さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


さわやかでまえむきな人間になりたい男が
好きな「文化」を語る。
そんなブログです。from 2004yaer。

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「カメラを止めるな!」は仕事が「ルーティンワーク」だと気づいたので見ませんでした

今日、映画「カメラを止めるな!」を見に行く予定で、チケットも予約だけ、決済はしなかったのですが、ルーチンワークのせいで、見に行くことができませんでした。

 

今日、自分のしごとが「ルーチンワーク」あるいは「ルーティンワーク」だと気づいてしまいました。ルーティンワークとは、要するに

www.weblio.jp

こういうことであります。「つまらない仕事」とはっきり書いてあって、「はっきりいいすぎだろう」ということで頭がいっぱいになってしまいました。もっと言い方があるんじゃないでしょうか?

 

ほんとうにひどいです。創意工夫の必要ない業務だなんて。そのとおりかもしれませんん。しかし自分の「ルーティンワーク」は自分が最初にやらされたもの。だから創意工夫はしています。「創意」はなくて、「工夫」だけなのです。いかにエクセルを見やすくするか、いらない情報の列を「非表示」にするか。そのためにエクセルの関数「COUNTIFS:("")」などをマスターするなど「わあスキルアップ」だなんて、喜んでしまって、いたのです。

でもどうなのでしょうか。そんな関数、きっと皆さん使えるのでしょう。Excelスキルアップだなんて。そんなスキルアップだったら、もっとアレクサンドル・スクリャービンセルゲイ・ラフマニノフ、セルゲイ・プロコフィエフフランシス・プーランクなどについての研究を深めたほうが、豊かではありませんか???

 

せつないです。ほんとうに泣きそうです。「工場の仕分け日雇い派遣よりマシだあ」と心で泣きながら「底辺であった自分とのひかく」にてなんとか心を落ち着き

ません。そんなことでは。ほんとうに。

 

だから「カメラ云々」どころではなかったのです。ほんとうです。

 

しかし、今は、修行の時、罰を受けているんだと割り切るようにします。ルーティンワークでも、たとえルーティンワークでも、ルーティンワークの割には、もらえていると思うのです。棒もありません。祝日も出勤、盆休み年暮れ休みなし。それでも、ルーティンワークの割には。と思うようにします。

罰、というのは、今までほんとうに自分のやりたいことを、やってこなかったことです。しかし、身体も心もつかれにつかれてしまって、ほんとうに。

ルーティンワークでいっぱいいぱいなのです。そしてせっかくの土曜日はルーティンワークのバーベキュー、飲み物肉自分たちで用意の「地獄確定」のものです。食中毒になったらどうするのでしょうか?

ほんとうにひどいです。

ほんとうにひどいですが、明後日は「サラリーマンのサラリーの日」であります。ほんとうにひどいです。

 

とりあえず、土曜日はバーベキューの前に、会社の福利厚生を利用し、スポーツジムに行く予定にします。そこにはなんと大浴場があるのです。そちらが楽しみで楽しみで。家のお風呂はせまくトイレも一緒の貧乏マンションですし、すぐ冷めてしまうのです追い焚きなんて、ないのです!ああほんとうにひどいですああ。

このままではだめだ

このままではだめだ

と、繰り返しの作業を繰り返しています。ひどい毎日になってしまいました。

しかし、お金のこと、ああもうやめます。

ほんとうにひどいですひどいひどい

 

おわり

 

ストレスが溜まったので、あす映画「カメラを止めるな!」を見に行くことにしました

ストレスが溜まって仕方がないので、明日は品川の映画館、プリンスホテルのところにある映画館にわ話題の「カメラを止めるな!」を見に行くことにしました。就業時間から40分後、余裕で間に合うと思います。まだ行ったことないけど、まあ大丈夫。この前そこの近くの「バルバッコア」で会社の謝恩会がありました。牛肉美味しかったです。会社といえば、ストレスの一つである、今週末にある自費参加のバーベキューです。

 

同日入社のやる気のある彼が企画したのですが、今日判明したのですが、バーベキュー場は借りるだけのところで、肉飲み物などは全部自分達で用意するところだということです。なのに、会費が4000円もするらしいのです。しかも、近くにスーパーがないとか、言っていて。土曜日なのですが、土曜日はもう天気がよくて、きっとくそ暑いはずです。

