さわやかトラウマ日記

さわやかな音楽ブログです from 2004


さわやかでまえむきな人間になりたい男が
好きな「文化」を語る。
そんなブログです。from 2004yaer。

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【悩み】ロマンティック覚えられないモードなんです・・・はや元号も。。

僕は最近、老化をしているのか、物事を覚えられないというか、一度誤って単語を覚えると、それから訂正ができない、頭の中で訂正ができないということがあります。

例えば今日、新しい元号が決まりましたよね。わへい、じゃなくて和が最後というのはわかります。へいら??だっけ?どうしようほんとうにわからなくて。天然ボケとかではないですよ?そういうこと、皆さんもありませんか?

でも、今日の事ですよわかるはずだから見ないのですわかるはずだから、こんなことかいても。

かいわ???だめだ・・。

 

こんな感じなんです。

この前も千葉県勝浦市の「お茶の間ゲストハウス」に初めて行った時に、そこにはかわいい犬の「あられちゃん」がいたのです。

https://lh3.googleusercontent.com/-IuK6yGAI6eU/XCmX0s6LRlI/AAAAAAAAUxA/VD25xD17l-kw-qsjKnDd-ZnywNarDfcJgCE0YBhgL/s1024/IMG_0315.HEIC

かわいいかわいい「あられ」ちゃん。すぐに覚えました。はずですが、どうしても「あかりちゃん」とか言ってしまうのです。「ちがうあられあられちゃんあか」とか言ってしまって・・おかしいですよね><こういう事ありませんか?

困りました。

実は会社でもあるのです。

イシダさんという名字の人を、イケダさんと何度も間違えて呼んでしまったり…「いいですよ!私はイシダです!」とかいう人ではないんです。「違います💢人の名前間違えるなんて失礼です🌋」みたいな人なんで、「うわあまちがえちゃだめだクワバラクワバラ」とか気をつけるのですが、その後も「イケ あイシダさん」みたいになって。。

 

これは老化だと思います。単なる老化です。ろうかろうか。

とりあえず、白髪も増えてきたので、明日「メンズビゲン」を買ってごまかしをしようと思います。おやすみなさい。。。

 

令和でした元号!Yahooニュースみちゃいました>>><<<><

【昭和の音楽ゎレベルが違う】「春なのに」柏原芳恵  平成の卒業ソングには無いものがある曲!

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僕は最近、昭和って改めてすごいな、と思っています。自分が昭和生まれであることが誇らしいと思っています。しかし昭和は小学生卒業くらいで終わってしまいました。そしてくそ平成を人生のピークの時に過ごしてしまいました。そんなくそくそ平成も終わるのですが。まあ元号なんてもうどうでもいいのです。

しかししかし、私が感じている「昭和賛」は、いかんせんくそ平成の若者たちには、オヤジ臭いと言われてしまうものなのでしょうしかし、しかし。

私めは昭和の頃から、昭和の音楽を普通に聴いていました。つまり、小学生の頃からアイドル並びに歌謡曲全般に対して理解をしていたと思います。ようするに早熟だったのです。その早熟プリは、ヴィジュアル系バンドについてもそうであったということ。ここに何度も書いてしまいました。まあーいいでしょう。今やウリはそれしかないのです。

 

しかししかし三度目ダブルしかしです。

私め、決してヴィジュアル系寿司だけではないということも、理解していただけると思います。思えばいろんな音楽を聴いてきたものですでも、接続詞が激しく差し込まれているのは動揺です。動揺。そう、童謡のように、幼少から歌謡曲アイドルソングに親しんできた自分にとっては、今の現状はまさに地獄…そうですひどいです。最近の音楽、日本の歌謡曲というかじぇじぇジェイポップというやつでしょうか。何の価値もないゴミクズみたいな音楽ばかりだから、CDは売れなくなったということ。これは明文化も数値化もできないこと。だから語られないし、真実とはされないと思います。

若者は、今の音楽で満足しているのでしょうか。

 

若者、今の季節、若者といえば、卒業のきせつです。ああ、自分は特に卒業というものに思い出とかはないのです。中学の時は、環境が変わる(山脱出!一人暮らし決定!)に浮足だって卒業式なんてもうどうでもよくなっていました。。。「呼びかけ」とかまじで恥ずかしくて。。高校の時は、花の都大埼玉!に出ることが決まっていたので、それで浮かれポンチ(死語)でした。

しかし、然しだからこそ、卒業ソングというものを聴いて、「疑似体験」をしたいのです。

またしかしどうなのでしょう。最近のくそ平成の卒業ソングは、だいたいこんなものでしょう???

