さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


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【レビュー】竹宏治(清水宏次朗)「舞・舞・舞」これぞ隠れた昭和の若者文化の象徴!

 


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清水宏次朗という80年代から活躍をしている俳優そして歌手がいて、その方が清水宏次朗という本名でデビューする前に竹宏治という名前でデビューしていた、というのを知ったのは、自分がとても面白くて好きなホームページ、昔のアイドルについてミョウに詳しいページで知りました。

その時はこのジャケットがなんかすごいなと思ったくらいなのですが

いや改めてみると素晴らしいジャケットです。この色使い…これがまさに清水いや竹宏治が活躍きていた、竹の子族的な配色なのでしょう。メイクもしていて…扇情的!素敵ですよね。

そして既出の動画を発見した時、とても感動しました。

忌まわしい平成ナイズドされた「かっこいい昭和」の姿なんて、ここには一ミリも無かったからです。そうです。これが真の昭和なのです。1981年。まさに昭和がこれから弾ける時!もう完全に戦後は終わった時代!

清水宏次朗は高校生当時は竹の子族の一員であり、代々木公園で踊っていたところスカウトされたとのこと。この時は17歳というヤング!でした。

竹の子族出身の芸能人といえば、故・沖田浩之さんがいますよね。沖田さんは前年に涙モノの名曲「E気持ち」で華々しくデビューをして、すぐにブレイクをしました。まさに時代は竹の子!

 

その後に続け!ということだったのかもしれません。プロデュースをしたのは「ブティック竹の子」の大竹竹則さん。このお店で売っている服から着想を得たのが竹の子族の原点だった、つまり真の竹の子エリートだったのですね。なので芸名にも竹を付けてます竹・竹・竹です!

注目したのは、清水、いや竹さんの歌声です。中低音が中心の渋い声。そして当たりが強いです。「あっ」とか「おお」とかを力を込めてなにかが破裂しそう…かっこいいですねよね。

「行きたーいところへ」の「たぁぁ」とかの声の抜き方もすごい。またBメロの「うーつーくーしい」の「うぅーつぅーくぅー」という歌い方、とても17歳とは思えない。この後のアーティスト活動の布石がここで見えますよね👏

この衣装も、今にしてみたらちょっと…かもしれない。しかし当時はこれが最先端。新世代ニュージェネレーションだったのです!そして今も続く原宿カルチャーの走りだったのですよね。

ちなみに「ブティック竹の子」はまだまだ営業中です。素晴らしい!

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残念ながらこの曲はヒットしなかったようです。竹宏治としては後にシングル一枚、アルバム1枚を出して活動停止に。その後は、本名にて活動をして、1985年に映画「ビー・バップ・ハイスクール」の主演に抜擢されて、仲村トオルとのコンビが受けて大ヒット。本名で歌手デビューも果たし、活躍しています。

 

 

ビー・バップ・ハイスクール」は言わずとしれたヤンキー高校生漫画でした。

が、清水さんはあまりそっち方面には興味はなかった、そして映画の時にはもう21歳でした。オーディションは「ビー・バップ」の事もよく知らず、先生役なのかな?と思って受けたそうです。ちなみに仲村トオルも同じ感じだったよう。しかし二人とも役に上手くハマってしまって、映画も大当たり。面白いですよね!さすが昭和!

 

ということで、清水いや…竹宏治「舞・舞・舞」は隠れた昭和の若者文化の象徴だと思います!昭和最高!