都落ちとは
都会で夢やぶれ、地方に戻ること。
どーも。ヤサグレ山のたぬきさん さわやかまえむきッス。
「都落ち」ってなんだっけと思ってたら、なんか俺のことじゃねーか。ハハハほんとだよ。夢やぶれたよ。バラバラになってグシャグシャになって、地方に戻ってきた。戻されたんだけどな!笑っちゃうよ。しかも山ん中なんとか抜け出したら、クソ昔の高校の時の近所の家じゃねーか。もうだーれも俺のことなんかしらねーんだよ。
まじくそ。まじくそだよ。かなしいよ。ほんとうに。まじでなみだとまンねーの。でも笑ってんの。アハハハ。こんな僕を笑ってごらんよ・・・
こんな時はにさあ、あの頃聴いてた曲、アルバム、思い出したよ。ZI:KILLのDESERT TOWNだよ。
![DESERT TOWN DESERT TOWN](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51o3sOp2AcL._SL160_.jpg)
- アーティスト: Zi÷KILL,Zi:Kill
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 1991/03/20
- メディア: CD
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お前ら知ってんのか?まったくもうゴールデンボンバーばっかり聴きやがって。今じゃこのかいわいでオリコン上位に入ってくるなんて、きんばくのヤケクソ気味の自虐曲ばっかじゃねえか。正直ちょっと聴いてみたいぞクソ。
このアルバムはなあ、俺が、今!いる!この場所の近くで当時当時当時うんじゅうねんまえ!うんにじゅうねんまえくらいに!!聴いてたんだよ文句あるか。高校生だぞ俺が!想像できねえだろ。俺の実際の事を知ってるやつなんて、いまや、ほんの一握りだからな・・
でもな、当時は俺は「音楽だけ優等生学年トップ」「他は全教科最低点」というある意味の札付きの不良品だったんだよ。だから、病んでいた。DEZERT TOWNはそんな荒んだおれにピッタリだった。
そして、あの頃より、何倍も傷ついてめちゃくちゃになって、いろいろ知って、いい思いもしたけど、本当に最悪な思いもした!そして、都落ちして、あの日の自分の影を追う毎日の!今でも!このアルバムが響くんだよ!!!バカヤロー
このアルバムはなあ〜人間くせえんだよ!アンチ楠本まきだよ!少年漫画のヤンキーマンガの世界だぞこのやろう!でも俺は高校生の時吹奏楽班だったぞ・・くs・・
1.「DEAR JUNK」
Dear Junk / ZI:KILL の歌詞 (73498) - プチリリ
おまえら最高最凶ボイスのカリスマ・ボーカリストTUSKさまの行間から血が溢れるような歌詞を読めよ!Link貼っておくからな!
でも、声も聞けよ!心で聞け!そして心で叫べ!目にみえるもの、形にみえるもの、すべてがJUNK!
サイレンと共に始まるこの曲、前作「CLOSE DANCE」の1曲め「TERO」と関係しているのか?
TUSKさまのシャウトともどうにも定義できない叫び!だーれも真似できなかった。明らかに影響を受けていたPlastic Tresの竜太郎クンもできなかった!そんな華麗なるシャウト!誤魔化死てない!!
あっさりと刃だけをみせてニヤッと去っていくようなそんなカツアゲみたいな曲だぜ。俺たの間ではカツは禁止だったけどな。
2.ROUND AND FATE
Round And Fate / ZI:KILL の歌詞 (61878) - プチリリ
ジキルっていうバンドはな、つねに変化しつづけてきた。なーんて後続のバンドでもたびたびつかわれているけれども、そーんなにみんな変わってないでしょ?結局そうなのよ。でも黒夢は違ったけどあれは意識的にそうしていた。まあ〜おパンクになってからは一貫してた気がする。
そう、ジキルっていうのは、不確定要素の元になりったっていて・・・わりぃな。俺、高校の時、物理数学、その他全部成績表「2」だったんだぜ。これマジ話。地元じゃ伝説級。
こんな感じで、意識のように何かがぐるぐる細かい音符でまわる、おもしれー曲だぜフン。
ボーカルのサビのメロディのひっくり返るところなんか、「後のV系に影響を・・」なんて言いたくなるけど、竜太郎クンが真似できたのはこの部分だけかなぁなんて!思ってわるいな!!
