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「フールズメイトの巻頭表紙を飾るようなアーティストのインタビュー 」を仮想再現してみました

大昔に書いた「ヴィジュアル系バンドのインタビューのテンプレート」の続きがやりたかったのですが

しかし、そもそも最近ヴィジュアル系バンドのインタビューを読んでいないという事に気づきました。

そこで、僕がいつも買っていたけど、そこだけはあまり読んではいなかった「フールズメイトの巻頭表紙を飾るようなアーティストのインタビュー」をなぜかあえて仮想再現してみました。

ひたすらに、このような感じの長いやりとりが毎回繰り返されていた、という思い出がありましたので、やってみました!

 

仮想アーティストは「ツアーファイナルを武道館で終えたバンドのメンバー」で「ソロ・デビューをするにあたっての巻頭表紙のインタビュー」と、なります。以下。

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先日の武道館公演(アルバム名を冠したツアー名)ファイナルを終えた(バンド名)のキー・マンである(メンバー名)がソロデビューをするとの発表があった。今日は(メンバー名)の(アルバム名を冠したツアー名)ファイナル公演の感想と、ソロデビューの真意についてインタビューを行ったその模様をお伝えする。

 

「すべては繋がっているからね」

ーーーツアー、お疲れさまでした。素晴らしい公演でしたね。ソールドで。

(メンバー名):ああそうだね。でも、ソールド、と言っても、事実上、僕の中では「売り切れ」ではなかったよ。

ーーーと、いうと?

(メンバー名):売り切れ、という意味が感じられなかったんだ。そういう意味だよね。ソールドって。違うんだよね。もっと違う時限を埋めたい、と感じているから

ーーー深いですね。まだまだ目指すものが上にあるということですか?

(メンバー名):そうとも言えるね。実際、来てくれた(ファンの愛称)には凄く感謝をしているよ。でも、皆のように、僕、僕ら、(バンド名)はそこに行けていない、と感じてしまったことも確かだから。

ーーーラストで演奏された(定番の皆で合唱する曲)では、充分に一体したものを、(バンド名)からは、自分は感じられたけれど

(メンバー名):そう感じてくれれば嬉しい。そういう意見のファンレターも届いているし、他のメンバーにもそういう意見があったから。

 

(メンバー名):(一息置く)

 

(メンバー名):・・・今回のソロデビューもそういう経緯があってものなんだよ。自分で決めたこと。レコード会社の案ではなく、(バンド名)のための決断なんだ。そう、けつだん。けつだん。

 

決断という言葉を彼は何度も繰り返した。しばらく沈黙の後、彼はこう切り出した

 

(メンバー名):僕のソロデビュー曲のタイトルは「I LOVE YOU」という曲にするんだ。これには、たくさんの意味が込められているんだ。ありきたりなのかもしれない、でもね。このわかりやすいタイトルに込められていたこと、この前の武道館の後に感じたことへと繋がっている。

ーーー「I LOVE YOU」これは載せちゃってもいい?

(メンバー名):問題ないよ。このありきたりなのかもしれないタイトルは、匿名性を考えて、ということもあるから

ーーー匿名性?

(メンバー名):そう。匿名性。

ーーー(バンド名)のメジャーデビュー曲「BELIEVE…」の時も、確か同じような事を言ってましたよね?

(メンバー名):すべては繋がっているからね

 

「超えているLOVE SONG」

ーーーもう少し、(メンバー名)が考えることを紐解きたいです。(最新アルバム)で提示された、キーワードのひとつ{※ご想像におまかせ}がそこにも紐付いているのかな

(メンバー名)「(最新アルバム)で、僕らが表現した、表現できたこと、に対して、100%のものが伝わったのかを、もう一度確認をしたい。それは歌詞や、曲、レコーディングだけではない、一番に大事な、ライブにて、それが伝わったのかということなんだよ。

ーーー武道館の「ソールドしたけどソールドではない」という気持ちも、それ?

(メンバー名)そうでもない、とも言える。すべては未来の中に埋められているから、それを掘り起こす作業、それがこれからの僕のソロの活動に込めるつもり、その答えの一つが…

ーーー「I LOVE YOU」?

(メンバー名)そう。そうなるね。そう捉えてもらってもいい。

ーーーこの曲の音楽的な背景が決まっていたら教えてください

(メンバー名)ああ、実はまだレコーディングもしていない、デモ段階なんだよね。詞と曲はできているから、参加してくれる予定の人にはもう聞かせたよ

ーーー反応は?

(メンバー名)「超えてるね」「超えてるかも」とは言われた

ーーー超えてる?

(メンバー名)そう。「超えてる」素敵な言葉だよね。僕もそう思うよ、と伝えた。

ーーー詞はもう完成した?