なんで、せっかくの土曜日に地獄確定みたいなところに、お金を出して、行かなくては行けないのでしょうか?断ることもできましたが、まえにその人の飲み会に行きたくなくて、固辞したけど結局参加したという経緯もあり、なんだかなあもうという感じです。

先日の元会社の同僚の方たちとのパーティーは、会費は5000円程度で、飲み放題、食べものの沢山、場所は渋谷のおしゃれなバー。すばらしい会でした。くだらない話や、今の話、これからの話。懐かしい話。僕のことをよくよく知っている人たちとの語らい。

 

一番うれしかったのは、僕が会社の納会で、社員全員の前で、恵比寿のウェスティンホテルでグランドピアノを弾いたことを覚えている人がいた事です。「覚えていない人なんていませんよ」とも言われて、ほんとうにうれしかった。

そして、もっと嬉しいのが、自分が弾いた曲を覚えてくれていた方もいたのです。

プッチーニ作曲のオペラ「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」です。

トリノオリンピック荒川静香が金メダルをとったときの曲です。「会社が金メダルをとりますように、という思いを込めて弾きます。と言いました。まあ、ある意味い金メダルを取れましたねっwwwっw」と言ったら、とても受けました。僕、うまいこと言いましたよね???

 

ごめんなさい。文字を打つことが会社で今、ないのです。だから飢えてしまって、ひたすらにタイピングをしています。文字をうつといえば、全国にある店名で検索をするために入力をするくらいです。毎日毎日、同じ文字をひたすら打っているのです。しかしその情報は、その店にとってはめんどうくさいもの。なんでこんなことやっているんだろう、という気持ちから逃れられません。

 

映画「カメラを止めるな!」は愛しい上田映劇でも上映されるとのことです。インディーズ映画はあの映画館にぴったりですが、なんでもぴったりなのですあそこは!!

最近は、有名アーティストでレーベルメイト!だった空気公団さんや、その他無名(失礼)アーティストのライブもやっていたりします。

僕も出たい!または、僕が音楽を担当した映画を上映してほしいのです!!

 

それより腹立たしいのが、会社のノートパソコンが、もちろんウィンドウズなのですが、タッチパッドが左寄りなのです。僕の愛機MacBook Proはもち真ん中です。左よりだと不便なことこのうえなく、そして技術とエレクトロニクスの東芝2013年モデルなので、重いのです。エクセルもすぐ(応答なし)で腹が立って腹が立って

もう

言います。

全員氏ね!!!!!

結局こうなのです。

 

カメラを止めるな!」はなんでも、結末を話したくない、ネタバレ禁止!!なんて少子千万なので、明日は、全部ブログ、さわやかトラウマ日記にぶちまけてやろうと思います。まったく使っていない脳みそをフル活用しますね!!

おわり 

【ヴィジュアル系】V.A/Emergency Express 1996 名門オムニバスの最終シリーズにして最高傑作だと思います!

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EMERGENCY EXPRE

EMERGENCY EXPRE

 

 収録曲名/参加バンド

 1. You…(GALA)

  2. SPARK!!(Puzzle)

  3. パタフライ(フロート)

  4. REVOLUTION(ANTIQUE DOLL)

  5. PERSONA(FANATICCRISIS)

  6. 想い出に瞳閉じたら(Ma[:]r~Tyrer)

  7. to the Edge of the Earth」(Lluvia)

  8. 時の果てまで(BAUDE-LAIRE)

  9. クリーム(Plastic Tree)

  10. TERROR(MASCHERA)

 

黒夢Gargoyle、Eins:VierにGilles de Raisなど、錚々たるバンドが参加した、「メジャーへの登竜門」と言われていたオムニバス・アルバムとして名高いトイズファクトリーからリリースされた「Emergency Express」今のところ最終となった、1996年のものをレビューします。

なぜこれを選んだのかというと、当時、このアルバムに対して、このアルバムのプロデューサーのZi:Killのドラマー、EBYちゃんさんが「フールズ・メイト」において、インタビューに応えていて、それがとても面白しろかったのを、今でも覚えているからです。

そしてこの1996年は、他のシリーズとは異なり、興味深いもの。そして内容だからです!