桜、サヨナラ、もう泣かないよ

いつかまた会えるその時まで ずっと

忘れない ずっとそばにいる そんな

この思いは空を見て、桜グッバイ(桜グッバイ)

ハッシュタグ〜 ハッシュタグ #好きだよ 

笑顔で、青空、桜、大好き!思い出のLINE 通知オフ! 

 

浅い。

浅い。

浅浅浅浅浅浅浅浅浅浅浅浅浅浅浅浅浅浅浅

なんて浅いアサインなんだろう🔥

これは詞だけですが、だいたい曲も同じでしょう??アイドルは四つ打ち!!ペラペラしたトランス音楽っぽいシンセの音に例の「外注ギター」が冴え渡る…B'zの松本さんも真っさおのテクニカル速弾きも通知ON!!!そして3秒くらいでてきとうに作ったようなメロディ。。ああ、くそ平成の浅さいったらもうダブル浅野ですよほんと。。

 

それに比べて、中島みゆきさん。昭和と平成どちらでも大きく支持された、まさに天才アーティストが作詞作曲をした曲!

超美少女で歌唱力抜群そして大阪市西成育ちというアクセントも持たれて、そして新天皇さまのふぇいばりっとアイドル柏原芳恵の「春なのに」の素晴らしさといったら・・・

 

この曲のどこかどう素晴らしいのかとくと説明しますね。

まずタイトルだけで様々な感情と物語が湧き上がってくる素晴らしさ

「春なのに」

このたった4文字8バイトだけで、いろいろ想像ができませんか??

春。

平成の幸せな若者達だったら「春だうぇーい」「春だあったかーい」そして昭和のくそオヤジは「春だ花見だブルーシートで酒盛り酒盛りうっへえゲロゲロ」みたいな感じだとも思います。

 

みんな、悲しいですね。

そうです。春は、悲しい季節です。

長い長い冬が明けて、温かい季節がやってくる。枝が緑に色づき、花も、植物達が生き返る。そんなすばらしい「春」

なのに

お別れ…なのです。なんて悲しいんだろう。そうです。卒業というものは、基本的に別れ、です。小学校と中学校が同じメンバーのようなど田舎でも、基本的に別れはあります。先生との別れ、校舎との別れ…。別れなのです。

「春なのに」は別れソングです。「春のなのに お別れですか」というサビのリフレインにもあります。サビの出だしがタイトルになっている。メロディにピッタリ。そして「お別れですか」という真実にもちゃんとつながっているのです!

さすが中島みゆき大先生です。

これが平成だったら「さよならさよなら 君とまた会える 思い出のだいありー ハッシュタグ#忘れない」とかそんなので終わりです。浅い!!

そしてこの曲の歌詞の大きな特徴と「平成にないもの」があります

歌詞は…悲しいだけ!!!!!ひたすら悲しいだけ!卒業は悲しい…

 そうなんです。この曲はただ悲しいだけす。二番目の歌詞では「記念にください ボタンを一つ 青い空に捨てます」なんて歌詞もあります。なんて悲しいんだろう。そして美しいです…。ボタンください!青い空に捨てます!!バイオレント!

 

これが平成だったら…

 

作詞家きどり「卒業ボタン、青い空に捨てます、うんいいなこのフレーズバズる??」

Pきどり「ねえ、これないよ 捨てますとかさあ なんか汚ないYO!俺が言うんだから本当だよ。俺っち、イケダハヤトさんとはあちゅうさんの弟子だったしね」

作詞家きどり「まじすか じゃあ ボタンをください ずっと忘れない これどうすか」

Pきどり「いいねえ、これバズ。バズるーニコニコでもいけるよ」

作詞家きどり「やりー さっそくシェアしますグループラインも打っておきますね」

 

 

みたいな、感じになると思います。あっさーーー

そして、この曲が平成が求めがちなものが、ないのですそれは…

歌詞の中で何らかの結果を求めない!!!

そうなんです。この曲の歌詞は「悲しいだけ」春なのに悲しいというテーマなのですから、それで終始して終止をしています。それだけ。

でもいいと思います。世の中なんでもかんでも結果を求めすぎていると思うのです。平成だったら平成だったらここで「でも君とまた会える」とか「きっと忘れないいつまでも」とか出ると思うのですああああ。

人生っていろんな瞬間があります。悲しいだけ、という瞬間もあります。そうでしょう??

歌詞に何らかを結果を求めるような浅はかな音楽が、今の惨憺たる状況を生み出したお思うのです!!

 

こんな曲、最近無いような気がします。悲しいだけ、でも美しい曲。美しい歌声!美しい人がたった1人で!!歌うようなアイドルが歌うような!そしてバックトラックはもちろん生演奏!

ああ、なんて昭和って素晴らしかったんだろう。

平成はやっぱりくそです!!