(メンバー名)そうだね。ストレートな曲だから、すぐできたよ。それでも超えるもの、ができたということ。それは(最新アルバム)で自分達がやりたかった事を提示できたという自信もあって。スムーズに完成させられた。

ーーー単刀直入に聞くと、やっぱりLOVE SONGなのかな?

(メンバー名)僕の歌詞はよく「LOVE SONG」が多いと言われるけど、それはそうではないんだよね。君が好きだよ、ということとは逆の意味も必ず込められている、ということもあるから。LOVE SONGとはいえないのかもしれないけど…わかるよね

ーーー「超えてる」ってこと?

(メンバー名)そう。超えているんだと思う。

 

ーーー曲はどこまで完成?

(メンバー名)僕は、必ずメロディから音楽を作るから、もう先にできているよ。ただし、今回はメロディではなくて、ギターのリフから作ったんだよ。僕はあまりギターはできないから、メンバーの(バンドのギターのメンバー)に手伝ってもらった。

ーーー(バンドのギターのメンバー)さんが参加するんですね

(メンバー名)いや、レコーディングに参加するかはまだ決まっていない。これは…言ってもいいのかな?(※筆者注 クルーに確認後)彼も実はソロ・プロジェクトを開始する予定でね。

ーーーそうなんですか?楽しみです。

(メンバー名)大事なギターリフを作ってもらったからクレジットには入れるつもり。ただし、僕と共作になるね。

ーーー(最新アルバム)の2曲め「Liteアンドshadow」のような共作になるんですね。

(メンバー名)あの曲のようにはならないけど、きっとその血は「I LOVE YOU」に繋がっていると思うよ。とても良い曲だと思う。自信作だけど、まだ録ってみないとわからないかな。

ーーー素晴らしい作品になりそうですね

(メンバー名)そうだね。もしかしたら僕が(バンド名)を超えるかもしれないなんて、正直ワクワクしてしまうんだ。メンバーには言えないけどね。ただ、メンバーは理解してくれると思う。僕らは明らかに、超えてきた人間達だと思うから、既存の概念からね。

ーーー強い絆、確かに武道館ライブからも感じられました

(メンバー名)そうだね。あの瞬間、今でも忘れられないよ。アンコールの最後の「HEAVENオアEDEN」(最新アルバムのラストの曲)一体感、あれがあるからね。何でも超えられる。(ファンの愛称)のみんなも感じてくれていると、僕はそう信じている

 

(メンバー名)の目が、少し潤んでいた、まるで少年のような瞳のように思えた。

 

カップリング・トラックに込める秘密

ーーー「I LOVE YOU」のカップリングはもう決まっているの?

(メンバー名)もう決まっているけど、これはまだ言えないんだよね。まあ、オリジナルでは無い曲になる。それはもう決まっている。

ーーーオリジナルではない、ということはカバー?

(メンバー名)そうだね。これはカップリングとはいえ、勇気がいることだと思う。バンドとしてもカバーはやっていないからね。ソロでしかできないことをやりたい、という気持ちから選択をした。

ーーーカバーは何の曲かは…

(メンバー名)今、ここで教えてしまうことはできるけど、それはあまりに安直すぎると思うんだよね。

ーーーじらしたい?

(メンバー名)そうだね。僕がじらしたいというのが大人の事情ではないということも、言っておきたいな。

ーーー言えない理由は?

(メンバー名)カバーをすること、最大限のリスペクトと、もう一つ大事なことがあると思うからね、簡単には言えないよ。

ーーーと、いうと?

(メンバー名)要するに、僕はカバーとは、そのまま、キレイに「コピー」(※筆者注 ここで2つの手を使い”コピー”を表現)することではないんだよね。

ーーーコピーではないということは?

 

彼はその手で作ったハンマーで、何かを壊すような動作をした

 

ーーー破壊?

(メンバー名)そう。

ーーー破壊すること、ぶち壊すということ?

(メンバー名)アハハは!(笑)

ーーーごめんなさい、言葉が過ぎましたか

(メンバー名)その通りだからね。僕らはバンド・スコアを片手に曲をコピーするようなカバーは決してしたくない、今「僕ら」と言ってしまったけど、(バンド名)も僕も同じ気持ちだと思う。

ーーーその背景をもう少し

(メンバー名)僕の曲作りは、自分達が作ったものを、ひたすらに破壊するというスタイルだからね。だからカバーをするときも、そうなるということ。そういう秘密があるんだよ。

ーーーなるほど。(バンド名)の独特のスタイルにはそういう秘密があったんですね

(メンバー名)秘密っていうと大袈裟だけど、そうなっているんだ。だから、カバーをする曲も、その破壊の具合が、明らかになってからにするよ。

ーーー楽しみです

(メンバー名)ほんとうに楽しみで仕方がないよ、早く聴かせたいな

 

目指すところは「ヴィジュアル系」としての成功ではない

ーーー最近の音楽シーンについて、どう思う?

