鬼カーミラ」に出演するように仕向けます。
亜弓さま乙部のりえに敵意むき出しにしながらも、本番を迎えます。
乙部のりえ出番前に牛乳をガブ飲みするなど落ち着かない様子でした。
乙部のりえはお嬢様の役で、姫川亜弓はそこに流れ着いた吸血鬼という設定です。吸血鬼はもちろん秘密の設定です。
亜弓さまは大スターなので登場しただけで歓声と拍手に包まれます。
そして、台本通りにやっているのに、まるで「吸血鬼カーミラ」が主人公で、吸血鬼である人を疑う人が悪者かのようになるような演技をします。そして観客もそれに同調していつのまにかカーミラの味方になるのです。
そして乙部のりえがその吸血鬼疑惑について、責め立てる場面。姫川亜弓が乙部のりえに抱きつきます。そして乙部のりえが気付くのです。
「みんな・・・わたしを見ていない !主人公は私なのに!みんなカーミラしか見ていない!」
終幕の後、彼女は気付きます。彼女が潰した北島マヤは姫川亜弓が唯一ライバルとして見ている女優だったことを。「なんてことをしてしまったんだ・・・」と後悔します。
そして北島マヤ、姫川亜弓とは自分が比べ物にならないカスだと自覚します。
観客の反応も「主演:乙部のりえだってよ!姫川亜弓の間違いじゃないの?」と中傷され、メディアでも同じ論調。事務所からも三行半を突きつけられたのか、消えてしまったようです。
この「亜弓さま乙女のりえ成敗事件」は亜弓さまファンの間でも語り継がれています。
やばいです。
今日は「少女マンガ」の話だけではないはずでしたが、「ガラスの仮面」でもう2000文字いきそうです。やばいです。
それでは他の話にいきます。
僕の少女マンガ好き遍歴
実は僕の中では有名な話ですが、失礼いたしました。「僕」なんて有名ではありません。でもなんとなくニュアンスは伝わりますよね。問題ないです。
小学校2、3年のころ初めて読んだ「少女マンガ」は、大島弓子の「さようなら女たち」萩尾望都の「11月のギムナジウム」でした。
これだけを読んでいたわけではありません。
しかし、われながら異常だと思います。
小学校低学年で大島弓子や萩尾望都を読んでた男子って他にいるんでしょうか。
そもそも小学校低学年で大島弓子、萩尾望都が理解できてたのでしょうか。
正直いうと大島弓子さんはこの当時よくわかりませんでした。この前「さようなら女たち」を読みかえしましたが難解で複雑な話。これは小学生じゃわからないと思います。
ただし、読み直して名作だと感じました。やっぱり弓子先生は最高です。いつかちゃんと語ります。
萩尾望都先生の「11月のギムナジウム」はなんとなく理解できました。ドイツには男子だけの学校があって、寄宿舎がある。そこでは、愛とも恋ともつかない深い「情」がある。それは美しい男子同士で繰り広げられる。なんと小学校低学年で今でいう「やおい」を理解したんです。ただこれが僕の「目覚め」ではありません。その前からでした。
ああ・・・耽美。
当時は「耽美」という言葉は知らなかったですが、僕は「耽美」に近いものを
感じていたことは確かです。これは「同性愛」のマンガ、やおいマンガではありません。読めばわかると思いますが、続編ともいえる「トーマの心臓」も含めて、それを超えた深い深すぎる愛情の物語なのです。おお萩尾先生。原画展も行きましたよ。
上のブログにありますが、「トーマ」の最後の言葉がありましたので
引用します。
ユリスモールへ
さいごに
これがぼくの愛
これがぼくの
心臓の音
きみにはわかって
いるはず
はあ・・・耽美って素晴らしい!