 

平成生まれのみなさんごめんなさい。もともとは昭和生まれがくそだったからこうなったんでした><ほんとうにごめんなさい。仲良くしてください若い人大好き

 

終わり

鈍感力

僕は今、鈍感力が上がっていると感じています。

毎日、鈍感になったというか鈍感になろうとしているのかもしれないと、気づいてしまいました。

僕は、基本的に純粋な人間だ、と人に指摘をされることもありました。確かに純粋でありピュアであると自覚をしています。我慢ができないのです。そして獰猛で野性的な人間なのです。普段は知的な人間wを気取ってはいますが、実はそうなのです。

いつでも感情のまま、本能のままに生きてきた。

はずでした。

しかし、最近の僕は今、自分が置かれている立場に対して、真剣に考えないようになるべく鈍感になろう、といつのまにかなっている自分に気づいてしまいました。

 

鈍感。

いわゆる、バカです。

人間、鈍感な方が、幸せなんだ。と残酷でひどくて最悪ですが、いつも周りの人たちを見て、そう思っていました。この人が「幸せそう」なので鈍感だからなんだ、と。

実際そうだと思います。人が気づかないところには気づかないほうがいい。バカならバカのままで、なるべく気づかない、考えないほうが幸せなのです。

だから、そうなろうと、そうしようといつのまにか思ってしまっていました。

 

いつも心の中で他人を見下していた、わけではありません。基本的に他人は他人であり自分は他人ではない、という考えをもっています。それは、他人というものに対して、自分をいつも偽っているということにもつながるのかもしれません。

それはそうです。僕は他人にやすやすと自分をさとられないようにずっとしている、のかもしれない。

ほんとうの自分の姿を見せないように、たとえ見られてしまっても、悟られないようにしているのだと思います。

鈍感であるように。

それは、つまらないことも起因しています。生活のため。お金のために。なるべく鈍感でなくてはいけない。たった一度の人生なのに、とか考えてはいけないのです。先にくるであろう、ものに対して、鈍感でなくてはいけないんだ。と、ずっと考えているのです。

そうです。

人生は一度きり。なのに。

鈍感でなくてはいけないなんて。

 

そう考えてしまいます。鈍感な人間はそんなことは考えないはずです。でも考えてしまうのです。

僕は、究極のネガティブと少しのポジティブが相反して存在している人間です、なんて書きましたが、そんなの普通ですよね。そんなの普通。僕だって、普通の人間です。そうです。ただが人間であり、ただの動物なのです。

 

今は、生存本能のために、そうしてるんだ、と自分に言い聞かせています。

僕が鈍感になっているのも、そのためなんだ。と言い聞かせています。

ほんとうは、全てをぶち壊したい。

ドウブツだから。

 

嬉しいこと楽しいこと ばかりじゃないけど日記

 

先日に公開をした宍戸留美さんへのレビューをご本人が読んでいただき、感想をツイートをしていただけました!!

宍戸さんが、Twitterなどでご自身の情報を探しているということはわかっていたので、公開をすると、本人が見てくれるんじゃないかな??というのはありましたが。

ありがたいお言葉までも!!

嬉しいです。ほんとうに中学生、もう・・にじゅう・・さんじゅ さんじゅうじゃないですね!ギリギリ><

そうです。そんな長い歴史を経ての記事なのですよ!凄く嬉しかった。

宍戸さんのライブにも行きたいです。そして今の曲も。応援しています!

 

そして楽しいこともありました。

このブログで旧友と再会を果たした人に誘われて、ピアノの連弾をしました!

連弾したかったからたのしかったなーー!その人は今はグループホームで働いているらしく、生徒の前で弾くこともあり、僕も連弾で参加するかもしれません!

しかし、久しぶりに生のピアノを弾いたら、うまく弾けなかったのです。最近は社会に潰されて、ピアノを弾くことがあまりなくなってしまっています。基礎からまたやりなおさないといけないですね。

基礎練習、僕は幼少の頃からけっこう怠っていて、短期大学に入って、本気になりはじめた、お友だち、全員女性のお友だちがみんな真面目に毎日練習をしていたので、僕も見習って、基礎練習をがんばりました。音階を何回も弾いて、半音づつあげて、リズムを変えて。。。それを1時間くらいやって、みたいな感じでした。ああほんとうに頑張っていたんだなー懐かしいです。

音階の練習は、ピアノより吹奏楽での金管楽器の練習でやった記憶があります。みんなドレミファソラシドーをずっと吹いたり。。基礎って大事ですよね。

 

こういう基礎をがっちりやったということ。社会人になって活かされているのかどうか、わかりません。無駄な時間ではなかったとは思うのですが。むしろ今の方が無駄な時間になっているような気がします。

若い時、若い時にそういう期間を過ごせた、ということも、履歴書と職務経歴書だけでは、わからないのです。面接にすら呼ばれないのです。そんなことを書く場所もないのです。ほんとうにクソな世の中ですね。

ちょっとイライラしているのは、そういうことです。転職活動がうまくいっていないのです。ここまでほとんど全部!書類落ち!ほんとうに

全員氏ね!!ですよおおお

まいったなあ

 

戻りますね会社に><

アイドル時代の宍戸留美が見せた「一瞬の輝き」をレビューします 〜27年間の思い!アルバムもシングルも!