3.LONELY
Lonely / ZI:KILL の歌詞 (65222) - プチリリ
こんなにただただ暗くて哀しいだけの曲を、お前らは聴いたことあるのか?せいぜいD≒SIREぐれえだろう?まあいいよ。D≒SIREは「VICIOUS」っていう散った雑誌のデモテープの告知ページで「Zi:KILL、デランジェなどを好きなヒトにD≒SIREを聴いてほしいです」みたいなのを載せてたよ!!!わかりやすいよねユ・キ・ヤ
でも、この曲は今の俺にはつらいんだ。俺そのままなんだ。都に落ちて、待っていたのは完璧な孤立、そして完璧な孤独。おまえらに、俺の気持ちがわかるのか・・
気がつけばひとりきりの・・おれが・・・ここにいるんだよおおあああああー!!!!
TUSKさんよー 俺もひとりだよおーー LONELYまじLONELY 素直なLONELYが心をかきむしるぜ。のんきに「孤独ごっこ」している若いV系バンド麺は・・・・
しね!!!!
4.DESERT TOWN
Desert Town / ZI:KILL の歌詞 (73499) - プチリリ
砂嵐が吹き荒れて、俺の心も砂だらけ。この街はリアルで風が強い。そして寒い。今年の5月はまだ寒くて春が来てねえ!まさに凍りの世界。目覚めたときはこうじゃなかった。影ばかりが見えてる。うんざりしていくこの街。
なんだよこの歌詞は、俺の日常そのままじゃねえか。助けてくれよ。助けて。僕の声があなたに届いてますか。歌詞ここでいきなり敬語かよ。勘弁してくれよ。ください。
ていうかこの曲はフツーにかっけーっす。KENさんのギターが普通にカッコイイ。イントロのギターのリフなんて、かっこいい。誰にでも弾けそうだし。でも弾けないんだよなあ〜KENさん最高!なんか安心するぜありがとう松平健さん(本名)
5.THIS TOWN DIE
This Town Die / ZI:KILL の歌詞 (73500) - プチリリ
なあ、シンプルたまには考えよう〜 このアルバムのタイトルは「DESERT TOWN」でこの曲「ディス タウン ダイ!!」つまりだ。街は死んでいる。街は死んでいる。そうナン度もナン度も「ドランドランドラン ディスタウンダイ」「ドランドランドラン ディスタウンダイ」コピペも鮮やかに!ナン度も叫ばれる!
今こそ俺も叫ぼう!商店街に出て!!!この街は死んでいる!シャッター街の商店街!ずっと閉まったままだからシャッターというかただの壁じゃねーか!この街は死んでいる!ていうか人いねーじゃねーか!商店街なのによ(※筆者注ほんとうに誰もいません)
はあ、はあ・・。だめだ!「新宿と比べたら・・」とか「杉並区は人口55万人ここは」とか考えてはいけない!!!