他と異なる点というのは、このシリーズは「プロデューサーを迎えて、全バンドが、同じスタジオで、新しくレコーディングをしたものを収録する」というものです。過去のこのシリーズに限らず、オムニバス・アルバムというものは、普通は、個々で録音したものを持ち寄って、みたいなものが主です。

これは、バンドにとっては、かなり難しいものだと思われます。

今までは、音質の差によって、クオリティの高低が判断されたりしました。これはそういうことがなくなります。そして、スタジオでのレコーディング経験の差、当然出てしまいます。そして、ごまかしがきかなくなってしまう。「音の荒さ」や「曲の出来不出来」にも明らかに差がついてしまいます。

先に言ってしまうと。各バンドの差、出ています。均質化がされたことにより、この時点での差がはっきり出てしまった。

しかし、この時点での音源作品としては、非常に興味深く、クオリティは高い、全てレベルが高いと思いました。

 1. You… (GALA)

メンバー:麻田 晋也(Vo) 篠田 達也(G) 田中 雄二(B) Rockey(Dr)

「とても歌がうまい」とEBYちゃんがインタビューで言っていたとおりに、ボーカルの旨さが引き立つ、メロディアスでシンプルな、ラブソングです。GALAはこの後、バンド名を「GALLA」に改名をして、なんとエイベックスから1998年にメジャーデビューしました!

アニメ「頭文字D」の主題歌も担当したそうです。

www.youtube.co

このオムニバスがきっかけになったのかは、わかりませんが。この「奇蹟の薔薇」を聴く限り、オムニバス通りの実力を発揮できていると思います。このオムニバス・シリーズの1曲め、といえば93年盤のトップバッターは黒夢の「狂人」でした!タイトルは、トイズファクトリーからのリリーズだったので「Missing Glory」に変えさせられてしまったのですが、「狂人」はインディーズ時代の黒夢の中でも名曲名高い曲です!本人達も、この「Emergency Express 」の1曲めに収録され、その出来に手応えを感じていた、ということを当時のインタビューで話していました。「自分らが一番良い」とか言っていたような。。。確かにそのとおりだったかも><

というわけで、やはり「Emergency Express 」は名門だったんだなーという1曲めです。

 

 2. SPARK!! (Puzzle)

メンバー:YUMENO(Vo) 田村"YU-KI"貴之(GT) ミズノ”Nickey”タカシ(B) 渡辺”TETSUYA”徹也(Dr)

ストレートなロックンロールバンドです。Puzzleさんについて、調べたのですが、全く詳細はわかりませんでした。「渋谷ラ・ママ」とかに出ていたそうな感じに思いました。やはり「Puzzle」というバンド名だと、まだインターネットの普及が今よりもなかった、Googleのちからもまだなかったころだったので、仕方がないけれども、埋もれてしまう感じなのかな?と思ってしまいました!

しかし、平均点以上のものは感じられます。力にあるバンドだと思いました。こう、対バンによくいそうな感じのバンドさんという感じで、なんだか懐かしいなーなんて。思いました。

  3.バタフライ (フロート)

メンバー:石井秀仁(Vo) SAKYO(G) YO-KI(B) 袋井賢悟(Dr&Perc)

出ました!!これを目的で買ったのかもしれないです。後にcali≠gariに加入した石井秀仁大先生擁する、伝説のヴィジュアル系ミーツ渋谷系バンド、フロートの唯一の公式音源です!!僕はcali≠gariに彼が加入をする前に、これを聴いていました。だから、アノ秀児の後にこの人が入ると知った時!驚いたのです!まあそんなことはどうでもいいでしょう。非常に凝ったアレンジやコーラスワークが光る、良質なポップソングです。いわゆる「渋谷系」のお約束、アコースティックギターを多様したサウンドに、「ヴィジュアル系」では考えられない「パーパっドゥワー」というポップでキュート><♥ラブリーギターポップなコーラスも素敵ですね。

しかし果たしてこれが「渋谷系」なのかというと…あのその僕はその後「渋谷けい」っぽいところに走ってしまったので、言ってしまいますが、違います!それはなぜか。やはりそれは「渋谷系」というものとは圧倒的に違う、石井さんのボーカルです。渋谷系はこんなに歌がうまくありません!ほんとうですよほんとうに。だから「何でもあり」なcali≠gariに加入してよかったのかな、と思いました。

 4. REVOLUTION (ANTIQUE DOLL)

メンバー:FUYUKI(Vo) GEORGE(G) SIN(B) NAO(Dr)

