僕には大事な趣味と特技あります。散々書いていますがそれは音楽です。
ほんとうにそれしか無いのです。なんでもっと大事にしなかったんだろうと思ってしまいます。そしてなんでもっと大事にしていないのかなと反省を毎日しています。
今後、別に音楽で身を立てようなんて考えていません。とりあえず音楽をもっとやるべきだ、とは普通に考えています。
不幸中の幸い、という言葉はあまり良くない悲しい場合に使うので、自分には当てはまらない恐れ多いのですが、自分はそうだったと思います。
音楽も何もやらなくなって、貧しいアルバイト時代になってしまった20代前半から、30手前になって、社会人としてなんとかなってしまった、ということです。あろうことか、会社で働くことが楽しいとなった。
が、それは良いことでした。良い経験になりました。ほんとうは、それが良いはずでした。それは別に自分の趣味や特技を活かせるものではない、得意ではないことでした。このブログでやっている作文に近いような仕事をやっていたときは楽しかったけど、それはあくまで業務用です。そしてそこから苦手な仕事に、会社の為だけを思って、社内で仕事を作って、チームまで自分ひとりで作ってしまった。あろうことか、です。そして、その会社からは後から入ってきた人たちに追い出される形になってしまって、辞めました。最悪の出来事でした。
そこで、気づけばよかったんです。もっと音楽をやるべきだと。どんなことがあっても自分にはそれがあったはずだった。
しかし、生活のために、また苦手な仕事で転職をしてしまいました。
しかし、またしかしでごめんなさい。転職をした会社は、前の会社よりも、とても素晴らしい会社でした。また素晴らしい体験ができてしまった。しまったのです。でも苦手な仕事だったので、クビになってしまった。クビになったのはショック、でもなかった。苦手な仕事から解放されたからです。せいせいした、と同時に、脱力感もありました。苦手な仕事をもう計5年間も続けてしまった。思い出と、自尊心が満たされただけでした。良い経験ができた、だけでした。自分には何も残らなかった。
その次が、また不幸ですが、また運がよかったのかわるかったのか…
自分が薄々とやりたいと思っていた仕事に就くことができたのです。そして今までの会社とは比べ物にならないくらいの素晴らしい会社でした。でも、派遣社員でした。1年3ヶ月で契約終了が告げられたときに、自分はホッとしました。明らかに自分には似つかわしくないレベルの会社だったからです。正直、毎日ディズニーランドに行っている気分でした。満足をしたのです。
そして気がつくと、実家に連れ戻されて、悪夢のまま、また東京に来て、今になります。
長野の田舎で、僕は人前でピアノを弾く機会がありませんでした。長野に住んでいるときに、東京のライブハウスのオープンステージに、なんとしても出たかったのは、そのような背景がありました。
長野にて人前でピアノを弾いたのは、同じアパートに住んでいる中年の男性と、最後の最後に仲良くなり、自分の部屋に呼んで、聴いてもらったのです。「天才だね」と言われてしまいました。僕は悲しかった。謙遜ができなかったからです。
僕が、中高、長野にて散々言われてきたことを、ときが過ぎてまた言われてしまった、という事実が、ただただ悲しかった。
こんなに長く無駄な時間、壮大な時間を過ごしてきてしまったんだと、気づいてしまったのです。
くやしい。くやしいとずっと思っています。くやしい。もっと自分が楽しく生きるために、音楽をやるべきなんだ、と考えています。
というか、今、できているのです。本能のままに、人と音楽ができるという幸運な時間を過ごせているのです。ほんとうに楽しいです。つまらない制約も無く、しかし音楽的な秩序を保って、音楽を紡いでいくということができている。
でも、もっと良くしたい。今、時間はあります。もっともっと楽しくしたいのです。今までのバンド活動よりも、ずっと有益です。もっと無心に高度にやりたい。完成度を高めたい。でも、即興演奏なのです。同じことを反復練習とかできないのです。なんてロマンティックなのだろう。楽しい楽しい楽しいことが大事ですよね。よかったよかった。
セッション動画の中で、最近のお気に入りのものを載せます!全部良いんですけどね。
この曲は良いです。何かが時間に取り憑いていると、ピアノを弾きながら感じました。
17分くらいあるのですが、観ているとあっという間に時間が流れてくのを感じます。それはドラマーさんとの共通認識なんですよ。まさに即興ロマンス!!
最後もキレイに終わらせられたと思います。終わりが難しいんですよ即興演奏って。。
ほんとうに2人の息も合ってきた、ますます合ってきたと思います!
長いので、ニコニコ動画にアップロードして、自分でコメントつけようかな?「ここが良い!!」「さいこう!!」とか。。ダメか><
終わり