あれれ? るみちゃんどしたの? だいじょうぶ?

でもとってもカワイイね!

そんなるみちゃんのファースト・アルバム

 

 この文章は、宍戸留美が1990年(平成2年)にリリースをし、そしてその頃に僕が買ったファースト・アルバム「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・シ・シ・ド・ル・ミ」の帯の文章です。

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ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・シ・シ・ド・ル・ミ

ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・シ・シ・ド・ル・ミ

 

 

もちろんこれは、アイドルであった宍戸留美自身が考えた文章ではないと思います。リリースがされた、かつてのアイドルの名門、松田聖子南野陽子などを輩出した、ソニー系列のCBSソニーのスタッフがつけたものだと思われます。

このアルバムは確かに「このような感じ」なのですが、それは彼女自身はそれだけの人間ではなかったこと。そしてプロとして、当時は本気で演じていたということを表していると思います。そして今、現在では「歌手」として活動中です。

今日、紹介するのは、活動の中のほんの一部になった「アイドル時代の宍戸留美」に限定したものだと、初めに記しておきます。

宍戸留美以下ルンルンとの出会いは…

中学生だった頃、僕の楽しみの一つが、ラジオを聞くことでした。自分の部屋にはテレビがなかったので、ラジカセ!でイヤフォンを使ってラジオを聞く時間を大事にしていました。チャンネルは1242のニッポン放送を聴いていました。確か21時からの伊集院光Oh!デカナイトという番組をよく聴いていました。伊集院光はまだそんなにメジャーではなかったと思います。その後に「テレビ探偵団」などに出演をして、ブレイクをした記憶があります。

宍戸留美はそこにアシスタントとして出演をしていました。 寺尾友美というアイドルとペアで出演をし、寺尾友美はわりとキレイ役で宍戸留美はイジラレ役だったと記憶をしています。

そんな時、宍戸留美のニューシングルとして、ある曲がかかり、その曲に衝撃を受けました。「ある曲がかかり、その曲に衝撃を受けました」という決まり文句が全く似つかわしくないほどの衝撃でした。あんな衝撃はその後の音楽人生には無い!と言ってもいいかもしれません。

その曲は「Panic in my Room」という曲です。

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今でこそ、いや今でもこんな曲を歌いこなせるアイドルがいるのでしょうか??

パンク、HARDCORE PUNK!!ひたすらに怒りに狂ったリリックだけど「彼氏にフラれたソング」だということでそりゃはっきょうだ!と納得させられてしまう…!宇宙からの電波!(ピピピピ)宇宙からの電波(ピピピピ)ミッ●ーさんを背負いなげだああ!!微妙に声色を変えている??!!こんなに早口なのに!?河口湖のお土産は見るも無残!!??なーにがちゃげあすだああなにーがちゃげあすだ???破壊破壊!!

そしてクールダウン・パートもかかさない…アイドルだアイドル…??アイドルだ

破壊行為に「お気に入りのブラウス着てるなんてごめんねみんななでなで」とか完全にアイドル…しかし!またブチギレ!!ゴルフなんて親父のスポーツだよ!!暴言で終了!

 

こんな曲を27年前に「アイドルの曲」しかも「メジャーなレコード会社から出されてしまったアイドルの曲」を体験してしまった自分は、幸運、だったとは思いません。

 

不幸でした。

 

なぜなら、その後の「ちょっと変わったアイドルなわたし達★」みたいなアイドルが、ぜーーんぶ二番煎じ!劣化コピーに思えてしまったからです。あの国民的桃色アイドルグループも自称楽器もたねえパンクバンドのアイドルも…そしてハロープロジェクトですらです。

 

全部先を行ってしまっていました。僕の「中2魂」はここから始まったのかもしれません。リアル中2だったということで許してほしいのですが。。

アルバム「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・シ・シ・ド・ル・ミ」を全曲レビュー!!

