大佑さんが亡くなったと最初に知った時は、とてもショックでした。
以前聴いていた、the studsの歌詞があまりに苦しげで、でも必死に「光」に向かって必死にもがく姿が見えるようでした。
いろんな曲を聞くうちに、嫌な予感が生まれました。
「大佑さん、もしかして自殺するかも」
それほどまでに、追い詰められて傷ついた彼の姿が歌詞と歌から垣間見えました。
でもさすがにそんなことは無いだろうとも思ってました。
普通そうです。そんなに簡単に人は死なない、と当時は思ってました。
だから亡くなった、しかも自殺だったと聞いて凄くショックでした。
やっぱり、とは思いませんでした。ただ、ただショックでした。
これが現実なんだって。死にそうな曲を歌ってた人が本当に死ぬ。ひどい現実です。
死にたくなかった人が不意に亡くなることも悲しいことですが、作品によって生の苦悩を謳っていた人が死んでしまう、ということは本当に悲しいです。
僕は最近「死」を意識することがありました。
とりあえず僕が病気で死ぬことは無さそうですが、それでも「死」は以前より身近になったことは確かです。だから自分の「生きた証」を残そうとしています。このブログもそうです。
大佑さんは亡くなってしまいました。今日は彼が残した「生きた証」を振り返ってみようと思います。
「クリーピークローリー」ってどんな意味なのかなとずっと思ってたんですけど、「這う虫」みたいな意味なんですね。
歌詞も地を這うような描写、港の暗い倉庫の中にいるような描写です。
その後閉じ込められたのか、自ら閉じ込められたのか、もがき苦しみ悩むそれが見えてきます。
「曇った窓の向こう 手を伸ばせば すぐそばに出口はあるから」
この歌詞は難しいです。が、激しい諦観を感じます。哀愁のメロディとスピードで聴くたびに心が掻き毟られます。
また、この曲に限らずaieのギターは最高です。deadmanの頃から好きだした。シンプルながら彩り豊かな音色。なぜか雨を感じさせます。
この曲の焦燥感は大きくなっていきます。結局答えは見つからなかったような。見つかったような。七色の道が眩しすぎたのか
「闇のち雨」2008/12/3 歌詞
the studs - yami nochi ame (rock version)
この曲の歌詞は辛いです。
何かに裏切られた人の歌です。
グシャグシャにされて何もかもなくして、人を信じられなくなった人の歌のように聴こえます。自分以外の人を妬み続けて、疑って・・・
僕も似たような経験があります。大事にしていたもの、自分が作ったものが突然現れた人にグシャグシャにされて、最後は居場所がなくなりました。会社の話です。
まさに闇のち雨です。
闇がやってきたらと思ったら、更に豪雨がきて流されてしまいました。
この曲は「羽の無い鳥はただ 次の空を探してる」「よく聞くがいい俺はまだ 本当はずっと信じてるんだ」とあります。
これはメチャクチャな状況に立ち向かう曲だったと思います。
でも、大佑さんは亡くなってしまった。
そのことは悲しすぎるので考え無いようにしています。
僕にも羽が生えますように
最後はデビュー曲?のこの曲で終わりです。
本当はもっといろいろあるのですが、キリがないので止めておきます。
この曲、最初聴いた時は衝撃でした。意味がわからなくて。
そして、今でもわかりません。でもthe studsの始まりはこの曲だったのです。
だから重要です。
祈りよ永遠に。
ここまで読んでくれてありがとう。