(メンバー名)僕らは、いわゆる「ヴィジュアル系バンド」になっているのかもしれないけど、まあ、別にそれはいいかなって。自分達で「ヴィジュアル系バンド」をやりたいと思ってやっているわけではないからね。

ーーーヴィジュアル系ではない、と?

(メンバー名)そうだね。どうでもいいんだ。僕らが目指すところは「ヴィジュアル系」としての成功ではないからね。もっと大きくなりたい。でも憧れでもあるからね。やっぱり、そういうのはある。

ーーーヴィジュアル系への愛というものはありますか

(メンバー名)そうだね。もちろん偉大な先輩たちがいて、自分たちがある、という事も自覚しています。でも超えていく、やっぱり超える、ということを目的にしなくてはいけないから。

ーーーまだ(バンド名)は先輩達を超えていないと?

(メンバー名)そうだよ。超えていない。だから、僕らはわざと、わ、ざ、と、先輩達を意識したような曲名にすることで、比較対象の存在として、わかりやすくしているんだよ

ーーーそうだったんですか?

(メンバー名)そうなんだよ。同じようなタイトルにして、そこにあえて(バンド名)の強い独自色を入れる、ということ。わかりやすく、わかりづらくしているバンドなんだよ。例えばちょっと前のヴィジュアル系みたいなクソ長いキワモノ系のタイトルにしたら、奇異に映って、受けるかもしれないけど

ーーーうんうん(笑)

(メンバー名)でも、ひねくれてるから、そうはしたくない。ソロシングルを「I LOVE YOU」にしたのも、そういう背景があるんだよね。ああ、言ってしまった(微笑)

 ーーーあえて茨の道を歩みたいということですかね

(メンバー名)いや、僕らは自分達が思ったことをやるだけだから。あーどうしても「僕ら」になってしまう、今回は僕のソロ・デビューのインタビューなのにね(笑)

ーーーバンドへの強い気持ちが今日はよくわかりましたよ

(メンバー名)そうだね。ソロ・プロジェクトもバンドの活動に還元していくものだからね。

 

武道館では「あの丘」が見えた

ーーーソロとしてのツアーなどの予定は?

(メンバー名)もちろんまだ決まっていないけど、やりたいとは思ってる。ツアーをやるなら、ライブハウスだけと決めているけどね。まあ、現状そうなってしまうけれど

ーーーそうなってしまう?

(メンバー名)バンドはもうホールや武道館で出来るようになったけど、ソロではまだライブハウスになってしまう…。でも、バンドではもう、ライブハウスから遠ざかっているから、恋しいんだよね。ライブハウスが。

ーーーやっぱりライブハウスこその醍醐味がありますよね

(メンバー名)どのバンドもそうだと思うけど、始まりはそこだったからね。自分達でオーディションを受けて、楽器を運んで、セッティングもして、メイクも衣装も準備してね。それが全部、もう遠いものになってしまって、ちょっと寂しいんだよね

ーーー原点回帰をしたい?

(メンバー名)うん。みんなの顔も近くなるし。ちょっと恥ずかしいかもしれないけど

ーーー可愛らしいところも、あるんですね

(メンバー名)いや、恥ずかしいよ。ホールで見られるということと、ライブハウスで見られるということの違いというものが、あるからね。まだホールの方が慣れていないんんだけど。

ーーー武道館ではどうでしたか?見られ方は

(メンバー名) ※フッと笑った後  …「丘」だね

ーーー丘?

(メンバー名)ヴィジュアル系では「丘」よく使うでしょう?アレですよ。

ーーーああ、丘ですね

(メンバー名)そう、丘。あの丘。丘が見えたんですよ。丘が。

ーーー丘から

(メンバー名と筆者同時に)「見える風景…」

ーーーかぶりましたね 

(メンバー名)そう、武道館で初めて「丘」が見えた。見られたということだね。おそらくは、先輩方もそういう気持ちだったんだと思う。そこに立った人にしか…わからない風景だから。

ーーーなるほど。それでは丘から見られた感想は?

(メンバー名)素敵な質問だね。それは、今後の作品で表現していこうかな!

ーーー楽しみにしています!

(メンバー名)はい(笑い)ただ、そのまま「丘」は入れないと思うよ。僕らはそういうバンドだからね。

 

彼と彼らが今後どんな「丘」を見せてくれるのか、本当に楽しみだ。

 

インタビュー、構成:maemuki 

 

※このインタビューはフィクションでありすべて妄想によるものです