【ライブ映像】アイオリン ヒカリト無伴奏ヴァイオリンソロ イザイソナタ第三番 / Aiolin Hikarito Violin Solo Ysaye Sonata No.3 Ballade[Live]
アイオリン、Aiolin。ヒカリト。
一瞬僕が好きだった「AION」と間違えてしまいそうなのですが、Twitterから流れてきたこの動画を見て、びっくりビックリして毛が抜けそうになりました!まだあります!きっと…。でもほんとうにそんな感じです。
この「なり」で、まさかヴァイオリンでイザイを、イザイを弾いている人がいるだなんて!?何かの企画、テレビよくあるような、そんなものかとは思いました。が、この御方が「アイオリン」というバンドの人で、名前は「ヒカリト」のヴォーカル担当、とそしてもちろんヴァイオリン。そしてギターも弾ける、そして!ピアノも弾ける!…そんな人は、どの界隈でもほとんどいません。
ヴォーカルやギター、ピアノ、ヴァイオリン。この中で一番演奏至難であり、むつかしい楽器。それは断トツで「ヴァイオリン」です!それが弾けるだなんて。
しかも、「イザイ」です。
「イザイ」なんておそらくクラシック音楽ファンでないと、知らない。または「ヴァイオリン専攻」だった人しか知らないでしょう。ヴァイオリンの音楽家といえば、パガニーニはとても有名で、NEWSがララフマニノフ作曲の「パガニーニの主題による狂詩曲」をモチーフにして「四銃士」という曲を歌うほどに!有名です。そして僕がブログに書くほどパガニーニは有名です🌋
ウジェーヌ・イザイ、Eugène-Auguste Ysaÿeはベルギーにて1858年に誕生し1931年に死去。パガニーニもそうだったように、イザイも作曲家でありヴァイオリニストでありました。そしてヴァイオリンの名手であり、その技巧を活かした超絶技巧が特徴である、作曲家です。
まず、普通の「お習い事」のヴァイオリンでは弾けない曲です。専門的に長きに渡り教育を受けてきた人でなければ弾けません。
そしてヒカリト氏のプロフィールを見ると、やはりそこにはありました。
東京藝術大学音楽学科器楽科ヴァイオリン専攻卒業。国内における音楽の最高学府です。ここからこの界隈にやってくる人がついに現れたのです!!
そして、ただお上手なだけでは、ないと感じました。
私はこの間、この田舎にて、「ワンコインコンサート」というものがあり、参加しました。それはヴァイオリン独奏のコンサート、演者は小野明子さん。なんと中学からイギリスに留学し、高名なヴァイオリニスト、メニューインに師事したということでした。そしてはじまってすぐ、ほんとうに最初の一音でわかったのです。この人は本物なのだと。最初の曲はエルガーの「愛の挨拶」でした。誰でも知っている曲です。その最初の音はG#でした。その後もわかりやすい曲が多いこともあってか素晴らしい演奏会でした!
ヴァイオリンという楽器は自分が弾けないということもありますが、とても身体的、直情的なものであります。誰もが弾くこともできない、そして誰もが思うようにも弾けない楽器なのだとおもいます。
その体験を踏まえて、ヒカリト氏のイザイのヴァイオリンは、本物です。生で聴いたことがまだないので、わかりませんが、この音源からはそのように感じました。
また、音源でもヴァイオリンは、素晴らしく響いてきました。いろんな音がある中で、明らかに「浮いて」いるように聴こえました。
しかしアイオリンはまだ小さなライブハウスでイベントが多いようです。果たしてこれを見たバンギャ様(ネ申)たちは、これを理解できたのかなあ?と思ってしまいます。でも「とにかくすごい」ということは、わかったのだと、考えます。
その他、Youtubeには彼個人のものすごい動画が沢山ありました。ひいーって感じです。おいくつかはわかりませんが、カバー曲の選曲からするとかなり年下なのかなと🌋
いやー面白い人がまだいて良かったです!バンドはまだ結成したばかりのようですので、期待します!おわり!