カリスマ・ギタリストGEORGEを中心に結成された、メタル・バンドです。メタルもこの界隈では重要な要素ですよね。ボーカルのFUYUKIはメタルサウンドでも埋もれない、驚異のハイトーンです。冒頭は、GEORGEによる、割と長いアコースティックギターでのソロになります。割と長いです。が、それがドラマティックさを引き出しているのかな?と考えました。ANTIQUE DOLLはその後、2001年にアルバムを出し、解散をしたようです。

5. PERSON(FANATICCRISIS)

 メンバー 石月努(Vo) 和也(G) SHUN(G) RYUJI(B) 徹(Dr)

1stミニアルバム「太陽の虜」に収録されていた曲のセルフカバーです。

このバージョン、僕は好きです。テンポがかなり上がっていて、四つ打ちのドラムも効いていて、まるでダンスナンバーのようになって、かっこいいです。何より素晴らしいのが、演奏です。インタビューでもEBYちゃんさんが、ファナティッククライシスの演奏の上手さ、とくにベースの上手さを褒めていました。

そしてやはり、光るのは石月努のボーカルです。自分の声をどう操ってよいのか、よくわかっていると思います。エスニックなメロディは高低差が激しいのですが、高い表現力でカバーしています。このオムニバスの中で、一番、楽曲、演奏、アレンジ、ボーカルともに、一番だと断言します。そして、メジャーシーンにおいても、一番成功したバンドになったと思います。この時点で、レコーディングも経験していた、ということも大きかった。端々にそれが感じられます。星5つ!!★★★★★

  6. 想い出に瞳閉じたら(Mar~Tyrer)

メンバー:小柳 順(Vo&G) 保井 剛(G) 槙野 隆幸(Dr)

サポートが参加しての音源です。ボーカルは「高野哲」を彷彿させるような高野哲学な感じです。曲もそんな感じだと思います。バンド名はどう読んでいいのか。メーティアかな?メティラーはもう少し後だっと思いますが。「水鏡」の元メンバーを中心に結成されたバンドだそうです。水鏡といえばボーカルがハイパーマニア→RAMARの悠介さんのいたバンドでしょうか?VKDBさまでもグラスレさまでもわからず。90年台V系は深いですね。。

  7. to the Edge of the Earth」(Lluvia)

メンバー:KAORU(Vo) KAZUYA(B) Takanori(G) NAO(Dr)

 L’luvia。新潟から爽やかな「からっ風」が吹いてきた!かのような曲です。フェードインで入ってくる、クリーンなギターサウンド!ああ愛しい「Eins:Vier」を思い出させるような!と当時は思っていました。この曲は、とにかく素晴らしいです。どこか不器用なのですが、ボーカルの方が、とくに不器用なのですが、まっすぐさがあります。厳しい新潟の自然が…とかやめておきますね。僕も「関東甲信越地方」出身なので><

そしてL’luviaはメジャーデビューしました。そうです。その頃は「ヴィジュアル・バブル」真っ盛りの頃だったと思います。テレビからは「ジュビっ子」みたいな言葉も聞こえてきたり>< この曲も後にセルフカバーしましたが、あまり聴けませんでした。

このアルバムで聴けたL’luviaの「不器用なまっすぐさ」が無くなっていたような気がしたからです。ああジュビっ子らよ!永遠に…。

 

  8. 時の果てまで(BAUDE-LAIRE)

メンバー:U-KI(Vo&G) REIJI(G) KEN2(B) Mitchy(Dr)

シンプルなギターサウンド、ギターリフを中心に「ジャム」って作ったような曲なのかな?と邪推してしまいました。オルタナティブ・ロックに影響を受けているのかなとも。音像は、はっきりしていて、かっこいいです。曲展開が、AーB-ーサビー間奏ーBーサビ みたいな感じで、とくに、こう面白みが、と思ってしまいました。そして「対バンにいそうなバンド」という感想を持ってしまいました>< バンド名は「ボードレール」と読むのですかね? Baudelaire!悪の華!シンプルさ、良いと思いますが、ちょっと「ふつう」かなあと思ってしまいました。普通でもよいとは思うのですが、なんというかふつう、ふつうでいいのかなあ、演奏はとてもうまいので、余計にふつうさが目立ってしまった気がします。歌詞もふつうなような、気がします。そうです。ボードレールぽさ、僕も知ったかでよく知らないのですが、フランス文学のような面持ちはなく、正常に日本日本している感じだと感じ、それはふつうのことなのでいいかな、とも。

