さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


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【雑文】「Mステ スーパーライブ2017」のX JapanとLUNA SEAを観て思ったこと

2017/12/22に放送された、ミュージックステーション スーパーライブ2017。流石に全出演者を観ることはできませんでした。が、ところどころきになる人や、なんとなく流して見ていました。

まずは、ゲスの極み乙女。が出ていた。久々の歌番組出演ということでした。なんだかそんな気がしません。そういえば色々あったのでした。そうでした。曲も、紅白歌合戦で2015年に演奏した「私以外私じゃないの」でした。新曲の「戦ってしまうよ」を聴きたかったのに。彼らは、更に狂気を増していて、それを見せつけてやればよかったのに!なんて思いました。しかし「私以外私じゃないの」も、相当におかしな曲だと思いました。わたしいがいわたしじゃないの〜♪よくわかるようでまったくわからない。歌詞全体に、そんな感じです。おかしいのは歌詞だけではない。演奏も上手すぎる。全員上手すぎてすごいなあ面白いなあ日本の他の「J-ROCK」なんてクソの極みオトコばかりなのに。なんて…。すみません。

そしてLUNA SEAが出演しました。曲は「ROSIER」です。歌番組に出る時はいつも新曲だったような気がします。僕がテレビでROSIERを聴いたのは久しぶりでした。あー懐かしいなあ〜5人の佇まいは昔とまったく変わっていない。音も変わっていない。至極勢いのある「ROSIER」の鋭さは変わっていない。この曲がリリースされたのは、僕が高校生だったころです。もうかなり前になってしまいました。そして彼らに出会ったのは、中学生のころ。ギリギリ平成のころです><もう25年も前になってしまった。

でも、変わっていないんだ、ということを知れて、感慨にひたれました。凄いです。バンドのブランクはあったとはいえ、ずっとみんな音楽は続けてきた。そしてまたバンドも再開した。そして「ROSIER」をテレビの生放送で演奏した。25年かわらない姿で。

すごいですよね。

そして、彼らに引き合わせたくれたX、X JAPANも出演していました。

なぜかこの日はTOSHIのボーカルが胸に突き刺さりました。X JAPANにはどこか死のようなものが、いつもつきまとっている、それが美しいところだと、僕は思っています。この日は、「もう2度と見られないのかも」という気持ちで見てしまいました。そうです。なにがあるかわからない。ここまでのX JAPANの道のりは、もうめちゃくちゃでした。僕も人生がけっこうめちゃくちゃなのですが、彼らには、負けます。負けました。

ドラムがたたけず、ピアノに集中するYOSHIKIからも、いつもとは違う気概が感じられました。ストリングスの生演奏も美しく、どこまで高く響くTOSHIの声をかさなり、感動しました。

もう何十年も、一度の解散や、活動停止、悲しい別れを経ても、まだ続けてくれている。続けられていることは、ほんとうに凄いと思います。年を重ねることは、悪くない、年月を重ねることは、素晴らしいことなんだ!と思いました。

 

そして「ミュージックステーション」に関して、在ることを思い出しました。

中学生の時に、一家で「ミュージックステーション」を食卓で見ていました。その日の出演者に、筋肉少女帯がいました。

筋肉少女帯といえば「元祖高木ブー伝説」。つまり、我が高木一家の敵です。そのときには「踊るダメ人間」を演奏していました。

僕は「ああダメ人間さいこうおおつきさま」と思っていたのですが、当然家族からは非難ばかり。「元祖高木ブー伝説」の話はでなかった気はしますが、仕方ないでしょう。「だーめだめダメ人間」なんて大槻ケンヂのあの歌で歌えば、誰もが拒絶するはずです。しかも高木ブー!そんなところで、一人で喜んでいる自分、というのが面白くて面白くて。

そんなことを思い出しました。面白かったなあ。

 

この日のTwitterの番組への反応を見てみると、一番反応があったのが、他の出演者に対し「笑えた」「面白かった」みたいな感想でした。

笑えたことはよかったのですが。別に、違うスタイルがあっても良いと思います。そしてどうやっても、X JAPANLUNA SEAには到底かなわない。それもわかっています。でも、例えば、25年も、それを続けられるのでしょうか。音楽というものは、純粋であるべきだと、僕は思っています。お笑いてきなものが、特に嫌いなわけではない、ということもわかってくれるかと思います。高木ブー伝説が好きなのですから。でも、「音楽」に対して、「音楽」を利用しているだけのお笑いは、笑えないしつまらないし、僕には必要がないのです。

僕は、ほんとうにこのヴィジュアル系や、その元となったバンドが好きなのです。ずっと。そして、その末路はもっと良いものであってほしい。そう深刻に考えています。リスナーとして。

 

おわり