本当に知らなかったんです。
Facebookの「Visual-kei」を紹介するページ、外国人の方が運営しているであろうそのページがあるんです。そこでは「new look」みたいな感じで、バンド名と新しいアー写が紹介されているのですが、いつもそこを見て「また似たような…」なんて思ってしまう。のですが、今日はこの写真とバンド名を見て、なんとなく、検索をしてみました。
まず2人組だということ。あとバンド名「8P-SB」とか全く意味がわからない、ということで興味を持ちました。まあヴィジュアル系バンドを紹介するところなので、当然4人組とか、そんな感じの人達をいつも見ているのです。そして、バンド名というものは、あまりパッとみてすぐわかる言葉ではだめだ!といつも感じている、ということもあったのかもしれません。。
そうしたら、ビックリしました。本当に知らなかったんです。
元MEJIBRAYのお二人が組んだユニットだったなんて。本当です。最近のこの界隈の音楽について、ほとんど興味をなくしていたというのもありますが。。
僕は
CDをレビューしたり、ライブに行ってレポートも書いていたりしたんですよ。もう7年前><
その後、聞かなくなってしまいましたが、更にプチブレイクしたのも知っています。渋谷公会堂でワンマンライブをやったり。凄いですよね!そして解散にあたっていろいろあったというのも、見聞きしました。。
そしてYouTubeでいくつかの曲も聴いてみました。ビックリしましたその音楽に!完全に「非ロック」だったということ。そして二人の歌声は、ヴィジュアル系のフレイバーも残しつつも、もうそこには、こだわっていないんだということがわかりました。
「spotlight」が特に気に入りました。
最新のこのEDM界隈の音というものを、自分はよく知らないのですが、そういうものに近いのではと思います。そして味わいがサッパリしているということ。比べてはいけないですが、かつての音楽とは全く違います。
まず、ギターが無い。全く無い。排除したと言ってもいいかもしれません。MEJIBRAYは間違いなくラウドな音でした。今のバンドとはちょっと違うような気がするけど。。
旧恋一さんの歌も僕は良いと思いました。新鮮ですよね。こういう歌い方。まだこなれていない感じのところが、僕は良いと思いました!
僕にとってヴィジュアル系というものは、ボーカルで判断します。いかにあのような歌い方、一般的にみたら、ナヨナヨしているような?歌い方です。今回はそれを残しつつも、どこかが違う、ということに興味を持ちました。
もちろんサウンドもです。ラウド一辺倒なこのシーンに飽き飽きしていたのかな?と感じてしまいました。それは僕だけなのかもしれないですが。
そして、見た目、ヴィジュアルですが、今の8P-SBは傍から見たらヴィジュアル系っぽくもあります。しかし、最近のK-POPの男性アイドルグループのメンバーは結構メイクが濃かったりしますよね?「こんなにメイクが濃くていいのかなまるでV系みたい…」なんて思ったりするほどです。しかし彼らは大人気。女子に大受けなのです。だから、良いと思います。もうこういうのも、今の時流に反してるわけではないのかな、と感じました。
そして、「ヴィジュアル系歌い」ですが、これも…最近のエクザイル一族さんらにおいても、ちょっと似たところもあるかな?と感じています。ちょっとアフンアフンしているような。だから、それも8P-SBもどこかそれっぽくて?良いと思いました。
この世界観も…これは暴論かもしれませんが「アソビシステム」っぽいなと感じました。「アソビシステム」とは、中田ヤスタカ、きゃりーぱみゅぱみゅのいる事務所です><
共通するところは、プラスティックな質感の外観だということ。だけではなく、大きなもの。それは「ちょっと悲しげ」なところです。
歌詞を深く見たわけではないですが、8P-SBの曲の歌詞は、ちょっと悲しい感じだと思います。そこもヴィジュアル系っぽいのですが。共通する例として、中田ヤスタカの歌詞は、どこか悲しげ、子供向けの曲もありますが。本当は悲しげなところもあるのだと僕は思っています。そこに共通するものを感じました
MEJIBRAYの最後のライブで綴、GENKIが中指を立ててそこを去っていったそうですね。本意はやはりわからないのですが。同士とまた組んで、8P-SBを始めたということが、その意味だと思います。
LUNA SEAのJさんがインタビューでこんなことを仰っていました。
──突然変異みたいなバンドが出てきたら、面白いですよね。
J:そうそう。だって、いつまで経っても同じ景色じゃつまんないでしょ(笑)? 音楽シーンって、その繰り返しだと思うんだ。それをしていい場だと思うしね。
──守らなければいけない伝統があるわけでもないですからね。
J:そう、ブッ壊したほうがいいんですよ。ブッ壊せるパワーがある人間じゃないと壊せないし、時代はずっとそういうやつらを求めてる。それは事実ですよね。自分としては、さっき言ったみたいな想いを抱えてバンドを始めて、自分たちのスタイルをつくりあげていったし、その中から見つけていったものだったわけだから。「若い子たちは今のシーンに対して不満ねえのかな?」と思う時があるんですよ。
ブッ壊す。彼はそれをしたんだと感じました。そういう意味があったのかなと思いました。
かつてやっていたようなバンドではない音楽性で、2人組のグループで登場をした彼らは「突然変異」と言ってもいいかもしれません!
ヴィジュアル系をブッ壊す。このシーンを変える。変えてやる。今までに無い方法で、この世界で生きていく。そうしたんだと思います。僕はそういう人達が現れたんだと感じました。今はまだ始まったばかりです。まだ垢抜けていないように感じました。
早期において出しすぎ燃料切れで破滅、ということがありますので、それは避けてほしいです。そういうところもぶっ壊してほしいです!!愛を持って!!
終わり