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DEEP 「DO YOU LOVE ME」 YOU(あの頃の自分)ME(今の自分)

こんばんわ。さわやかまえむきです。今日はちょっと、というかいつも憂鬱なのですが、今日もやはりいつもどおり憂鬱なのです。

そんな中、ポストに郵便物が届いていました。先日Amazonマーケットプレイスにて注文をしたCDです。

DO YOU LOVE ME

DO YOU LOVE ME

 

 DEEPのメジャー1stアルバム「DO YOU LOVE ME」です。

これは高校生の時に、一番聴いたかもしれないアルバムです。他には当時、橘いずみが大好きでした。メッセージ性のある音楽が好きだった時期なのかもしれないです。

前にもここに書きましたが、ちゃんとしたレビューは初めてかもしれないです。

 

DEEPはほんとうに好きでした。この前のエクスタシーから出た2枚のアルバム、特に「路地裏と少年」も好きで、この後に出た「燃える車に胸は痛むかい」も、もちろん好きでした。

東京、あ、埼玉なんですけど上京をしてから、初めてライブハウスに観に行ったのが、DEEPです。日にちは覚えています。5月21日。新宿日清パワーステーション。もう失くなったパワーステーション。パワステ。ひとりでチケットを買って観に行ったのです。

その後、かなり後にその近くに住んで、パワステは失くなったけどまだ残っている日清のビルを見る度に「521」の夜を思い出します。

「521」は、ドラムだった方が哀しい件で急遽亡くなってしまった日のことです。「路地裏と少年」にはその事をモチーフにした「521」というバラードの曲も入っていました。亡くなった方は、交友関係も広く、LUNA SEAも彼の追悼で曲を作った、という事も聴きました。

それまでにライブ初経験が「フリーウィルサミットin川崎クラブチッタのオールナイトイベント」という異様な初体験、その後に長野に来たAIONを観に行きました。その後はやはり長野という地もあり、ライブには行けませんでした。

なので、ほんとうに久しぶりに観たライブだったのだと思います。それがDEEPのイベントだった。イベントだったので、DEEP、亡くなった彼にゆかりのある人たちが沢山出ていました。フールズメイトでよく名前を観るバンドがたくさん出てきてうわあ、という感じでした。DEEPはラストに登場して、感動しました。

 

DEEPのボーカルの鈴木晃司さん。彼の声は、凄く魅力的です。好きになったのは、その理由でした。理由もなくとにかくカッコイイ、そしてキュートなのです。でも男臭くもある。男臭いロックンロールや、フォーキーなバラードもあるのですが、キュートなのです。

歌というものは、努力をしたら、ある程度うまくなることはできます。しかし、歌の魅力は、その人が持っているものに左右されてしまう、というのが僕の持論です。

彼の声は、歌うために生まれてきた人だ、と言ってもよいと思います。

 

「DO YOU LOVE ME」を聴いていた当時、僕はすごく落ち込んでいた、ような気がします。もう覚えていません。ものすごく前のことだから。このアルバムのCDはとうになくしてしまったので買った理由は、あの頃の自分が、どのような音楽を聴いていたのか、確認をしたかったから。

そしてくしくも「あの頃の自分」と同じ場所、同じ家ではないけれども、同じ街でまた、それを聴く。あの頃の僕はどんな気持ちだったのだろう。そして今の僕は、それをどう感じるのか。

 

1曲め「きれいな空気はきっと僕を殺すだろう」

この曲、もちろん聴いたことがあります。何度も。タイトル、こんなタイトルだったなんて。歌い出しは、伴奏なしで歌だけでこのタイトルを歌います。澄んだ声です。きれいな空気のような声です。

きれいな空気は、きっと僕を殺すだろう。そう思っていたのでしょうか。きれいな空気のところ、それに違いない、今の場所に住んでいたのだから。それが苦しかった?そんなことはない。まだ外界をしらなかった。そこまで、この場所が嫌いではなかったと思う。

今の自分は…そう思っています。きれいな空気はきっと僕を殺すだろう。と。

「田舎町ではもう生きていけなくなった」という歌詞もあります。あの時は、ここの前にかなりの田舎、というか山の上に住んでいたから…そう思わなかったのかもしれない。

今は、「田舎町ではもう生きていけなくなった」と考えています。かわいそうです。あの頃の自分が。あの頃の自分と同じ曲を、同じ場所で聴いて、こんな気持ちをもつ人生になってしまった。なんて哀れなんだろう。今の自分が。

 

ごめんなさい。うつが過ぎてしまいました…。

気をとりなおして、音楽のレビューに戻りますね

2曲め「ジェットコースター」はその名の通り、ジェットコースターのようなスピーディーに展開していくロックンロールな曲です。鈴木晃司のボーカルの魅力がまた炸裂してる曲でもあります。発音が明瞭で歌詞カードを見る必要はありません。ライブでのこの通り変わりなく表現できていた、そしてこの曲も演奏したと、思います。こんなボーカルと演奏を生で聴けたことは本当に貴重な体験でした。

…新宿のパワーステーション。その後、その目の前にある「新宿JAM」によく出演をしたり、思い出のライブハウスでした。周りにDEEPの事などは全然知らないひとたちばかりのシーンでした。は、いけない。

3曲め「BOOTS」シャッフルの、辛口に弾むボーカルが、激しくも美しいです。サビになると哀愁的なメロディになり、悲痛な響きになります。ここがカッコイイ…。演奏もやはり本当にカッコイイです。シンプルなグルーヴが、今では貴重なのかもしれないです。

