さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


さわやかでまえむきな人間になりたい男が
好きな「文化」を語る。
そんなブログです。from 2004yaer。

ファンレター&苦情はこちら pinkcoatpiter@gmail.com



【ヴィジュアル系】Vメンヘラ系バンド達のおかげで「ネガティブ・アレルギー」になれた件

こんにちは。最近、自分はずっと泣いた・・・振りをしています。心がどうにかなっているのかもしれません。

悪い癖で、こういう時は嫌だなと思っているものを、漁ってみたくなったりするのです。やってみました。そうしたら、良い結果が出たので、その状況をシェアしますね。

 

恥ずかしい話ですが、この間、メンタルクリニックに行きました。初めてのところです。なんかいろいろあって、もうつかれつかれ毎日つかれなので、相談のつもりで軽い気持ちで行ったのです。

もしかしたら、、なにか重大なものを、、かかえているのかもしれない

なんて、少し思っていたことも事実です。そうでなかったら、行きませんよねそんなところ。

そして結果は、特に何もありませんでした。処方も次の診断もなく、もう終わりました。なんだ、僕は正常な人間なんだ。よかったよかった。よかった。

 

でも、悲しいですよね。初めてあった人、たとえ精神科医とはいえ、僕のことをこんな形で判断されてしまったこと。人の心は難しいなと思いました。でもよかったよかった。自分に言いきかせました。よかったんだ。

 

自分はそうではなかったからよかった、しかし親しい人がそうなってしまったらどうなんだろう。身近な人が、悩んでいたら、どうしたらいいんだろう。そして、自分もいつそうなるのかは、わからないのです。悲しいですよね。

 

僕はメンヘラではなかったんだ。

 

そんな中、ふと前に記事にした、今ヴィジュアル系シーンで完全なるトレンドとなっている、「メンヘラ系バンド」の歌詞だけでも読んでみようと思ったのです。インディーズですが、歌詞サイトに登録されていました。

メンヘラV系界におけるX JAPAN的な存在のバンドがあり、やはり「リスカなんとか」みたいなタイトルの曲がいくつもありました。歌詞は想像以上にわかりやすく、理解も容易なものでした。それは予想はしていました。若い子達に支持されているということは、そういう事なんだと思います。

僕が若い頃に人気があったバンドにブルーハーツというバンドがいました。音はかっこいいのですが、歌詞が若者の共感のツボをわかりやすくわかりやすく刺激をしてくるものばかりだったので、リアルわかものだった僕は、それらを否定しました。わかりやすいと自分が感じたものには、真実はない!なんて考えていたのかもしれないです。痛いですね><

 

メンヘラV系は、わかりやすいもの、そして、求めているもの。リスカ、いじめ、くそな学級、包帯、リスカ跡、普段に自分の中にだけ、密かに存在している単語たちが、メイクアップをした男達によって、激しい音で奏でられる。私の居場所はここなんだ。みたいな感じなのかもしれないです。

 

本来、ヴィジュアル系はそういうものであったのだと思います。しかし直接的にそんな事を表現する人はいなかったような気がします。

人が生きるということを、ありとあらゆる方向とコンセプトから向き合ってきた結果が、そうなったということ。そしてわかりやすいものは、歌のメロディーに向けられて、それが大衆に届きました。そんな時期もあったのです。

 

しかし、それはもうずいぶん前のことです。だから、違うものをやろうとしたら、こうなってしまったとしても仕方ないんだな、と思いました。

 

そして、本来ヴィジュアル系は若い人達のものであります。もうひとつ言ってしまえばヴィジュアル系とは「若気の至り」それにつきます。若い人でなければできない音楽ができるのが、ヴィジュアル系の良いところでもあったのです。なので、メンヘラリスカメンヘラリスカッカッかみたいなくそ馬鹿氏ねみたいな音楽をやっててもいいのかな、と思いました。そして自分はもう若くないのです。

 

本来、自分もそういうもの、ネガティブっぽいものが好きだったのかもしれません。好きだったバンドにもかなりネガティブ(カリガリの弱虫毛虫とか)もありました。

 

この間、今年リリースされたヴィジュアル系バンドのPVをメドレーで紹介した動画を見ました。いろんな音楽性のバンドがいましたが、通じていえることは、ネガティブ。そうです。ものすごくネガティブネガティブ、いろんな方向でネガティブでした。中には怖いほどポジティブなバンドもいて「リスカをやめよう♪」なんて歌ってい記憶がありますが。。

そういうバンド達をちらっと見たですが、激しい違和感と嫌悪を感じてしまい、普通にいやだな悲しいと、普通に思ってしまいました。おかしいかな?

おかしいですよね。自分はそっち系のはずでした。のに、、

 

そして、違うところの視点からの違和感もありました。ヴィジュアル系と同じシーン、日本のバンド・ミュージックの兆候です。ここ数年、日本のロックやポップス、ヒップホップのバンドの新しいバンドの評価とセールスも高まっているような気がしています。ここ数年日本のバンド界は、新しい顔というものが、出てこなかったのに、新しい風が吹いているのかもしれないと、感じています。

今までのバンドと違うのは、ありきたりだった歌ものロックや、ギターしかないフォークサウンドではなく、ファンクやヒップホップなどを取り入れた、リズムの豊かな明るい音楽だということです。当然に演奏は上手で録音のクオリティも、頭を練った洗練されたトラックを作っている人達が多いです。

そして共通していて言えることは、人を巻き込むエネルギーがあるということです。そして時はにポジティブなる。そういう姿勢に人々が共感をしていく。

 

なんだかんだいって、今、日本は平和です。僕は貧乏だけど、一応は東京で暮らせています。こうして昼休みにタブレットで日記なんかかけるから十分幸せなんだと思います。

でも、しかし、でも、しかし!駄菓子菓子!みたいなものは、ずっと人々のなかにあるんだと思います。人生には、いろいろある。光があたるときあたらないとき、いろんな気持ちがそこにある。そうです。僕ってなんてポジティブなんだろう。ポジティブって気持ちが良いです。ほんとうに。

少なくとも、リスカリスカメンヘラメンヘラなんて、そんな音楽聞きたくない。それは、世間一般もそうだと思うのです。メンヘラ、メンタルヘルスをヤンデラー、そんな下品なスラングをわざわざ音楽にのせてタイトルにもして、PVまで作って、音楽サイトで「メンヘラ系バンドがトレンド」とかちやほやされるなんて、なんて糞なんだろう。それはと僕は思いました。

メンヘラ系ではないのですが、 いわゆるヴィジュアル系バンドの中で歌詞がネガティブなことでよく知られているPlastic Tree「ぬけがら」という曲にこういう歌詞があります。

 

ほんとうの 気持ちじゃないなら どんなことももう しないでよ

 

メンヘラV系さんが、リスカリスカと歌詞で使うのは、そういう子達を止めたいからという気持ちもあるという事も知りました。それで救われているのなら、良いと思います。ほんとうの気持ちだったらそれで良いと思います。しかし、ほんとうのきもち、なんてものは、他人にはわからないのです。誤解を生むこともある。曲解されたりする、それを防ぐのは、言葉を選ぶこと。考えて選び抜くこと、それです。それができないなら、しないほうがよいと思います。

 

だから、そもそもそんなネガティブな歌詞のある曲は聞かなければいいということ、ネガティブ・アレルギーに羅漢をした自分にも、気づけたのです。感謝します。メンヘラV系バンドに光あれ!!