当時、僕は山の中、というか山の上に家がありました。実家はスキー場近くのペンションでした。通学バスに時間がかかり、自由な時間はありません。CDなども買いにいけませんでした。しかし、なんとか「Panic in my room」と偶然に見つけたセカンドシングルのシングル「ナクヨアイドル平成2年」を手に入れ、そしてアルバム「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・シ・シ・ド・ル・ミ」も手に入れてしまいました。アルバムを手に入れた時のことはよく覚えています。丸子町という今は上田市になった、まあ田舎町のおばあちゃんが一人でやっているような小さなレコード屋にて、売っているのを見つけたのです。

中学生にCDアルバム3000円を安安と買ってくれるような家ではありませんでした。「これほしい!ぜったい」と言って「誰これ」みたいな話になり、僕は森高千里みたいな感じだよ」と説明しました。そしたらわかってくれました。そうです。僕は森高千里の大ファンでもありました。実際に、宍戸留美の当時のスタッフも意識していたということをインタビューで知りました。しかし似ているようで違うと思います。森高は森高らしく、ルンルンはルンルンらしさがすごく強いのです!

 

アルバム「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・シ・シ・ド・ル・ミ」を初めて聴いた時の気持ち、正直よく覚えていません。もう20年以上の前の事になります。

 

しかし、今、アルバム1曲め「コズミック・ランデブー〜地球の危機」を聞くとやはり???となってしまって、幸せ〜になってしまいます。「コズミック・ランデブー」というのは宍戸留美のデビューシングルです。のはずでしたが。

「地球の危機」というのはこのアルバム発売後に、発売されたシングルのタイトルです。「コズミック・ランデブー」は普通に始まった、のに、カットアウトされて突然「ちきゅうのきっき ちきゅうのきっき」というのが差し込まれて、また戻る、そしてまたちきゅうのきっきがはじまって、終わる。わけがわかりません。「どうしてこうなったんだろう」なんて考える力もなかったと思います。中学生なのですから!

何を考えてこうなったんだろう。今にしてみたら、「大の大人達がよってたかって何を」としか思えないのです。が、僕はそういうのが大好きです。そういうのが当時から好きだったのかな?と思ってしまいました!

2曲め「コンビニ天国」は、今聴いたら、当時の自分がどんな気持ちで聴いていたかを考えたら涙が出そうになってきてしまいました。。前述の通り、僕の家は山の上!でした。ど田舎にもほどがある、なのでコンビニエンスストアなんて、家の近く、学校の周り、どこから、自治体には一つもなかったのです!!!たまーに土日に車で連れてってもらうコンビニエンスストアの記憶。。もありません。コンビニの記憶は、高校の時、山から出て一人暮らしを始めた時に、学校帰りに行ったローソンの思い出です。「コンビニ天国」はそんな悲しいコンビニデビューの時の気持ちそのままです(T_T)

3曲め「好き」は歌詞が「好き」「大好き」「好きよ」「とても好きよ」みたいなものだけというシュールさとクールなエレクトリックハウスが炸裂する、困った曲です。何が好きなのか明かされないまま、ひたすらに好き好きす~という歌い上げる歌唱力の巧みさに注目です。ルンルンすごいな。。と思っていたのかもわすれました今おもっています。

4曲目「ロックの神様」はバンドブームに影響された?彼がロックがロック宣言!をしてちょっと困ったようという曲なのです。なのですが、曲調が全くロックじゃないのです!!??ロックの神様にあなたは間違った男の子を選びました!ロックの神様助けて!!と歌っていても、ぜんぜんロックじゃない。しかしいかにもロック、ビーズっぽいギターソロは入ってきます。なぜこうなったのか。全然!全然!似合わない後に「ダンスの神様」というタイトルでセルフカバー?され、こちらでは順当にダンスの神様にお願いしています><

5曲目「ピンクのラフレシアはいかにもアイドルらしい可愛らしい曲です。違和感を感じてしまう自分がおかしい?のでしょうか。アイドルなのに。本人も確かこの曲は好きだったと言っていたような、無理もないです。でも、こういう普通の曲だけしか歌えないアイドルではないんだ、という事も逆に気づかせてくれました。

シンセサイザーの感じが当時を思わせます。僕は好きです。ストリングスとか良い音です!

6曲目「るみちゃんの危機」は、自分はキョンキョン小泉今日子の「渚のはいから人魚」を思い出しました。ころころ変わる曲調にころころ声と表情を変える宍戸留美の歌手としてのプロ意識が感じられる、コミカルな曲です。ほんとうに凄いと思います。いやそんなに真面目な曲ではないのですが!アレしてこれしてな感じです。

7曲目「二人は映画みたいにいかないね」は、流石に山奥在住の中学生にはなかなか理解ができない曲でした。ひたすらに深いリバーブ、エコーにささやき歌唱で、淡々として曲調、ということで今は4ADみたいかな、なんて安直な発想をしてしまいました。しかし「4AD」なんて言葉、当時は全く知らなかった。当然です。イギリスのレーベルなんて…。僕も大人になったんだ、おじさんに><と自分語りですみません。。。

