さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


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ZI:KILL 「NO MORE TO SAY」 高校生の僕へ、何も言うことはない。

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Zi:KILLの「NO MORE TO SAY」は高校生の当時によく聴いた曲でした。アルバム「IN THE HOLE」に入っていた曲です。もう何年前なのか、1992年の当時に購入して聴いたので、そのとおりです。16歳くらいでしょうか…。

 

アルバムの中でも、特に目立たないひっそりとした曲でした。でも、僕は一番好きでした。

NO MORE TO SAY/ZI:KILL - 歌詞検索サービス 歌詞GET

ざわついたこの胸の中 夢の中包まれてくよう

目の前の小さな影が 僕の中に襲いかかるよ

歌詞をよく覚えています。

ひっそりとした悲しみ、不安がそっと、描かれています。

絶望ではなく、少しの不安が、大きなものになってしまうのかわからない。けれども何かが襲ってきて、潰されてしまうよう、そんな心象風景が伝わってきます。

 

16歳くらいだった自分が、己の若さというものを、自覚しはじめた時のだったのかもかしれない。

もう、子供ではなくなっている自分を、ここに感じていたのかもしれない。 

 

もしかしたら、なんて、自分の将来を考えて初めていたのかもしれない。そしてそれを不安に思っていた。

こうなってしまうのかな、この歌詞のような、この薄ら哀しいメロディのような人生になってしまうのかな。

 

呼び返しても もう帰れない とけてしまえば

あの空の中 鏡の中に もう戻れない

 

 不安は的中してしまった。なんて、思いたくないけど。あの時の彼が思い描いていたような事があったのか、なかったのか。

 

何も言うことは無い。

これ以上何も。

「NO MORE TO SAY」

 

そんな事を思ってしまう、ほんとうに寒い夜です。

ほんとうに、寒い夜です。

朝が、早く来ますように。温かい朝が。

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