助けてくれ・・・
6. 「少年の詩」
少年の詩 / ZI:KILL の歌詞 (28162) - プチリリ
こんなに哀しい曲が、他にあるんだろうか。「LONELY」の主人公が、自殺を考える寸前に行っちゃてる。
マディスグレイルの「Lucifer」なんかよりも37564倍くらい哀しいよ。だってあれは不倫ソングだからな。
ここにあるのは、惨めで哀しい、例えば着飾っていて化粧ばっちり目元黒くても、鉢巻みたいなのあたまにつけていても、隠さない男の情けない真実のすがた。
俺はこの曲を聴いて、高校生くらいの時、泣いていた気がする。けど、どう考えても、あの頃の自分は幸せだった。仲間もいたし。友だちもいた。
今は、本当に同じ場所でたった一人ぼっちだぜ。
「少年の詩」
おれは少年の詩を聴いていたあのころに戻りたい。もう少年ではないけど。
あの頃の自分を、殺してしまいたい。こんなに今が苦しいなら。
でもこの曲は、哀しいだけじゃない。「生きていく」と締められている。そしてTUSK爺はまだ生きている。俺も生きてあげようかな。っくショー
7. 「NIGHT CALL」
なぜか画像がちょー名盤「CLOSE DANCE」のジャケでかっけーから載せたぜ。ちなみにこれは楠本まきさまが描いたんじゃないからな!さすが俺だろーーぶちぎれ前向きV系知ったかbotでもはじめようかなルンルン♪なんだよ恥ずかしいわ俺。。
この曲は「夜」の曲なんだ。夜をさまよって、わけわかんなくなって、後半で始発の電車、おそらくは京浜東北線とかだと(神奈川だし)思うけれどもな!俺は「東武東上線」の池袋からの始発の風景がうかぶんだぞ!!!わるいか成増!神奈川とか憧れる・・・情けないねえ。
朝5時始発に乗って帰れば またいつもの虚しいドラマがほら
躁鬱なのはわかってるけど そんなに今が嫌いなのか
ああ、わかるねえ。そういう気分になったねえ。今はもう電車にのることも無くなったなあ〜。。。電車なんて、30分に一本の世界だからね!アハハ〜
ほらみてごらん 素敵な朝日だよ
見えるもの全て 素敵にうつるよ
この部分は非常にメロディが「カッカッ」とスタッカートがかかっていて、それが抑制された、彼によって抑制された言葉が迫ってきて、ある種の崩壊を感じさせる。
全体的に、熱いのだが、温度は低い。ヒトの気持ちなんてそんなもんだよな。朝はまた来る、けど夜も来る。望まなくても「夜」は来るんだ。ックシょー
8. 笑ってごらんよ
笑ってごらんよ / ZI:KILLの歌詞 |『ROCK LYRIC』ロック特化型無料歌詞検索サービス
「笑ってごらんよ」
そうだよ。笑ってごらん。笑顔が大切だから。きっと前向きになれる。さわやかになれる。ライフ・イズ・スマイル。笑ってごらん。みんながみんな英雄だヨ!笑ってごらん。ほら、さあ。。
タイトルからして。。そんな曲。。。なわけねーーーだろ!!!まじ世の中そんな曲ばっかりだよな。ほんとうにクソでディアジャンクだよ!!!
フン、いいよ、俺がおかしいと思ってるんだろう。都落ちして何それ受けるかわいそうプッみたいな感じなんだろう。
僕のことを笑ってごらんよ
みんなが僕にしてるみたいに
僕のことをわらってごらんよ
声を上げても、誰もここには来てくれやしない。
「いつも誰もが僕を無視してる 通り過ぎていく」
ああ、いつもまいにちエビデーこんな感じっす。最悪だけど、最悪なものに俺は癒されるんだよ。変態だよ。ヴィジュアル系とか好きなんだからさ、許してよ笑ってごらんよ
9. 「SUICIDE 〜想い出なんて...」
想い出というものは美しいもの。だから離れない。それが苦しい。
そういう時には、どうしたらいいのか。どうしようもない。
そうする時には、それを選ぶしかない。
全てが色褪せて、その想い出さえても色褪せる。
でも、心に染み付いて離れない。
どうにかなってしまいたい。
さよならしたくない。
俺だって、そう考えることもある。どうしても、想い出から離れられないから。
この「乾いた街」にて、それをおこなうことだけは嫌だ。
そうだ、この街では、死にたくない。絶対に。
そう思わせたくれたアルバムだ。ほんとうに。聴いた意味があったよ。
10. 「PARADISE」
PARADISE / ZI:KILLの歌詞 |『ROCK LYRIC』ロック特化型無料歌詞検索サービス
天国なんてものは存在しないと、俺は思っている。
でも、そんなことがもし存在したら、どんなに良いことなんだろうと
考えたりする。
あれもこれも、しほうだい
でも、そんなことよりも、ただ幸せになれるばしょ
何も考えないで。
そんな世界はやっぱりないと思うけど、この曲を聴いているときだけは
その世界に浸れることができる。
でも、朝目が覚めたら、色あせた現実は続く。
「デザート・タウン」にいる限り。
ひさんに
終わり