さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


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SMAPの新曲です!!「#SINGING」新しい地図 Join ミュージック

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CMでこの「#SINGING」が流れるの聞いたとき、こう思いました。それは誰しもそう思った、そしてすぐにそれを否定した人もいたと思います。しかし、客観的に聞くことができる、彼らとほぼ同世代の男の自分は、やはりこう思いました。「これはSMAPの新曲だ」と。

SMAPを意識した曲ではないのかもしれない、というのはこの曲を作詞作曲アレンジをしたのは、SASUKEという15歳の中学生だからです。しかし、彼も当然SMAPを知ってはいた。生まれた時には、もうSMAPは存在していたのです。でも、無垢な心で作った曲であると思います。何の因果関係もそこにはないのでしょう。無名の中学生には、そんなものはないはずです。

 

どうしてこう裏を探ってしまうのか。悲しいですね。ここまでいろんなことがありました。そんなことを払拭するかのような、清々しい、ただ明るいだけ、光があるだけの曲です。

そして、3人の声が懐かしいです。熱烈なファンでもないけど、誰がどこを歌っているのか、わかってしまうのです。歌の音域も無理なく歌える所で収まっています。だから、自然に聞こえてきます。

なんだかSMAPの「オリジナルスマイル」を初めて聞いた時のような気持ちになれました。確かオロナミンCのCMソングでしたよね。さわやか、さわやか、久々の男性アイドル・グループなんだな、と感じました。そうです。その頃は女性はおろか男性アイドルも停滞していた時期だったような気がします。今では信じられないですが、、、。

ほんとうにSMAPはファンじゃなくても知っている曲がたくさんあったと感じています。パッと思いつくだけでも「君色思い」「がんばりましょう」はイントロがかっこよかった。「$10」は林田健司の曲でした。そして同じく林田健司の「青いイナズマ」は木村拓哉の「ゲッチュー」が一世風靡しましたよね??ファンクでポップだけど、切ないカッコメロディが好きでした。この頃から、世間で「SMAPの音楽はけっこうカッコいい」なんて言葉がよく出てきたような気がします。「SHAKE」とか懐かしいです。チョべりべりサイコーなんて、ああ90年代が愛おしいですね。「ダイナマイト」はそんなに話題にはならなかったけど、小森田実のアレンジがかっこよくて僕は好きでした。メンバーも好きだと言っていたような。

「セロリ」なんて、山崎まさよしですよね。まさよしらしさを消さない歌声でした。「夜空ノムコウ」はもう言わずもがなです。この時代を生きていた人なら、みんな知っている曲だと思います。「らいおんハート」は確か木村拓哉の結婚発表直後の曲だったような気がします。なつかしいな。「世界にひとつだけの花」はアルバムの曲だった。メンバーが「この曲は一番のお気に入り」と言っていましたよね。そしたらシングルカットされて、売れた。国民的な大ヒットだった。後にあんなことになって、枚数を伸ばしたけど、一番売れた曲だった。

ほんとうに、僕はファンでもなんでもない、ただのテレビ好きの男です。それでもこんなに知っている。

でも、もうSMAPはいない。

 

今年の紅白歌合戦にもSMAPはもちろんでません。紅白にSMAPが出るたびに、僕はこう思いました。「歌が下手だなあ」と。彼らは確かに歌はうまくない。でも、それは本当に歌っていたからだったんだ、と最近気づきました。

そして、今年の紅白はメドレーになる曲目が多いようです。仕方ないです。ヒット曲がない。DA PUMPの「U.S.A」ぐらいです。

厳しいことを言うと、ジャニーズのグループにおいて、「ヒット曲といえる曲」が殆ど無いというのは、今年だけではないと思います。

でも、SMAPにはたくさんありました。でももういないのです。

 

この「#SINGING」は配信、しかもAmazon Musicの限定です。でもテレビのCMではたくさん流れています。そして多くの人は僕と同じ事を思ったはずです。

SMAPの新曲かな」と。

それでいいと思います。培ってきたものが、ここで発揮されている。この素晴らしいサウンドと新しい才能を活かして、新しい地図を描いているんだなーと感じました。素直にそう感じました。 

 

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