というか、宍戸留美の歌は、この曲もこれまでの曲達と全く違います。なかなかできることではないと思います。

8曲目は「Panic  in my Room」は先程書いたので割愛します。しかしひとつ言いたいことがあります。この「Panic  in my Room」が当時、人気長寿クイズ番組「クイズタービー」で問題になっていたのです。お題は「失恋した女の子が、部屋で怒りを表すために、あるものを箱から全部出してしまいます、それは何でしょう」という問題でした。正解は…「ティッシュ」です。初めて宍戸留美がテレビで流れた凄く嬉しかったのと、普段そんなに「クイズダービー」を見ていなかったので、たまたまそれを見られて「僕って運いいなあ」と思った記憶があります。以上!!はらたいらさんと竹下景子さんが正解していたような記憶もあります!!以上…

9曲目「宇宙の危機」

おとなの悪ふざけ、的なインストです。これは「地球の危機」と何か関係があるのだろうか…なんて当時考えたいたかなんて、もう覚えていません。もう昔のことなのですから

10曲目「君はちっともさえないけど」

この頃は、まだ「オタク」という言葉は、宅八郎さんが寡占状態だっと思います。オタク=宅八郎みたいな。しかしこの曲は「女の子によるオタク男子賛歌」という史上初ともいえるような、バラード曲です。「女の子によるパッとしない男賛歌」といえば、後に、モーニング娘。真夏の光線」を思い出してしまいます(本当にパットしないけど夏だからいいや貴方が大好きみたいな曲でした)が、ここでのオタク男の容赦無い「さえない」描写振りと、ルンルンの可愛らしい歌声に、泣きたくなるほどの名曲だと思います。将来、会社に入った時の事まで心配してあげるだなんて。大人になってから、染みるきょくです(T_T)

11曲目「るみちゃんのお風邪」は、まあなんというか、大人のおふざけ的な効果音です。まだアイドルが自由だった、というか今は自由な振りをしているんだということにも気付かされる瞬間です。瞬間。短いです。

12曲目「秘密よDIET」これも後の「アイドルが皆抱えているだろう肥満とダイエット問題」に追求をした、とてもかわいらしい曲です。宍戸留美は、アイドルテクノのくくりとして語られる事が多いですが、そういう人が好きそうな曲だと思います。しかしテクノだけではない、ということ、ここまででよくわかったと思います。細かいセリフ回しも上手く、やはり後への道が開けたという事がよくわかります。

 13曲め「ハートにリンス」は、このカオス極まりないアルバムの最後を締めめくるのに相応しい名曲です!!フォークロレ調の3拍子のイントロから「お風呂に入らなくなったら 汚くなっちゃうかな もうキレイでも汚くても どっちでもよくなっちゃった」という歌い出しから、泣けます。いわゆる「振られソング」ですが、同じ「振られソング」の「Panic in my room」とのものすごい違いに、女の子の業の深さも教えてくれます。ありがとうルンルン。おやすみるんるん、というわけで14曲目「るみちゃんのおやすみ」でおやすみです。

 

以上で「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・シ・シ・ド・ル・ミ」のレビューは終わり、ですが。ルンルンが本当にすごかったのは、ここからでした。。。

以下の曲は全部、今も発売中のベスト・アルバムに入っていますので、聴いてみてください。サブスクリプションにも配信されていますよ!!

アイドル・ミラクルバイブルシリーズ 宍戸留美

アイドル・ミラクルバイブルシリーズ 宍戸留美

 

伊集院光が「ルンルン、この曲絶対売れるよ」と言った名曲「地球の危機」!!

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例のレギュラーだったラジオ番組「Oh!デカナイト」にて、宍戸留美4枚目のシングル「地球の危機」が流れてときに、確かに伊集院光氏は言いました。「ルンルンこの曲は売れるよ!絶対!」と言ったのです。僕もそう感じました。ここまでの宍戸留美の全てがこの曲に集約されている!!と感じました。

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作曲家でプロデューサー、宍戸留美のこの時代の多くの曲を手がけた「宍戸留美界のネ申」ともいえる、福田裕彦さんのイベントで、2017年にルンルンが歌った動画ありました。全然ルンルンが変わっていなくて、可愛らしいですね。この動画のアレンジも素晴らしいのですが、CDだとサビのところはもっと土着的なリズムになっていて、地球のきっき地球のきっきというフレーズにあわせていて、そこが好きでした。しかし素晴らしい楽曲には違いありません。ほんとうに僕も売れるこれは!と思っていました。しかし、世間らの畜生にはまだ理解ができなかったんだと思います。カラータイマーは点滅してるのです。地球がかなり危ないって。地球の危機!この時はまだ1990年代前半でした。もしかしたらノストラダムスの大予言が!なんて、ネタにされていた時です。