でも、当時流行っていた「キン肉マン」などは読んでません。
でも「ついでにとんちんかん」「ハイスクール奇面組」は読んでました。ギャグマンガ好きです。「激烈バカ」など
特に「ゴールデンラッキー」好きでした。ご存知の方がいたら友達になりたいです。
あと「うる星やつら」も好きです。作者の高橋留美子さんは女性ですが、男性マンガ雑誌でずっと連載しているので、少女マンガとはいえないかもしれないです。
「うる星やつら」は出てくる人が全員狂ってるか性格が悪いので好きでした。
逆に「スケバン刑事」も好きでした。こちらは和田慎二さんが作者ですが少女マンガの「花とゆめ」に連載してました。和田慎二さんは男性です。でも「花とゆめ」だから少女マンガなのかもしれません。
花とゆめといえば「パタリロ」の魔夜峰央さんも男性です。最近「翔んで埼玉」がリバイバルヒットされてます。すばらしいですね。内容は埼玉を徹底的にバカにした内容ですが、僕も元埼玉県民、しかし長野県出身、東京都在住でしたので、埼玉に関してはいろいろ考えることがあります。僕は今は長野です「翔んで長野」を書きたいですね。
ほんと長野は糞ばかり。「翔んで佐久」でもいいかもしれません。
魔夜峰央さんは男性ですが、やはり少女マンガです。でも、魔夜峰央さんが男性とか女性とか、そんなことはどうでもいいのです。何もかもを超越しているから許されます。
あとは僕には姉と妹がいます。二人が少女マンガの雑誌を買ってました。
僕は基本的に少年マンガには興味なかったので「男の子用」の雑誌は買いませんでした。
で、家にはマンガがたくさんあった(ペンションを経営していて、マンガルームがありました)のですが、姉と妹の買う少女マンガ雑誌も読んでました。
それは「りぼん」「別冊マーガレット」「なかよし」たまーに「あすか」あと「おまじないコミック」も読んでました。「おまコミ」ご存知ですか?たまに同世代の女子に「おまコミ知ってる?と聞いても知らないと言います。
「りぼん」で一番好きなのは、もちろん岡田あーみんです。あーみんは神です。
「お父さんは心配性」はもちろんです。これは全巻今でも持ってます。文庫ですが。
好きな登場人物は安井さんです。パピィの変態行為にも「まあ」とパチパチ手を叩いたり。明るい爽やか看護婦さんなのに。あと自慢する変な親子、あとは片桐キャプテンにいつもついてる変なオヤジなど。
こいつら100%伝説も読みました。しかし、最近読んでいません。
そして「ルナティック雑技団」これも好きでした。これは復刊してあーみん様のコメントも載っているとか。死亡説まで流れていたので、生きていてよかったです。
ルナティック雑技団 新装版 コミック 全3巻完結セット (りぼんマスコットコミックス)
- 作者: 岡田あ〜みん
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/07/24
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
好きなキャラはゆり子はもちろんですがやはり「愛崎ルイ」です!!!
学園のアイドルですが「イキすぎてる」キャラクターです。
いいです。こういうアイドルが実在しないかと思うのですが。
好きになった星野夢美を口説くことを妄想した時のセリフ
学校なんかやめちゃって デカダン酔いしれ 暮らさないか 白い壁に「墜天使」って書いて
これなんて最高ですね。Sexy Zoneの中島健人くんなんか言ってくれそう。
いいじゃないですか。「ルナティック雑技団」の実写化希望します。
天湖森夜役は誰がいいでしょうか。同じくSexy Zoneの佐藤勝利くんでもいいですが、ちょっと違う気がします。マリウス葉くんでもいいかもしれません。ドイツ人ハーフでドイツのハイデルベルク在住だった彼は我々日本人にとってはミステリアスな存在です。謎です。
※注意 Google画像検索で「愛崎ルイ」と検索すると大塚のデリヘルの「愛崎ルイ」さんが出てきます。「ブスな」と付け加えようとしましたがやめました。
見たい方はどうぞ 綺麗な愛崎ルイさんの画像検索
謎といえば岡田あーみんさん。当時高校生だったんですよね。連載当時。すごいです。
しかも高校は大阪の超名門校「北野高校」なんです
ここにちゃんと岡田あーみん(漫画家)とあります。
しかも僕が働いていた会社の社長 笠原健治 mixi代表取締役社長 とあります。もう辞任したんですけどね。笠原さんは天使みたいないい人です。
あーみんはエリートなんです。
漫画の中にたまにあーみんらしき人が出てきましたが、常に酔っ払ってるダメ人間でした。
「あたしはこうみえて大阪一の進学校出でさあーウヒヒ」なんて書いてもよかったのですが、全然しなかった。
「お父さんは心配性」「こいつら100%伝説」は特に絵も内容も変態度が高くて「ル
「ルナティック雑技団」は絵がまともになりましたが、やはり内容は変態そのものでした。
長い間姿を消してたのは、もしかしたらそういうのが恥ずかしいと思っていたのかもと思いましたが、それは邪推です。
とにかくあーみんさまは素晴らしいです。
で、岡田あーみんの3作品は「少女漫画」のくくりであることは間違いないのですが、はっきりいうと「女だけに読ませておくにはもったいない」漫画であることは変わりません。
ほとんど触りだけで終わってしまいました。
もっと深い考察を書きたいです。
それはまた次回。なんせくそヒマなんです。
無職だし。山だし。
誰かに読まない漫画を送ってほしいです。
あーあ、パッとしないです。
でも漫画は別世界に浸れます。
ここん実家にも漫画がたくさんありますが、ほとんど「植田まさし」です。
コボちゃん、おとぼけ課長などが死ぬほどあります。
ほんとに。笑えるほど。本棚は植田まさしだらけ。
「すっから母さん」はまあまあ好きです。
なぜ母が「コボちゃん」にここまで執着するのか。
それは聞くのが面倒臭いです。
そしてブログの主題に関しての答えを書くのを忘れてました。
「男だけど少女マンガ好きって変かな?」
結論はでません。とりあえず僕は「ちょっとおかしい」です。
そしてちょっとおかしい人が出てくるマンガが好きです。
それは少年マンガ、少女マンガ、関係ありません。
でも少年マンガはあまりおかしい人が少ないと感じますが
読んでないからかもしれません。
ちょっとおかしいので許してください。
ここまで読んでくれてありがとう
フランス系クオーターのmaemukiより