4曲目「自分に宛てた手紙」この曲はさわやかです。さわやかで、まえむきな曲です。あの頃の自分が「さわやかまえむきのさわやかトラウマ日記」をインターネットで書いているなんて、そんなんになっちゃうなんて、なんて…。

あ、やめますね。

「10年後の自分に宛てて今、手紙を書き始めた この世界で生きていくためには うまくやってくれよ、って」という歌詞で終わります。ううう。10年後の僕は…もう10年前です><つまり……うまく…やれなかった自分……やめますね。このブログは20年くらい前の自分への手紙です。

いや、この曲はさわやかで良い曲です。さわやかです。前向き。鈴木晃司さんはこのようなポップな曲も、ポップな曲が合うと思うのです。声が明るいから!

5曲目「灰色の悲しみの下」この界隈では珍しいレゲエの曲です。歌詞は「変わってしまった街への郷愁」みたいな感じなのですが…「僕の大好きだった公園と 真夜中にかくれんぼ 僕を探してよ」という歌詞がきになりました。僕はいま、ひとりぼっちです。大好きだった公園、大好きでもなかった公園に一人でひとりぼっちで行って、鳩にエサをあげるのが楽しみなのです。「僕の大好きだった公園」に「僕の大好きだった友だち」みんな、見つかりません。僕のこと忘れたなんて、嘘だよね?ともあります。

みんな忘れてしまったのか。「すごく遠いところ行きたい気分なのさ」ともあります。

ほんとうに行きたいです。すごく遠いところへ。

6曲目「PROBLEM IS YOU!!」そうなのです。問題は僕自身にあるのです。ありがとう鈴木晃司さん。この曲はいわゆるメッセージソングです!権力世間に対しての怒りの曲です。今時このようなストレートでパンキッシュな曲があるのでしょうか?ありそうで、ない。いる気もしますが、少なくとも「ショックス」に載っているような、あ、やめておきますね。「全ての自由に与えろ」ともあります。その通りです!問題は、僕だーーこのハゲーーー私はハゲていません!すみません。

7曲目「T.V. LOVE & PEACE」ミディアム・テンポで世を憂う、でもどこかポップな感触もある良い曲です。「新聞とTVは俺に嘘を教え込む わかっちゃいるけどどうしても手離せない」という嘆きが、よくわかります。普通「新聞とTVは嘘だから見るなよ!」と扇動をするのですが、「こいつがいなきゃ生きていけないんだぁ!」と正直に嘆いていて、だからリアルに響いてくるのかな。と今も、ひどいTV観てます。イヤフォンしててDEEP聴いているのに、藤田ニコルが出ててかわいいな、なんて。でもどうしても手離せない!とりあえずこの曲でもさきほどの「いきていけないんだぁ」の「だぁ」がすごくキュートです。ごめんなさい。

8曲目「オモチャ箱の世界」おもちゃ箱がテーマの曲らしく、カチカチコチコチと可愛らしい曲です。歌詞は子供の世界から語られている、なんだか恐ろしい物語りを語ります。平和な子供世界から一転して、「どうでもいいさ」まで堕ちていく。オモチャはこわれてしまった。動かなくなってしまった。おもちゃ…あまり買ってもらった覚えは…やめときますね。

9曲目「育むべき花」鈴木晃司さんのボーカルの魅力が、もっとも発揮されている曲なのかもしれません。高いキーで細かい音符を華麗に歌い上げています。リズム感も良いです。この曲のリズムは、ハネるリズムで、全楽器もちろんボーカルも難しそうです。でもあまり聴いている人にはわからなさそう。そんなことないですかね。僕は…ドラムをやっていたのですが、こんな難しいリズムの曲は叩けませんでした><というか大体どの曲もリズムはかわりなく…もうやめますね。

10曲目「オルゴール」スローに…とても哀しい物語、でもリアルな気持ちが伝わってきます。そして、孤独を感じさせる曲です。

「誰か僕の知識を殺してほしい」「僕の想うとおりだとすれば 生まれてきたくなんかなかった」という歌詞はとおりさっぱり理解できませんでした。

でも、今はわかってしまいました。

 

当時のこと、この曲を聴いていた時のシチュエーションを思い出しました。

僕は一戸建て平屋、周りには家はあるけど道にはつながっていない、周りは田んぼばかり。そして存在感の無い小さな神社だけ、というちょっと変な家に住んでいました。

実際に姉と住み、その後妹と住んでいたのですが、二人とも僕と違って、社交的で、家に来る時はお友達とくる時くらいでした。

だから、ほとんど一人だった。でもそれがさみしいとは感じませんでした。そうです。それはそうです。だって今も全く同じ状況だからです><

そしてこの「オルゴール」を聴いて、泣いてしまったと思います。何がそんなに悲しかったのだろう。それがわかりません。だって今よりも幸せだったと思うから。

今とは違って、周りにたくさんの人がいて、毎日話していた。でも孤独を感じていた。その理由がわかりません。

わからないこと、もうどうしようもない過去のことをウジウジ思い出すのはやめます。

いや、続きそうです。

 

とりあえず、あの頃の自分も、今の自分も愛せるようにしたい。「DO YOU LOVE ME」疑問形ですが、?はついていない。誰かはいない。自分自身への問いかけです。

お前は、自分を愛せるのか?が、僕のこの言葉の訳です。

 

おわり!!