しかし、しかし、ある意味の破壊と危機、アイドルの危機!がきているのが今なんです!それはまた後にしますね。カップリングの「全人類が愛しい夜」はルンルンの初の冠ラジオ番組のタイトルにもなった名曲です。タイトルからして愛しい優しい曲です。

アイドルがMCハマーのカバーをしていた事実!「Here Comes the るみちゃん」

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Here Comes the るみちゃん

Here Comes the るみちゃん

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 今でこそ…今でこそ「アイドルがラップ」なんて、当たり前になったのかもしれませんね。ハン(半笑いをしました)ちゃんちゃらおかしいですね。1991年5月にシングル「おとこのこ」のカップリングとして収録された「Here Comes the るみちゃん」というものがあったということ。MCハマーの誰でも聴いたことがあるあの曲を見事にルンルン流にカバーをしていたのです。しかもかなりノリノリ!もちろんこれは、演技です。。プロとしてやっている。16歳くらいの女の子がこんなことをやれと言われて、やっていた…ということ。ああ素晴らしいです。京王ライン京王ライン ハンサムノーボーイ京王ラインというライム、今でも忘れられません。京王線にはハンサム少年はいないのです。

流行りのハウス・ヒットもカバー!6thシングル「男のコが泣いちゃうなんて (La Da Dee)」

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 カバーをきっかけにして浮上、というのはアイドルではよくある事です。長山洋子は、アイドルとして華々しくデビュー(事務所はバーニング!)をしたものの、あまりパッとせず…。同じバーニングの荻野目洋子を手本とし、バナナラマの「ビーナス」をカバーをしヒットしました。まあその後は演歌歌手に転向をしたのですが。それを狙っていたのかもしれません。原曲ではサビのフレーズであったラダディーラダダーをサブタイトルに持ってきたり、面白い試みだとは思います。でも可愛らしいルンルンのイメージは守っているとも感じました。

カップリング「ダンスの神様」はアルバムの「ロックの神様」のダンスバージョンです。いきなりチャイコフスキーのバレエ組曲白鳥の湖」の情景のメロディーから始まります。「そっちのダンスかよ!」と当時は思いました。歌詞はこんどは「ロックの神様」だったのにテクノぽかった感じとは違って、ちゃんと「ダンスの神様」しています。このままもっと「パンクの神様」とか「ヴィジュアル系の神様」そして最後は「アイドルの神様」とかのシリーズなんかもあってもよかったかもしれません…

 まさに集大成!7thシングル「恋はマケテラレネーション」…綾小路翔もお気に入り!

この間、石橋貴明が司会の番組で、90年代を振り返るという番組がありました。その中に90年代のアイドルを特集みたいなVTRがあり、その中で、宍戸留美も紹介されていました!ゲストが気になったVTRは途中が止める事ができて、そこで氣志團綾小路翔が、宍戸留美に食い付いたのです!!僕は宍戸留美の大ファンだったんですよ!みたいなことをおっしゃっていました(T_T)そしてこの「恋はマケテラレネーション」の曲名をあげていました。この曲は…ルンルンのアイドル期の最後のシングルです。よく知っていたなあ〜と。思いました。綾小路翔さん、僕と同世代なんですよね><

また、このブログでも書いたDEEPというバンドの鈴木晃司も、宍戸留美のファンだとTwitterで書いていたんですよ!さすがルンルン!もっとファンはいるはずです業界内に!

曲は、まさにここまでの集大成的なものになりました。宍戸留美としての、良い意味での平均値的な曲だと感じました。

 

アイドル時代の最後のミニアルバム「プンスカ」

プンスカ

プンスカ

 

 このアルバムが出たときには僕は進学の為に「山脱出」を果たした時でした。よく覚えています。ボロいアパートで…。一人暮らしでした。高校生だった時…。ああ…

タイトル曲の「プンスカ」はルンルンらしい、泣いてるけど頑張って笑っているような切ない曲ですね。すごい表現力だと思います。表現力!今のアイドルには特に必要ながなくなってしまったものだと思います。「しかられルンバ」は初聴きで「戸川純みたい」と思ってしまいました。それだけの表現の幅があったんだと思います。そういえば、今、気づきましたが、この頃の宍戸留美も高校生だったはずです。女性の年齢のことを言うのは野暮ですが>< ほんとうにびっくりました。その後の顛末にも、驚きました。

その後のルンルンは、ほんとうの「フリーのアイドル」へ

 