  9. クリーム(Plastic Tree)

竜太郎(Vo) AKIRA(G) 正(B) SHIN(Dr)

コネ参加!!プロデューサーEBYちゃんさんの!!とか言ってはいけませんよね。お世話になった方なのですから。そのEBYちゃんさんがプロデュースをしたインディーズのデビュー・ミニアルバム「Strange fruits -奇妙な果実-」からのリメイクです。

その前に、Strange fruits -奇妙な果実-がリリースされるかなり前に、Plastic Tree目黒鹿鳴館ワンマンのライブレポートが、SHOXXかフールズ・メイトかは忘れてしまいましたが、そのゲスト席にはEBYちゃんさんがおり「あそこ、あそこにTUSKがいるよ」と竜太郎のことを言っていた、ということが載っていたのを覚えています。そうです。竜太郎くんは、Zi:killのTUSKの影響をかなり受けていて、歌い方も昔は違っていたのです。しかし「Strange fruits -奇妙な果実-」からは、今と同じようになりました。何があったのかはわかりません。

あ、どうでもいいですね。すみません。僕Plastic Treeについてほとんどレビューとかしていないのですが、好きでしたよ!「Strange fruits -奇妙な果実-」も「リラの樹」も「割れた窓」も「Hide and Seek」も伝説の名盤「Puppet Show」も全部リセットバイバイバイバイ全部リセットしていないですよ!!いつか書きます!

ごめんなさい。この「クリーム」はブリットポップBARIBARIだった元とは違い、「ふわふわ竜ちゃん」みたいな彼の幼児性を引き出してしまったかのような、まあ実験的なトラックです。余裕があった証拠だと思います。そして、この参加バンドの中で、今でも現役なのは、我らがプラトゥリさまだけ、ということ、すごいと思います。好きなようにやれていた、ということの証なのかもしれません。

  10. TERROR(MASCHERA)

メンバー:MICHI(Vo) TAKUYA(Gt) HIRO(B) TOMO(Dr)

姫路の誇り。MASCHERAがトリを飾ります。MASCHERAのことも、EBYちゃんさんが褒めていました。ファナティッククライシスとともに、特にベースがうまいとも指摘していました。そして、レコーディングの際のエピソードとして、ヴォーカルのMICHIがフル・メイクをしてレコーディングに来ていたことに「プロ意識が高い」と評していました。たった1曲のためだけのレコーディングでも、しっかりメイクをして、世界に入り込むということ。この曲だけでも、その後の他のバンドとの差がわかります。

ファナティッククライシスとは違い、彼らはストレートに、重ねも少なく、流れ、リズムのグルーヴ感もよく出ています。もうライブで全国を回っていて、フルアルバムもリリースしていたバンド、トップバンドであった、という誇りもあったのでしょう。

おそらく、こういう状況であるから、最大限に良いものを出せるようにしたのかな、という気概が感じられる音源です。それは、MASCHERAだけではなく、全てのバンドがそうなのだと思います。その後の結果は置いておいて。

 

ライナーノーツ

この後、ほんの少し後にSHAZNAが「Mely Love」でデビューします。僕はその瞬間から、ヴィジュアル系ブームが始まった、と思います。もちろん、SHAZNAを含め、いろんなバンドが事前に活動をしていた。その「ヴィジュアル系」という冠がない時から。

このCDにはフールズ・メイトの編集者加納一美氏がライナーノーツを寄せていて、その中でこのような記述がありました。

 

ここ数年のバンド・シーンを俯瞰して思うことは、特にヴィジュアルをバンド・カラーのひとつとして全面に押し出したバンドの勢力は、供給に需要が追いつかない、ある種飽和状態に陥っているのはないかという事だ。それは状況に甘えるバンド側のみならず、バンドの本質を見極める事さえ難儀にさせるほど、情報や音源を手当たり次第流出していくマスコミやディストリビューター側にも責任があり、誠に遺憾とする所でもあるのだが(以下略) 

 

 この時にはもうそのようになっていて、そして、それが終わったかなりの時間を経過した、今でもそうなってしまっている状況になったと思います。このような言質が、一切されることがなくなってしまった。フールズ・メイトもなくなってしまった。シーンを俯瞰して見ているような人が、メディアにはもういないのかな、とも思ってしまいます。厳しいことを言うこと人はもういなくなってしまったのか。WEBメディアは所詮「そんたく」の塊のようであり、本質を追求しようとしていない、と僕は感じています。

