さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


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鬼束ちひろ「castle imitation 」生きて生きて生きてのファンタジー

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鬼束ちひろの「castle imitation」は自分の中にずっと残っている曲でした。この曲を知ったのはテレビのCM、この曲がエンディングテーマだったゲーム「ブレスオブファイア5」のCMだったかもしれない。「生きて生きて生きて〜」と繰り返される所が耳に残ったのです。

その後、ベストアルバムに収録されていたのを聴きました。

 

まず「有害な正しさをその顔に塗るつもりなら 私にも映らずに済む」という難解な歌い出しの歌詞にシビレました。その後もやはり「ブレスオブファイア」という剣と魔法の世界に即した幻想世界からの視点のような歌詞と、壮大な曲調になっています。壮大さにふさわしいストリングスとティンパニー、常に一定のテンションが保たれている力強い曲です!

この曲はエンディングで、最後の場面で流れ出したとのこと。きっとそれは感動的な体験になったのだろうなと。このゲームはやったことがないけど、大好きだった「ファイナルファンタジー8」では途中の場面で主題歌の「Eyes on me」が流れた時、それはCD音源そのままで…普通にゲームの中でCD音源が流れたことにも感動したファミコン世代なのですが、この場面に即した歌詞と曲調だったのか!という感動もありました。それを思い出しました。まさにクロスオーバー的な表現ですよね。

 

サビの「私の怒りを吸い上げるヴィーナス 僅かな覚醒を看取る日々さえ 愛して 激しさで見失う正義のナーヴァス 」というフレーズの後に「生きて生きて生きて生きて生きーて」というリフレインに続いていく。

この何が言いたいのかをはっきりは伝わらないけど、よくわかるフレーズ、素晴らしいと思います。でも、どうとでも取れる歌詞ですよね。

例えば、友達がおかしくなって、救急車を呼んだら、近くにいた見知らぬオヤジに変なこと言われたら、この歌詞のような状況の精神状態になるのかもしれない。

人間のこころってそういうものですよね。他人にはわからないことでも、わからなくてもわかることもある。わかったふりかもしれないけど、わかること。ありますよね。そんなこと。

そしてこの曲は「生きて生きて生きて生きて 生きて」で完結しているのです。そういうことです。生きて生きて生きて、結局はそうなってしまう。そこに行き着いてしまうのです。ほんとうに人の人生はファンタジーのようなもの。ロールプレイングゲームのようなものです。生きて生きて、死んだら終わり。ゲームオーバーなのです。だから生きて生きて生きて、生きて、で人間はそこに行きつくのです。生きている限り。

そんなことをこの曲を聴いて感じました。

終わり

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