宍戸留美が独立をした、フリーになったという報を、長野の田舎高校生が当時どうやって知ったのかはわかりません。どこかの雑誌だったかなあ〜。朝の子供向け、でもサブカル臭が漂う狂ったフジテレビらしさが感じられた番組「ウゴウゴルーガ」がゴールデンタイムに進出をした時に、その名前と、新しい環境になったということを知ったような気がします。番組名は「ウゴウゴルーガ2号」だったかな。宍戸留美がどのようにして出演をしたのか、正直、覚えていません。唯一覚えているのが、コーネリアス小山田圭吾が「今、したいことは?」みたいな質問に「ミスチルに入りたい」「B'zに入りたい」「ピチカート・ファイヴに入れてほしい」みたいなテキトーなことを言っていたのをよく覚えています><

 

この独立は、インタビューにおいて、ひどい顛末だっということが明かされました。圧力があった、しかしルンルンは負けなかった。フリーになって、ずっと活動を続けました。

 

そして、声優としても活動をした。僕はアニメーションには全く興味が無いのですが、今や宍戸留美といえば、声優としての知名度の方あるのかもしれません。

 

声優の仕事をやるきっかけになったのは「アニメのスタッフがアイドル時代のCDを聞いて、声をかけてくれた」と宍戸留美がインタビューで話していました。

それは正解だったと思います。彼女は様々なキャラクターを歌の中で演じる事ができた。ただ上手に歌うだけだったら、誰でも出来ると思います。しかし、ここまでてんでバラバラな曲調、リズム、ジャンル、キャラクターを歌いこなせる人、演じ分けられる人は、これまでのアイドルにはいなかった、事はアイドル時代の作品にて、十分に証明されています。

 

だから、声優という仕事はぴったりだった。しかし、今の宍戸留美の活動は歌手が主です。決して時代に流されないで、自分を貫いている。こういう事ができたのは、宍戸留美「ソロのアイドル」だったからだと思います。

 

もう、「アイドル」は宍戸留美が活動していた頃と、全く別のものになってしまいました。個人が無い、アイドル。歌う時も踊る時もステージに立つ時も、いつも1人ではない。集団。集団行動。集団行動で社会性は磨かれても、個性は磨かれない。個性があっても、集団に潰されてしまう。そして、アイドルになるべき若い子達が知っている「アイドル」は集団アイドルだけなのです。現状は。アイドル=皆で同じ服を着て同じ踊りを毎回踊って歌は…お口のうんどう…になってしまったのです。

しかし、宍戸留美はそういう現状に対する、というわけでもなくやったのだと思いますが、自らの企画、デビュー25週年記念として、クラウドファンディングにて資金を募り、若い子達に自分の曲をレコーディングをして作品をするということもしました。

Eight

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そし「フリーランスになって「よかったことしかない」デビュー25周年、宍戸留美の現在地」というインタビューで宍戸留美は「元祖地下アイドル」と呼ばれることに対してこう答えていました。

宍戸 ライブのパフォーマンスにしても、料金に見合うだけのことをしているかどうかは大事ですよね。きちんとした芸を見せてお金をいただくというのが正しいと思います。その努力なしに、物販だけに力を入れたりするのはちょっと違うかなと。確かに「元祖地下アイドル」と言われたりしますが、そこと同じジャンルに見られるのは、ちょっと心外ですね

https://www.excite.co.jp/news/article/Otapol_201611_25_40/

 

ほんとうにそのとおりだと感じます。一番大事なことが忘れられていると思います。

そして、「地下アイドル」という言葉、僕はほんとうに良くないと思います。現状、宍戸留美はフリーですが、出自は「地下アイドル」ではありません。レコード会社は大手のソニーでした。僕は、「アイドルとはメジャーであるべき」だと考えています。例え一時でも、そうなければいけないと思います。それは僕が80年代のアイドル全盛期を知っているからかもしれません。

しかし、現実に存在する事を前提としているようなアイドルなんて、つまらないと思うのです。どこか違うところに存在をしてほしい。アイドルってそういうもの、という僕の結論です。アイドル時代の宍戸留美は例え演技だったとしても、そうは思わせないような力がありました。まさにアイドルそのものです。

そして先程のインタビューから最後に引用します。

いわゆる「ビジネスとしての女性アイドル」という意味では、私はアイドルではないです。アイドルというのは、若い人の一瞬の輝きを呼ぶのだと思っているので。

 そのとおりです。アイドルとは若い人の一瞬の輝き。その通りですよね?現実に今の宍戸留美はアーティストであり、アイドルではありません。でもその時、アイドルだった時に感じた、「一瞬の輝き」は今も僕の心の中で煌めいています。

 

終わりです。長くなりました。本当にすみません。アイドルよ永遠、心の中で永遠に!