さわやかでまえむきな人間になりたい男が
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雨の日だけど、濡れなかった そんな嬰ハ短調の日でした

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僕は、今日は仕事に行った。普通に行った。雨の日だけど行った。遅刻はせずにいった。どこにもよらずに行った。時間はギリギリ、でもなかった。何もなさそうな一日がはじまるのだろう。良いことだ良いこと。良いことばかりではない、けれども悪いことだらけでもない。何もない日々。

僕は会社に何も求めていない。過去には「向上心がない」と指摘をされ、首になったこともあったりするのに。よくないな。しかし、いかんせん仕事は単調であり、短調でもある。短調で僕が好きなのは、嬰ハ短調。といってもわからないだろう。Cis mollだなんていっても、わからないだろうだれも。

嬰ハ短調」の意味がわからなくても、なんとなく「その感じ」がわかってくれそうな人が、僕の仕事に入ってきたと思ったら、すぐに抜けて他に行ってしまった。すべて上の指示。つまらないことをしてくれた、なんて思ったけど仕方がない。世の中はうまくいかない。たいていはうまくいかない。嬰ハ短調のことをずっと考えているような自分がここにいて良いのだろうか。

 

そうさま。会社で僕のことをそう呼ぶ人がいる。僕はさま付けをされることなんて、誇らしいなんて思わない。自分にさま付なんて、恥ずかしいにきまっている。

会社で僕のチームは女性ばかり。他の部署には男性もいるけど。女性は得意、と面接で言ってここに受かった。それは嘘ではなく、じっさいに受け入れられている。そうさまと呼ばれるくらいなのだから。でも、安心してはいけない。女性は信用ならない。むつかしいもの、ということも熟知しているつもりだ。距離が大事。男もそう。

僕は、誰も好きじゃない。でも、誰でも好きでも在る。要するに、自分しか好きではない。のかもしれない。どうでもいいんだ。

 

嬰ハ短調」はドレミファソラシドにミとラとシ以外全部にシャープが付いている。だから譜面は難しいけど、不思議なことに弾きやすいと思う。有名な「嬰ハ短調」の曲はショパンの幻想即興曲ベートーヴェンのピアノ・ソナタ「月光」といえば、もうわかるだろう。短調だから当面に暗い。絶望と暗闇とすこしの光、見えない光さえ見えてしまうような、そんな「調」だと感じる。違うのか、それとも誰もそうは思わないのか。都会の片隅でこんなことを考えている人間は、矢張り会社で働く人間にはふさわしくないのだろうか。だれか教えてほしい。

そう、思いながら、エクセルをずっと見ていた。細かい文字が目に痛い。目薬をさしても、よくはならない。視力はどんどん悪くなっていくような気がする。お金をやっと得て先月かったスペアの眼鏡。我ながら趣味が悪かったと反省している。僕はいつも間違ってしまう。人生の選択さえも!いや、間違ってはいなかったんだ。あの決断は。

 

つまらないことばかり、考えてしまう。

しかし、そんな自分にここちよささえ、感じてしまっている。ああどうしたらいいんだろう

教えてくれ、嬰ハ短調、教えてくれ!ド・シャープ、レ・シャープ・ミ!ファ・シャープ、ソ・シャープ、ラ・シ・ド・シャープらよ

 

そんな気持ちでてきとうに弾き殴りました。電子ピアノ、やっとこさ手に入れたLogic Pro。僕の新しい友達。まだ言うことはきかない。ピアノの音はお金を出して前に持っていたイタリアングランドピアノの音源を手に入れられれば、もっと良い音がでる。もちろん、ほんとうは本物のピアノも弾きたい。嬰ハ短調でもっと!かなしい音楽を弾いて、満足したい。そのためにエクセルを追い続けるのだろう。ああ、悲しい。雨よ保っと降ってくれ!

 

おわり