元Billy&The Slutsのメンバーらによって結成されたNA-ZE? インディーズで活動した後に、メジャーデビューをした曲が「もしも叶うなら」です。
なんとドラマのタイアップついていました。この時たしかホリプロに所属していたと記憶しています。MASCHERAと同じですね。「ヴィジュアル系ブーム」真っ盛りの頃です。そして翌年にhideが死亡しました。ちょうど陰りが見えてきたのがその頃だったかもしれないと、今気づきました。
そんな彼らですが、この曲はすごく斬新な曲で当時びっくりしました。
「もしも願い叶うなら たった一つ みんなと同じにしてください」「もしも願い叶うなら 安定した何気ない暮らしをしていたい」
一般的にはとんでもないことを散々に綴り、ポップな曲にのせて、シニカルなのか攻撃的なまでに保守と欲望を叫びます。そしてラップなのか早口でひたすら「何も変わりはしない!」と叫びます。
そして、「オチ」があります。そこをどう評価するかです。
僕は、「そこはいらない」と素直に思っています。
僕は「もし願いが叶うなら みんなと同じにして下さい」と思っています。そうなのです。僕はずっと「みんなと違う」人間だった。それが苦痛だった。今も苦痛です。
だから普通にしてほしいのです。
そんなふうに、僕は思っています。
でもこの曲は聴きやすくポップです。でも、売れなかった。このあと「嫌な奴だ」というイイ感じに矢張り攻撃的でポップな曲とアルバム「4P」とミニアルバムを出して、解散しました。斬新な曲で良い曲だと僕は、思っています🌋