さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


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日米ハーフと日本人、2人の若者の音楽を紹介します

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この間、阿佐ヶ谷ネクストサンデー、残念ながら年内で閉店してしまうライブハウスのオープンステージで、いちおう共演をした、日米ハーフのGino Romanoくんの動画を紹介します。

彼はギター弾き語りで出演をし、歌い始めた瞬間に、ああ!と思ったのです。素晴らしい歌声!そして「ハワイから来ました、今日は八王子からきました」と言っていたように、素晴らしい英語の発音です。英語はやっぱりポピュラーミュージックに合うなあーと。そしてこのちょっと枯れた高音が切なく響き、甘くて哀愁のある、独特な声が魅力だと感じました。

2曲を歌い終えて、後ろに座った彼に僕は「ブラボー!グッドグッドゆーあーそーナイス」などと話しかけてしまいました。そこには、日本人のお母様がおられて、お話を伺うこともできました。

ロマーノくんは今、18歳。今年、夏にハワイの高校を卒業をして、もうすぐハリウッドの音楽学校に入学するとのこと。日本に来たのは、休みだからとのこと。

その時に、八王子で撮った動画なんだと思います。彼は、僕のあやしい英語にも笑顔で応えてくれたりして、とても良い子でした!この日のオープンステージは、時間に余裕があったので、アンコールにも応えていました。動画も撮ってしまいました。すばらしい輝く若い才能を直に見られました。そして、彼は自分に自信を持っているなと感じ、頼もしさも感じられました。

帰って、Instagramでつながったり、YouTubeのチャンネルを見たりしました。

 

これが、アメリカのアマチュアのレベルなんだなー。すごいですよね。日本の街角によくいる路上ミュージシャンとはどえらい(名古屋弁)違うような気がします。英語だけの違いだとは思えません。

 

そして、もう一つ紹介します。これも僕が「見た」人。です。

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tkgくんは、渋谷で路上ライブをしていたときに僕から話しかけた男子、確か21歳くらいです。同じ長野県出身で、同じ高木ということで、話しかけました。

ずっと、彼のTwitterを見ていたのですが、この春に就職をして、愛知に配置をされ、いろいろあったのか、会社を自主退職して、もう長野に帰りました。何があったのかはわかりませんが。「なぜ会社が自分をクビにしないのか」と憤っていました。売上が悪かったりしたようで、本人は不思議がっていました。「辞めたい」と言っても「辞めるな」と言われ、なかなか辞めさせてくれなかった。「会社を辞める方法」をネットで調べたりしていました。

僕は、それをただ見ているだけで悪かったと思いましたが、社会人なら、当然知っているはずです。会社は正社員をクビにはできない。クビにはできないから、厳しくするんだよ!と言ってあげたかった。あげればよかった。そして正社員に与えられた権利は、辞めることだけ、ということも。

 

彼は自分の路上ライブで人が集まらないのは、自分が下手だからと、信じ込んでいます。違います。世の中には音楽が好きではない人だっているのです。なぜそんなことがわからないのかな?と思います。誰もそういう事を教えてあげなかった。それは本人が他人の意見を聞くことをしないタイプの人だからだと思います。たった1回あっただけですが、彼の印象は悪くなかった。しかしTwitterでは違う人、Twitter依存症でした。一日に何度も自分が上げた動画のツイートをリツイートをしたり。やめなよ。Twitterなんて少しの間だけでも、と言ってあげたかった。

 

長野に帰って、のんびりニート生活をして、もっとゆっくり音楽と向き合って、曲を作ったりよく考えて歌詞を書いたりしたらいいのに。なんて、あまりにも説教くさくて、自分がいやになります。

ロマーノくんと僕はほとんど会話にならないけど、あなたの音楽は素晴らしい、ありがとう、という心のつながりはありました。そういうものなんです。音楽は、自己満足だけでは、つながらない。聞く人が選べない路上での音楽だなんて、警察に注意されて当然です。手段の目的化、という言葉を知ってほしい。路上でなんかやるために、音楽をやっているのか?自分が有名になるために、音楽をやっているのか?このままだと一生長野に閉じ込められたままです。

人のことを言えた立場ではありません。しかし、同じ轍を践んでほしくないのです。たった一度の人生、もっと自分を大事にしてほしい。自分の音楽も大事にしてほしい。安っぽいカバーばかりしていても、練習にしかならない。それでバズるだなんて、ありえないのです。まだ、やりなおせるから…。

ごめんなさい。ほんとうに、ロマーノくんの声は最高です。今、聞きながら思いました。

終わり