そして、個人メディアも「空気を読んだ」ものばかりのように感じます。ツイッターでも「気遣い」をしない投稿は、さらされて、叩かれる。どんどん縮小していく状況を、みんな受け入れているだけ、のような気がしています。

今日ここでは「ヴィジュアル系」という言葉を使いましたが、加納氏の文章には「ヴィジュアル系」という言葉は、ありませんでした。

 

時代が過ぎ、「ヴィジュアル系バンド」をやりたくて「ヴィジュアル系バンド」を始めた人たちが、今の「ヴィジュアル系バンド」のほとんどだと思います。

その人達は、未だ誰も成功していない、と言っても良いと思います。それは「様式美」という言葉を、知らない人たちが、様式美を引き継いでしまっている。無意識に。「ヴィジュアル系」は様式美を引き継がなかった、それとの戦ったバンド達が勝者になったのかなあーと。このオムニバスを聴いて、考えました。

 

終わり

【人生】「ソーシャルネットワーク」とは何か?を体感できた夜。

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昨晩、僕の人生にとって、大きなこと。小さなことかもしれないですが、大きなことが心の中に起きたので、僕の人生にとって、大事な物となったこのブログに残しておきたいと思い、記します。

昨晩、金曜日の夜に、ある集まりがありました。それは「SNS」を介してのものでした。

ある会社で働いていた仲間たちが集まり、久々に会おうというもの、主役は今は日本で働いていない人でした。僕はその人と、ほぼ同期入社ということもあり、懇意にしていただたので、その人に会いたいと思い、参加をしました。

 

金曜日、自分は19時で定時で、会場までは少し時間がかかるので、遅れました。そこまでの道のりは、そうしたのかはわかりませんが、みんなと働いていたそのオフィスの道のりと、同じでした。かつて見ていた景色。ここに来たこと、辞めて、10年以上たって来たこと、来てしまったこと、実はありました。

その時は一人で来て、当然オフィスには入らずに、エレベーターホールまでエスカレーターで上がって、そのまま引き返しました。ATMとコンビニエンスストアがあるそこを、曲がると、道玄坂の裏側に出る。

そこには喫煙所がありました。でもその場所はあったけど、もうなくなっていました。

 

さんざんに見た、懐かしい風景と変わった風景たちを、ひたすらに噛み締めながら

懐かしい、とはもうあまり思わなくなってしまった自分にも気づきました。

かなり時間経ってしまったからです。

でも、今日はこの後、ここで働いていた人たちとまた会える。ということが大きな違いでした。

 

会場について、ドアを開けた瞬間、僕はあることに気づきました。

 

知っている顔が沢山そこにある。当たり前のことです。ほんとうに久しぶりだったということ。それもありましたが、知っている顔ばかりだということに、僕は感動を覚えました。

僕は、転職を繰り返し、どこも続けられなかった。ひどい終わり方をしてしまったところもありました。そのどこにも心がなかったからかもしれません。それに気づいてしまった。僕の心は、ずっと「知らない顔」たちに囲まれていたからだ、と思ってしまったのです。

今日も、まだ知らない顔の人たちに囲まれて、でも優しい「知らない顔」の人たちなのが、まだ救いですが、でも、この「知っている顔たち」は僕にとっては特別なもの、でも、特別な過去だということにも、実感をしました。

 

ソーシャルネットワーク、社会的な繋がり。インターネットでの。

 

そういうものは、今の日本では、避けられつつあるものだと、思います。

それは仕方がないと思います。

 

僕、僕らは「そうなってしまう課程」を見てきてしまいました。

 

そして、人がどんどん離れていくところ、そこも見てきて、しまいました。

 

今日、集まった人たちは、その始まる前から、終わりが見えてしまうまでを見てきた人たちでした。

そして、使われた「SNS」は、違うもの。残っている「SNS」では、最もSNSたるものでしたが、今日こそが「ソーシャルネットワーク」そのもの、「ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)」の独自の体験なんだと、体感をしました。

 

