今日も起きてしまいました。
朝だからです。
今、僕は「一人ぐらし」です。
ただ、ただの「一人ぐらし」ではありません。
そしてタダ(無料)の「一人ぐらし」です。
そして、わたしは無職です。
しかしタダほど高いものはありません。
今住んでいる「家」
一戸建ての1階 2DK、バストイレ別。
自分の部屋は広さはまあまあでしょうか
東京で自費でかった電子ピアノ、東京で自費で買った「世界の亀山モデル」(今でもシールがついてます)の大きめなテレビ、東京で自費で買ったけど壊れたけど治ったマック。そしてwifiがあります。
そして東京で自費で買った「電話の繋がらないiPhone」もあります。電話はつながりませんが、wifiがあれば普通に使えます。
そして東京で「間違って買った」ドコモのクソケータイもあります。
こんな恵まれている環境なのに
僕は毎日、悲しいです。
無職だからでしょうか。
ここは山の中です。
僕は自動車の免許がありません。
どこにも行けない。
歩いても歩いても、「歩いてどこかへいく」ということを考えただけでも
絶望的な気持ちになります。
だから朝が来るのがつらいです。
実はわたしにはもう一つ「実家」があります。
そこは親の職場です。
今いるところは別荘です。別荘地に家もあります。
そちらの方がかなり山なので、「上の家」と必然的に呼ばれます。
そしてここが「下の家」です。
病院の眼科検査で、U みたいな記号を固めづつ「どちらの方向を向いているか」という検査をみなさんやったことがあると思います。
そこで「うーん上」「下」「上です!」「下かな?」「上」「下」「上」「下」
と言っていると、「上の家」「下の家」を思い出し、ついつい笑ってしまいそうになりますが、笑わないようにします。説明するのが面倒臭いからです。
じつは「第3のブログ」があってそこでもこれを解説しました。
そのブログは消しました。
で、で、今僕がいるのは「下の家」です。
「上の家」は連休で忙しいので、連休明けまでとりあえず一人です。
じつは年始年末は「上の家」で過ごしていました。
「下の家」に帰りたいと告げて、反対されたのですが僕は「下の家」にいきたかった。
それには理由があります。
今日も朝、たびたび落ちるヒューズに苦戦しながら、朝食を作りました。
じつは家にはガスががありません。
なので、湯沸かし器か、料理は「ガスボンベ」でやるしかありません。
「ガスボンベは命」母が言いました。
そして、湯沸かし器。ここにあったティファールがぬるいので、東京で荻窪のSEIYUで買ったショボい湯沸かし器を「上の家」で発見したので「下の家」にもってきました。
さっそくこれで残りすくなくなったインスタントコーヒーでも飲もうかなと荻窪湯沸かし器と、そしてお気に入りの山崎の「ダブルソフト」をトースターに入れたところ、バン!と全てが寸断されました。
でも、もう慣れました。
朝ですし、ヒューズの場所まで歩き、引っ張る。それで解決です。
でも、何かをマイナスにする、電力を使わないようにすることが求められます。
判断力。温度を求めずにそれを得る方法がないか。
僕は「だったらお湯は後で、トースターを優先しよう」と思いました
「ダブルソフト」は焼き上げよう。しかし残念ながら、バターもすくなくなり、残りすくないものを、伸ばして食べなければいけない。そうするとせっかくの柔らかダブルソフトなのに。潰してしまう。
だったら、焼き上げなければいいんじゃないか。と思ったころにはもう焼きあがってました。
僕の朝は毎日こんな感じです。
ひどいでしょう。
でも、一人なので。自由なんです。
でも、脱出したい。という気持ちが強いです。
朝ごはんを食べて、「今日は求職活動を頑張ろう」と誓ったのですが、このざまです。
いつまでもこのままではいけないのに。
「ネット断ち」も考えましたが、その前に最後にみたニュースが
こちらのニュースでした。
私といえば、V系やらアイドルやらクラシックやらを聴いている変なおじさん変なおじさんって感じかもしれませんが、意外と「まとも」なロックなども聴くんです。
オエィシスも聴いていましたが、心に残ったのはセカンドアルバムの「 Morning Grory」です。というか、これ以外聴いてないです。関心もない。
(What's The Story) Morning Glory? (Remastered) (Delux)
- アーティスト: Oasis
- 出版社/メーカー: Big Brother
- 発売日: 2014/09/30
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (3件) を見る
なのでこの映画も見ないです。どうせ長野ではやりませんし。無職だし。映画館までいくの遠いし。
このアルバムの意味がわかりやすく「栄光の朝」を示しているのかは当時わかりませんでした。
なぜか、このアルバムだけが好きでした。勝手に「ロンドンの風景」を思い浮かべてました。イギリス、すごい国です。しかしリアム兄弟はマンチェスター出身とのこと。
まあ、違いはあるでしょうけど、上福岡と志木市の違いみたいなもんでしょう。
全体的に好きですが、中でも1曲、「この曲なんか違うな」と思って好きになった曲があったのを思い出しました。
この曲です
どことなくビートルズを思わせるようなピアノから始まる曲です。
「あれ、声が違う」と気付きました。
いつものどこか爬虫類を思わせるような声ではなく、優しげで悲しげないい声です。
そうです。この曲はリアル兄弟のメインボーカルの弟リアムではなく兄がメインボーカルを務める曲なのです。
一度好きになると「ノエルが全部歌えばいいのに」とか思ってしまい、しかしそんなことはなく、ソロ活動を始めたということは知ってましたが、聴いていませんでした。
残念ながら英語に明るくなく、「この曲で描かれているのは何なのか、栄光の朝なのか」と思いました。
「もしかしたら栄光だけど悲惨でクソバカな朝を皮肉った曲なのか」
さっそく調べて和訳をしているページがありました。
革命はベッドから始まるんだ
とりあえずこの一言だけでも、僕の心に響きました。
サビの広がるようなメロディも、日本の幸せアホバンドにあるような「青空で今日も頑張れ君へ」みたいな歌詞ではありませんでした。怒りに変えちゃいけない。深くて純粋でひねくれた真実が見えます。
僕の家の周りは素晴らしい自然にかこまれています。
しかし、僕は一人です。ここから抜け出したい。
「この家」の僕の友達を紹介します。
ベッドの横に見える、木です。
木には名前があります。消したブログには詳細は書きました。
抱きつくと名前がわかるのです。
そして抱きついてみました。
彼の名前(男でした)は「つばさ」です。
僕にはつばさがないから、つばさです。
つばさはないけど、つばさはあります。
こんなことを考えている僕の朝はやはり「ひさんなほどグローリー」だと思います。
マンチェスターの彼とタメを張るくらいクソでマッドだと思います。
というわけで終わりです。
もう朝というか昼ですが。
これからまたガスボンベで自炊です。
ここまで読んでくれてありがとう