ソーシャルネットワーク」とは「社会的な繋がり」であり、奇しくも日本語では「社会」の裏側は「会社」ということになってしまうけれども。

会社で働くだけではなく、仕事を通しての繋がりというもの。そこで、人脈などではなく、仕事や、社会的な活動を通して、わかりあえた人たちとの繋がり。それこそが「ソーシャルネットワーク」なんだ、と気づきました。

 

そして、僕がずっと思っていたこと、その人達にしか、理解できない思いが共有できました。

僕たちが体験したことは、特別なことだった。あの時、あの場にいた、一瞬だったかもしれないその時、何の時かもうわからないけど、あの時間をあの場所で体験できたことは、特別なものだった。お金にも替えられない、何にも替えられない、素晴らしい体験だった、ということ。

そして、もう二度とは起こらないであろうことだということも。

 

人と人との交わり。ミックスされた、もの。

その中の「自分」つまり「i

 

その名付けの理由を、僕は理解しています。みんなは知らないかもしれないけど。

僕は知っています。そして忘れません。

 

ある意味において、僕の人生の区切りとなりました。

ありがとう。そしてさようなら、と改めて言いたいです。

ありがとう。mixi

 

終わり

 

日本ではいつから、夕立ちのことを「ゲリラ豪雨」と呼ぶようになったのか

日本ではいつから、夕立ちのことを「ゲリラ豪雨」と呼ぶようになったのでしょうね?

「異常気象」の一端だとか言われていますが、普通のことだと思うのです。

現に、東南アジアでは、雨季は毎日「ゲリラ豪雨」なんですよ。バンコクとかこの時期は毎日天気予報は傘のマークがでていますが、それは「ゲリラ豪雨」が来る、ということで、一日中振り続けるものではないのです。

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バンコクのこんな冠水も日常茶飯事です。だいたい陽が落ちる前にくる「夕立」なので、街の人たちも別に、という感じで、止むのを待っています。雨の勢いは凄くて、でも災害はおきるということは、ありません。いつものこと。

バンコクに行く時は安いということもあり、いつも雨季に行っていました。午前や午後の早い時間は、外に出るのは、辛いので、ひたすらホテルの部屋や、プールで過ごすのです。プールでも暑いので、泳がずに、チェアで横になってのんびりしたり。ジュース頼んでのんだりしたり。イヤフォンでラクリマ・クリスティなんかを聴いて、過ごすのですよ。

そして日が暮れてきたら、サイアム地区のデパートで過ごすのです。買い物には興味はありませんが、僕が好きだったのは「マーブルクロン」という庶民的なデパートでした。

スターバックスで街を見ながら、豪雨がひたすら降りつづけるのも、楽しかった。また行きたいな。

 

「印象的なゲリラ豪雨」はお隣のミャンマーです。こちらも雨季まっさかりに行ったので、ゲリラ豪雨はありましたが、ミャンマーでは夜、深夜にありました。

寝ている時に、エアコンがバチっと切れたりして、「あ」と思うと、雨がざーざーひたすら屋根を打ち付けるのです。ミャンマーは電力が不安定で、常に懐中電灯を常備していました。それをつけて、外を見ても、何も見えない。街灯やら家の灯り、家が何もなかったりするのです。

インレー湖、という湖の上の水上ホテルに泊まったときにも、夜に「ゲリラ豪雨」がきました。

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こんな感じで、この後に雨が降るかなあと、雲が動くのじっとみたりしていました。

何もない、なにもない風景。ただそこに自然があるだけ。

ホテルは単独のコテージになっていて、木造でかなりもろく、夜の嵐の時にはユサユサと揺れたりして、かなり怖かった。

この時に見ることができた風景は、一生忘れないでしょう。ほんとうに美しかった。なので、これ一度だけでもいいかもしれない、とも何故か思ってしまいます。不思議ですよね。

 

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ミャンマーの最後の日も「ゲリラ豪雨」でした。このシュエダゴンパゴダという大きな仏塔のあるところ。ヤンゴンの人たちにとっては、とても大切なところのようです。

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ものすごい豪雨が振り始めて、みんなが屋根のあるところに避難していきます。そしてニコニコして、床に座って、談笑している風景。今でも忘れません。ほんとうに楽しそうで、時折、祈りも捧げたりしている。豪雨はやがて止むことがわかっているから、その時も動じたりしない。その時を、普通に楽しそうに過ごす。そういう瞬間を「ゲリラ豪雨」と下品な呼び方をする日本人は、悲しいな、と思ってしまいます。